*2018年10月29日:幻想美術選「神託」リヒャルト・エルツェ
*2018年10月30日:鈴木雅明氏へのインタビュー
*2018年10月31日:「吾妻ひでおの自由帖」
*2018年11月01日:リクライニング問題
*2018年11月02日:大道芸in静岡 2018 第二日
*2018年11月03日:大道芸in静岡 2018 第三日
*2018年11月04日:PASMO 初体験 [;^.^]/ヨルク・シュマイサー展
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*2018年10月29日:幻想美術選「神託」リヒャルト・エルツェ


 「幻想美術選」、第137回。この画家は、「第116回:期待」以来の2回目の登場。「期待」とはガラリと変わった画風の作品であるが..

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「神託」(リヒャルト・エルツェ、1955年)

 ..管見の及ぶ限りでは、特に戦後は、こちらの画風、すなわち、マクロに観ると抽象画風の、ミクロに観ると異形(のようなもの)で埋め尽くされている作品が、数多く描かれているようである。

 タイトルをヒントに、細部を見てみよう。これは、何か大きな建造物、あるいは洞窟のような空間ではあるまいか。「神殿」のような..不思議なのは、構造物が連結していないことである。床も壁も天井も、岩のような部材に分かれて空中に浮かんでいるように見える..もしかすると、時間が静止してるのだろうか? 崩壊する神殿の..?

 さらによく見ると、ここに描かれているのは「建造物」の構造だけではない。その上に一面に、何か小さなものが、立ったり?座ったり?横たわっていたり?しているように見える..これらは、生物なのであろうか?

 ..あるいは、神官たちなのであろうか? 石化した..

 引いて見てみると、この空間には、かなりの奥行きがあることに気がつく。上部を見ると、何かが、奥の方から手前に向かって、飛来(あるいは飛散)しているように見える..

 ..凍りついた、爆発の瞬間..

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*2018年10月30日:鈴木雅明氏へのインタビュー


 今月発売の「レコード芸術」誌(11月号)に掲載されている鈴木雅明へのインタビュー記事に、面白い一節があった。「モダン・オーケストラでバッハを演奏すること」についてであるが..


 そもそもバッハがモダンでできないかというと、そんなことは絶対にない。ただ、これまで大オーケストラがバッハをできなかった一つの理由は、編成を減らせないことでした。楽団から降り番が多いと困りますと言われる。(中略)

 多くのプレイヤーはとても忙しいから演奏スタイルのような根幹に関わる議論やトライをする時間がない。ガット弦に替えて演奏したいと思っている人は決して少なくないけれど、ガット弦に慣れてちゃんと使いこなして演奏会をして、またすぐにスティール弦に替えなければならないわけでしょう。指揮者との練習時間も短いし、自分の楽器に慣れる時間も短い。ピッチだって今日は430にしましょうなんて誰もできないですよ。いきなり言われても音程とれないですから。そういう制約がなければ、例えばバッハをやるときにはこの楽器でとか、弦や弓はこれを使いましょうとか、そんなことぐらいみんなやりたいと思っている。だけど現実にはできない。だから、楽器のせいというよりは、社会というか、人間の社会構造のせいなのではないでしょうか。

 ――興味深いお話ですね。

 僕ら音楽家、特に僕の世代は、音楽のためならなんでもやるという思いだった。食べなくてもいいし、練習時間が長くても関係ないと思ってやってきた。僕らのカンタータの録音もそうです。松陰での録音の時には終わりの時間はいちおう決まってはいるけど、当時は会場が何時まででも使えたから、例えば夜10時までやってできなかったら11時になるし、最初の頃はもっと遅くから始めていたから夜中の2時とか、朝5時までやってたりしていたわけです。そんなこと、いまは許されない。だからそういう意味では本当に贅沢なすばらしいプロジェクトでした。お金の意味ではなくてね。もちろん、メンバーとも合意の上です。本当に納得がいくまで録音したんですよ。まだ最高とは言えないのだけれど、歌手が今日はどうしてもこれ以上声が出ない。じゃぁ今日はやめて明日にしようとかね。映画なんかみんなそうやっているでしょう?(後略)


 特に後半は、わが意を得たりである。「働き方改革」を「一概に」否定するものではないが、思考停止に限りなく近い「画一的な業務時間削減」が、いかに多くの価値を損ない、いかに社会の活力を奪っていることか..

