何度読み返したかわからない、最高の宇宙小説が惜し気もなく並べられている、名アンソロジー。個々の作品は、文字どおり輝く宝石であり(2〜3、気に入らないものもあるにはあるが)、12個の宝石が冷たく輝く、これはひとつの小宇宙なのである。編者二人と、作品選定に協力した水鏡子による解説がまた、素晴らしい。
必読。但し、絶版。
レイ・ブラッドベリ「すべての夏をこの一日に」(1954)
ハインライン「地球の緑の丘」(1947)
ジャック・マクデヴィット「クリプティック」(1983)
スティーヴン・キング「帰ってきた男」(1971)
アイザック・アシモフ「夜来たる」(1941)
アルジス・バドリス「闇と夜明けのあいだ」(1958)
R・A・ラファティ「楽園にて」(1961)
フィリップ・ホセ・ファーマー「宇宙の影」(1967)
ジェイムズ・イングリス「夜のオデッセイ」(1965)
バリー・N・マルツバーグ「ローマという名の島宇宙」(1975)
ジェイムズ・ティプトリーJr.「そして目覚めると、わたしはこの肌寒い丘にいた」(1972)
ジョン・ヴァーリイ「ブルー・シャンペン」(1981)
「スターシップ」伊藤典夫、浅倉久志編 (新潮文庫)
内宇宙への扉の入り口へ
倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Apr 3 1996
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