*2014年11月03日:大道芸in静岡 2014 最終日
*2014年11月04日:「笑うマエストロ」
*2014年11月05日:「ブラインドサイト」
*2014年11月06日:「柴野拓美SF評論集 理性と自走性――黎明より」
*2014年11月07日:5Sは無い [;_ _]
*2014年11月08日:車検出し/iPhone6
*2014年11月09日:鳥獣戯画展(後期)
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*2014年11月03日:大道芸in静岡 2014 最終日


 7:45に自宅を発つ。大道芸最終日は、ようやく晴れ。バスで浜松駅へ、JRで静岡駅へ。暑い。

 昨日は、午後のプレミアムショーケースの列が予想外に長かったので、今日は駿府城公園内のポイントで11時からの突端(とっぱな)の1人だけ観て、すぐに午後の(13:30から始まる)プレミアムショーケースの列に並ぶ予定である。


*キン ヒロン
Picture Picture  ..ま、ニワトリ男である [;^J^]。ここで、楳図かずおの「14歳」に出てくるチキン・ジョージを連想するか、マックス・エルンストの百頭女慈善週間、一連の鳥類の王者・ロプロプを想起するか、あるいは見ル野栄司(みるのえいじ)の鳥男(すみません、彼の漫画は読んでません。たまたま聞き知っているだけです [_ _])を思い出すかは、あなた次第だ [;^J^]。芸としては、まずまず。


 ここで予定通り、プレミアムショーケースの列に並びに行くが..昨日とは大違いで、まだ10人も並んでない [;^.^]。まぁ、今からほかに回るのも面倒なので [;^J^]、しばし読書タイム。(プレミアムショーケースでは写真撮影も録画も禁止なので、以下、写真なし。)


*謳歌
 白いリングを両手に、あるいは、白い「無限大の記号(∞)」を、左側の上半分と右側の下半分、左側の下半分と右側の上半分、のふたつに分割したものを両手に持ち、それを空中で流れるように動かし重ね、イリュージョナルな効果を魅せる。


*矢部亮
 毎年おなじみのディアボロの名手であるが、プレミアムショーケースが演じられるプレミアムステージには屋根があり、空中高く投げ上げるディアボロには不向きである。屋根にぶつかるギリギリまで放り上げるというテクニックを見せるが、しかし何度かぶつけてもいた [;^J^]。なんにせよ、見事なものである。


*サンキュー手塚
 えーと..[;^J^] とりあえず、キーワードを羅列しておくか。「デング教授 サンキューテヅ蚊」「ロボットフェア2014」「アナ雪」「ハーゲンダッツ」「ガリガリ君」..さぁいったい、なんのことやら..でしょ [;^J^]。まぁそんな感じ [;^J^]。今年はいまいちだったかなぁ..


*クレール デュクルー
 車輪つきのベンチを小道具に、ダンスともパントマイムともコメディともつかない、不思議な「芝居」を見せる女性。フランスのエスプリ。個人的には好きなジャンルであるはずなのだが、もうひとつ乗り切れなかったのが残念。


*張海輪 中国雑技王
 数年前に観ている。高く高く積み上げられた椅子の上でのバランス芸も見事なものだが、それよりもむしろ京劇(風)のダンスをしながら、早変わりで(瞬間的に)「面」を切り替えていく芸(マジック)が好きである。

 16:30に終演。浜松に直帰。18:40、帰宅。

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*2014年11月04日:「笑うマエストロ」


 「笑うマエストロ ―国立交響楽団の表と裏」(尾崎晋也、さくら舎)Amazon)(honto)、入手、即読了。(honto で買える場合は、原則としてアマゾンのリンクは引用しないことにしているのに、今回はアマゾンのリンクも併記しているのは、本書に関しては honto 側にレビューが(ほとんど)ないからである。今後も、honto 側にレビューが足りないと思われるときには(やむを得ず)アマゾンにリンクを張ることにする。)

 著者は実は知り合いで、メールのやりとりのほか、何度かお会いしてもいて、ベルリオーズの作品の演奏方法などについてお話させていただいている。

 以下、アマゾンに書いたカスタマーレビュー(滅多に書くことはないのだが)を、そのまま引用する。私が書いたのだから、権利問題は発生しないはずである(多分。[;^J^])