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*2018年10月31日:「吾妻ひでおの自由帖」


 「吾妻ひでおの自由帖」(復刊ドットコム)のデータ入力が、ようやく終わった。[;_ _](→ 著作リスト)夜しか作業できないとはいえ、日曜日から始めて、4日もかかってしまった [;_ _]。他の作品集に収録されている作品のデータであっても、単にコピペですませることはせず、いちいち、切り抜きなどの一次資料に遡って初出情報を確認しているからである。

 11月には、また、次の作品集が出る。(「陽射し-reissue-」)いささか値が張るが、それに見合う価値はある。無論、予約済みである。

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*2018年11月01日:リクライニング問題


 定期的に議論になる、「新幹線などでリクライニングシートを倒すときに後ろの席に声をかけますか」問題。大体において論点がかみ合わず、すれ違っている。

 私は、後ろの人が眠っている場合を除き、原則として声がけをする。「それはくだらない礼儀もどきだ、シートを倒すのは自分の権利なのだから“許可”を求める必要などないっ!」、と、不要論者には罵られるが、「許可」という言葉を使う時点で、すでに間違っている。

 「すみません、倒してよろしいでしょうか?」、という声がけを、「許可を求めている」と解釈する人は、日本語がわかっていないとしか言いようがない。これは婉曲表現であり、許可など求めてはいない。「これから倒しますから、驚かないでね」、という、通告なのである。

 許可を求める必要はないが、通告はするべきである。(相手が眠っていない限り。)それこそ、礼儀というものだ。

 私がこの件にこだわるのは、もう四半世紀近くも昔になるが、中国上空を旅客機で飛んでいたとき、前のシートをいきなり倒され、足の上にお茶をこぼされた、という体験がトラウマになっているからだろう。他人にあんな不快な思いをさせたくはないし、怒りを買うのも、ごめんである。

 以下、蛇足。

 廃墟通信のネタとしてこれを思いついたとき、手帳に手書きで「リクライニングシートのギロン」と、書いた。(漢字を書くのが面倒だったのでね。[;^J^])で、帰宅してから手帳を広げて..ものの見事に、「大悪獣ギロン」に空目。[;_ _][;^.^]

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*2018年11月02日:大道芸in静岡 2018 第二日


 大道芸ワールドカップin静岡 2018 である! 今年は11月1日から11月4日まで4日間。この催しに参加し始めてから23年目であるから、過去の見聞録も(それなりのデータベースと言えるほどまでに)充実してきている。以下にまとめておこう。

*1996年 11/03
*1997年 11/01
*1998年 10/31 11/03
*1999年 11/03 11/06
*2000年 11/03 11/04
*2001年 11/01
*2002年 11/02 11/03
*2003年 10/31 11/01 11/02
*2004年 11/03 11/06
*2005年 11/03 11/04
*2006年 11/02 11/03 11/04
*2007年 11/02 11/03
*2008年 11/01
*2009年 10/31 11/02
*2010年 11/05 11/06
*2011年 11/04 11/05
*2012年 11/02 11/03
*2013年 11/02 11/03
*2014年 11/02 11/03
*2015年 10/31 11/03
*2016年 11/03 11/05
*2017年 11/03 11/04

 (以上、去年の日記の再利用&追記である。[;^J^])

 今日は有休取得済み。7:40頃に自宅を発ち、8:28のJRで東上。9:39に静岡着。駅構内、ASTY静岡で「出汁茶漬け」の店で朝食。なかなか美味い。10:00から30分弱、駅前の戸田書店で美術書を漁る。さほど大規模な書店ではないのだが、静岡市美術館の下のフロアにあるせいか、浜松市内の書店とは比較にならないほど、美術書が充実しているのである。今日のところは、オリエント工業のラブドールの写真集を買っておく。

