2002年10月28日:ADSL! \[^O^]/ 2002年10月29日:五月でもないのに 2002年10月30日:人にものを訊くときは 2002年10月31日:職業病 2002年11月01日:Yさんに調査リスト発送/ADSLチューニング 2002年11月02日:大道芸in静岡 2002 第二日 2002年11月03日:大道芸in静岡 2002 第三日目次へ戻る 先週へ 次週へ
ISDNからADSLへの切り替え工事日である。もちろん、局側工事であるから、代休取得して自宅待機するほどのことは無かったのだが、ま、動作確認とかを日中に手早く済ませたかったしね。
10時前には「今から切り替え工事を始めます、10分ほど経ってから確認してください」、との電話。30分待ってから、ISDNルーターMN128SOHOを、NEC Aterm DR202Cにつなぎ換える。設定用クイックマニュアル(というか「使い方」のペラ)には、「Win98以上、IE5.5以上、ネットスケープ6.1以上に対応」みたいなことが書かれているのだが、Win95&ネスケ4.78で動かないわけがない、と、平然として設定し、当然のように動く。ざまぁみぃ。
ADSL、開通である! \[^O^]/
ひととおりの動作確認をする。SSH(TeraTerm)よし、メールよし、ブラウザ(ネスケ)よし、FTPよし。d[^.^]
回線速度も測っておく。「Line Speed Tester で回線速度測定」のページのツールを使って測定したところ、ASAHI-Net の某サイトからの下りが、2.6Mほど。私のウェブページを置いてある rinc からの下りが、1Mほどである。事前にもらった資料では、私の自宅は局からの距離が3.5Kmあるとかで、上限4.5M乃至5Mなのである。まだな〜んもチューニングしていない状態で、理論的限界値の半分以上出ているのだから、取りあえずよしとするか。(チューニングしていないどころか、壁のモジュラージャックから、不必要に長い10mほどのケーブルを引き回しているのだから、条件はかなり悪いはずなのだ。当然、改善ポイントなのだが、壁のモジュラージャックが、書棚を動かさないとアクセス出来ない場所にあるので、これに手をつけずにすませられるに越したことはないのである。[;^J^])
rinc からの下りが1Mしかない理由ははっきりしている。rinc の上流が細いからである。しかしこれも、この週末に増速される予定なので、再計測が楽しみである。(ちなみにこのツールでは、上りの速度は測れない。)
ということで、実にさくっと、ADSL出来てしまったわけであるが..別に私の技術力が高いからではない。ほとんど何も考えなくてもISDNから移行出来るまでに、環境が熟していたからである。例えば、SMTPオーバーPOPプロトコル(だっけ?)。例えば、SSHの簡単インストールマニュアル。私はそれらが整備されるのを待って、アクションを起こしたからである。rinc のスタッフや、先んじてADSLに挑戦し、人柱となって苦労した rinc のメンバー諸氏のお陰である。
その代わり、必要以上に長期間、ISDNを使い続けることによって、(INSテレホーダイとINSタイムプラスを併用してもなおも)高価な使用料を払い続けることになった。当然である。これは「罰金」のようなものであり、完全に納得できる。努力を省くためには、対価が必要なのである。
今週末から始まるアクトシティでのオペラコンクール。開催日は、11/2、3、4、6、7、10である。いろいろ考えたあげく、結局、11/10の本選のチケットのみ購入する。
目次へ戻るなんで今ごろ、蠅の羽音に悩まされなければならんのだ..殺せばすむのだが、それは無益な殺生というものである。病原菌を媒介する害虫とされてはいるが、そもそも私の自宅(のテーブル上)には、食品など何ひとつ置かれていないので、蠅の運ぶ黴菌を摂取してしまう危険は無いのである(..ちょっと待て [;^J^])。
蠅を殺さずに蠅に退散していただく方法。もちろん、窓を開けることである。簡単である..昼間ならな! [;^J^] 夜にしか自宅にいない私が窓を開けても、走光性の昆虫が出ていくわけもなく、逆に同類を惹き寄せてしまうだけである。[;^J^]
あぁぁそれにしてブゥンブゥンと..うるさい!(タイトルの意味が解らない人は、辞書を引くこと。)
目次へ戻る他部署からの(さまざまな)問い合わせ電話を受ける立場である。それは仕事だから、否やは無い。緊急性が低い問い合わせについては、出来ればメールにしていただきたいのだが、相手の都合や事情もあるだろうから、もちろん文句は無い。
しかしなぁ..電話で質問に答え終えるやいなや、「あ、それからもうひとつ..」。それに答え終えるやいなや、「あ、それからもうひとつ..」。(以下、延々と繰り返し)..これは、やめろ [;-_-]凸。すっごく、やめろ [;;-_-]凸。
質問の件数が多いなら、最初に件数を言ってくれ。そしたらこちらも覚悟が出来るから。それに合わせて、あとの仕事の段取りを整え直すから。
目次へ戻る某酒場にて、私の背後の席のサラリーマンの対話。「だからリナックスするためにはね」「君の立場では、これからはリナックスが肝要だよ」..うんうん、そうだよなぁ..これも、ご時勢か..
