2015年07月27日:“神番組”[;^.^] 2015年07月28日:迫り来る夏オフ 2015年07月29日:「ニュートンが、リンゴで発見、 2015年07月30日:「ジュラシック・ワールド」「進撃の巨人」「幕が上がる」 2015年07月31日:並行処理.. 2015年08月01日:FCLA夏オフ 2015 第一日 2015年08月02日:FCLA夏オフ 2015 第二日目次へ戻る 先週へ 次週へ
昨夜深夜、衛星放送から録画した某バラエティ番組が、とんでもない [;^.^] 内容の番組であった。(どうやら年に数回だけ放映される番組で、昨夜の2本は、昨秋放映されたものと今春放映されたものの再放送だったらしい。)こんな番組を観て喜んでいることが露見するとさすがに沽券に関わるので [;_ _]、タイトルは伏せる。MCは、某イケメンお笑い芸人で、アシスタントというかサブMCが、吉木りさである。(番組名を特定できても、だまってるように、そこの読者![;^.^])
本放送時の放映時間は知らないが(間違いなく深夜だろうが)衛星放送とはいえ、年齢制限のかかっていない(アダルト枠ではない)テレビ番組で、こんなことをしてもいいのだろうか [;^.^]。ゲストはAV女優なのだが(「セクシー女優」などと言い換えていないところがよろしい [^.^])、彼女らを呼んで普通のトーク番組をしても仕方がないわけで、様ざまなエロ企画やエロトークが繰り広げられるわけであるが..
アシスタントは、吉木りさなのである [;^.^]。腐女子とはいえ、四捨五入すれば清純派の(少なくともそういう設定の [;^J^])グラビアアイドル(グラビアクイーン)の [;^.^]。アイドルが決して聞かされてはいけない言葉やトークを聞かされ、アイドルが決して喋らされてはいけない言葉やトークを喋らされ、アイドルが決して見せられてはならないものを見せられ、アイドルが決してさせられてはならないことをさせられているのである [;^J^]。ぶっちゃけ、公開セクハラである [;^.^]。これがほかのアイドルや女子アナだと生々しくなりすぎてしまうところだが、吉木りさの人柄というかキャラで上手く中和して(あるいは相乗効果を発揮して [;^.^])、「観るに耐える」番組になっている(← ほんとかよ。[;^.^])
そもそも私がこの番組を「発見」したのは、DiMORAの検索ワードに「吉木りさ」を登録しているからであった。私は既に、ほぼ完全に「優木まおみ」から「吉木りさ」に切り替え済みだが(そのわりには、DiMORAの検索ワードに、まだ「優木まおみ」が残っているあたり、未練がましいが [;^J^])、だからといって、吉木りさの出演番組をおっかけているわけではない。(ロケ番組などにたくさん出演しており、きりがありませんのでね。)たまたまウォッチしているバラエティ番組に彼女が出演したら、これはラッキー!、と、録画を残しておく程度なのであるが..この番組は、とにかくタイトルが異様なので、なんじゃらほい、と、録画してみたら、このありさま..[;^J^]
敢えて言おう! 特に吉木りさファンにとっては、神番組 であると!(..無論、永久保存版。[;^.^][;^.^][;^.^])
目次へ戻るシンセ脚を梱包して車に載せて出社。昼休みに、会社の近所のヤマトの営業所からTさん宅に発送。例年のごとく、今週末の夏オフ初日に、Tさんの車で会場に搬入していただくのである。(発送が1日早すぎると思われるかも知れないが、何があるかわかりませんのでね。)
残業せずに、O内科医院。1ヶ月分の薬をもらう。
今夜の日記は、これだけ [_ _]。時間がありませんので..[;_ _]
目次へ戻るビタミンB!」..いや、それだと百田夏菜子になってしまうのであって。[;^.^](モノノフ(ももクロファン)だけ、ウケてください。[;^J^])
ビタミンD、である。今夜の話題は [;^J^]。最近、仕入れた情報によると、現代人は慢性的にビタミンD不足であるという。いったいいつから、こんなことになったのか..
これは、以前も廃墟通信に書いたかも知れないのだが..少なくとも昭和30年代、40年代までは、日光浴が奨励されていたと記憶する。なぜなら、日光浴によってビタミンDが作られるからである。昭和30年代には、佝僂病(くるびょう。「ビタミンDの欠乏や日光に当たることの少ないのが主な原因で、骨の形成が不良となり、脊椎・四肢骨などの曲がる小児の病気。グリソン病。成人の場合は骨軟化症という」(大辞泉より))が深刻な社会問題だったかも知れない。しかしある時点から..少なくとも1990年代以降には、もはや日光浴は奨励されなくなっていたような気がする。それは、紫外線の害が広く知れ渡るようになったからでもあるが、同時に、「戦後しばらくの栄養失調の時代ならばともかく、現代人が普通に食事をしていれば、ビタミンDが不足することなどあり得ない」、という認識が広まったからでもある。
ダイエット偏執狂な女子ならともかく、普通の現代人が栄養失調ということはあるまい。(偏っているかもしれないが。)とすると、やはり日光の摂取不足なのか。「天気のよい日に顔と両手を出して、1日15分程度、日陰なら30分程度」で十分だというのに、この程度も日光に当たっていないのか。みんなそれほど夜行性なのか..
