2021年05月17日:校閲チェック 2021年05月18日:D850!\[^O^]/ 2021年05月19日:田村正和、逝去 2021年05月20日:三浦建太郎、逝去 2021年05月21日:幻想美術選「1982年 私」鴨居玲 2021年05月22日:「地獄の花園」 2021年05月23日:D850試用開始目次へ戻る 先週へ 次週へ
今週いっぱい、テレワークである。小雨がち。時々強く降る。昼は佐鳴台のはやたろう。
昼休みに、「KAWADEムック 総特集 高橋葉介 大増補新版」に掲載する作品リストの校閲チェックが届いた。驚いた。
私は出版業界の人間ではないので詳しくは知らないのだが、校閲の仕事というのは、「日本語レベルの間違いの指摘(誤字脱字、用語・用法の間違い等)」「その記事内、あるいは書籍全体内での不統一の指摘(ある場所では漢字、ある場所では平仮名、等)」「どの字体を選ぶのかの注意喚起(「一点しんにょう」と「二点しんにょう」等)」「字配りの整理」などかと思っていたのだが、この校閲者は、どうやらリストに記載されている全ての作品について、少なくともネットで検索し、かつ、従来の作品リストや可能ならば書籍自体と照合したらしいのである!
そしてなんと、私がリストアップしていなかった、とある作品の存在に気がつき、それを指摘してきたのである! これには本当に驚いた。これは校閲者の業務範囲外(越権行為)ではなかろうか..ではなく![;^.^] そこまで調べてくるとは、いったい何もの? 名のある校閲者なのだろうか..いや本当に、お見それしました..[;_ _][;_ _][;_ _][;^J^]
..とはいえ、だからといって、その情報を右から左に作品リストに載せるわけには行かない。私の記名記事なのだ。私が責任をもって、裏を取らなければならない..そしてここは浜松。締め切りは、明日..
ただちに(休館中の)多摩図書館に電話する。(来館サービスが止まっているだけであって、業務自体は行っているのである。)校閲者に教えていただいた情報(初出誌名と刊号)を告げて、調べてもらう..見つからない。情報がどこか、間違っている。図書館の方に、その作品の(想定される)特徴、おそらくカラーであること、おそらく1コマないし数コマのコマ漫画かあるいはイラストに近く、単独作ではない、つまり、目次には漫画家の名前が載っていないであろうこと(なんと探しにくいことよ [;_ _])、を告げて、その雑誌の前後の号を、さらに調べてもらう..
夕方に(三度目に)電話した時点で、見つけていただいていた! 校閲者からの情報は、ちょうど1年、ずれていたのである。この時点で、ネット上のどこでこの作品の情報を見つけたのかも、わかった。(そのサイト(正確にはツイッター)の情報が、1年、間違っていたのである。)いやまったくおかげさまで、作品リストの完成度がさらに高まったわけである。校閲者に最大限の感謝を! [_ _] そして(以前にも捜索に協力していただいているのだが)多摩図書館は、神である! [-人-][-人-][-人-]
目次へ戻るテレワーク。朝がたは陽光もさすが、曇天。やがて降りはじめる。
D850 と AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR が届いた!\[^O^]/ ..とはいえ今日明日は触っている余裕がなく、もろもろ後回しである。無論、急ぐ理由はない。
D750 からの「買い足し」であって、「買い替え」ではない。今後とも、D750 は、必要なのである。特に、「エアフェスタ浜松」において。昨秋は中止されたし、今秋も開催されるかどうか、極めて危ういのではあるが、一昨年に初参戦したときに、思い知らされたのである..カメラが2台、必要であると。(「2019年10月20日:エアフェスタ浜松2019/負傷少々 [;_ _]」参照。)
どうしても必要になるのが、超望遠レンズ。しかしこれだけでは足りないのだ。広角レンズも必要であり、そして、レンズ交換をしている暇などない。ひとつの演技飛行の中で、要広角の時間帯と要超望遠の時間帯が、どんどん切り替わっていくのである。
だから私は、AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR を装着した D850 と、AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR を装着した D750 の2台を首からぶら下げ、二刀流で戦わなければならないのである。
地獄である..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]
今週はずっと雨もようだなぁ..と、暢気に構えていたのだが、いまごろ気がついた。東海地方は5月16日に梅雨入りしていたのか [;^.^]。いくらなんでも、早すぎるのではないかい? 倉田の世界観では、梅雨というのは6月以降の行事だぞ..
田村正和、4月3日に心不全で逝去。享年77。数年前から事実上の引退状態だったとはいえ、しかしまだ早い。合掌..
目次へ戻る続くなぁ..三浦建太郎、急性大動脈解離で逝去。享年54..こちらはいくらなんでも早すぎる。仕事がまだ全然途中だ。残念である..急性大動脈解離といえば、3年前の母の死因と同じではないか..
