*2021年05月24日:無茶振られる [;_ _]
*2021年05月25日:幻想美術選「聖アントニウスの誘惑」マルティン・ショーンガウアー
*2021年05月26日:「にぎやかな悪夢」
*2021年05月27日:電池を買う
*2021年05月28日:単純作業のはずなのに..[;_ _]
*2021年05月29日:息抜きにフラワーパーク
*2021年05月30日:天気がいいのに..[;_ _]凸
*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*2021年05月24日:無茶振られる [;_ _]


 マップカメラから、スピードライト(ニコン用語、いわゆるフラッシュ)が届いた。ネットからダウンロードしたマニュアルを読んでいる暇がないなぁ..なぜならば。

 Aさんから、「T氏関連書籍(画集)」の件で、無茶振りが [;_ _]。このプロジェクトの最初の時点で、収録候補の画像データ400点以上を受け取り、それの初出調査を続け、一応の〆切までに95%を確定させて報告していたのだが..そのデータを(キャプションとして)画集の「仮ゲラ(とでもいうのかしら? 本番の画像ではなく編集用のダミー画像を並べたPDF)」に、埋め込んでいく作業である [;_ _]。この作業も回ってきたか..[;_ _]凸

 一応の〆切が5月31日で、6月7日が校了だとか言ってるし [;_ _]凸。Aさんの作業が溢れているのは知っているので、もとより断るという選択肢は、端(はな)からない。それを百も承知の上でっ!![;^.^][;^.^][;^.^]凸

*目次へ戻る


*2021年05月25日:幻想美術選「聖アントニウスの誘惑」マルティン・ショーンガウアー


 「幻想美術選」、第249回。今回から7回連続で、「聖アントニウスの誘惑」(「聖アントワーヌの誘惑」)を取り上げることにする。

 この画題については、これまで5作品、ヒエロニムス・ボスグリューネヴァルトサルヴァトール・ローザフェリシアン・ロップスオディロン・ルドン の作例をご紹介してきたのだが、言及すべき作品はまだまだあり、ポロッポロッと取り上げていくのも邪魔くさいので、ここらで一気に滞貨一掃というわけだ。[;^J^](この聖人と画題についての簡潔な説明(というか説明へのポインタ)は、前記 ボスの回 を参照のこと。画像検索結果 も、リンクしておこう。)

 無論、「幻想美術選」のラインナップに加えるにふさわしい誘惑図が、あと7つで終わり、というわけではない。実際、7作品どころではないのだが、誘惑図ばかり取り上げているわけにもいかないし、それなりに良い画質でスキャンできるソース(画集)がわが廃墟城にある、という条件と、さらに(もちろん)私の好みで絞り込んで。ちなみに「7」とした理由はもうひとつ、「ももクロ試練の七番勝負」(← そういうのはいいから。[;^.^])

 というわけで、まずは「初期」の、もっとも重要な作品である。

Picture

「聖アントニウスの誘惑」(マルティン・ショーンガウアー、1475年頃)

 Martin Schongauer(1448頃〜1491、画像検索結果)については、Wikipedia の情報量が少ないなぁ..[;^J^] 15世紀最大の版画家であり、また画家でもあった彼は、銅版画の表現の可能性を大きく拡大し、それは彼に私淑したデューラーによって引き継がれ、新たな次元へと飛翔したのである。

 「聖アントニウスの誘惑」という画題は、15世紀(の特に後半)になって、突如開花したかのごとく描かれるようになった。従来から描かれてはいたのだが、この時代に突然増加した理由については、ここでは深堀りしない。ただし、これに登場する「悪魔」の図像が、従来はいかにも画家が頭の中でのみ想像した「悪魔概念」であったのに比べて大きく変化したことについては、指摘しておかなければならない。

 ゴシック末期である。ゴシックと言えばステンドグラス..というのはこじつけっぽいが、それは「神の光」であるとともに「自然の光」を採り入れたものでもあった。つまり、「自然の発見」である。悪魔/怪物の造形が、「自然界の観察に基づいて」行われるようになったのである。その、もっとも初期の作例が、今回取りあげた、ショーンガウアーの「聖アントニウスの誘惑」である。ここから全てが始まったとすら言えるのだ。この、独創的な姿の悪魔たちを見よ!