..ではなく、UVケアのやりすぎなのだろう。湯風景しおりの露天風呂で必要もないのに紫外線を過剰摂取しているオヤジ(→ [;_ _])も阿呆だが、白い肌に憧れるあまり、必要最低限の紫外線すら浴びずにビタミンD不足に陥っている女子どもは、それより遥かに!ド阿呆である [^.^]。たいがいにしましょーね、君たち。[^.^]
目次へ戻る..観るんだろうなぁ、結局、「ジュラシック・ワールド」[;^J^]。しかし、タイミングが悪い。早めに観ようとしたら、実家に帰省しているあいだに観ることになってしまう。わざわざ、映画館が混んでいる横浜で..映画館が空いている浜松で観るに限るのだが..8月8日(土)に帰省する予定だが、それまでにサンストリート浜北あたりの深夜興行で観ようかしらん? しかし、そんな時間が取れるだろうか?..[;_ _] やばっ「進撃の巨人」も始まってしまうではないか。[;_ _]
「幕が上がる」のBDも、8月5日発売。これはいっそ、帰省時に渋谷タワレコで買おうかな。
目次へ戻る..と言えば、聞こえはいいが [;_ _]、要するに、根気(気力)が続かなくなっているのである。本を1冊、一気に読み切れないので、5〜6冊、「並行処理」をする。どれかを読んでいて読み飽きたら(それ以上読み進められなくなったら)、隣の本に移動するのである。それに飽きたら(以下同文)。何周か(何十周か)回しているうちに、ようやく全部、読み終わる..
本ならまだしも、私はテレビ番組の録画でも、同じことをやっているのである [;_ _]。読書に比べれば遥かに頭を使わず、ただほけらーっと眺めていればいいだけのテレビ番組(それも、教養番組や情報番組ならともかく、単なるバラエティ番組や音楽番組)ですら、連続1時間見ていることができず、未視聴(というか最後まで見ていない)番組の録画を、切り替え切り替えしながら、少しずつ見進めている始末なのである..[;_ _] この、「知的体力(持久力)」の衰えは、肉体の衰えよりも遥かに深刻だと自覚している [;_ _]。なんとかしないと..[;_ _][;_ _][;_ _]
目次へ戻る夏は、夏オフ。今年も、夏オフ。まずは、直近の19年分のレポートを以下にリンクしておこう。
1996年 第一日 第二日 1997年 第一日 第二日 1998年 第一日 第二日 1999年 第一日 第二日 2000年 第一日 第二日 2001年 第一日 第二日 2002年 第一日 第二日 2003年 第一日 第二日 2004年 第一日 第二日 2005年 第一日 第二日
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5:00過ぎに起き、荷造りをし、ちょっと思いついた設定変更をしてからシンセを担ぎ、6:45に自宅を徒歩で発つ。直近のバス停まで、普段なら10分少々なのに、20分近くかかってしまうのはなぜだ [/_;](← 自明。[;^.^])夜間降った形跡があるが(バスの窓が濡れているので)、蒸し暑い曇天である。どんなに暑くてもいい、雨よりは。[;^J^]
予定どおり、7:51のひかりに乗り、9:47、会場のアスピア(幡ヶ谷)着。よしよし今年は、京王線と京王新線を間違えなかったぞ [;^J^]。会場の部屋の鍵が開くのは10:00だが、既に古株(ベテラン勢)が5人以上、ホワイエというかロビーに着いて待機している。レンタル楽器(大型パーカッションや、譜面台、コントラバス椅子、ピアノ椅子、指揮台など)のトラックも、Tさんの車(シンセ脚や電子ドラムや楽譜等を積んでいる)も着いている。例年よりも立ち上がりが早い。これなら午前中の早い時点で、さくさくと準備が終わりそうだ。
数分間の休憩タイムができたわけだが、話題がもっぱら「年々しんどく」「駅の上り階段の途中で休むことが」「膝が」「髪が」..やむを得ない [;^J^]。長い伝統と歴史の証左である。
10:00少し前に会場が開き、設営開始。電子楽器系の準備も順調..実のところ、電子楽器系のトラブル(典型的には、音が出ない、設定が吹っ飛んでいる)など、いくらでも発生しうるのだが、私の記憶と記録に間違いがなければ、私がシンセを持ち込みはじめて20年ぐらいになるが、その類の事故は、一度もない。唯一最大の危機は、これはもう10年以上前だろうな、別の会場を使ったときに、「アンプとスピーカーが届かなかった」ということがあったぐらいか [;^.^]。このときは全く幸いにも、会場の壁スピーカー(高い位置に埋め込まれている)を使わせてもらえたのであり、パイプオルガンの音には(音場感も近く)まことに好適であったが、天空から降り注ぐハープシコードの音には、多少の違和感がなくもなく..まぁ、こんな思い出話はどうでもいい。[;^J^]