..合掌..
目次へ戻る「幻想美術選」、第248回。現代日本の画家、3回シリーズの最終回として、鴨居玲(1928〜1985、Wikipedia)をご紹介する。
この、真に独創的・個性的な画家の作品の 画像検索結果 は、是非ともご覧いただきたい。彼のキャリアのはじめ頃(戦後10年ほど)、日本の画壇においては「抽象画」が「正義」であり、「具象画」は排撃されていた。今となってはほとんど信じがたいことなのであるが、一国の画壇が単一の価値観で染め上げられた時代があったのだ。(日本社会(日本文化)が「全体主義」であると揶揄される所以であるし、また、「画壇」に限ったことでもないと容易に敷延(ふえん)できる論点でもあるが、今はそこまで拡げない。)画像検索結果をご覧いただいたばかりの作風をもつ鴨居玲が、いかに生き難く、追い詰められていたかは、想像に難くない。
彼が残したさまざまな文章(私信を含む)を読むと、常に自殺を考え続けていたようであるが、それがどの程度「本気の」自殺念慮(ねんりょ)であったのかは、今となってはわからない。37歳の頃には自信を喪失して、放浪の旅に出る。ブラジル、ボリビア、ペルー。そしてパリ。38歳で帰国するも、翌年には神戸市内を転々とし、43歳の年にはスペインにわたり、小さな村に腰を落ち着けた。
彼の素晴らしい作品群は、とりわけ(それから5年に及ぶ)スペイン時代に、数多く生み出されている。その題材は、酔っ払い、老人、廃兵。盛りを過ぎたしまりのない肉体の裸婦..一見して怪物的な(ほとんど幽鬼のごとき)描写と筆致にギョッとさせられるが、しかしよくよく見れば、実は極めて人間的な、対象の内面にえぐりこむような肖像画だということが思い知らされる。これらは、村人たちとの暖かい交流の中で描かれた作品たちなのである。
彼の生涯にわたる「自殺願望」の本当の理由は、わからない。若き日々のあまりに狭量だった日本画壇の空気は、その早すぎた晩年には(相対的には)自由な雰囲気に変わっていたのではないかと思われる(というより、そう願いたい)のだが、そのかわりに今度は自身の、芸術上・創作上の行き詰まりがやってきたのかもしれない。健康上の問題もあったようだ。彼は何度も狂言自殺を繰り返した。
彼の作品の多くは、なんらかの意味での「肖像画」なのだが、その晩年になればなるほど、自画像が増えていく..そして、1982年(死の3年前)に描かれたのが、この、「1982年 私」なのである。
..なんと恐ろしい自画像だろうか..画家にとっての、創作者にとっての、最悪の悪夢が、ここには描かれている..彼にはもう、描くものが何もなくなってしまったのだ。真っ白なキャンバスを前に呆然としている画家を取り囲んでいるのは、これまで彼が描いてきたモチーフたち..酔っ払い、老人、廃兵、道化、裸婦、犬..彼らは、画家を励ましているのか嘲っているのか..あるいは、こちらに来いよと、地獄に誘(いざな)っているのか..
もちろんこれは、彼の最後の作品ではないし、最後の自画像でもない。過度にロマンティックな意味合いを付与するのは禁物だろう。しかし..
この素晴らしい画家は、鴨居玲は、たびたび自殺未遂を繰り返したのちに、57歳で早すぎる死を迎えた。狂言自殺の末の事故死だったのかもしれないが、真相はわからない..
目次へ戻るおやおや。C-Loop(カメラ用の回転ストラップマウント)が販売完了なのか。ざっと探しても流通在庫が見つからない。ヤフオクで見つけたので、入札した。(レッド仕様なのが難点だが、仕方がない。[;^J^])高騰しなければいいのだが..