..あ、「リラックス」でしたか。[;^.^]
目次へ戻る今日は、静岡の大道芸ワールドカップの初日であり、それに合わせて代休も取得済みである..が、残念ながら、終日雨。
中止の演目もあるだろう。雨天決行の演目もあるだろう。いずれにせよ、出向く価値はあるのだが..あと3日間あり、天気予報によれば、全部好天である。今日、無理する必要は無いやな。パス。
久々に手塚治虫リスト関連の作業。手塚治虫のコレクターであるYさんの、調べたいことがあるならリストを送って下さい、とのお言葉に甘えて、調査リストを編集&送信したのである。
要調査案件リストは、約900件弱あるのだが、この中には、あまりにも曖昧な情報や、そもそも情報自体の真偽が疑われるものも、少なくない。(だから「要調査案件」なのであるが。)こんなのを送りつけるのは、失礼である。「(多大な時間を割いて)調べて下さい」と言っているも同然だからだ。これらは全部削除した。そして、「とにかくその雑誌のその号(または、その単行本)を所持していれば、その号に“本当に掲載されているか否か”は、すぐにチェックできる」という案件に絞った。これで、約500件になった。
さて、500件とはいえ、やはりなかなか多いのである [;^J^]。数回にわけようかとも思ったが..かえってうざいはずだ。全部自分の書斎の書架に立ち上がっているならともかく、書庫や倉庫に保管されている場合、それを何度も発掘するはめになる。
ということで、一括して500件のリストを送信した。これが一番、迷惑にならない方法のはずである。
ADSLの高速化を図ることにした。参考にしたのは、「Windows.FAQ - インターネット接続の最適化 (モデム/ISDN/ADSL/CATV)」というページである。
Win95なので、このページの記述に従って、まず、Win95 の TCP/IP スタックを Win98 と同等のものにするために、「ダイヤルアップ ネットワーク 1.3 (DUN1.3)」を導入し、次に、レジストリを書き替えた。
..体感速度が、ガクンと速くなった(ような気がする)。測ってみたら、4.3M。限界値に近い [*O*]。おおっ!と驚いて、もう一度測定したら、3.5Mである [;^J^]。なるほど、これがADSLというものなのか..と納得した。
深夜に再度(というか何度も)測ってみたら、2.6Mである。これだと、高速化する前の初日のスピードと変わりない。しかし初日には昼間に測定したはず。初日の夜には測らなかったのだが、一般に昼よりも夜の方が遅いだろう、と考えれば、初日の夜にはもっと低い数字だったはずで、だとすれば、今回の高速化パッチの効果は出ているのではないだろうか。そして深夜には2.6M程度だとしても、昼間には4.3M出る(こともある)とすれば、この回線を使う上での限界値に近い速度が既に出ているのではあるまいか。このあとどうチューニングしても、あと10%の向上というのはありえないのではあるまいか..
..ならば、重い書架を移動して、モジュラーケーブルを(高品質の)短いものに取り替える、などの、手間のかかるチューニングはしなくても良いのではあるまいか..(ってゆーか、それをしなくても良い(正当な)理由を模索しているんですけどね。{;^J^])
目次へ戻る大道芸ワールドカップin静岡。今年は11月1日から11月4日まで4日間。この催しについては、6年前の日記 と 5年前の日記 と 4年前の日記 と 3年前の日記 と 一昨年の日記 と 昨年の日記 も参照していただきたい。(こうして毎年順調に、参照先が単調にひとつずつ増えていくのである。[^J^])
今年は、FCLAの知己で大道芸に造詣の深いGさんと同行する。静岡駅で待ち合わせて、まずは、駿府城公園のメイン広場へ。
フライングモンキー SASUKEトランポリン4人組。目隠し三段跳び(目隠しをして後方宙返りをして、二段肩車の上に乗って三段肩車になる)が目玉。正攻法の芸でなかなか結構。観客にトランポリン体験をさせている時間がかなり長く、普通はこの類は観ていて飽きるのだが、案外そうでもなかった。日頃から学校等を巡業しているという経験からか?