基本は、私が持ち込むシンセ(Fantom−S)を、マルチチンバーモード(同時に複数の楽器の音色を鳴らせるモード)で使う。補助鍵盤として、Nさんが持ち込むカシオのエレピをMIDI INに接続し、Fantom−Sの2パート(2音色)を鳴らしたり、また、MIDI接続を切って、エレピを独立させて弾いたりもする。もうひとつ、V−Drums(TD−6)。例年、特に吹奏楽枠やポップス枠で、1曲はドラムセットパートがあるので、もちろんそのために使うのだが、Fantom−SのMIDI INに接続して、外部トリガーとして使うこともある。(タムタム(銅鑼)や、チューブラーベルは、ドラムのパッドをスティックで叩く方が気持ちいいでしょ? この「気持ちの良さ」は、演奏者にとって、決定的に重要だと思うのである。)
今年は参加者(演奏者)の負担減を慮り、2日間とも時短。13:00スタートで19:30には終わるようにプログラムが組まれたが、これは大正解。余裕をもって撤収できるし、打ち上げも早く始められるしね [^J^]。以下、例年のごとく、電子楽器回りの備忘が中心になるが、ご承知ください。[_ _]
初日の1曲目(開会ファンファーレを兼ねる)は、「シャルパンティエ/「テ・デウム」よりプレリュード」。これは、Nさんにオルガンパートを弾いていただいた。(例年の常連のNさんには、まったく安心してお任せできる。)続いて、「J.シュトラウス2世/ワルツ「春の声」」。Nさんがエレピでハープ(MIDI経由でFantom−Sのハープパートを鳴らす)、私はFantom−Sの鍵盤で、コントラバス。(この曲のコントラバスパートは、私でもなんとかなる程度に平易ですので。[;_ _][;^J^])なぜ、逆ではないのか(Fantom−Sの鍵盤でハープ、エレピの鍵盤でコントラバスではないのか)、というのは、やや深い話になるが、ついでだから書いておく。コントラバス(というか、オーケストラの弦楽器一般)には、少なくとも2種類の主要な奏法がある。アルコ(普通に弓で弾く)と、ピッチカート(指ではじく)である。(これら以外にも山ほどあるのだが、話題が発散するのでここでは省く。)これらは実は別々の音色として用意されており、Fantom−Sのマルチチンバーモードの16パートのうち、パート5をコントラバスのアルコ、パート6をコントラバスのピッチカートとしている。このふたつは、Fantom−Sのパネルからは、左右カーソルでワンタッチで切り替えられる。(ついでに言わずもがなだが、どのパートも、カーソルキーで選ぶことができる。離れたパートを選ぶには、ワンタッチとは参らぬが..(← 明日への伏線 [;^J^]))それに対して、MIDI INからパートを切り替えるためには、パート番号に対応するチャンネルで演奏しなければならない。つまり、外部MIDI(この場合はエレピ)でコントラバスのアルコを弾くためには、チャンネル5、コントラバスのピッチカートを弾くためには、チャンネル6で演奏しなければならない。そして、エレピにとって、「送信MIDIチャンネルを切り替える」ことは、できるにはできるのだが、全く主要では無い(できなくても不思議ではないぐらいの)付加的な機能なので、(Fantom−Sのパネル面でカーソルでワンタッチ、みたいな)簡単操作ではできないのである。「とあるスイッチを押しながら、とある鍵盤を押す」のである。これは、曲間ならばともかく、曲中では(かなりリハ/練習を繰り返さないと)不可能な操作である。(書き忘れていたが、夏オフでは、一部の例外を除き、どの曲もリハ無しの一発あわせであって、音色切り替えの練習をしている時間など、ほぼない。[;^J^])..というわけで、例年、原則としてコントラバスパートがあるときは、それはFantom−Sで弾き、その他の楽器を外部MIDI(エレピ鍵盤)で弾いているのである。(例外はある。後述する。)
次の曲は、「メンデルスゾーン/交響曲第4番「イタリア」」。Nさんに(上述したように、Fantom−Sの鍵盤で)コントラバスパートを演奏していただいた。なお、アルコとピッチカートの切り替え(要は、カーソルキーによるパート5と6の切り替え)は、私が横から手を出して行った。Nさんはカーソルキーによるパートの切り替え操作に慣れているのだが、演奏が忙しいときにそれができるかどうかは別問題なので、私がほかのことに手を取られていない限り、私が横からパート切り替えをサポートすることにしている。
「リスト/交響詩「レ・プレリュード」」。Nさんがエレピでハープパート、私がFantom−Sの鍵盤で、コントラバス。(「春の声」と同じ布陣。)この曲に限ったことではないが、事前にコントラバスのパート譜を見る機会はあったのだが、予習をしている時間が全くとれず。落ちまくってしまった [;_ _]。今年は、シンセを含む電子楽器群の設定と取り回しについては、ほとんど反省する余地が無い(長年の経験が実り、ほぼ、完成形と言える状態に持ち込めている)のだが、コントラバスパートの演奏については、例年の数倍も、反省の余地だらけである。[;_ _][;_ _][;_ _]