昼前に自転車で駅前へ。ビックカメラで XQDカード(SONY QD-G120F、120Gバイト)を D850 用に買う。最初は大き目の SDHCカードでいいかと思っていたのだが、スピードが全然違うらしいので。実際、D750 では SDHC を使っているのだが、連写中に(データ転送が間に合わずに?)スピードがガクンと落ちることがあって、困っていたのだ。このカードで、十分な性能を引き出せるだろうか。
帰宅してから、改めて車。サンストリート浜北で、16:25の回で「地獄の花園」..なんだこりゃ [;^.^]。想像以上の傑作ではないか。[;^.^][;^.^][;^.^]
まさに、ドリームキャスティング! 永野芽郁、広瀬アリス、菜々緒、川栄李奈、大島美幸、勝村政信、松尾諭、丸山智己、遠藤憲一、小池栄子。以上全員、OLなのだ [;^.^]。それも、壮絶な殴り合い蹴り合いの抗争を繰り広げる、ヤンキーOL。[;^.^](やられ役の雑魚キャラとして、ファーストサマーウイカ、近藤くみこ、かなでらも。[^.^])“伝説のOL”室井滋も、いい味を出している。
良くも悪くも(脚本の)バカリズムのクリティカル(批評的)な視点・視線が目立つのだが、それにとどまるものではない。お茶らけていない大迫力のバトルシーン(の連続)が、素晴らしい。それにしてもどうやって終わらせるつもりなのだろうか、まさかバカリズムともあろうものが「喧嘩 → 和解」パターンで幕引きするのだろうか..と、心配していたら、なるほどそういうオチでしたか。まさかあのシーンが伏線になっていたとはね。[;^.^]
もう一度、観ようかな..ブルーレイが出たら、買おうかな..[^.^](いずれ見放題の配信で鑑賞できるようになるのだろうが、「そんなので済ませるのは、もったいない!」[^.^]。古い人間なんだから、ほっといてくれ。[^.^][^.^][^.^])
帰宅してから、D850 のマニュアルにざっと目を通す。D750 より三割ほど薄い。なるほど、シーンモードやスペシャルエフェクトモードなどが省かれているという、質実剛健仕様。これらは D750 でも使っていなかったので、問題ない..というか逆に、D750 がセカンドマシンに下がった現在、今後はこちらは、これらの外連(けれん)な機能で遊ぶカメラにするのもありか。[^J^](一方で、HDR合成など、D850 でパラメータが大幅に増えた機能も、いろいろある。使いこなすのは大変だ! \[^O^]/)
D750 で便利に使っていた「ユーザーセッティングモード」がなくなっているのは、やや残念。セッティングを一瞬にして(たとえば夜景に特化したパラメータ群に)切り替えられたんだけどな。まぁいいや。
おっと、XQDカードリーダーを買ってくるのを忘れてた [;^J^]。PC で読み込めないではないか。Amazon で発注。その他の小物を、マップカメラに発注。
ほんとうに、続くなぁ..富永一朗、老衰のため逝去。享年96。合掌..
目次へ戻る快晴。久しぶりに、朝いち(9:00)からフラワーパーク。D850 と AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR の試用である。
私の好きな紫陽花の季節。ただ、この花は、「簡単に絵になる」が「まとまりにくい」素材でもある。
陽光のもとでは「赤が混じる(つまり、紫っぽくなる)」のも、D750 と同じ傾向。D750 と同様に、紫陽花専用(というわけでもないが)ホワイトバランス(つまり、青方向に傾斜させる)セッティングを作成して、補正して撮影。
山紫陽花。
バリガーデンにて。
薔薇がマトモに撮れた記憶が、ほとんどない。少なくともここでは終わりかけているので、今後1年計画で作戦を練る。
10:50に退出。
まだ全然、このカメラ(D850)とレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)のポテンシャルを引き出せていない。私がまずやるべきことは、「絞りを開くクセ」を改めることである。花を撮るときにはとにかく背景をぼかしたいので、ほとんど反射的に絞りを開放にしてしまうのである。(もちろん、本当に必要ならば、いくらでも開けばいいのだが..)
これはよくない。花の形がわかりにくくなるし、紫陽花のように奥行きのある花だと、ほとんど全ての部分でボケている、モヤモヤ写真になる。しっかりと絞って(被写界深度を確保して、手前からある程度奥深くまでピントが合うようにして)しかもなおかつ背景をぼかすためには、背景との距離を確保しなければならない。
つまり、足で稼げということだ。まず、己の性根を叩きなおすところからだ。[;^.^]
ついでに言うと、私が淫している「Ai AF DC-Nikkor 135mm f/2D」「Lensbaby Velvet 56 56mm f1.6」「Lensbaby Composer Pro II Sweet 80」のような、凶悪な クスリ 麻薬レンズに頼るクセも、改めないと..[;^J^] 別に手を切る必要はなく、ここぞというときには心ゆくまで使えばいいのだが、まずは基本に立ち返って、解像とボケのバランスが取れた写真を、真面目なレンズ [;^.^] で、きっちりと撮れるようにならないと。
昼はワンタン軒。湯風景しおりに寄って、帰宅。
XQDカードリーダーが、さっそく届いた。読み出し速度がやや遅い気がするが、まぁいい。
C-Loop、無事に(競合者もなく)落札 [^J^]。レッド仕様なのが難点だが [;^J^]、これは(セカンドマシンに下がる)D750 に回して、現在 D750 で使用しているブラック仕様の C-Loop を、D850 で使うことにするか。早く届かないかな。[^J^]
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