 とにかく、「絵」になる。

 著者(ルーマニア国立トゥルグ・ムレシュ交響楽団の指揮者)が「一人住まい」しているのは、「職場(演奏会場)」でもある文化宮殿の5階。この広大な「館」は、夜ともなれば自分を除いて無人。「秘密の回廊」を走り抜けて部屋から部屋へ、ホールへと疾走する姿につけられたニックネームは、もちろん「オペラ座の怪人」だが、それよりなにより、ここはトランシルバニア。どうしたって、ベラ・ルゴシのイメージと「ぴったりと」重なり合う。(本書の表紙をご覧なさい。)

 その地にしっかりと根を生やし、ドラキュラ伝説の偏見もものかは、絶大な人気を誇って(東)ヨーロッパを東奔西走して大活躍しているのが若手日本人なのだから、痛快ではないか!(指揮者の世界では、55歳というのは、まだまだ若手なのである。)

 ページを繰る手が止まらない。(興趣深いエピソードを抜き書きしておこうとポストイットしていたら、途中で足りなくなったのでやめざるを得なかった。)誇張ではなく、全ページ、面白い。タイトルは「笑うマエストロ」だが、もちろん、笑ってばかりのはずはなく、辛いこと苦しいこと、あるいはドロドロとしたこともあるに違いないのだが、そこら辺はさらりと流して、読者を「音楽の楽しさと喜び」の世界に引き込んでくれる。

 そして、「日本人が西洋音楽を演奏し、聴く」ことの意味という、おそらく永遠の課題への目配りも忘れていない。演歌や土着の民謡が自分の身体と魂に染みついており、自分を形作っているのだ、と、再認識する章は感動的である。それこそが、新の国際人、新の「音楽家」であるための大前提なのであると..

 とにかく、若者にこそ読んでもらいたい。このひたむきなまでの前のめりの姿勢と蛮勇! 転んだところで、ぶつかったところで、死にゃしない(殺されやしない)、という、豪放磊落な姿勢こそが、未来を開くのである!

 続巻を、強く希望する。

P.S.

 それにしても、先ほども少し触れたが、指揮者とは長命な種族である。「そっち」の血族の血も、実のところ少しは混ざっているのではないか、と、これは妄言多謝。[^.^]


 ..もちろん、筆が滑っているのだが [;^J^]、私がレビューを書けば、こうなるわな、そりゃ [;^J^]。付け加えれば、本書で一番ウケた一節は、「最高の賛辞に値する」例として「うなぎパイでいったらV・S・O・P」が挙げられていた箇所(140頁)[;^.^]。確かに美味いんだ、これ [^.^]。また、「ドレミに泣いた日本人」の章も、我が意を得たり! 「決死の突撃訪問レッスン」の章で紹介されているエピソードのバイタリティというか蛮勇には驚く。私には到底できないことである。とにかく、超お薦めの1冊である。必読!

 先週申し込んだ右耳の件のセカンドオピニオンについて、K病院から連絡あり。

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*2014年11月05日:「ブラインドサイト」


 「ブラインドサイト()()」(Peter Watts、嶋田洋一訳、創元SF文庫)、読了。(honto に十分なレビューが掲載されているので、honto にしかリンクを張っていない。)

 「視覚はほとんどのところフィクションである」(正確な引用ではないが)という指摘。要するに粗いサンプリングレートで(しかも「視野」の全体ではなく一部で)捉えた画像を、脳が(これまでの経験を元に、適当に)補間しているだけ。「現実を視ているわけではない」..実はここでただちに想起したのが、「草迷宮」(泉鏡花)。悪左衛門とその仲間の一統は、「人間の瞬く間を世界とする」のである。21世紀に書かれたハードSFを先取りしてるなんて、鏡花、すげーっ!、と、いや、マジで。[;^.^][;^.^][;^.^]

 しかしながら、タイトルでもある、この「ブラインドサイト(盲視)」がメインテーマになるのかと思っていたら、むしろ前面に押し出されるのは、「知性に意識は必要か?」というテーゼ。これは確かに(たとえば)「ハーモニー」(伊藤計劃)を想起させるのだが..どうもまだ、うまく咀嚼できていないな..再読すれば大体腑に落ちると思うんだが、ちょっとその時間がね..[;_ _]