次が、問題の [;^J^] 吹奏楽枠。シンセ(電子楽器)では、鍵盤打楽器(グロッケン、シロフォン、ビブラフォン、マリンバなど)、特殊打楽器(チューブラーベル、ウィンドチャイムなど)を担当するのだが、なにしろ、事前情報がほとんど無いのである [;^J^]。(古典)オーケストラ曲なら、事前にネットからパート譜やスコア(総譜)をダウンロードして検討することもできるのだが..まぁ、枠の主催者にお願いすれば、事前にパート譜のPDFを送ってもらえるとは思うが、そうでなくとも、お互い(これが本業ではないので [;^J^])忙しいのである。相手の負担を増やしたくない。それに、当日ぎりぎりにならないと、枠の主催者の手元にも譜面が届かないというケースだってあるのだし..というわけで、「吹奏楽枠」は、私の中では、毎年「スリルを楽しむ枠」として、定義されているのであった。[;^.^]
..で、いきなりきた [;^J^]。「スーサ/行進曲「美中の美」」..なんの問題もないはずの曲である。グロッケンパートをNさんにお願いして..「実はチューバがいない」、と来たもんだ [;^J^]。大至急、チューバの音を用意することも可能だったのだが、まだ夏オフで一度も使ったことがない音色は、リスキーである。コントラバスの音でも構わない、と、指揮者に確認して、Fantom−Sで、私がコントラバスパート。(Nさんのグロッケンパートはエレピで演奏。)続いて、「スウェアリンジェン/狂詩曲「ノヴェナ」」..う〜む、グロッケン、シロフォン、チャイム(チューブラーベル)が必要なのだが、この曲ではどうやら、チャイムが極めて重要。初見ということも勘案して、シロフォンを捨てた。Nさんには引き続き、グロッケンパートをエレピで演奏していただき、私はFantom−Sで、チャイムに専念。そしてこの枠での3曲目が、一番大量の楽器を必要とする、「T.ミキ/I only care about you」である。[;^J^]
グロッケン、ビブラフォン、チャイム、ウィンドチャイム、ドラムセット、エレピなのだが..まず、ドラムセットは、TD−6を、打楽器奏者のTさんに演奏していただく。(ちなみに4パッド、キック無し。4パッドをハイタム、ロータム、オープンハイハット、クローズドハイハットにアサインするという、ミニマム構成。これでも一応、ドラムセットとして機能する。キックペダルがあるに越したことはないし、勤務先の社内の知人から借りて持参したこともあるのだが..労力と得られる効果が、微妙に見合わないのである [;^J^]。これが、1曲だけではなく、複数曲で使われるというのならば、もちろん話は別なのだが..)次に重要なのがエレピなので、エレピとFantom−SのMIDI接続を外し、エレピ単体でNさんに演奏していただく。あとは私の担当。残る4楽器のうち、ウィンドチャイムは冒頭の1発だけなので問題なし。これだけ(ローランド用語で恐縮だが)パッチモードで演奏し、すぐにマルチチンバーに復帰。残りのグロッケン、ビブラフォン、チャイム。無理すれば切り替え切り替えで、より多くの音を出せたかも知れないが、なにしろ初見。大急ぎでパート譜を検討した結果、グロッケンだけでも演奏できれば形になる(音楽的に大穴はあかない)と判断し、ビブラフォンとチャイムは捨てて、Fantom−Sの鍵盤でグロッケンに専念。
吹奏楽枠の次は、「甲田雅人/「モンスターハンター」より"英雄の証"」である。この曲では、再びエレピをFantom−Sの外部MIDI鍵盤として、Nさんにコントラバスパートを弾いていただいた。(先ほど述べた、「基本的にコントラバスはFantom−Sの鍵盤で」という原則の、例外である。)この曲ではコントラバスのピッチカートがほとんどなく(あるいは重要ではなく、仮にあってもアルコ奏法の音のスタッカートで十分で)、エレピの送信チャンネルを途中で変更する必要がないことと、どうしてもFantom−Sで、ハープパートを弾く必要があったからである。つまり、この曲には「ハープのグリッサンド」があるのである。(今年の夏オフでは、ハープのグリッサンド奏法があるのは、この曲と明日の「ヤマト」だけ。)これの仕込みの詳細は複雑過ぎるので、2009年07月27日の日記(「ダフクログリッサンド、設定完了」)と、2014年08月06日の日記(「月初の山は越えたか..」)を軽く流し読みして、jpgファイルを眺めてもらえば十分です [;^J^]。とにかく、この「モンハン」では、6種類のグリッサンドを切り替えて奏するほかは、さほど難しい箇所もなかったので、私が演奏することにした、という次第。
「J.シュトラウス2世/喜歌劇「こうもり」序曲」では、ちょっとしたギミックを仕掛けた(というほどでもないが)。Fantom−Sの鍵盤で、アルコとピッチカート(パート5とパート6)を切り替えつつ、Nさんにコントラバスを弾いてもらうのは、ほかの曲と同様。ただしこの曲にはもうひとつ、「チューブラーベル」のパートがある。この曲をご存知の方なら、ははぁと見当がつくであろう。冒頭、6時を告げる時計の「六点鐘」である。Fantom−Sでは、チューブラーベルはパート15にセットしてある。だから、エレピでチャンネル15で6回、「E」を叩けばいいだけなのだが..