 大道芸の主要会場である駿府城公園は、現在、一部のエリアが発掘調査のため封鎖されており、例年と動線が違うので、勘が狂う [;^J^]。最初の目当てのポイントに着いたのは、開始時刻(11:30)の40分ほど前。ここは混むことがあらかじめわかっていたので、やや早めに着いたという次第である。


*サンキュー手塚
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 今日は平日なので、人混みはいくらかマシである。平日の楽しみは、園児や児童の社会見学(?)があること。揃いの帽子をかぶっており、なかなか可愛い。パフォーマンスの準備中のサンキュー手塚に、「ねぇ、恥ずかしくないのーー!?」、と、臓腑をえぐるような黄色い声が飛ぶ。[;^.^]



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 高校野球の選手や、テニスの大坂なおみ選手の真似(をするロボット)、マイケル・ジャクソン・ロボット。

 「次は、いま、旬の歌手!」、というから誰かと思ったら、沢田研二であった [;^.^]。いや、しかしそれにしても、パフォーマンスも面白かったが、ジュリーの曲って、名曲が多いなぁ..[^.^]




*デュオ コミックカーサ
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 うーむ..いまいち。ラバーカップ(トイレ等で使う吸引カップ)をナイフよろしく板に投げるのだが、突き刺さる、もとい、貼りつく回数よりも、落ちる回数の方が多いというのは、ちょっと..




*天平
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 毎年観ている、正統派のジャグラー。

 私の隣で観ていた大学生?のカップルが、大道芸初心者らしく、ディアボロ(砂時計のような中国ゴマを縄で操る)芸で、まだ全然序盤の小手調べの段階なのに、「わ、すごーい!」「どうなってるんだ!?」、と、歓声の連続。こういうのは、気分が盛り上がって、大変、よろしい。[^J^]

 ..すっかりすれている私などはタチが悪くて [;_ _]、パフォーマンスのこの(暖めている)段階ではまともに観ておらず、カメラの試し撮りとパラメータ調整(シャッター速度と露出の追い込み)に忙しかったりするので..[;_ _][;_ _] だって、逆光だし、動きが速いしで、オート任せにするわけにはいかず..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]



 このあと、買い食いなどしつつ、駿府城公園を出て、街中の青葉シンボルロードへと向かうのだが..


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 途上、あちこちになんか居る [^.^]。左から順に、しろみときみ、EnterTainer“Syo”、KURAU、シャカシャカAboちゃん。




*マチュー ボリロー
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 明日も観る予定の、ワールドカップ部門のパフォーマーなのだが..正直、いまいち。半球状の器具を転がしながら、その上でバランス芸をするのだが、華が足りない。




*KANA∞
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 近年の私は、KANA∞に会う 彼女の芸を見るために静岡に来ているようなものである。[*^.^*][*^.^*][*^.^*][;^.^]



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 とにかく、幸せな時間をくれるのである [^J^]。「人柄がいい」などという評言はいかにも胡散臭いと思われるかも知れないが、いや、本当なのだ。「ビジネススマイル」ではないのである。心の底からの笑顔。[^J^]




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 駿府城公園に戻るが、同じ場所に EnterTainer“Syo”が、やはり居た [^J^]。右写真は、アストロノーツ。(今年は「静止系」が多いような気がする。)




*ザ フライング ダッチメン
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 2001年にも来ている。日記によればそのときは、「4メートルの一輪車」に乗ったようだが、今日は3メートル程度。衰えたのか、力を抜いているのか。十分、感興深いが。



 ナイトパフォーマンスの時間帯まで1時間半ほどあるが、例年のとおり、ひょうたんやで燃料補給をする。レッドアイと、海鮮系。


*テアトロ パヴァナ
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 移動中に出くわした。カバの被り物。芸もなにも、ただそれだけなのである。[;^J^]




