*2008年10月27日:「ホラー・ジャパネスク読本」
*2008年10月28日:例の白い犬
*2008年10月29日:事実婚って..
*2008年10月30日:JTBに相談する
*2008年10月31日:ガソリン価格の推移
*2008年11月01日:大道芸in静岡 2008/現代マンガ図書館パーティー
*2008年11月02日:野天風呂での読書に関する一考察
*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*2008年10月27日:「ホラー・ジャパネスク読本」


 これはいつから積んでいたんだっけかな。東雅夫の対談集「ホラー・ジャパネスク読本」(双葉文庫)を一読。対談相手は、宮部みゆき、津原泰水、岩井志麻子、福澤徹三、加門七海、京極夏彦、三津田信三で、このあたりの作家たちに興味のある人には、お薦め。

 特に面白かったのが加門七海との対談で、例えば、174頁の「作品世界じゃなくて日本の文化の中に、いまや怪異とか恐怖がフィクションとしてしか存在しなくなっている。もう存在しないからこそ、皆が書くようになってきているのではないか」という彼女の指摘は、非常に的確だと思える。また、191頁では、「男はつらいよ」はマレビト、「釣りバカ日誌」はコトシロヌシであり、日本人の心性の根元にある日本神話の記憶に通底するキャラクターであるからこそ、大衆的な人気を博することができるのではないか、という指摘もなされている。

 ついでにもうひとつ。236頁の京極夏彦の発言。「怖さって、自分自身の問題として捉えるから怖いんですよね。他人事じゃ怖くない。場合によってはギャグになったりもする。「他人の不幸は蜜の味」的な読み方をするなら、作中人物がどんなひどい目に逢ってたって愉快でしょ(笑)」..うんうん、そうなんだよ [;^J^]。どんなに怖い小説でも漫画でも映画でも、うまいこと主人公(というか被害者)に「逆感情移入」できれば、こちらの勝ち。あとは、もっとやれ、もっとやれ! の、痛快娯楽モノになってしまうのさ![;^.^](これって、「勝ち」なのか? [;_ _])

*目次へ戻る


*2008年10月28日:例の白い犬


 「予想ガイ」以来のソフトバンクの一連のCMを嫌っている人たちがいることは、知っている。しかしそれは、ソフトバンクが嫌いだからなのではないかなぁ。ソフトバンクに対する嫌悪感で目が曇っているのではないのかなぁ [;^J^] ..まぁ、他の人のことはともかく、私はこのシリーズ、なかなか好きである。

 特に、最近始まったスナックバージョン。犬のお父さんとスナックのママ(松坂慶子)との対話。

「少しお太りになられた?」
「君に言われたくないな」

 ..[;^.^][;^.^][;^.^]

*目次へ戻る


*2008年10月29日:事実婚って..


 とあるバラエティ番組でモト冬樹がからかわれているのを見て、今更ながら思ったのだが..「事実婚」って、比較的新しい言葉だよね? 昔は、「内縁関係」と言ったんじゃなかったっけ?

 いや、もちろん、「内縁」は今でも有効な言葉なのであるが..なぜかネガティブな(日陰的な)イメージが染み付いてしまっているのは事実であって、それを回避するために、「事実婚」という言葉への置き換えが(日常レベルでは)進んでいるということなのかなぁ。

 いずれにしても、私の実生活には、関わらない言葉ですが..[;_ _][;_ _][;_ _]

*目次へ戻る


*2008年10月30日:JTBに相談する


 11月下旬の三連休に福島に行こう! と、先週、唐突に思いついたのであった。しかしなにしろ未知の土地であるし、どこらへんに泊まって、どこらへんで遊べばいいのか、全くわからない。こういうとき、今日びはネットで調べるのが定番であるが、別にそれでも構わないのであるが、まずはいったんプロに相談してみよう、と、イオンの3Fへ。旅行代理店らしき店舗が2軒並んでいたので、JTBの方に入る。(窓口のお姉さんがタイプだったとか、そういう理由ではない。[;^.^])

 といっても、確定している目的地が諸橋近代美術館で、これが猪苗代湖の近くにあるので、結論は決まったようなものである。そこらの宿泊施設を根城にして、二泊三日の中日はそこらで遊ぶ..ところが、宿泊施設を取れないのである。なんと、猪苗代湖圏には、ひとりで泊まれるホテルが、無いというのだ!