..それではつまらん [^J^]。狂詩曲「ノヴェナ」では、チューブラーベルで鳴らす音高の種類が多かったので鍵盤で弾いたが、「こうもり」では「E」しかない。というわけで、Fantom−SへのMIDI INをエレピからTD−6に切り替え、TD−6の4つのパッドのうちひとつをチャンネル15のE音にアサインした。かくして、パッドをスティックで叩くと、チューブラーベル。これはなかなか気持ちいいよ [^.^]。奏者は私 [^.^]。ごめん。[;^.^]
引き続き、「J.シュトラウス2世/ワルツ「美しく青きドナウ」」。曲については説明の要はありませんね。Nさんがエレピでハープパート、私がFantom−Sでコントラバスパート。この曲についてはハープのパート譜が(何故か)なく、Nさんはポケットスコアを見ながら弾いたが、なんなくこなされた。
ここでNさんが(1日目は)帰られて、鍵盤奏者は私ひとりとなった [;_ _]。ここからあとは、なかなか辛く苦しく、詳述するに忍びないので簡単にすませる [;_ _] ..というのは、半分は冗談で [;^J^]、いや、ここまで(夏オフの記録としては)想定を遥かに超えた長文となってしまい、この調子で書いていると、書いても書いても書き終わらないので、ペースを上げてすっ飛ばさざるを得ないのである。[;^J^]
以下、初日の終わりまで、楽器は全てFantom−Sのみ、奏者は私のみ、かつ、全ての曲で、コントラバスパートである。まず、「ベートーヴェン/交響曲第8番」..もっと練習しておけばよかった [;_ _] ..さらっている時間なんか、皆無だったけど [;_ _] ..譜面づらはそんなに難しくなさそうだったんで、油断したなぁ..
以下、3曲連続、シベリウス。まず、「交響曲第7番」 ..これは、悔いが残った [;_ _]。実は今回の夏オフの中で、リハの時間が設定されている数少ない曲のうちの1曲なのだが、指揮者の「リハをやったからといって、通るような曲ではないので、リハでなんとかかんとか最後までいったら、それで終わりにしよう(そのあともう一度、本番をやるのは、無理です)..(笑)」という宣言に要約されるような、難曲中の難曲だったのである [;_ _]。譜面づら自体は、そんなに難しくない。ただ、拍節感がとりづらく、今、どこを演奏しているのか、一瞬にして見失ってしまうのである。私は、弾いている時間よりも落ちている時間の方が長かったと思う。「悔いが残った」というのは..もう何年前になるだろう、「シベリウスオフ」が開催されたことがあり、そこで私はやはりこの曲のコントラバスパートをシンセで奏し、そのときは、「大体弾けた」という記憶があり、そのために、今回、「なんとかなるでしょ」、と、ほとんど予習をしなかったからである [;_ _]。むしろ、かつてどうして弾けたのかが不思議である。事前に練習を重ねたのだろうか? リハを十分に行ったのだろうか? いや、おそらく、パート譜を使わない、スコア(総譜)弾きだったのではなかろうか?(さらに言うと、何故か、この曲のスコアのみ、自宅で発見できなかったのである。絶対に持っているはずなのに..)この曲は、スコアを見ながら、別の楽器の「入り」を頼りに弾く方が、落ちにくいと思われるのである..
この大難曲に比べると、あとの2曲は楽勝であった [;^J^]。「アンダンテ・フェスティーヴォ」と、「交響詩「フィンランディア」」である。(..といっても、「アンダンテ・フェスティーヴォ」では、最初、指揮者が四つ振りしているのを二つ振りと勘違いして、しばらく、思いっきり間違えて弾いてしまったが [;_ _]、私が事故っていることに気が付いた方に、今どこを奏しているのかを教えていただいて、なんとか立ち直れたという次第。[;_ _][;^J^])
ほぼ予定どおりに19:00に終演。明日のために楽器はおいていくので、撤収はしない。(電子楽器の電源を落とす程度である。[;^J^])例によって、19:30から幡ヶ谷駅の真上の「呑兵衛」で初日の打ち上げ。21:40に散会。
今年は、例年の定宿・ここから徒歩数分の「さくらホテル」を取れなかった。(1ヶ月前になって、ようやく予約取りに動いた私のアクションも遅すぎたのだが、外人観光客が有意に増えたからだと思う..さくらホテルは、もともと外人客が非常に多いのである。)京王新線で新宿に戻り、そこから大江戸線で中野坂上。駅からすぐの「イーストンホテル」に着いたのが、22:15。電車で乗り継いでホテルに向かう前に、「タクシーの方がいいのではないか」、と、Mさんにアドバイスされていたのだが、まずは試しに電車を使ってみたという次第。時間はたいしたことはないが(散会してから店の前でグダグダしていた時間があるので、30分はかかっていない)、乗り換え時に歩く距離が、やや長い。今日は(シンセを会場に置いてきたので)リュックのみの、ほぼ手ぶらだから問題にならないが、明日、重たい荷物を担いでこの距離を移動する気にはなれない。明日はタクシーを使おう。
目次へ戻る9:20に、ホテルを発つ。大江戸線、京王新線。朝食無しの宿泊プランだったので、幡ヶ谷のコンビニでサンドイッチとペットボトルを買って、10:00過ぎ、アスピアに着いてから、ロビーで朝食。(実際には、ブランチ。)
今日は、少し飛ばして書く [;^J^]。ファンファーレがわりの1曲目は、「稲田康/「大盛況」」。モーツァルト風の曲。なんのこっちゃと思った人は、ぐぐってくれ [;^J^]。この曲にはコントラバスパートがあるのだが、パート譜が足りなかったので(というか、チェロとコントラバスが同一のパート譜で(古典曲ではよくあるパターン)、この日はチェロの奏者が多く、シンセまで回ってこなかったのである。)まぁ、コントラバスパートがなくても十分音楽になるだろう、と、ここは無理せず休ませてもらった。