一昨年、観ている。昨年度のジャパンカップチャンピオン。大道芸の王道ではあるのだが、技術的に隔絶して上手い、とは思えない。ただ、なんというか「好感度」が高いのである。決して悪いことではない。
ジャグリングボールを落として、地面の上に置いてあるキーボードを演奏するという芸。一見、非常に難しそうな、高度な芸であるが..
..「トリック」はわかった。ボールのヒットは「音程」ではなく「トリガー」を拾っているだけだ。(そして、シーケンサーに仕込まれている「音程」を、順次ステップ再生している。)しかしそれと芸の魅力とは別問題である。(手品のトリックと同じ。)私のように「目を皿にしてボールと「キーボード」の接触と、発する音程の関係を照合する」などという“小うるさい”観方をしなければ、これはなかなか楽しい芸なのだ。
〆は、ツァラトゥストラのイントロをBGMに、さまざまな大きさのボールを指先で順次回していく..これ、「2001年宇宙の旅」ネタであると判らなかった人も、結構いたのでは。[;^J^]
なんじゃこりゃ [;^J^]。ひとしきり(ハプニング的に)悪ふざけ [;^J^] したあと、いったんオーディエンスの外に出て、妙な形状の背嚢を背負って帰ってくる。これが圧搾空気のポンプであって、まずはこれを自分らの顔に吹き付けて、顔の皮膚をプルプルプルプルさせる [;^J^](小さくて判りにくいかも知れないが、左端の写真がそれ)。それがすむと、観客に向かってポンプのノズルを向けて走り回る。ポンプの中からは、リボンの束が噴霧される..
..つまり、そういう芸なのである [;^J^]。私はこういうの、意外に好きですけどね。[;^J^]
次のジックザックのポイントに移動する途中、始まったばかりのサンキュー手塚の演技に通りすがった。Gさんは彼のナマの演技を観たことが無いとのことで、15分だけ観ていく。箒とチリトリの愛を引き裂くドラマと、「恐怖」シリーズ。Gさんも感心していたが、時間が来たので、後ろ髪を引かれる思いで次のポイントへ。
外れ。こんなことなら、サンキュー手塚の演技を最後まで観るべきだったと、Gさんとふたりして後悔したことであるよ。
写真でおわかりのとおり、素晴らしいコスチュームを身にまとったスティルト(高足)トリオであり、ビジュアル・インパクトはピカイチ..しかし、そこまで [;^J^]。叫び声を上げながら、愛嬌を振りまきつつ、歩き回るだけなのであった [;^J^]。芸をしろよ、芸を! [;^.^]凸
実のところ、彼らの登場早々、不安感にかられたのである。それはいきなり、かけよる観客(子ども)たちと「ニコニコ笑いながら、握手」を始めたからだ。違うでしょ、それは!