 本書の魅力は、太陽系に迫り来る「ビッグベン」と、それを周回する「ロールシャッハ」、及び異星人?の異様さ。結末については、ここには書かない。傑作だと思うよ。

 セカンドオピニオンのためのこれまでの診療資料を、K病院に送る。

 私が使っているiPhoneは未だに3GSで、OSは4.3.5。(これ以上アップデートすると、多分、このハードではまともに動かない。)ちょっと反応が遅いなとは思いつつも、基本的には不満はないのだが、なにしろほとんどのアプリがもはやOS4.3.5など見捨てており(このプラットフォームではアップデートされず)、動かなくなってしまったアプリも徐々に増えてきた。ここは機種変の頃合いだろう..って、生まれてこの方、機種変など一度もしたことが無いので [;^.^]、先日、ビックカメラで要領を訊いてきたという次第なのだが [;^J^]、とにかく、ソフトバンクに電話して、MNPとやらの予約番号を取得した。有効期限は11月19日。さて、あとは19日までに、iPhone5Sを買えればいいのだが..駅前のビックカメラにあるかなぁ?(iPhone6の発表を待ち、その実態を見極めてからiPhone5Sを買いに走った人が大勢いるという噂は聞き及んでおり、つまりは、そういうことなのだろう、その流れに乗ろう、と、考えておりましてね。[;^J^])

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*2014年11月06日:「柴野拓美SF評論集 理性と自走性――黎明より」


 「柴野拓美SF評論集 理性と自走性――黎明より」(柴野拓美、牧眞司編、東京創元社)Amazon)(honto)、読了。

 これまた、引用に値する個所が多すぎて、ちょっと書き写している工数が取れないなぁ..[;_ _][;^J^] 「SFとは「人間の理性の所産(主として自然科学)による文明の、その理性を脱して自走する怪物性を意識した文学」である」、という、氏のSF観にはまったくブレはなく、そして、これについていけない(あるいは違和感を感じる)人も、当然いるだろう。万人にお薦めできる必読書だとは、私も思わない。しかし、「ちゃんとした」SFファンなら、ひとつの指針として、一度は読んでおいてもいいと思うのである。たとえて言うなら、「論語」を読んだからといって「儒学者」になる義務はないが、「儒学者」をめざそうがめざすまいが「論語」ぐらいは読んでおけ、と言ったところかな。

 何も、堅苦しいばかりの本ではない。前半(というか序盤)に、やや重量級の論考が並んでいるので腰が引けてしまうかも知れないが、後半には気楽に読める書評や短文も、たくさん収録されている。

 浜松駅前のビックカメラに電話。iPhone5Sの在庫は、あるにはあるが、16Gのみ。う〜ん、ちょっとね..(はっきり言って、売れ残りだろうね。)

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*2014年11月07日:5Sは無い [;_ _]


 その他、近場の主な(大型)家電店に電話しても、iPhone5Sは、16Gモデルしかないか、そもそも全くない。実家が横浜なので、横浜駅前のヨドバシにも電話してみたが、結果は同じ。

 おそらく、ネットで通販をあたれば、もっとまともなメモリサイズのiPhone5Sは、あるのだろう。しかし私には、ネットで買う気は、全く無い。リアル店舗で、信頼のおけそうな店員に説明を受けながら対面販売で購入する以外の選択肢は、ない。

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*2014年11月08日:車検出し/iPhone6


 9:25頃に日産伊場店。キューブの車検出し。代車は頼んでいない。徒歩45分でいったん帰宅。改めて直近のスーパーまで徒歩でクリーニング出しに行き、10:40、帰宅。昼前にさらに改めて徒歩で出て、O内科医院で月いちの定期健診、ローソンで明日行く展覧会のチケット購入、13:00前に帰宅。昼前の外出は、徒歩ではなく自転車でもよかったはずだが、ちょっと脚がなまっているもので、大事をとって [;_ _]..(そんなに大げさな距離ではない。[;^J^])

 雲は多いが、大体、晴れ。昼過ぎ、改めて外出。今度はバスで駅前へ。ビックカメラでiPhoneを物色。結局、iPhone6でもいいことにした。6Plusは論外だが、素(す)の6はそれほど大きく無いし..一括払い。電話が開通するまで1時間ほど待って(駅前を街ブラし)、お買い上げ。色はもちろん、シャンパンゴールド。(ちなみに、この店では、3GS → 6というジャンプアップは、新記録だそうである。[;^.^])18:30に帰宅。

 さて、3GSからの環境移行は、てこずるかも知れないな..(何しろ、移行元の環境が古過ぎるからな..)と覚悟していたのだが..Windows 8.1ノートに、iTunesの最新版をインストールし、3GSから吸い上げ開始。(時間がかかる。)その間、6で、同じ電話番号が使えていることと、Gmailが同様に使えることを確認。また、AppleIDのパスワードを忘れていたので [;^J^] リセット/再設定。吸い上げが終わったので、iTunesから6に復元(これまた時間がかかる。[;^J^])復元が終わった時点で、AppStoreから、アップデートを全部かける。(対象アプリは、37、あった。つまり、37本のアプリに、3GS(OS4.3.5)の私は、見捨てられていたわけだ。[;^.^])