続いて、「モーツァルト/歌劇「魔笛」序曲」。Sさんが来られたので、Fantom−Sでコントラバスパートを演奏してもらった。この人は本当に頼りになる。カーソルキーによるパートの切り替え(「パート5:コントラバス、アルコ」⇔「パート6:コントラバス、ピッチカート」)も、安心してお任せできる。
3曲目の「ハイドン/交響曲94番「驚愕」」で、椿事出来(しゅったい)..というほどでもないが、要するに、「大盛況」同様、「チェロ&コントラバス」のパート譜が足りなかったので、この曲も休み〜、と、鍵盤楽器奏者ともども、聴くほうに回っていたのだが..ティンパニを奏していたGさんから、「コントラバスがいないぞ!」、と、指摘され、(そうはいってもパート譜がないんだけどな..Nさんに頼むか..)、と、2階というかキャットウォークで聴衆していた、昨日大活躍していただいたNさんをナンパ [;^J^] した。Nさんは、iPad弾きが得意だからである。
..説明が必要だわな [;^J^]。クラシック音楽のパート譜は、特に古い時代の作品ならば、よほどマイナーな曲でない限り、ネットで読むことができるのである。(ただし、信頼性や可読性(読みやすさ)、バージョン違いの問題が発生することは、ありうる。)「驚愕」の「チェロ&コントラバス」のパート譜がネットで読めることは、実は私も事前に確認していた。Nさんは、右手にiPadを持ってそれを読みながら、左手で演奏する、という、私が名づけたところの「iPad弾き」を、なんなくやってのけるのである。
ところが、この日はなぜか、NさんのiPadのネット接続が不調で(?)パート譜を掲載しているサイトにアクセスできない。私のiPhoneからはアクセスできる。私のiPhoneでデザリングしてみたが、やはりiPadではアクセスできない..半ば諦めかけたが、ままよ、と、iPhone弾きをしていただいた [;^J^]。いくらなんでもiPhone6の画面では小さすぎるだろうと思われたが、横に倒すと、それなりのサイズになる。第3楽章と第4楽章は、なんとかこれで弾いていただいた。やれやれ。
..何が、「今日は、少し飛ばして書く」だ [;^.^]。手間がかかり過ぎている。どんどん先へ行くぞ [;^J^]。次は、「J.S.バッハ/カンタータ 第78番《イエスよ、汝はわが魂を》」である。非常に思い出深い、FCLAのオフ史上でも歴史的に重要な曲なのだが、それを書き始めてしまうとマジで書き終わらないので、略 [;_ _][;^J^]。この作品では、Sさんに、Fantom−Sの鍵盤でパイプオルガンを、Nyさん(Nさんの、ピアノの弟子)にエレピでコントラバスパートを弾いていただいた。パイプオルガンは、2音色。パート9の「ポジティブオルガン」とパート10の「チャーチオルガン」を、Sさん自身に切り替えて演奏していただいた。コントラバスは(全7楽章だが)ほぼ楽章ごとに、アルコとピッチカートが切り替わるので、これは私が横から手をだして、エレピの送信チャンネルを切り替えた。(昨日の日記にも書いたように、このエレピで送信チャンネルを切り替えるためには、特殊操作が必要になるのだ。慣れればどうということはないにせよ..)
さて、次は昨日に引き続き、「吹奏楽枠」。(昨日を「A面」、本日を「B面」と称する。[;^J^])まず、「リード/アルメニアンダンス PartI」。シンセが担当するのは、鍵盤打楽器(「グロッケン」「シロフォン」「ビブラフォン」)のはずだったが..今日も、チューバがいないのであった [;^J^]。Sさんに、ピアノで(チューバがわりの)コントラバスパートを弾いていただいた。(低音の補強が目的なので、アルコのみ。)鍵盤打楽器は、NさんがFantom−Sで。「グロッケン」「シロフォン」「ビブラフォン」のパートの切り替えは、私が横から手を出してカーソルキー操作。(吹奏楽の特徴のひとつとして、鍵盤打楽器は、一度にひとつしか使われないことが結構多く、シンセ1台でもなんとかなるケースが多いのである。)この枠の最後の曲が、「筒美京平/また逢う日まで」。コントラバスパートは引き続き、Sさんがエレピで。鍵盤打楽器は..「グロッケン」と「ビブラフォン」が、(つい先ほど述べた通例にいきなり反して [;^J^])もろかぶり。ただ、パート譜を大急ぎで見比べたところ、ほとんど同じことをやっている。グロッケンは単音でメロディーを弾き、ビブラフォンはメロディーの下に、和音も鳴らしている..単純に考えると、ビブラフォンパートがグロッケンパートを「含んでいる」ことになるが、いずれも、賑やかしの音色群。ならば、華やかに音が通る方がいい、と判断して、ビブラフォンパートを捨てて、グロッケンパートだけを弾いていただいた。正解だったと思う。(ついでに書いておくと、シンセで各種の生楽器の音を用意しているが、この楽器にプリセットされている膨大な数の音色から選んでいるだけなのでは、ない。全て、私の手が入っている。いちから作る場合も、多少の加工を加えるに留める場合もあるが..いずれにせよ、必ずしも「リアル」志向ではないのである。非常に似ているとはいえ、生楽器と同じ音が出るわけではない。それよりは、シンセサイザーならではの能力を生かして、演奏に効果的な音を用意するほうがいい。私が丹精した「グロッケン」の音は、プリセット音に「サイン波」を多少加えてキラキラさせ、合奏の中でも埋もれにくくしたものである。これは、実際のグロッケンの音とは異なるのだが、音楽の中でグロッケンの音に求められている「機能」としては、この方がより相応しいと判断したからである。
(..まったくもって、何が、「今日は、少し飛ばして書く」だ [;^.^]。既に今週の締め切り(アップ日)はとっくに過ぎているというのに、筆が走りすぎている。先行くぞ、先! [;^.^])次が、今年の夏オフのハイライト、「宮川泰/組曲「宇宙戦艦ヤマト」」である!
