*2024年08月19日:首都高ドライブ 母校まで/G襲来 [;_ _]
*2024年08月20日:TRIO展/浮世絵お化け屋敷展
*2024年08月21日:幻想のフラヌール展
*2024年08月22日:素観覧 [;^J^]
*2024年08月23日:諸橋近代美術館
*2024年08月24日:国会図書館/国際子ども図書館
*2024年08月25日:大惨事 [;^.^]
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*2024年08月19日:首都高ドライブ 母校まで/G襲来 [;_ _]


 どういうわけか、起床時刻は6:20頃。実に健全である [;^J^]。1時とか2時とかに目が醒めてしまって輾転反側するのは、もうやめたいのだ。[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

 明るい曇天。9:35、首都高ドライブに出発。首都圏で自動車運転生活をする以上、この「魔の道」[;^.^] から逃げ続けるわけにはいかず、回数をこなして慣れるしかない、と、腹を括りましたのでね。[;^J^]

 ドライブするには、目的地が必要。先日は我孫子駅前まで往復したわけだが、同じ場所に同じ経路で行っても経験値の上がりかたがいまいちなので、少し西に外れた、40年前に卒業した東京理科大学野田キャンパスに向かうことにした。

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 (住所バレを防ぐため、地図上の出発地にモザイクしております。[^.^])中原街道から16号(保土ヶ谷バイパス)に出て、横浜町田JCTから東名。まっすぐ走ってればいつの間にか首都高速3号渋谷線。ここまではノー問題。ここからが難しくて [;^J^]、首都高速都心環状線、江戸橋JCT、向島線/首都高速6号、三郷線/首都高速6号、と辿って、常磐自動車道に入れればひと安心。あとは流山ICで降りて、流山街道..おおこの感じ、空気感。学生時代は免許を持っていなかったので自分でハンドルを握って走ったことこそなかったものの、友人の車に同乗して走ったことはあったはずだ。

 11:40、運河駅前を通過。ここから先は、完全に当時の(40年前の)徒歩行動圏である。



 ここまで来ればすぐに野田キャンパスなのだが、キャンパス周辺には公共の駐車場がなく、もちろん、部外者が中に入って大学の駐車場を使えるわけもない。(平日の授業中である。[;^J^])仕方がないのでキャンパスの外周を(停められる場所を探しながら)大回り。おお、「霊波の光」だ。懐かしいな。(わからない人はぐぐってね。[^.^])運河のほとりの公園に駐車場があるかと向ってみたが、ない。結局、運河沿いに江戸川まで走り、運河駅方向に戻ってきて、12時過ぎに、運河駅の近所のコンビニの駐車場にいったん停めた。ここに停めっぱだと迷惑なので、街道沿いを軽く散策。やた、すぐ近くにコインパーキングがある。ここに停め直したのが、12:20。

 おお、目の前が郵便局ではないか。ちょうどいい。某配当金をここで受け取る。銀行口座に直接転送したかったのだがそれはできないということなので、いったん現金で。

 昼食は、駅前の「竹泉」という食堂で「もつ煮込定食」。コスパが良くて、美味い。

 このあと、普通ならば近所を懐かしく散策するのであるが(前回来たのは16年前である)、何しろ暑い [;^J^]。車でも電車でもいつでも来られる距離であるし、今日の主目的は「ドライブ」なので、さっさと引き揚げることにした。

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 13:10に出発。流山街道、県道5号、常磐自動車道、と辿り、三郷JCT。往路とは異なる道を体験したいので、東京外環自動車道に舵を切り、高谷JCTから、首都高速湾岸線へ。東海JCTから首都高速神奈川1号横羽線。生麦JCTから首都高速神奈川7号横浜北線。横浜港北出口で降りてうりうりして、緑産業道路へ。ここまで来れば帰宅したも同然。