 「ビジネスホテルならおひとりでも..」そりゃそうだろう。「ですが、猪苗代湖周辺には、ビジネスホテルは..」なるほど、観光地なら、そういうこともあるだろう。この場合は、会津若松とか、もう少し離れた町に泊まることになる。別にそれでも構わないが..しかしやはり、猪苗代湖周辺で、ひとりで泊まれる宿泊施設を確保できないというのは、承伏できない。絶対に、ひとりで泊まれるはずである。二泊三日のプランの相談に乗ってもらったことのお礼を述べて、引き上げる。

 別にJTBをどうこう言うつもりはない。要するに、「観光地へのひとり旅」という需用にフォーカスしていないだけなのだ。それが判っただけでも、意味はあった。観光の勘所は教えてもらったので、それでは宿は、ネットで確保することにしましょうかね。

*目次へ戻る


*2008年10月31日:ガソリン価格の推移


 行き付けのセルフのスタンドでガソリンを入れたら、ちょっと驚くほど廉くなっていたので、過去1年分のレシートから書き写してみた。(面倒なので、グラフ化はしない。)

2007/10/26 136円
2007/11/10 141円
2007/11/27 141円
2007/12/12 146円
2007/12/28 142円
2008/01/19 142円
2008/02/02 145円
2008/02/16 142円
2008/02/28 142円
2008/03/17 144円
2008/04/05 124円
2008/04/22 121円
2008/05/15 155円
2008/06/04 163円
2008/06/21 163円
2008/07/09 175円
2008/07/26 173円
2008/08/18 172円
2008/09/01 169円
2008/09/15 164円
2008/09/29 158円
2008/10/16 153円
2008/10/31 134円

 ご覧のように、過去1年のうち、前半半年間は、ほとんど変わらず。その直後の4月頃に一時的に大きく下がっているのは、例のあれである(← あれあれ症候群である [;_ _][;^.^])ので無視して、その後急激に上昇したあと、9月からなだらかに下がり始め、そして、今日の時点で、驚くほど急落していたというわけだ。(もちろん、月平均2回程度のサンプリングレートなので、具体的に、今日、下がったというわけではない。)

 いち生活者としては、もちろん嬉しい現象であるのだが、そもそも、なぜ、ガソリン価格が下がっているのか、というマクロな原因を考えると、とても単純に喜んでいられる事態ではない..

*目次へ戻る


*2008年11月01日:大道芸in静岡 2008/現代マンガ図書館パーティー


 大道芸ワールドカップin静岡 2008 である! 今年は10月31日から11月3日まで4日間。この催しに参加し始めてから13年目であるから、過去の見聞録も(それなりのデータベースと言えるほどまでに)充実してきている。以下にまとめておこう。

*1996年 11/03
*1997年 11/01
*1998年 10/31 11/03
*1999年 11/03 11/06
*2000年 11/03 11/04
*2001年 11/01
*2002年 11/02 11/03
*2003年 10/31 11/01 11/02
*2004年 11/03 11/06
*2005年 11/03 11/04
*2006年 11/02 11/03 11/04
*2007年 11/02 11/03

 (以上、去年の日記の再利用&追記である。)

 早起き。快晴。まずは楽天トラベルで、猪苗代の(もちろん、ひとりで泊まれる)ペンションを予約する。7:50に自宅を発つ。今日は、静岡で大道芸を観たのち、上京して都内のホテルでパーティーに出席するので、脚立は持たない。(可能ならば)静岡でレンタルする予定である。

 8:44浜松発のJRに乗って、静岡着は9:52。会場への道すがら、脚立のレンタルをしていないか、道沿いの店を眺めて行くが..無い [;^J^]。去年の記憶は間違っていないはず。今年はやっていないということか。まぁいいや。こういう事態も、一応、想定はしていた。会場(駿府公園)に着いたのは、10:10頃だったかな。取りあえず、屋台でシシカバブとオムソバを食べる。