これは、3年前に夏オフで演奏しており、その時と同じ譜面を使うので、ハープグリッサンド(8種類)のデータをそのまま流用できたのは、ラッキーであった [^J^]。本来は電子楽器で「エレキギター」と「エレキベース」のパートもカバーしなければならないところであるが、無理なものは無理! [;^.^] こいつらは捨てて、「ハープ」「シロフォン」「グロッケン」「ピアノ」に専念することにした。(これは3年前と同じ作戦である。)問題は、2台しかない鍵盤(Fantom−Sとエレピ)の割り振りである。
この組曲は、「1.序曲」「2.宇宙戦艦ヤマト」「3.出撃」「4.大いなる愛」からなる。ほぼ全曲にわたってピアノは弾きっぱなしなので、エレピとFantom−SのMIDI接続を切り、エレピはエレピで独立させ、Nさんに弾いていただく。これで「ピアノ」は片付いた。問題は、残りの「ハープ」「シロフォン」「グロッケン」である。この3つを1台のシンセ(Fantom−S)でまかなわなければならない。まず、大雑把にいって、「1.序曲」と「4.大いなる愛」で使われているのはハープとグロッケン、「2.宇宙戦艦ヤマト」と「3.出撃」で使われているのはシロフォン(「2.宇宙戦艦ヤマト」では、一瞬、グロッケンとハープも)である。次に、奏者の割り振りである。ハープは(譜読みの時間を確保したいので)Nさんのピアノの弟子のNyさんで早めに決定。そしてグロッケンパートを、Nyさんのお子さん(小学生)のKちゃん(やはりNさんのピアノの弟子)にやってもらおう、と、当初は画策していた。(ついでにできれば、シロフォンパートも。)
参考までに、そのグロッケンパートを、右に示す。ご存知の方も多いでしょう? この名旋律 [^J^]。ところがその後、シンセの仕込みを進める過程で、ハープとグロッケンを(同じ楽器で)別の人が担当するのは、極めて難しいことが判明したのである。ハープのグリッサンドありまくりの曲なのだが、1曲目では、ハープのグリッサンドと、右に示したグロッケンのパートが2回も被っている。4曲目でも、ぎりぎり被っている..そして私は、音楽的には、グロッケンよりもハープを生かすべきだと判断したのである。なぜなら、グロッケンの旋律は弦楽器と重なっているのに対し、ハープのグリッサンドは(ブリッジではあるが)輝かしい装飾だからだ。よって、1曲目と4曲目は(グロッケンを省略して)ハープのみ(奏者はNyさんのみ)、2曲目と3曲目はシロフォンのみ(奏者はKちゃんのみ)、と、単純化しようと目論んでいたのである。本番直前までは..
..Kちゃんは、グロッケンパートだけを練習してきたのである。そしてシロフォンパートは、初見では弾けない..それよりなによりKちゃんは、1曲目と4曲目の、このグロッケンのメロディーを弾きたいのである。迷う余地なく、方針変更..迷う余地は無いが、時間も無い [;^J^]。1曲目と4曲目、ハープと被る部分は、ハープの方をカットして、直前まで演奏しているハープの音からグロッケンに瞬速で切り替え、奏者チェンジ..こういうタイトロープを渡る予定はなかったので、このチェンジ操作の練習を大急ぎで行う..(ちなみに、2曲目と3曲目のシロフォンパートは、Nyさんに弾いてもらうことにした。)
..成功した! いやはや、緊張した! [;^.^] なにしろ、Kちゃんの夏オフデビューなのである。(数年前から、聴衆としては参加しているが、奏者としては。)ここは是が非でも(私が丹精した、渾身のグロッケン音色で)このメロディーを弾いて、成功して、楽しい思い出を持ち帰って欲しかったからである [^J^]。そしてどうやら、それは叶えられたようだ。スタッフ冥利に尽きるとは、このことである [^.^]。良かった、よかった..
