*2024年11月18日:葛西臨海水族園
*2024年11月19日:詩人たちが逝く..
*2024年11月20日:上洛日程に悩む
*2024年11月21日:幻想美術選「ポルト・リガトの聖母」サルバドール・ダリ
*2024年11月22日:鶴ヶ峰散策 ふるさと尾根道緑道
*2024年11月23日:はにわ展
*2024年11月24日:カサドシュ/読響日曜の「幻想」
*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*2024年11月18日:葛西臨海水族園


 明るい曇天。8:21のバスで発ち、10:10、葛西臨海水族園。ここに来るのは初めてである。当初は、首都高走行の経験値を上げるためにも車で来ようかと考えたのだが、電車の便があまりにも良すぎる(東京駅から京葉線ですぐである)ので常識的に判断して [;^J^]、電車できました。

Picture Picture

 水族館の本体は地中にあり、地上に顔を覗かせているのは、このドームだけ。箱根の「ポーラ美術館」や、直島の「地中美術館」どうようの、景観への配慮である。また、ドームを囲んで池が設置されているのだが、この水面が海とシームレスに見え、広大なビューを実現している。これは京都嵐山の「福田美術館」と同じ発想である。水煙状の噴水も、風情がある。



Picture Picture

 いつものことだが、撮影は困難を極めた [;^J^]。水族館の暗い環境は、苛酷である。ISO値がえらいことになってしまう [;^.^]。まぁまぁ見られるものを2点だけ掲載しておくが、もっと精進します。[;_ _]



 11:50に退出し、東京駅に戻る。有楽町駅との間のガード下の「鳥良商店」で、チキンカツ煮定食。

Picture

 仲通りのイチョウはまだまだ緑主体。ティファニーのオブジェが設置されていた。



 鶯谷へ。13:55、古書ドリス。15:10に出て、鶴ヶ峰に直帰。筑前屋のカウンターで晩酌しつつ、今週末24日の、読売日響の「幻想交響曲」のチケットを購入する。フェイスブックに偶然広告が流れてきて気がついたのである。

*目次へ戻る


*2024年11月19日:詩人たちが逝く..


 晴天。寒い。

 谷川俊太郎、11月13日に老衰のため逝去。享年92。

 ピート・シンフィールド、11月14日に逝去。享年80。

 詩人たちに対して「言葉」を連ねるのもな..合掌..

*目次へ戻る


*2024年11月20日:上洛日程に悩む


 朝から小雨。

 京都の紅葉を観に行きたいのだが、日程決めに苦慮している。例年になく紅葉が遅いらしいのだが、いつ行けば「当たり」なのか..交通費(&宿泊費)もかかることであるし、空振りは極力避けたい..ネットでできるだけ直近の写真を漁っても、多くはまだまだなのだが、既に見頃になっているポイントもあり、悩む悩む..

 言うまでもなく、人混みも問題である。とにかく尋常ではないので平日に行く予定なのだが、どのみちインバウンドの人たちには、休日も平日も関係ないしなぁ。[;^J^]

*目次へ戻る


*2024年11月21日:幻想美術選「ポルト・リガトの聖母」サルバドール・ダリ


 「幻想美術選」、第311回。ダリの作品をご紹介するのは、幻の馬車ザクロの周囲を一匹の蜜蜂が飛んだために生じた夢から目覚める一瞬前幻覚素の闘牛士シュルレアリスムの思い出:天空の象謎めいた要素のある風景ガラ酸とダリ酸のデオキシリボ核酸テトゥアンの大会戦聖アントニウスの誘惑まぐろ漁に続いて(記念すべき [;^.^])10回目である。

Picture

「ポルト・リガトの聖母」(サルバドール・ダリ、1950年)

 Salvador Dali(1904〜1989、不要だと思うけど一応 → Wikipedia画像検索結果)の最も有名な作品のひとつであり、最初の超大作であり、後期の「宗教画時代」「原子時代(微粒子時代)」の劈頭を飾る作品でもある。

Picture

 ただし、「最初の超大作」ではあるが、「最初の宗教画」とまでは言えない。この画題には2バージョンあり、今回ご紹介するのは、第二バージョン。前年(1949)に制作された、より小さな第一バージョン(左図)が、ローマ教皇ピオ十二世に謁見した際に持参して祝福され、それを受けて構成を大規模化して再制作されたものなのである。

 ..ここで、なにがしかの胡散臭さ [;^J^] と言っては言いすぎだな、芝居がかった大仰なパフォーマンスを感じ取れないだろうか。話題づくりというか。わざわざ教皇に見せるなんて。あるいは、ダリのプロデューサー/マネージャーであるガラ夫人の入れ知恵かもしれないが(というか、多分そうだ。[;^.^])