*izuma&オック
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 もともとコンビではなく、個別に参加しているパフォーマーなのであるが、ナイトパフォーマンス特別企画ということで、急遽組まれたユニットらしい。こういうアドリブ感覚も、静岡大道芸(のナイトパフォーマンス)の魅力である。[^J^]



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 内容を説明しろと言われても困るのだが [;^J^]、基本コンセプトは、どうやら「珠」と「竜」。izuma(女性)が体現する「珠」を、オック(男性)(の腕)が体現する「竜」が、狙っている..のではないかな [;^J^]。なかなか面白い。[^J^]



 静岡駅から何時のJRで浜松に戻ったんだったかな。浜松駅から自宅方面へのバスで、バス停をひとつ寝過ごして、多少の運動(坂道上り)を強いられてしまった。[;_ _][;^.^]

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*2018年11月03日:大道芸in静岡 2018 第三日


 8:19のJRで、9:39に静岡。昨日と同じ、ASTY静岡の出汁茶漬けの店で朝食。昨日同様、10:00から10:40頃まで、戸田書店。買おうかどうしようか迷う画集が2冊あったが、いったん、見送った。(置き場所の問題が深刻であり、昔のように、欲しいものをなんでもかんでも無邪気に買うことは、できないのだ。[;_ _])

 今日は、午前も午後も静岡市民文化会館で、ワールドカップ。指定席をあらかじめ購入しているのだが、ものの見事に(午前の部も午後の部も)1Fの端っこの通路際の席である [;^J^]。ただし、大道芸の場合は、さほどのディスアドバンテージとも言えない。それに、通路側に体を乗り出すと、後ろの席の人の視線上から外れるので、その姿勢で多少伸び上がるなどして、心置きなく、こちらの視界を確保することができるのは、むしろアドバンテージであると感じた。


*デュオ ディスティニー
 ベンチの周辺で繰り広げられる、男女デュオの演劇的アクロバット。

*フライト オブ パッション
 男女デュオのエアリアルなのだが..これを書いている今、公式パンフレットを見ても、内容を思い出せない [;_ _]。寝落ちしていたようだ。[;_ _]

*ラ ファビオラ
 通常の操り人形以上のアドオンを見いだしがたい..

*マリオ&シャロン ベロウセク
 ここで完全に目が覚めた [;^J^]。男女デュオのジャグリングなのだが、とにかくクラブの回転が速い! 円盤に見える..[;^.^]

*メーガン&ローレン
 女性ふたりが絡み合う、風変わりなエアリアル(← ここで妙なニュアンスを読みとるか否かで、あなたの品性チェックができるという寸法だ。[^.^][;^.^])

*ブラディック
 軟体系ジャグリング。上半身裸だからか、どこか小島よしおを思わせるところがある。[;^J^]

*バラダ ストリート
 コメディなのだが..申し訳ない、速く終わらんか、と、願ってしまいました。[;_ _][;_ _][;_ _]

 ここまでが、午前の部。いったん会場を出て、昼食を食いに駿府城公園に繰り出す。広島焼とか、チキンシシケバブとか。さて、午後の部。


*ファレロス
 一輪車+トランポリン、かな。まずまず。

*ケロル
 去年も来ているパフォーマーだが、これがもう、圧倒的な素晴らしさ! まず、達者なヒューマンボイスパーカッション。会場からピックアップした客を舞台に上げ、彼らにもいい感じでボイパをさせて、さらに会場全体を巻き込む! ジャグリングもするが、あまり難しいことはせず、ボイパの背景のごとくである。さらに、パーカッションにとどまらず、あらゆるサウンドFXを、口から発し続ける!

*マレタ カンパニー
 「演劇的ジャグリング」という謳い文句なのだが、「悪い意味で観念的」だと思った [_ _]。バリエーションとしては、悪くないが。[_ _]

*マチュー ボリロー
 昨日、街中で観たパフォーマー。やはり、あまり良い点はつけられない。[_ _]

*ヴィンセント ワラン
 自転車芸なのだが、申し訳ない、毎年書いていることだが、私はこのジャンルがあまり好きではないのだ。[;_ _]

*アダム&ベンジャミン
 チャイニーズポールだが、あまり印象に残っていないなぁ..