 14:55、ららぽーと横浜に寄る。



 1Fの三菱UFJのATMから、先ほど郵便局で受け取った札束 [;^J^] を入金。ついでに、3Fの紀伊國屋。15:20に出て、15:35、帰宅。

 19時頃、降ってはいないとはいえ、空全体が派手に明滅。音はしない。ポツっとも来た。今夜は外出はやめる方がいいかな..ほどなく降ってきたが、じきにやんだ。

 深夜、ついに、Gが出た..[;_ _]。狼狽した私は、半狂乱になって毒ガス(コロリアース)を噴霧。キッチンのシンクの三角コーナーの下から出てこないが、いま、これを動かす勇気はない..[;_ _] 明日、死骸を片付けることにする。[;_ _][;_ _][;_ _]

 私は、これまでなぜか、ここにはGは来ないものだと思っていたのである。[;_ _]

 約1年前に建造したこの「廃墟城」は、(軽微な欠点はあるとはいえ)ほぼ理想的な「終の住処(ついのすみか)」。「一生分の娯楽」が、ここにある。ここは「理想郷(楽園)」なのだ。この理想郷を擾乱する「異物」は入り込まないものだと、私は思い込んでいたのだ。

 正常性バイアスというか。

 悪しきことは起こらないものだという根拠のない思い込みというか。

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 左図は、プッサンの名作「アルカディアの牧人たち」である。アルカディアとはギリシャに実在する土地名だが、「牧人の理想郷」という意味もある。

 2人の牧人が発見した墓には、「アルカディアにもわれあり」と刻まれている。「われ」とは「死」のこと。理想郷にも死は訪れるという、「死を思え」という教訓を描いているのである。



 そう、アルカディアにも死は訪れる。

 廃墟城にも、Gは出現するのである。

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*2024年08月20日:TRIO展/浮世絵お化け屋敷展


 朝、息を止めて三角コーナーを動かしたら..Gの脚が、まだうごめいていた..[;_ _][;_ _][;_ _][/_;][/_;][/_;] 死にきれていなかったのだ [;_ _]。このままゴミ箱に捨てると、「脱走と追跡のサンバ」(筒井康隆)の序盤の超絶恐怖シーンだ。[;_ _]

 指に感触が伝わらないように十分な枚数のティッシュでくるんで玄関先に運び出し、ティッシュの上から全力で踏みつぶして、外に置いてある剪定ゴミ用のゴミ袋へ。[;_ _]

 ..それにしても、いつも書いていることであるが、想像を絶するほどの罪深さである [;_ _]。いったいこのGが何をしたというのだ。私はそのGになんという残虐な死を与えたのだ。私は今は「理想郷」に住んでいるかもしれないが、死後の行き先は、確実に「Gの地獄」だろう..

 雨上がりの曇天。8:21のバスでたち、9:50、東京国立近代美術館。快晴。暑い。10:00の開館時刻を少し前倒しにして入れていただけた。「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」(〜8月25日(日)まで)である。(基本的に撮影可。)

 もちろん、三つ組み展示なのだが、もう面倒なので、琴線に引っかかった奴を(事実上、順不同で)列挙するのみ。iPhone で撮った写真の傾きも直さない。臨場感、あるでしょ。[;^.^]

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 左から、モーリス・ユトリロの「モンマルトルの通り」、サルバドール・ダリの「幽霊と幻影」、ヴィクトル・ブローネルの「ペレル通り2番地2の出会い」。ユトリロはワンパターンといえばワンパターンなのだが [;^J^]、はまるとね。ダリのこの作品も、私の好きなパターン。ブローネル作品の元ネタは、言うまでもなく、アンリ・ルソーの蛇使いの女である。



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 ピエール・ボナールの「昼食」は、表情がいい。アメデオ・モディリアーニの「髪をほどいた横たわる裸婦」は、珍しく瞳が描かれている、彼の作品中でもトップクラスにエロい [*^.^*] 逸品。藤田嗣治の「五人の裸婦」の肌の色を捉えるのは、iPhone では無理。実物は、こんなに白くない。