 それはそれとして [;^J^]、作品の構想はまことに雄大で、瞠目すべきものである。特に目立つのは、何もかも浮かんでいることと、聖母の胸が長方形に穿たれていわば聖母自体が「聖櫃」と化し、その中央に浮かぶイエスの胸もまた長方形に穿たれて聖櫃構造が繰り返され、さらにその中央に聖餐のパンが浮かんでいること。このパンがこの絵画空間のまさに中心をなしており、ここからさまざまな象徴が放射状に配置されていること。その「意味」というか「匂わせ」[;^J^] はおいといて、とにかく、見事な色彩設計もあいまって、ひと目見たら忘れられない、まさにダリを代表するに相応しい傑作となっている。

 ちなみに、「全体の構図は原子核の構造をもとにしている」という解説が書かれている本が手元にあるのだが、その根拠は不明。また、ダリ自身の発言であるかどうかも不明なのだが(現時点では裏を取れていない)、まぁ、ダリの言いそうな戯言ではある [^J^]。ディスっているのではない。芸術家には、こういう「軽薄なハッタリ」も必要なのだ。(やっぱ、ディスっているように読める?[;^.^])

 最後に、この作品は日本にあることをお伝えしておこう。(「テトゥアンの大会戦」が福島の諸橋近代美術館にあるように。)福岡市美術館で常設展示されているのだ。遠いと思われるかも知れないが、新幹線を使っても飛行機を使っても、びっくりするほどアクセスがいい美術館である。興味をもたれた方は、いちど訪れることをお薦めする。食事も美味いところだしさ。[^J^]

*目次へ戻る


*2024年11月22日:鶴ヶ峰散策 ふるさと尾根道緑道


 朝3時頃、ベッドの中で、右脚がこむらがえりに襲われ、悶絶する [;_ _]。いきなり無理して伸ばしたりするのは禁物。ゆっくりゆっくり様子を見ながらほぐす。明るくなる頃には、なんとか普通に歩けるようになった。[;^J^]

 快晴。朝いちで、白根診療所。(こむらがえりの治療ではない。月いちの内科健診である。)さくら薬局でいつもの薬を受け取って、そのまま歩いて鶴ヶ峰駅へ。10:15、バスターミナル。

Picture Picture Picture

 先日に続いての、鶴ヶ峰散策である。今日は、「2.上白根・今宿地区を中心に:尾根道コース」を歩くことにする。

 帷子(かたびら)川沿いの道は、なかなか気持ちが良い。桜並木もあり、春が楽しみだ。10:45、清来寺。観光寺院ではない。八王子街道を北に横断して、今宿へ。「昔ながらの集落の雰囲気を味わうことができます」とのことだが、別にそのような雰囲気はない [;^J^]。普通の住宅街である。中写真は「長屋門」。右写真は「今宿神明社」。



Picture Picture

 11:20、ふるさと尾根道緑道に入り、南下する。なるほど、このような遊歩道が整備されていたのか。途中、上白根の団地の南側に向かい合う緑地に動物の彫刻が点在していたが、このパンダは、恐いと思うぞ [;^.^]。ベランダからこんなのと目があったら、子どもは泣くんじゃないだろうか。[;^.^]



 12:05、駕籠塚へ。ここから先は、先日とほぼ同じ道筋で、鶴ヶ峰駅前に戻るだけ。12:20、華香楼でランチ。13:20、帰宅。

*目次へ戻る


*2024年11月23日:はにわ展


 快晴。7:01のバスで発ち、鶴ヶ峰から、まず東京駅へ向かう。

Picture Picture Picture

 丸の内口は、やはり美しくかっこいいよな。

 カメラを持って丸の内仲通りのイチョウ並木をチェックしに来たのだが、ご覧のとおりのありさまで、今週月曜日からほとんど状態が変わっておらず、まだまだ全面的な黄葉には遠い。(ま、油断はできないけどね。突然真っ黄色になって落ちてしまったりして。)



 8:40、東京国立博物館。「特別展「はにわ」」(〜12月8日(日)まで)である。開館時刻は9:30だが、この時点で先頭から数えてちょうど100人目 [;^J^]。まだまだ列は伸びそうだ..まぁ半分は、表慶館で開催されている「ハローキティ展」の客だろうけどさ。[;^J^]

 どうしてまた会期終盤の祝日土曜日などという最悪に混むに決まってる日に来たのだと難詰されるだろうが [;^J^]、本当は、今日来る予定は無かったのだ。終盤は終盤にしても来週の平日に来るつもりだったのだが、昨日ネットで、本館前の大イチョウが見事に黄色くなっている(数日前の)写真を見てしまい、これは急がないと間に合わない!、と、駆けつけた次第なのである。