彼らのコスチューム・コンセプトからすれば、彼らはまず「劇(ドラマ、ストーリー)」を演じなければならないはずだ。そしてその「劇」の進行中は、観客との「握手」などの「日常的な次元」に降りてきてはならない。それは「劇(演技)」が終わってからの(カーテンコール的な)「サービス」であり、それはもちろん、目一杯やってもらいたい。しかし彼らは、「劇(仕事)」を始めもせずに、いきなり「サービス」だけやっているのである。
もちろん、「コミュニケーション型」の芸、というものはある。観客参加、観客巻き込み。しかしそれらの芸人たちは、観客を取り込みながら、自分たちの芸をしている(そして相乗効果・シナジー効果を出そうと腐心している)のである。この鳥人間たちには、それがない。ゆるゆるのユルフンの芸なのである。(単なる「コスプレ」を「芸」と呼ぶことが出来るとすれば、だ。)
ここらで昼食。Gさんお薦めのタイラーメン。なかなか結構。特に麺が良い。スープは少し、苦手かな。
ルーシー・ブラウラードにフェイスペイントしてもらう。彼女は毎年、参加しており、毎年気になっていたのだが..今年こそは「フェイスペイント」してもらおう!という想いが、期せずして私とGさんとシンクロして盛り上がっていたのである。
10人ちょっとの行列で、大体1時間待ち。ペインティング時間はハーフフェイス(700円)で5分くらいかな。フルフェイス(1000円)でも10分はかからないと思う。
気が付いてみると、「自分用」に並んでいる大人は、私たちふたりだけである [;^J^]。その他の大人は、みな、子どものつきそい [;^J^]。私は、蝶と花を題材にハーフフェイス塗ってもらった。フルフェイスにしなかったのは、JRに乗って帰れるか(乗せてもらえるか)どうか、不安だったからである。[;^J^]
結論。これは素晴らしいものである! 悪いことは言わないから、来年以降、静岡の大道芸に来る気があるのなら、必ず塗ってもらいなさい。
とにかく、妖しく、美しい。(無料で、ワンポイントのメイクアップをしてもらえるコーナーもあるのだが、全く比較にならない、隔絶した水準のものである。)周囲にギャラリーが群がって、ペイントしているところを撮影しているほどのものである。その過程を観ているだけでも楽しい。
そしてなんと言っても、目立つ! すれ違う人々の視線が違う。祭りでは、目立ってナンボである。いかにルーシーの描画速度が速いといっても、1時間に塗れるのは高々10数人。何十万人の群衆の中では、ごくごく限られた人数でしかない「エリート階級」になれるのである [^.^]V。
私のペイントを見たいって? 残念ながら、私はウェブページでは顔写真を公開しないことにしている。女性ファンからの抗議も受け付けない。原則は原則だ。寛恕を請う。
ジャグリングだが、なんか、下手。落としすぎ。(彼はほとんど独学でジャグリングを習得したらしいのだが、)Gさんの見たところ、悪い癖がついているのではないか、ちゃんとした先生につくべきだ、とのこと。
去年も観ており、(去年の感想、)私は彼らを贔屓にしている。観客を置き去りにして演技ポイントを勝手に変えたのには参りましたが。[;^J^]
近未来?の音響清掃。やっていることは(細部の段取りに至るまで)去年と同じだが、やはり面白い。こういう「近未来」型の背景を設定している芸人は、概して「ノスタルジックタイプの未来ファッション」をしているのも、興味深い。
正攻法の綱渡り芸。(綱の上でジャグリングなど。)観客に綱を張らせるタイプ。
4年前にも観ている、シャボン玉芸。(当時の感想。)これほど「風」に弱い芸も、またとあるまい [;^J^]。夜に観たのは、大正解。照明に映えるシャボン玉の群れが、実に美しい。
パントマイム。序盤、「バーに手を滑らせて横歩きしていく」マイムで、バーが一直線になっていなかった(バーを掴んでいる両手が、直線上を移動していなかった)のが気になった。その後は、さほど大きな傷はなく、定番の、「鞄を動かせない」マイムなどは、見事なものであった。
ここでふたたびサンキュー手塚にニアミス。(昼間、確かもう1回ニアミスしていたのだが、その時は、やはり(既に観ている)前半の芸だったので、パスしていたのだ。)今回は、今年はまだ観ていない(後半の)ネタ。「大きな古時計」を素材にした、感動的な芸である。素晴らしい。
数時間前から、ヤバイと思っていたのだが、本格的に寒くなってきた。午前中の「暑さ」にだまされた。風邪をひいては元も子もないが..