 常用アプリの動作をざっとチェック。あきれたことに、ほぼ全く問題なし。ローカルデータも移行できている。アップルって、もっともっと酷い会社だと思ってたのに..ユーザーをユーザーとも思わないオレ様商法が、アップルの真骨頂ではないか。持ち味ではないか。当たり前のことが当たり前にできる、こんなフツーの会社、アップルじゃないやい!(← 重度の屈折。[;^.^])

 閑話休題 [;^J^]。ファーストインプレとしては、片手で取り回していると、ちょっと不安。手触りの問題もあるが、やや薄すぎ、やや大きすぎるので、落としそうになることがある。3GSでは、一度も感じたことのない不安感である。まぁ、両手で操作すれば問題ないのだが..アプリの動作は、少なくとも3GSよりはキビキビしていて、気持ちが良い。ただなにしろ、3GSから「バックアップ/復元」したのであり、今の時点では6ならではの(というか最新OSならではの)新機能は、一切使っていない。Siriとやらは、速攻でオフである。(こんな恥ずかしい機能、人前では使えないし、ひとり住まいの自宅(自室)では、ますます使えない [;^.^]。意外に思われるかも知れないが、私にも羞恥心はあるのである。[;^J^])

 とりあえず、もはや「6にあらずんば、iPhoneにあらず!」ぐらいは言っておこうかな(← ご存知かと思うが、私に節操など、ない。[;^.^][;^.^][;^.^])

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*2014年11月09日:鳥獣戯画展(後期)


 先週末は東京、今週末は京都。こういうのを東奔西走という。[;^J^](先週の日記のコピペ&入れ替えである。[;^J^])

 6:32に浜松を発つこだまで上洛するのだが、直近のバス停から出る始発バスだと、少し間に合わない。徒歩で駅に向かうしかない。(晴れていれば自転車でも構わないが、今日は小雨が降っているので、この選択肢はあり得ない。)大体、徒歩45〜50分ぐらいかかるので、5:30に自宅を発てば安心。そのためには、諸準備込みで4:50には起きないとね..と、目覚ましをかけて就寝したはずだが..

 ..気がついたら、5:45 [;^.^]。飛び起きて着替えをしながらまず思ったのが、「これが遊興のための早起きでよかった! 仕事だったら大変なことになるところだった!」..なのであるから、まっこと、ビジネスマンの鑑とは私のことか..などと自己陶酔に耽っている場合ではなく [;^.^]、超光速で(← たまには非科学的に)支度をして、5:55に玄関を出る。さてここから、普通に歩けば50分の道のりを、30分で行けばいいわけだ。繰り返すが、雨が降っているので、自転車はない。走るしかない。運動不足であり全力疾走はあり得ないので、「速歩よりは速い」程度のペースになるが、無論それだとたいしたスピードは出ないので、休まずに30分走る必要があるわけだが..「そんなことができるわけがないだろう、バカも「休み休み」言え〜〜っ!! ← おっと、これは上手いことを言いました [^.^]」、などと「あだしごと」が脳内を「駆けめぐり」(← おっと、これまた上手いことを言いました [^.^])..いや、実話なのである [;^.^]。走りながらのこの大脳の無駄な活性化は。[;^.^][;^.^][;^.^]

 結果的に6:25、30分で浜松駅に着いた。結構なペースで走れたわけだ。目出度し目出度し..であるが、重度の運動不足である私が、準備運動も整理体操もせずに30分間走ったことは(伏線として)憶えておいてもらいたい。

 こだま車内では、睡眠の追加と読書。7:56、京都。ホームに降りて、改札までの下りエスカレーターは混んでいたので下り階段..ここで、破局に気がついた [;_ _]。降りられないのである [;_ _]。平地を歩く分にはなんの問題もない。上り階段でも大丈夫。しかし、下り階段は..10段が限度 [;_ _]。ちょうどこのあたりで、膝の裏が壊れる [;_ _]。原因は書くまでもないだろう。とにかく、手すりに掴まりながら、なんとか身体を階段の下まで運ぶ [;_ _]..結果的に、「水平移動と上り移動は問題ないが、(一気に概ね10段以上の)下り移動ができない」という状態が、終日続いた..[;_ _]

 それはそれとして、京都国立博物館に行かなくてはならない。「修理完成記念 国宝 鳥獣戯画と高山寺」の後期展示である。新幹線の改札を抜ければ、バス停までは上りも下りもエスカレーターがあるので楽勝。しかし京都駅前のバス停が、まず混んでいる。京都国立博物館・三十三間堂方面の行例は、一度に乗り切れず2本目に。まぁ、歩いても15分〜20分程度の距離なので、その選択肢もあったのだが、いったん並んでしまうと、それまでの「ロスタイム」を無駄にするのがイヤでね(← よくある心理。[;^.^])それに、雨だし..

