解説
1991年8月から10月にかけて、「ベルリオーズ入門講座」をNIFTY-ServeのFCLA(クラシック音楽フォーラム)に発表し、のちに、fj.rec.music.classicalにも転載した。
これを改訂したのが「新・ベルリオーズ入門講座」で、これは1994年の5月から7月にかけてFCLAに発表し、やはり間をおかずに、fj.rec.music.classicalに転載した。
ネットワーカー倉田わたるの代表作である。
1994年の11月から、翌年1月にかけて、NIFTY-ServeのFCLAの「一般会議室」に発表。ここでは22本に分けているが、元々は「好きな現代音楽」と「嫌いな現代音楽」をペアにして、11回不定期連載したもの。
ネタ切れで終わったが、この連載は(金と時間の余裕が出来たら)再開したいものだと考えている。
「ベルリオーズ入門講座」と並ぶ、私の代表作。
もののはずみで、今の版よりも遥かに情報量の少ないリストを発表したのが、1992年11月。あとはまっ逆さまに坂を転げ落ちて、ここまで来てしまった。
国会図書館と現代マンガ図書館に浜松から通い詰め、これらの施設にも収録されていない数多くの初出誌を古本屋を巡って買い集め、いったい私財をいくら投じたことやら。[;_ _]
まだまだ調査すべき事項は尽きぬ。どこまで続くぬかるみぞ。
ホームページの鮮度を保つためには、数ヶ月ごとに新企画を打ち出すべきであるとして、1996年2月に開始したのが、このプロジェクト。
“手塚治虫漫画全集”の既刊分373巻を、(半数以上、未読のまま積んであったので)二ヶ月かけていったん通読して目録の第一版を作成し、改めて第1巻に立ち戻って解説を書き始め、取り敢えず10巻分書き終えてホームページに登録したのが、同年5月。1999年中には、全巻の解説を書き上げる..つもりだったのだが、2000年6月現在、作業は遅々として進んでいない。
これと並行して、現在判っている初出情報には曖昧な点が多すぎるので(1.“手塚治虫漫画全集”解説総目録について参照)、これを図書館その他で初出誌や各種資料を調べて、精細化しなければならない。(目録の“第一版”と述べたのは、そういう理由からである。)しかし、既にかなり多数の初出誌が散逸してしまっているなど、数多くの情報が失われているので、この作業は完結しないであろう。
第一節「“類別トリック集成”読破リストとは何か」を読んでいただければいいのだが、1992年5月に、私はfj.rec.mysteryに、このような記事を書いた。
“ローランドの 倉田わたる@メッチャンコ虫のいいお願い です。
私は乱歩の大ファンで、常々その全著作を読破したいと考えてきました。数年前に講談社文庫版の全集(晩年の(さすがにワンパターンの極みとも言うべき)幼年物はともかく、一部の翻案物が収録されていないのは遺憾ですが)が刊行された時に全て買い求め、そのフィクションのほぼ全てを読む事が出来ました。また、随筆・解説や研究書の多くにも目を通しました。しかし、未だに(これに収録されているにも関わらず)読めない、否、読む訳にはいかない、重要な著作が残されています。
勘のいい方は既にお察しでしょう。「類別トリック集成」です。これは、必ずしもスポイラーではない(作品ごとにトリックを分析しているのではなく、例えば「このトリックの使用例はカーの長編、ヴァン=ダインの短編」等と書かれている)のですが、たまに(乱歩は公知と判断したのでしょうが)トリックと具体的な作品名が書かれている様です。(記憶に残らない様、泥酔モードでちらっと見た限りでは。[;^J^])また、作品名を明記していなくても、寡作な作家の場合「誰某の長編」という表現から作品を特定出来てしまう可能性もあります。私はミステリーを全然系統的に読んでいないので、未読の名作がゴロゴロあるのです。だから僅かな危険をも犯す訳にはいかない、つまり読めない。しかし読みたい、何しろ乱歩の仕事なのですから。
勘のいい方は既にお察しでしょう、私が何をお願いしようとしてるのか。
**** 「類別トリック集成」で具体的に言及されている作品 ****
**** 名の一覧表をポストしていただけないでしょうか?! ****
これを全て読破してから、「類別トリック集成」に取り組みたいのです。従って、現在では入手困難、あるいは(ポストしていただいた方の主観で結構ですから)乱歩がこれを(あるいはトリックの珍しさ故に)取り上げたのではあるが、ミステリーとしての価値は低く、特に読む必要はない(「類別トリック集成」でトリック/パターンを知って、「そういう作品もあったのか」で済ませて十分)、という作品には印をつけて頂けると、尚助かります。
全く厚かましいお願いで恐縮なのですが...[;_ _]”
ついに入手/閲覧できなかった8点を除いて全て読破し、レポートをfj.rec.mysteryに発表したのが、1994年1月。