 7分ほど繰り上げて入館を開始していただいたが、大イチョウを見ると、すでに盛りは過ぎていて、部分的に茶色く枯れ始めている。ぎりぎり間にあったようだ。即断即決で今日駆けつけた私の判断は、全面的に正しかった [^.^]。真っ黄色でないのが残念と言えば言えるが、単調な一色ではなく、色彩のグラデーションが褐色から黄色まで拡がり、変化と深味が増しているのである![^.^][;^.^]

 ..ま、撮影は後回しだ。この時刻の光の方向で撮っておきたい気もするが、混雑必至の「はにわ展」を片付けるのが先だ。[;^J^]

Picture Picture Picture Picture

 左2点は、有名な「踊る人々」。やはり、異様である。顔の造作も形状もそれなりに「リアル」(とまでは言わないにしても「人間寄り」)に造形できるようになっていた時代(6世紀)に、これはいったいなんなのさ [;^J^]。「敢えて」だろうね。「古墳時代のピカソ」とかゆってみる?[^.^] 「船形埴輪」「馬形埴輪」もよく知られているが、いずれもかなりの大きさである。



Picture Picture Picture

 本展の目玉は、「挂甲の武人」5体の揃い踏み(そのうち1体は国宝)である。彼らの展示室(左写真)の入口のプロジェクタで、5体がそれぞれ紹介されているのだが、それぞれ色分けされていて..も、もしかしてゴレンジャー売り?[;^.^]

 個別展示で「ケイコーレッド!」とか「ケイコーイエロー!」とかやらかしていたらどうしよう、と、まじで心配したのだが [;^.^]、それはなくて、ひと安心。トーハクの良識を見たね。[;^J^](誰かが止めたのだろう。[;^.^])

 中写真と右写真は、もっとも有名な、国宝の「挂甲の武人」。(ほぅら、レッドじゃろう。[;^.^])



Picture Picture Picture Picture

 その他の4体、「パープル」と「イエロー」と「ライトブルー」と「ホワイト」ね。[^.^](古墳時代にはカレーライスはなかったろうに。[^.^])



Picture Picture Picture

 左写真はレッドのカラー復元。意外といえば意外だが、なるほど感も。

 中写真と右写真は、同じ埴輪を違う方向から撮影したもの。「両面人物埴輪」である。ヤヌスなのである [;^.^]。けっこう不気味で、恐い。キャプションによると「形象埴輪では、現実に存在しないものを作ることはなく、両面人物はこの作品が唯一の例である」とのことだが、だからつまり、「(このようなものが)現実に存在していたのだ」ということに、なぜ気がつかないのだろうか。[^.^]



Picture Picture Picture Picture

 ..先が長いので、あとは巻きで [;_ _]。左から、「埴輪 盾持人」「埴輪 鷹匠」「子馬形埴輪」「鶏形埴輪」



 11:15に「はにわ展」を退出したら、500人程の列 [;^.^]。40分待ちとのこと。(このあと終日、この状況が続いていた。)

Picture Picture Picture Picture

 11:25、館内のレストラン「ゆりの木」の整理券を発券する。44分待ちとのことで、ちょうど良い。この時間を利用して、大イチョウの撮影に勤しむ。黄色を目に見えている色彩のように撮るのは難しいね。カメラかレンズのクセなのかも知れないが。光をうまく当てられれば、まぁなんとか。

 右端写真の太陽の光芒は、私の好きな効果。これは実に簡単で、点光源に対してF値を目一杯あげるだけでいい。子どもっぽいギミックだが、このぐらいは見逃して欲しい。[;_ _][;^.^]



 ゆりの木でカツカレーを食し、12:35に出る。

Picture Picture Picture

 本館裏側の日本庭園を散策し、本館の日本ギャラリーをそぞろ歩く。左から、「短刀 粟田口吉光(名物 厚藤四郎)」「太刀 来国光」。円山応挙の「虎嘯生風図」



Picture Picture

 東洋館のアジアギャラリーも。エジプトフロアの「鴇(とき)像」と、「パシェリエンプタハのミイラ」。(ミイラに当たる照明が暗すぎて、ISO値が。[;^.^])



 16:10にトーハク(東京国立博物館)を退出。とにかくここは、一日中でも遊んでられる天国なのである。[^J^]

 16:28、上野発の銀座線。乗り換えて、16:48、神保町。羊頭書房で文庫中心に10冊ほど購入。

 18:08、神保町からの都営三田線海老名行きが、鶴ヶ峰まで乗り換え無しで直行である。19:08着のところ、ちょっと遅れて、19:12着。日高屋で汁なしラーメン。これは私にはいまいちでした [;^J^]。素の中華そばの方がいい。徒歩で帰宅したのが、20:10。