ここで、今年新発見したノウハウを伝授しよう。屋外にも「暖房機」はあるのである。それは、「投光器」である。Gさんとふたり、投光器の足元に陣取って温風で暖をとりつつ、ジェーンの演技の開始を待つ。
空中ブランコと、1本のロープにぶら下がってさまざまなポーズを取る芸。特に前半の空中ブランコ(命綱もつけずに、無茶高いブランコを、前後に目一杯振る)は、やめてもらいたかった [;^J^]。脚立の上に立っていたのだが、足がすくんで転がり落ちそうになったこと、両三度 [;^J^]。私は高所恐怖症なのである。[;^J^]
大外れ。
気球を使った空中アクロバットということで、非常に期待していたのである。去年の「ヘルバードリーム」と「トランス・エクスプレス」が合体したようなものではないかと..これが、大違い。去年のまさしく感動的な一大スペクタクル2本との差は、無惨なほどである。
気球が現れた瞬間は、確かにその美しさに感動する。気球の下にぶら下がっているのは、ピーターパンか、ティンカーベルか..しかし、そこまで。[;-_-]凸
リングで腰を固定されているために、クルクルと前転する以外にやることが無いのだ。あとは気球を観客席の上に移動して上下させ、降りてきた彼女が客と握手するだけ。ストーリーも展開も何も無い。
さて、もちろん、当初の予定どおりJRで帰ったのである。Gさんは東京へ、私は浜松へ。ペイントを洗い落とすなどの手間をかけなかったことは、言うまでもない..おお、やはり視線を感じる。しかもそれでいてなぜか他の乗客と目が合わないという、不思議な状況 [;^J^]。クセになるかも。[;^.^]
「乗れるかしら、駅員に見咎められないかしら?」、と、昼間(少し)心配したのは事実だが、これが完全な杞憂(というか勘違い)。「自動改札」なのである。チェックが入るタイミングが無いのであった。[;^J^]
さて、浜松。どの店に行こうか [;^.^] と迷った挙げ句、やはり「赤ちゃん」へ。もちろん、バスで行く。視線は感じつつ目は合わず..[;^.^]
常連たちに、さんざん見せびらかしてから、深夜(何時頃だったろう? 丑三つ時?)に、徒歩で帰宅。大体25分弱で帰宅できるのだが..その途上、自宅から5分ほどの地点で、とある男性に道を訊かれた。
ジャスコに行きたい? ここから2キロはありますよ..どうやらは彼は石川県人で、同じく石川県人の友人と車で浜松まで来たらしいのだが、彼がトイレを探しに出ている間、その、車に乗っている友人は車を動かしてしまったらしく、お互いに相手の場所が判らなくなってしまったらしいのである。
もちろん、携帯は持っている。その状況で、そんなにいつまでも巡り会えないわけが無いのだが..全く土地勘が無く、もしかすると地図も持っていないかも知れない、しかも深夜でこれといったランドマークも見つけられず、道を尋ねる人もいない、という状況では、容易なことでは出会えないようなのだ。とにかく、車の方が「ジャスコ」を見つけたので、「オレはここから動かないから、なんとかしてジャスコまで歩いて来い」、ということらしい。機動力を考えれば「車」が動く方がいいに決まっているんだが、「人」の近くに、まともな目標が無いからねぇ..いや、すぐそこに中学校があるが、まともな地図が無ければ、辿り着けまい..
とにかく、ジャスコへの確実でわかりやすい道を案内した上で、「かれこれ3時間以上も、お互いを探しているんですよ..」([;^.^])、という彼の幸運を祈りつつ別れたのであった。
(ちなみに彼は、私に「仕事帰りですか?」、などと戯けたことを訊く [;^J^]。「この顔で仕事帰りに見えますか?」「..もしかして、サポーターですか?」..ははぁなるほど。私はサッカーには興味が無いので知らなかったが、サポーターというのは、顔にペイントするものなのかしらん? 「サッカーではなくって。静岡で大道芸の..」「ああ! 大道芸ワールドカップですね!」..知ってるじゃないか..てゆーか、ワールドカップつながりか? [;^J^])
目次へ戻る..というわけで、昨夜(というか今朝)は(深酒つきで)夜更かししたわけで、当然のように朝寝坊したわけである。静岡の朝いちのパフォーマンスに間に合わせるためには、8:50に自宅を出る必要があったのだが、起きたのは10:00前。今日はもうパスして、明日の最終日に全てを賭けようかとも、本気で考えたのだが、時間割を再確認するまでもなく、最終日は終わりが早い。(その分、ファイナル・セレモニー&ファイナル・パーティーに時間が割かれているのである。)従って、パフォーマーの演技鑑賞という意味では、数を稼げない..つまり、今日いくしか無いじゃん。
..眠いよだるいよと弱音をはきながら準備して出発して、静岡駅に着く頃には、既に目一杯、ハイ [^.^]V。丁度正午に着いたのだが、まず、駅構内の食堂で腹ごしらえをしてから、直ちに市内に出動!