 12:00に退出。12:45、原宿。「九州じゃんがら」で「つけちゃん太・角玉」。13:15、太田記念美術館。「浮世絵お化け屋敷」(前期:〜9月1日(日)まで)である。

 やはりまずは、歌川国芳。「四代目市川小団次の浅倉当吾亡霊」画像検索結果)、有名な「源頼光公舘土蜘作妖怪図」画像検索結果)、「木曽街道六十九次之内 京都 鵺 大尾」画像検索結果)。歌川国貞の「見立三十六歌撰之内 藤原敏行朝臣 累の亡魂」画像検索結果)。歌川芳員の「大物浦難風之図」画像検索結果)は、波頭の形状が面白い。

 そして、月岡芳年!「新形三十六怪撰」から、「四ツ谷怪談」画像検索結果)、「皿やしき於菊の霊」画像検索結果)、「老婆鬼腕を持去る図」画像検索結果)、「武田勝千代月夜に老狸を撃の図」画像検索結果)。

 同じく「新形三十六怪撰」中の、私が偏愛している「源頼光土蜘蛛ヲ切ル図」画像検索結果、まるでメイドみたいでしょ [^.^])は、歌川国芳の「和漢準源氏 源頼光 薄曇」画像検索結果)の構図に依拠しているのだが、やはり芳年版のほうがいいなぁ。[^.^]

 そして同じく月岡芳年の、「和漢百物語 清姫」画像検索結果)! 前期展示については、これで締めておきましょうか。

 14:20に退出。渋谷まんだらけに寄るが、これといった収穫なし。16:30、帰宅。

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*2024年08月21日:幻想のフラヌール展


 明るい曇天。6:30に近所の公園でラジオ体操。今日から3日間の町内会の催しだが、地域の活動にはできるだけ参加しておきたいですからね。[^J^]

 8:36のバスで、9:50、町田市立国際版画美術館。「幻想のフラヌール―版画家たちの夢・現・幻」(〜9月1日(日)まで)である。10:00に入館。以下、撮影が許可されている作品のご紹介。傾きの修正については略しました [^.^][;^.^]。ガラス面の反射についても、ご容赦いただきたく。[;_ _][;^J^]

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 左から、多賀新の「不安な室(むろ)」、蒲地清爾の「蜃気楼」、池田俊彦の「嫗(老腐人-R)」



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 西村沙由里の「山越え」、山田彩加の「命の繋がり」、清原啓子の「領土」



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 坂東壮一の「星の降る窓」、加藤清美の「小さな自然 C」、柄澤齊の「肖像XVI マティアス・グリューネヴァルト」



 11:50に退出し、横浜へ。西口五番街の「きそば鈴一」で「たまごきしめん」。某所に寄ってから、「いち五郎」。ここはコスパがいいし美味くてお気に入り。16:50に出て、17:35、帰宅。

 松岡正剛、8月12日に肺炎のため逝去。享年、80。合掌..

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*2024年08月22日:素観覧 [;^J^]


 曇天。今日も6:30から近所の公園でラジオ体操。途中からポツポツ降り始めたが、ほどなく上がった。

 10:30、遠雷が聞こえるような気がする。昼前に車でロイヤルホームセンターへ。昼食は、スエヒロ館で焼き肉。中原街道を西進して、BOOK OFF BAZAAR 横浜瀬谷南台店。厚木街道経由で帰宅する。

 いつ観に行くか悩んでいた、諸橋近代美術館の「生誕120周年 サルバドール・ダリー天才の秘密―」(〜9月1日(日)まで)。とにかく微妙な距離なのである [;^J^]。猪苗代なので無理なく日帰りできるのだが、それをすると、ほかにどこにも寄っている時間がない。せっかくの交通費を有効活用するために、1〜2泊して周辺の観光でもしようか..しかしそうなると十分に廉い宿を手配しないと意味がないし、そもそも今の時期、どこで何を観ればいいんだろう..とか、とかとかとかとか、そんなこんなで悩んでいるうちに、1週間単位で先送りされてきており、もはや展覧会の会期が終盤である [;_ _]。もう、仕方がない。ついでの予定一切無しの、素泊まりならぬ素観覧だ。明日、弾丸往復だ。えきねっとでチケット確保。