 京都国立博物館前のバス停に着いたのは、8:30。あまりの人気に、11月8日(つまり、昨日)からは、開場が30分繰り上がって9:00になっているのはありがたいが..バスを降りてから列の最後尾に辿り着くまでが長かった。約800人。[;^J^](← 数えるタイプなのである。[;^.^])雨の中、傘をさして読書。

 結局、会場に入れたのは9:40。70分並んだわけだ。そして、鳥獣戯画以外の展示作品を取り敢えず全部すっ飛ばして、 鳥獣戯画・甲巻の前の行列に直行。甲巻の前に辿り着いたのが10:10。つまり、会場内で30分。合計100分。これは非常に短くついた方である。(このあと、「乙巻」「丙巻」「丁巻」の前にも、それぞれ行列が出来ていたが、やはり一番人気の「甲巻」の行列が、最長であった。)

 ..今さら、「鳥獣戯画」の画像、要る? [;^J^] ..まぁ、一応リンク張っとくか。甲巻乙巻丙巻丁巻(← この一文、先々週の日記から(リンクごと)コピペ。[;^.^])

 これで、先々週に訪れた「前期展示」と合わせて、鳥獣戯画の全巻の本物を観ることができたわけだ。いや、これは眼福でした [^J^]。これだけの人気があるのも、むべなるかな。ほんとに楽しいんだから。[^J^]

 ここで、会場の最初に戻り、展示作品リストを見ながら、前期には展示されていなかった(後期展示のみの)作品「だけ」を、拾い観していく(..← 時間貧乏なのである。[;_ _][;^J^])

Picture

 右図は、「夢記(ゆめのき)」の一部。明恵(みょうえ)が夢に見た毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)のイラスト。私の前にいた、アラサーだかアラフォーだか微妙な女性のふたりづれが、「かわいー!」「見てみて、マンガみたいー!」「ほら、あの人に似てるじゃない..えーと、しりあがり寿!」..もちろん、ここで突っ込むべきだったのだが、場所柄をわきまえてそれは我慢した [;^J^]。そしてそのすぐ近くに展示されていた、



Picture

 「華厳海会諸聖衆曼陀羅図(けごんかいえしょしょうじゅまんだらず)」の前では、先ほどのふたり連れが、「このフィギュア、集めたいー!」「コンプリートしたいー!」..ここでも突っ込まなかった私の精神力には、一定の評価をいただきたいところである。[;^.^]



 11:20に出たら、「会場に入るまで210分+甲巻まで50分」という立て看板が出ていた [;^J^]。膝を壊してまで6:32のこだまで駆けつけて、正解であった。[;^.^](実は、午後(遅く)の方が、空いているらしい。このあとも、時間がたつに連れて、「210分」→「180分」→「150分」と、数字が漸減していった。だから、地元の人(夜に帰っても間に合う人)は、午後に行けばいいと思う。私は夕方までに浜松に帰らなければならないので、その選択肢はあり得なかったのだが。)

 館内のカフェで昼食。今から直帰はさすがに早いし、せっかく京都まで来たのにもったいない。といって、京都国立博物館のほとんど「向かい」の「三十三間堂」を観に行く元気もない..というわけで、この博物館の常設展を観て回る。

 これが大変、良かった。十分広いが、東京国立博物館ほど広大ではないので、全体を眺め渡すにはちょうどいいサイズである。問題は..まず「3F」にあがって、そこから階段で、2F、1Fと降りてくる、という順路である..階段は降りられないって言ってるだろーがっ! [;^.^][;^.^][;^.^]凸

 なんとか無事に [;^J^]、14:00前に退出。まだ小雨。14:56京都発のひかりで、16:06、浜松。雨。バスで日産伊場店へ。車検上がりのキューブに乗って、17:00、帰宅。今週末も、なかなか充実した週末であった。[^J^](明日の出社が心配になる膝の状態であるが、あだしごとはさておきつ。[;^.^])

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Nov 14 2014
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