*目次へ戻る


*2024年11月24日:カサドシュ/読響日曜の「幻想」


 快晴。12:03のバスで発ち、鶴ヶ峰から初台に向かう。昼食は「西安餃子 東京オペラシティ店」で「黒酢の酢豚セット」。コンサートホールに着いたのが、開場時刻の13:30。測ったようにぴったりである。[^J^](この場合、「図った」の方が正しいのだろうか? まぁ、「謀った」ではあるまい。[;^J^])

 読響日曜マチネーシリーズ 第271回である。

指揮:ジャン=クロード・カサドシュ
ピアノ:田所光之マルセル

プローブスト:「群雲」(日本初演)
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14

 「群雲」は、初めて聴く曲。ヨハネ黙示録に想を得たという、非常に聴きやすい「現代音楽」である。2014年の作品だが、なんというか、尖った実験の時代が終わったあと、バランスというか落としどころを探っているのだな、という感想を抱いた。成功しているとは思う。

 ラヴェルのピアノ協奏曲も(このあとのアンコール(ピアノソロ)の「ラヴェル/ガルバン編:弦楽四重奏曲 第2楽章」も含めて)なかなか良い演奏だとは思ったが、この日記を書いている時点では、これ以上の感想を書けない。このあとの「幻想」に受けた感銘に、マスクされてしまったからである。[_ _]

 この「幻想交響曲」は、これまで聴いてきた、ありとあらゆる録音/演奏の中でも、最高傑作クラスの名演であった。

 第1楽章の冒頭、序奏の15秒ぐらいで、これはもしかするとただごとではないのではないかと、居住まいをただした。デュナーミクのきめが細かく、しかも大きい。クレッシェンド/デクレッシェンドがはっきりくっきりしているのだが、妥当な範囲を踏み外すことはない。極めてなめらかであると同時に、強調されるべき一撃は、むしろ大きめに入ってくる。

 第1楽章もそうだが、第2楽章が終わったときに、思わず拍手したくなった。

 第3楽章冒頭のコーラングレのフレーズ。「ドーレ、ソーミ、ソーラー」が、「ドーレ、ソッミ、ソッラー」..と、四分音符の「ソ」にスタッカートが付いている。こういう演奏を聴いたことがあったかも知れないが、ほとんど記憶にない。この楽章の後半の、荒ぶる低弦のイデー・フィクスの後半の下降音型が、つんのめるように不穏に不安定に奏される。「主人公」の胸騒ぎの音楽であるのだから、この処理は妥当である。遠雷のティンパニは、期待どおり。

 第4楽章は、全体に遅め。第1楽章の呈示部は繰り返しありだったが、この楽章は繰り返しなし。これも妥当な処理か。ブラスの例の音型はテヌート気味。トロンボーンのペダルノートが目立たなくなるぐらいの音量。弦も分厚い。

 第5楽章のイントロの「地獄の沼」の音楽は、どっしりとした構えであった第4に比べて速く、せわしない。木管の下降グリッサンドはばっちりと決めている。鐘は舞台裏。魔女のロンドがいったん沈潜し、大太鼓のピアニシモのトレモロに乗って、弦が徐々にわき上がってくる(亡父曰く「水木しげるみたいな」)シーンの上昇弦は、ぬめぬめとなめらかなレガートで不気味である。

 フライングブラボーはなかったが、あってもやむなし(許容できる)と思ったほどの、名演であった。全編を通じて、なめらかで太い響き。管楽器のソロがいちいち上手い。特にホルンセクション。第3楽章のコーラングレに至っては、羊飼い風情がこんなに上手くていいのかよ、とイチャモンを付けたくなった。[;^.^]

 アンコールがないのも、よかった。これで「ラコッツィ行進曲」でも演奏されたらたまらんと危惧していたのだ。[;^J^](いや、それはそれで名演だったでしょうが。[;^.^])

 こういうことがあるから、ライブや新録音をしっかりとフォローしていかないと、いかんなぁ。

 16:10にホールを出て、16:30、神保町。慌ただしく17:03に離脱。(この日記を書いている時点では、何を買ったのかあるいは何も買わなかったのか、どうしても思い出せない。[;_ _][;^.^])17:53、横浜。某所に寄ってから、19:55、鶴ヶ峰の自宅に帰宅。

 幻想交響曲の総譜で、第3楽章のコーラングレを確認する。日本楽譜出版社の古いミニスコア(発行日その他の情報が記載されていない [;_ _]凸)でも、ベーレンライターの新全集版(Edited by Nicholas Temperley)でも、「ソ」にスタッカートは付いていない。ところが、Doverのスコア(From the Complete Works Edition Edited by Charles Malherbe and Felix Weingartner)では、スタッカートが付いているのである。こちらの版を(少なくともこの個所では)採用したということか。

*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Nov 28 2024
Copyright (C) 2024 倉田わたる Mail [KurataWataru@gmail.com] Home [http://www.kurata-wataru.com/]