*サンキュー手塚
Picture  申し訳ないが、完全に、いまいちである [_ _]。恐怖シリーズの新作も、期待ほどではなかったし、その他の昔からのネタ(写真は、ロボットネタ)も、「劣化」を感じてしまうありさまで..新作の「誕生」は、磨きたりないし..これが彼の実力であるはずがないので、ここは精進して欲しい。投げ銭は、無し。
*シルヴプレ
Picture  脱力系というか癒し系の、パントマイムというかコメディというか。以前から彼らのファンなのであるが、どこが良いのかと訊かれると返答に窮してしまう [;^J^]。この微妙なテンポとノリかなぁ。写真では、一切伝わらないタイプである。
*witty look
Picture  通りがけに見かけたので、後半を鑑賞。一輪車の曲乗りだが、今ひとつ、華が欲しい。
*un−pa
Picture  毎年、楽しみにしている、ロービング・パフォーマー(会場内を回遊しながら、突然、パフォーマンスをハプニング的に始めるパフォーマー)。とにかく、この銀一色の雄姿を、見てくださいよ! [^.^] この写真では何をしているのかと言うと、投げ銭ボックス(アタッシュケース)にコンセントを差し込んだまま、ピクリともせずに横たわっているアンドロイドの人、という設定なのである。(多分。)誰かが投げ銭を入れるたびに、その音に反応して、ビクビクッと、少しだけ動く..かように、「静止芸」が基本なのであるが、地面の上を泳ぐなど、激しいアクションもしたりする。私は、彼のファンである。
*JIDAI
Picture  静岡駅に帰る途中に見かけて、半分ぐらい見た。彼のパフォーマンスを見るのは、実に10年振りである。(写真がボケボケですみません。)パントマイムの一種であるが、ストーリーとしては、魔女の一日? はまれば病みつきになるタイプのパフォーマーだとは思うが、私はいまいち、はまれない。

 静岡駅15:36のひかりで上京。メトロ東西線の早稲田駅に着いたのが、17:10。リーガグランドホテル着が、17:25。18:30から、「現代マンガ図書館開館30周年記念パーティー」である。17:30の予定時刻を10分ほど押して受け付けが始まったのであるが、準備作業の段取りの悪さに、手伝いたくてうずうずうずうず。[;^.^]

 盛会である。数えたわけではないが、2〜300人程度? お年を召された方が多いが、子ども連れの参加者もいる。一番少ないのは、2〜30代かな? プロも錚々たる顔ぶれで、永井豪、夏目房之介、バロン吉元、さいとう・たかを、植田まさし、ウノ・カマキリ、呉智英、すがやみつる、みなもと太郎、など。手塚プロの資料室長の森晴路さんに、私の「“手塚治虫漫画全集”解説総目録」中の「手塚治虫・全作品発表年代順リスト」に掲載されている、ある未知のエッセイを入手すべく初出誌を入手したら、それが掲載されていなかった、と伺い、おおいにうろたえ、帰宅したら再チェックする旨、お約束する [;_ _]。例の幻想マンガ関係プロジェクトの執筆者のひとりであるSさんとお会いする。(初対面である。)彼女の原稿が遅れていることを知っていたので、「私はもう、全部アップしましたよ〜♪」、と、意地悪を言っておく。[;^.^]

 21:30東京発のひかりで、浜松に帰る。

*目次へ戻る


*2008年11月02日:野天風呂での読書に関する一考察


 今日は目一杯早起きをして大道芸の会場に駆けつけて、プレミアム・ステージのチケットに並ぶ予定だったのだが..ものの見事に寝坊し、しかもいささか疲れが残っている。モチベーションに致命傷を負って、二度寝した。[_ _][;^.^]

 とはいえ、9時まで寝ることは不可能。(そんなに長時間、眠れないのだ。)幸い好天なので、10:30頃に湯風景しおりへ。ここ最近はまりまくっている日光浴である..ふと気が付くと、野天風呂(シルクイン)で、読書している人がいる。以前、「本や雑誌を持ち込めないのが玉に瑕」と書いたが、よく考えてみると、どこにもそれを禁止している掲示など無いのである。単に、読書をしている人を見かけたことが無かったということから来る、思い込みに過ぎなかったのだ。

 それにしても、彼は普通のハードカバーを持ち込んで、胸まで野天風呂に浸かって読んでいるのだが、濡らしそうで、見ていてヒヤヒヤする。私が持ち込むのなら、多少濡れても構わない、読み捨て雑誌の類にするであろうが、その場合でも、野天風呂ならともかく、スチーム系のサウナには持ち込めないよなぁ..

 確かに、野天風呂ならば、本にダメージを与えずに読むことができる。しかし、先ほど私が感じたように、他の入浴客に気を使わせてしまうのも事実である。つまり、迷惑ということだ。やめとこ、やめとこ。

*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Nov 7 2008
Copyright (C) 2008 倉田わたる Mail [KurataWataru@gmail.com] Home [http://www.kurata-wataru.com/]