これもまた、私の代表作のひとつ。
「“類別トリック集成”読破リスト」(解説参照)と同様の事情で誕生した。第一節「“怪談入門”読破リストとは何か」を参照していただきたい。ヘルプをfj.rec.mysteryに発信したのが、1992年5月で、読破&発表が、1994年3月。
1992年6月、ある病院に通っていたのだが、そこの看護婦さんが、「ゴジラ」のヒロイン、山根恵美子の面影を漂わせていたところから、瞬間的に思い付いた作品。下記の「2001年」と人気を二分している論文である。fj.rec.sfなどに発表。
これも「ゴジラ」(解説参照)同様、完全に意表をついた視点だったらしく、かなりの好評を博したものである。1993年1月にfj.rec.sfなどに発表。
当然、「三部作」になることが(形式を整える上でも)期待されているのだが、未だに手が付けられない。この2作に匹敵する素材を見つけられないからである。作品の格としては、少なくとも「ブレードランナー」クラスである必要があるが、ブレードランナーには、有名なFAQ(と、それを支えた人々)があり、これと闘う勇気と体力はない。「スター・ウォーズ」には、思い入れが無い。「ジュラシックパーク」は、小説もいささかおかしかったが、映画の方はロジックがガタガタなので、俎上に乗せるに至らなかった。
なお、夜の果てのオデッセイもまた、「2001年」の“別解”である。
これは、NIFTY-ServeのFCLA関係の、とある同人誌に発表したもの。今も少しも治っていないが、私は耳に疾患がある。これをいかに心理的に克服するか、その模索の過程で書かれた、1993年6月の作品。
結局「2001年」に結び付けてしまった。これは本当に驚くべき映画であり、どんな結論でも、ここから引き出せるのである。
NIFTY-ServeのFCLAに、「リスト随想」という(4話で挫折した)連載エッセイの、第3話として発表した。1992年11月の作品。
埋もれさすには惜しい雑文なので、多少手を加えてここにお披露目することにしたが、これまで引っ込めていたのは、第2章「生物学」の後半で展開している論旨が、とあるネタ本のコンセプトを、十分に消化していないからである。さて何から借用したのか、お判りであろうか?
“曜日”と“惑星”と“神々”の名前がリンクしていることは、よほどぼんやりしている人でない限り、気がつくはずだ。しかし、そこからスタートしても、極めて“浅い”考察で終わってしまっているのが、常々のこと。
とことん、とは言わないが、かなり深いところまで考察しているエッセイである。
これは、私の著作物ではなく、著者の了解を得て、引用/要約したものである。
1994年7月20日から29日にかけての、初めての海外旅行の旅行記で、fj.rec.travel.worldに、同年8月28日に発表。その後、NIFTY-Serveなどにも転載し、非常な好評を博した。
1995年11月2日から6日にかけての、初めての北海道旅行の旅行記であり、まず、NIFTY-ServeのFCLAの喫茶室に書き込んだ。「シルクロード恐竜紀行」は、FCLAに転載する際、一気に全文掲載という無茶をやってしまい、オートパイロットの人たちの顰蹙を買ったので、これは11月19日から12月9日まで3週間、33回に渡って連載した。fj.rec.travel.japanには、同年12月15日に転載した。
いわゆる公開日記である。ネタが無い日にはエッセイなどを書いている。まぁ日々の思考の備忘録のようなものだ。
リンク集。自分のホームページの更新に追われていて、なかなかネットサーフィンも出来ず、URLのコレクションが増えないのが、悩みのたねである。
過去に読んだ書物を渉猟して、想い出を書き綴ってみようと思う。いずれ、絵画/音楽/漫画/映画なども、取り上げることになると思う。
しかし「内宇宙」とは.. 1970年前後のSF用語だが、最も多感な時期に摺り込まれた言葉と概念は、生涯、しみついてはなれないのである。
1995年の9月から、ボイストレーニングを始めた。動機は秘密である。それの進行状況を、実況中継する。さぼりどめであることは、否定しない。
2016年の2月に「廃墟通信」でネタが無い日に苦し紛れに始めた企画が、いつの間にか軌道に乗ってしまったので [;^J^]、まとめることにした。廃墟通信へのリンク集である。現在進行形で、終わりは見えない。[;^.^]
倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Apr 6 2016
Copyright (C) 1995/2016 倉田わたる
Mail [KurataWataru@gmail.com] Home [http://www.kurata-wataru.com/]