..ついでに、思い出さなくてもいいことまで、思い出したぞ [;^J^]。この「ヤマト」を(楽譜を購入して)企画したのはNeさんなのだが(N系の人が多くてややこしくてすまんね [;^J^])、この人は昨日(初日)から参加しているのだが、久しぶりに会う私をしばらく見て..「太った?」
..まったく容赦ないな、この人は [;_ _]凸。そーだよ、太ったよ。太りましたとも、私は。自転車通勤できなくなったからだとか、言い訳はしないよ、しませんとも..[;_ _][;_ _][;_ _]凸 大体、夏オフで会う人は、ほとんどが1年(または数年)ぶりの人ばかり。毎日会っている会社の同僚ならば変化に気が付きにくいこともあろうが、これだけのインターバルをおけば、体形の変化に気が付かない人は、まずいない。みんな気が付いているんだよ。気が付いていても、誰もそこには触れないんだよ、アンタッチャブルな話題なんだよ [;_ _]凸。「その歳になってから太ると、戻らないよ〜」..うぅぅ、ご忠告、ありがとう..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]凸
さて、書いても書いても終わらない夏オフレポートも、最終コーナーを回った。読んでるあなたもしんどいだろうが、書いてる私はもっとしんどいんだ、ここは我慢してくれ [;_ _][;^.^]。「ブラームス/交響曲第4番」である。この曲は、指揮者のGさんの希望で、コントラバス2台体制とした。
ここでまた説明が長くなるのであるが [;_ _]、もう忘れているだろうが、昨日の日記の冒頭、「ちょっと思いついた設定変更をしてからシンセを担ぎ」(..まさか、伏線になっているとは思わなかったでしょ。[;^J^])どういう設定変更をしたのかというと..
思い出して欲しいのだが、シンセの16パートに、別々の楽器をアサインして、カーソルキーで選べるようにしている。例えば、「パート1:ハープ」「パート5:コントラバス、アルコ」「パート6:コントラバス、ピッチカート」「パート9:パイプオルガン、ポジティブ」「パート10:パイプオルガン、チャーチ」「パート12:グロッケン」「パート13:シロフォン」「パート14:ビブラフォン」「パート15:チューブラーベル」、である。(後半、吹奏楽でよく使う楽器を並べて、素速く切り替えられるように工夫をしているところに注目。[^.^])コントラバスのアルコとピッチカートを切り替えつつ弾くときには、隣り合う「5」と「6」を行き来すれば良いことは、既に述べたとおり。ところで、「6(ピッチカート)」から「5(アルコ)」に戻ろうとして、逆方向のカーソルを押してパート7に切り替えてしまう、という誤操作が、例年、数回は起こっていたのである。そしてパート7にセットしてある音色は、「マリンバ」なのである [;^J^]。これを「事故」と言わずして、何を「事故」というか。[;^J^]
これを防ぐために、「壁」を作ったのである。つまり、「パート4」と「パート5」の両方に「コントラバス、アルコ」、「パート6」と「パート7」の両方に「コントラバス、ピッチカート」をセットした上で、「パート5」と「パート6」を使う。こうすると、まんがいち、パート6から逆方向に切り替えてしまっても、パート7もコントラバスの音には違いないので、ダメージが少ない。(今にして思えば、アルコとピッチカートを交互に配置する方がベターだった気もするが。)そしてこれは確かに効果があった。現実に、パート4やパート7に切り替えてしまったことが、何度かあったからである。[;^J^]
そしてここまでが前振りなのであるが、つまり、コントラバスのアルコのパートがふたつあるので、一方をFantom−Sの、もう一方を外部MIDI(エレピ)の鍵盤で弾けば、コントラバスが2台になるのである。(ちなみに、同じパートをシンセ本体と外部MIDIの両方で弾いても、「2台」にはならない。説明は省略する。)そしてこのツインベース体制は、効果があったようである。(シンセ側をSさん、エレピをNyさんに弾いていただいた。)来年までに、もう少し設定を磨いてみよう。
このあと、「3分間指揮者コーナー」。「J.シュトラウス2世/ワルツ「美しく青きドナウ」」では、Nさんがコントラバスパート。「ブラームス/交響曲第4番」の第1楽章冒頭では、Nさんと私でコントラバスパート×2。「交響詩「フィンランディア」」も同様。
「ラヴェル/ボレロ」では、CさんがFantom−Sの鍵盤でハープパート。私が、Fantom−SのMIDI INに接続されたエレピでチェレスタ。そしてチェレスタの出番が終わったら、MIDIケーブルをエレピからTD−6(電子ドラム)に接続変更して、TD−6のパッドで、タムタム(銅鑼)。演奏中にケーブルをつなぎ変えるなどという荒技 [;^J^] を使うのは、MIDIマージャーが無いからであるが、ここ数年来、安定運用しているテクニックでもある。MIDIマージャーを用意することはできるし、使っていた時代もあるのだが、現在の機器編成ではほとんど不要なので(2日間を通じて、使う(生かす)チャンスが1〜2回しかない)、リストラして、使いこなし(演奏中の接続変更 [;^J^])で切り抜けているという次第。実際、持ち歩く(搬入する)機器を減らして身軽になるというのは、極めて重要なことなのである。
そして最後に、「エルガー/威風堂々第1番」。Fantom−Sの鍵盤で、私がパイプオルガン。エレピ鍵盤で、Nさんがハープ。私、ミストーンを連発してしまったはずなのだが [;_ _]、トゥッティの大音量の中で、自分が弾いている音すら良く聞こえなかったので、わかんない..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^] モニター問題についても語り出すときりがないのだが、今夜はもうやめよう..[;_ _][;^J^]
終演は、予定どおり19:00頃。余裕をもって撤収して、19:30までには、「来たときよりも、美しく」[^.^]。毎年のことで慣れているとはいえ、見事なものである。[^J^]
昨夜同様、19:30を少し回ってから、幡ヶ谷駅の真上の「呑兵衛」で打ち上げ。21:40に散会。中野坂上駅からすぐのイーストンホテルまで、今夜はタクシーを使ってみた。1000円強で、21:55に着いた。こちらが正解。(..やっと、書き終わった..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^])
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