 魚や鳥、昆虫や植物のミクスチュアとして創造された悪魔! つまりは合体生物、合成怪物なのだ! 要するにデーモン族、デビルマン!..ちょっと時代を先走りしすぎましたか [;^J^] えーと、この作品はすぐ次の時代、ルネサンス期の、百花繚乱の誘惑図の怪物造形の基本モードとなった。ヒエロニムス・ボスも、グリューネヴァルトも、ミケランジェロも、この作品に感激し、夢中になったといわれる。

 それはもちろん、怪物の造形についてもだが、そのまったく独創的な構図の影響も見逃せない。つまり、「空中戦」である。ミケランジェロやクラーナハらは、もろにこの作品のコピー、あるいは強い影響下にある作品を残しているが、ボスの誘惑図の空中戦もまた、有名である。誘惑図ではないが、アルブレヒト・デューラーの「龍と闘う大天使ミカエル」(画像検索結果)に与えた影響も、一目瞭然であろう。

 フォロワーたちの豪華絢爛たる顔ぶれに目も眩まんばかりだが、とはいえ、ショーンガウアーは彼らよりもざっと30年、ちょうど一世代ぐらい早い。ルネサンスではなく、ゴシック末期。そこに明確な違いもまた、認められるのである。具体的には、聖人の表情だ。

 後続世代の画家たちが描く誘惑図に登場する「聖アントニウス」は、いずれも、ひ弱な「人間」である。無論、なかには毅然として悪魔と対決している例もあるのだが、多くは驚き恐れ、悩み苦しみ、そして時代が下れば下るほど「誘惑に屈していく」..それに対して、ここにご紹介するショーンガウアーの聖者は、まさに聖人の顔をしている。それは、いかに悪魔に誘惑され苦しめられようとも、神を固く信ずる自分が救われることに微塵の疑いももっていない、落ち着き払った表情だ。悪魔たちを無視しているとすら言える。「聖母被昇天」を思わせるという記述を読んだこともあるが、なるほど、卓見である。その意味でこの作品は、「聖アントニウスの誘惑」図の滔々たる流れの始原であると同時に(主要作の中では)唯一この作品だけは「前時代の古いコンセプト」に基づいている、つまりふたつの意味で「ピリオド」を画している、まさに画期的な作品だとも言えるのだ。

 それにしても、「前時代」に属していようがいまいが、この作品の、この悪魔たちの、まさにいきいきとした活力は、生命力は、550年も経ったいまもなお、我々を魅了してやまないのである..

*目次へ戻る


*2021年05月26日:「にぎやかな悪夢」


 これまで「T氏関連書籍」等と書いてきた某新刊だが、昨日から情報解禁されていたのだった。ようやく、実名報道に切り替えられるぞ [;^J^]。にぎやかな悪夢」(高橋葉介、河出書房新社)である。7月刊行予定なのだが、まだまだ作業が残っている。無論私が編集しているわけではなく、初出情報関連のお手伝いをしているだけなのだが、それにしても作業量が半端なくてね..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

 ちなみに、内容は素晴らしいので、乞うご期待![^.^]

 さらにちなみに、「乞うご期待ください!」というのはやめろ![;^.^]凸 たとえば、百田夏菜子!![;^.^][;^.^][;^.^]凸 ..まぁ、君にいっても(以下略 [;_ _][;^J^])

 午後からずっと曇天で、皆既月食は拝めなかった。仕方がない。梅雨時なんだから、諦めもつく。

*目次へ戻る


*2021年05月27日:電池を買う


 帰途、都田のカインズにより、湿度計とエネループ..実は、エネループ(eneloop)を買おうとして、エボルタ(evolta)を手にしてしまったのだ。世間知らずで、evolta という電池は知らなかった [;_ _]。見た目、良く似ているのだが、互換性はあるのだろうか ..と、スマホで調べ..私が持っている充電器はかなり以前に購入したものなので、どうやら互換性がなさそうだ [;^J^]。危ないところだった、予定通りエネループを買う。[;^J^]

 ただし、電池自体は、エボルタの方が廉価なのである。長い目で見れば、ここはエボルタと(両方を充電できる)充電器を買うべきなのだろうが、当面、新規に必要な電池は2本なのだ。おそらく今後1年以上、新たに必要になることはない..ので、面倒な判断は先送り。[;^J^]

 「にぎやかな悪夢」の編集用PDFへの初出情報入れに、非常に時間がかかる。非常に時間がかかるのだ..[;_ _] そもそも数が多いこと。紛らわしい画像や、紛らわしい書名の初出誌(初出単単行本)が多いこと。この段階でミスをしたくはないので慎重にチェックしながら作業していること、などなどのため..[;_ _]

*目次へ戻る


*2021年05月28日:単純作業のはずなのに..[;_ _]


 そうは言っても、無理をするのも禁物なので、昨夜は23時頃に就寝したのだが、もちろんすぐに(1時頃には)目が覚めてしまい、2:30を回ってもまったく眠れない。時間の無駄もいいところなので腹を括って起床して、初出情報入れを続行する..朝になっても全然終わらない..[;_ _]

 でもって、今日はテレワーク。緊急案件もないので、急遽、午後半休とした。

 まずは浜松市立中央図書館へ..なんと、5月24日から長期休館![;*.*] コロナなのか? 浜松市の状況はそこまで悪化していたのか? だとすると市内の図書館は全滅なのか!?..誤解でした [;_ _]。老朽化のため改修工事が始まっていたのでした [;_ _]。もちろん、他の図書館は、問題なく開館しています..