*チーハン チャオ
 ディアボロ。まずまず..というか、いくら天井が高いとはいえ、屋内でディアボロというのは、可哀想である。真価を発揮できていない。

 今日は浜松に戻らず、横浜の実家に泊まる予定である。ナイトパフォーマンスを観ている余裕はない。とはいえ、すぐに向かわなければならないほどでもないので、静岡駅のASTY静岡内の中華料理の店(店名失念)で、餃子と紹興酒で1時間少々時間調整。何時のJRに乗ったのか忘れたが、横浜から相鉄線に乗り、鶴ヶ峰に着いたのは21:30前後だったはず。駅前のバス停で土曜日の時刻表を見て待っていたが、バスが来ない..今日は、祝日なのであった [;_ _]。年に1回は、やらかしてしまうな、これ..[;_ _]

 というわけで、すでに終バスは終わっていたので、徒歩で実家へ。途中、わたりどりで燃料補給をして、着いたのが23時過ぎ。

*
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*2018年11月04日:PASMO 初体験 [;^.^]/ヨルク・シュマイサー展


 7:40、起床。浜松の自宅での通常の起床時刻よりも、2時間以上遅い。やはり疲れていたのかな。

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 実家のささやかな庭にささやかに残っていた花たちは、今秋の台風でほとんど根こそぎにされてしまった。ごくごく僅かな生き残りたちの写真を、撮っておく。



 9:15頃から妹たちが来て、打ち合わせなど。余っていたPASMOを譲ってもらう。昼前に、二俣川駅まで車で送ってもらう。

 さて、PASMOである [;^J^]。この際自慢させてもらうが、交通系ICカードを手にするのは、人生で初めてなのである [;^.^]。改札でタッチしたが、このまま通り抜けていいものか躊躇していたら、妹に、心底、呆れられた。[;^.^]

 午後の目的地は、町田である。相鉄線から小田急へ。途中の改札と町田駅での脱出を、PASMOで無事クリア。これで私も、都会人だ![^.^][^.^][^.^][;^.^]

 先に美術館に行ってもよかったのだが、ちょうど昼食時刻である。ひいきにしている「いち五郎」。駅からほど近い、餃子をフィーチャーしている、昼飲みできる店である。極み餃子、チーズ極み餃子、鶏の炙り二種盛り、黒マカロニサラダ、そして、なみなみワイン2杯..昼間っから。[;_ _][;^J^]

 14:10、町田市立国際版画美術館。「ヨルク・シュマイサー 終わりなき旅」(〜11月18日(日)まで)である。この版画家の名前には覚えがなかったのだが、パンフレットを見て、あぁ、これか..と、昔の記憶がよみがえってきたので、楽しみにしていたのである。「みづゑ」誌などで、時折みかけていたのではなかったかと思う。

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 この展覧会は、撮影自由である。写真は左からそれぞれ、「『変化』I」「『変化』III」「イルパラ海岸のかけら」、の各連作が展示されているあたり。



 「『彼女は老いてゆく』全5点」「プリンストンにて奈良を想う」「デーヴィス基地附近I」「冬の旅」、などが琴線に響いたのだが、いずれも、うまく検索で絞り込めない。また、図録を購入したのだが、造本の関係上、スキャンが難しい。(ノドの奥まで印刷されており、また、製本が「固い」ので、ほとんど図録を破壊するぐらいの覚悟でスキャナーに押し付ける必要がある..)

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 「ティクセ」も特に気に入った作品のひとつだが、これは幸い、会場で撮った写真のコンディションがよかった(照明や、撮影している自分自身が写りこんでしまいがちなのだが、運よく、それを免れていた)ので、写真から切り出して、ここにご紹介しておく。



 15:40に発つ。新横浜に回り、こだまで浜松へ。やや早めに帰宅。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Nov 9 2018
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