ミスター・バームしっかりとしたバランス芸とジャグリング。危なげがない..
..しかしより印象に残っているのは、写真では小さくて判りづらいかと思うが、バームの右手側の机のような台の側に陣取っている幼女三人組(姉妹?)である。彼女らが繰り返す「チョッカイ」が絶妙で、これを叱る(追い払う)ミスター・バームのリアクションが、巧まざるリズムとメリハリとなっており、本体の芸よりもこちらの印象の方が強いほど [;^J^]。こういうのは、大道芸でなくては味わえない楽しみなのである。
男女ペア。夫婦喧嘩(殴り合い)を、スローモーションで。これはなかなか面白い。後半は、ファイアートーチのジャグリング。これは、フツー。
鮫の扮装をした三人組が、大騒ぎをして客いじりをする。一見、ハプニング風だが、周到に計算されているもののように見える。日本語が達者で驚く。しかし私には、少々苦手なタイプだな。
前回(一昨年)観たときと、基本的には同じ。いくらか上達はしているかな? 可愛いタイプなだけに、密かに応援しているのだが。
4年前にも観ており、当時はきわめて高く評価した、異世界・異生物系の芸。
今年の芸は、「半ば当たり・半ば外れ」である。
写真では判りにくいかも知れないが、中央に立っているのが、スティルト(高足)を履いた「牧人」であり、ここは、この巨大なミミズのような(或いは小型のサンド・ウォームのような)生物の「牧場」なのである。近未来、あるいは遠未来の地球。「漂流教室」の時代設定・生物相設定と言えば、ある世代には通じやすいであろうか..
..私は、そう読みとった。そしてこれは設定の勝利である、と、感動した。実に見事な「異世界」が現出しているのである。特に前半は、効果音の使い方も素晴らしかった。
しかし惜しいかな、後半になっても、さっぱり「物語」が動かない。この巨大なミミズどもがゴロゴロしているだけなのである。さらに悪いことに、客席から子どもを呼んで、このミミズたちに「餌」を与えさせる..昨日、「ジックザック」に対して批判したのとやや近い苦言になるのだが、これによって、この「世界」の「純度」が落ちてしまうのである。近未来(あるいは遠未来)の「ミューテートした異生物」に、現代の子どもたちが「餌」を与えられる筈が無いではないか..この素晴らしい設定の「物語世界」が破綻している..
「半ば当たり・半ば外れ」というのは、こういう意味である。しかしとにかく、アイデアは素晴らしい。特に良いのが、「牧人」が「スティルト」を履いている必然性があることだ。なにしろ、巨大な生物のお守りをしているのだから..
終了してからのアナウンスによると、この出し物は「全ての絶滅した生物、及び絶滅しかかっている生物に捧げられている」とのこと。どうだ、私が読みとったとおりであろうが!
ここで、今日はフルフェイス・ペインティングに挑戦しようと、ルーシー・ブラウラードを訪れるが、本日の受付は既に終了とのこと。あららら、残念。ミル・マスカラス(古い!)のような面相で、JRに乗ってやろうかと思っていたのに..ま、いいや。明日にすっか。
「柔軟な身体」芸。小さな輪をくぐり抜けたり。もちろん、ジャグリングやバランス芸も。そんなに珍しいことをしているわけではないのだが、何故か、嬉し涙が出るほど、感動的。彼の暖かい人柄故であろうか。
コミックマジック。なかなかいいよ..といっても、これを書いている時点では、もう記憶が薄れかけているのだが。
昼の部はここまで。ナイトパフォーマンスに繰り出す前のエネルギー注入は、例年どおり、“年に一度しか訪れない私の顔を、複数の店員が憶えてくれている”「ひょうたん屋」である。ここは料理がうまく、コストパフォーマンスも高い。
..で、居心地の良さについ腰が上がらず、19時から始まるナイトパフォーマンスの最初の2コマを見送って、20時からの3コマ目しか観られない、というのも、近年ありがちなパターンである。[;^J^]
昨日、飛び飛びに観たのを、まとめてじっくりと観る。やはり面白い。サンキュー手塚は、毎年(一度は)観ないと、損である。
JRで浜松へ。フルフェイス・ペイントできなかった腹いせに、(必ずしも悪所とは言えない)某所へ行き、昨日のハーフフェイス・ペイントの顔写真を(リブ100の画面で)見せびらかす。
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