 ..紛らわしいタイミングで紛らわしいことしてんじゃねーよっ!![;^.^]凸

 麺匠家で昼食。メイワン谷島屋書店。郵便局に寄って、帰宅。

 緊急事態、6月20日まで延長..けっして揶揄したくはないのだが(そんな場合ではないのだが)、しかしまったく、「来年までには終わるの?」、ぐらいは、言いたくなってしまう..

 「にぎやかな悪夢」の編集用PDFへの初出情報入れに時間がかかっている理由のひとつは、この期に及んで初出調査も並行して行っているからである [;_ _]。数日前の日記に、400点以上のうち95%は調査完了したと書いたし、その時点で初出情報が突き止められなかった作品は(それが理由かどうかは知らないが)最終的には採用されなかったので、つまり、初出情報は全てクリアになっているはずなのだが、なぜまだ初出調査が必要なのか。

 それは、この最終段階で、収録作品が33点、新規にしれっと追加されていたからである! [;^.^][;^.^][;^.^]凸 もう今さら上京して調べることは不可能なので、浜松の自宅内でできる限りの調査を行い、そのうち25点までは突き止めたのだが(私を賞讃して欲しい [;_ _])、あと8点、初出情報が不明な作品が残ってしまった..

 しかしもう仕方がない。この8点については「不明」ということにして、初出情報を全てPDFに書き込んで、Aさんに戻す。このあと少なくともゲラチェックがあるのだが、おそらくそれより前に、さらに別の仕事がさしこまれるであろうと、強く予感する..[;_ _][;_ _][;_ _]

*目次へ戻る


*2021年05月29日:息抜きにフラワーパーク


 少し遅く、9:00過ぎに出て、9:30頃から11:30頃まで、フラワーパーク。そもそもいつもいつも朝いちに来て午前中に帰っているのが、いかん。マジックアワーとは言わないが、少なくとも夕景の中の花の撮影の練習をしないと..

 ..それがわかっていてこんな時間に来るのは、そういうスケジュールで動くと、道が混んだり、駐車場が満杯になったりするからだ。要は、時間貧乏性なのだ [;_ _]。この病、退職して暇になったら快癒することを期待する..[_ _](← いやまったく、絵に描いた餅どころの話では。[;_ _][;^.^])

Picture Picture Picture Picture

 基本的には先週末と同じターゲット。



Picture Picture Picture Picture

 私の好きなヤマアジサイ。奥行きのある花は、ピントを合わせるのが難しいが、面白い。どこにフォーカスするかで、世界観が変わってくるのだ。



Picture Picture Picture

 ショウブの群生もまた、難しいし、クローズアップも、案外難物である。形がサマにならないのだ。



 帰途、西インターそばの幸楽苑で、中華そばと餃子。「スタンダードな味」という形容詞が、これほど相応しいラーメンも珍しい。そこが値打ちだと思う。いつでも安心して食べられるし、しかも、廉い。

 今夜のブラタモリ(木更津)の序盤には、例によってゲストからの問いかけにどんどん先回りして答を出しかけるタモリに、アシスタントの浅野アナが、「なんか、先に行き過ぎじゃないですか? タモリさん..」と、“批判的に”突っ込むシーンがあり、なかなか美味しかった [;^J^]。明らかに微かに「イラッ」としているのがまた、いい薬味で。[;^.^]

*目次へ戻る


*2021年05月30日:天気がいいのに..[;_ _]凸


 そう、こんなに天気がいいのに、終日、「にぎやかな悪夢」業務なのである [;_ _]。PDFに初出情報を書き込んで提出済みなのであるが、改めてwordファイルで納品して欲しいとのこと [;_ _]。しかしまぁ、これは賛成である。PDFへの書き込みは Acrobat Reader の「ツール」で行ったのだが、動作が完璧に安定しているとは言い難い..実際、おかしな場所におかしなテキストが挿入されたことがあり、これはまぁ「ゴミの付加」であって、データが壊れたとまでは言えないのだが、しかし次工程への納品プロダクトとしては、もちろん、致命的であるのだから。

 だから、このアドオン作業自体については含むところはないのだが、この段階で、またしても変更(ページの順序の入れ換え、データの差し替え(新規データの出現))があり..[;_ _][;_ _][;_ _]凸

 4色ページ用とモノクロページ用のうち、前者が急がれているとのことなので、夜になったが、なんとか送信した。

*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jun 3 2021
Copyright (C) 2021 倉田わたる Mail [kurata@rinc.or.jp] Home [http://www.kurata-wataru.com/]