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*2024年08月23日:諸橋近代美術館


 明るい曇天。6:01のバスで発つ。鶴ヶ峰駅前の松屋で朝食。6:33の便で発って東上。大宮から8:05のやまびこ125号。8:56、郡山。9:58、猪苗代。駅前から10:20のバスで、10:48、諸橋近代美術館。「生誕120周年 サルバドール・ダリー天才の秘密ー」(〜9月1日(日)まで)である。

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 前回ここに来たのは、16年前。そのときは雪景色だったのだが、まぁこのおとぎ話の城のような、素敵な建家をご覧なさい。[^.^]



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 なかなかバランスの良い展示である。ごくごく一部を抜粋してのご紹介になるが、左から、「三角形の時間」「反陽子的聖母被昇天」。マックス・エルンストの「風景」、ジョアン・ミロの「気晴らしの梯子」



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 この美術館の白眉は、なんといっても、「テトゥアンの大会戦」である! 幻想美術選にもリンクしておくが、この美術館で唯一撮影できる作品であるし、せっかくなので写真も左に載せておく。



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 左写真は館内の休憩コーナーから、右写真はミュージアムカフェから、館外の風景を撮ったもの。



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 美術館前のバス停から、13:37のバスで発つ。14:06、猪苗代駅着。駅前広場に面している喫茶店で、アイスコーヒー。写真は、ジャズがかかっていた、いい感じのレコードプレイヤー。



 14:52に発つ便を待って、駅のホームに入ったのだが、17分遅れだと〜!?[;^.^]凸 15:08に来た。会津若松あたりでカモシカと衝突したらしい [;^.^]。それじゃ仕方がないか。15:52、郡山着。

 16:06のやまびこ60号で、17:24、東京着。18:26、鶴ヶ峰着。筑前屋で酒と食事。20:30、帰宅。

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*2024年08月24日:国会図書館/国際子ども図書館


 快晴。7:51のバスで発ち、9:30、久々に国会図書館。雑誌・美術系を10件ほどチェックしたが、メインのターゲットは国際子ども図書館の方に収蔵されていることがわかり、10:50に発って、上野へ。昼食は「つるや」で冷やしきつね。

 12:00、国際子ども図書館。「メインのターゲット」とは、「月刊OUT」である。今は手元に残っていないのだが、「学生時代」にこの雑誌で読んだはずのとある連載マンガを読みたかったからである。1979年1月号から1986年9月号までを(多少の欠落はあるものの)総チェックしたのだが..見つからない。

 わかったことは、私がこの雑誌の「ヘビーリーダー」だったのは「学生時代」ではなく、社会人になってからだということ..まいったね、こりゃ [;^J^]。「学生時代の若気の至り」だと思っていたのだが、社会人の若気の至りだったとは。[;^.^]

 今日のところは時間切れ。16:35に退出する。また日を改めて、1986年10月号以降をチェックしなくては。[;^J^]

 ここからだと、鶯谷の古書ドリスは、歩いてもすぐである。16:50、着。3冊買って、17:50に出る。

 鶴ヶ峰に戻り、駅前で食事をするつもりだったのだが、鶴ヶ峰公園を中心として夏祭りで大混雑 [;^J^]。たまにはいいか、と、松屋でビールと冷や奴とカルビ。21時までには帰宅したはず。

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*2024年08月25日:大惨事 [;^.^]


 快晴。

 リビングのガラス戸を開け放ち、洗濯物をウッドデッキに設置されている物干し竿に干そうと、籠からシーツを取りだしてパンパンしたら、爽やかな南風に乗って、白い粉末が部屋中に美しく舞った..

 ポケットティッシュ(しかもふたつ)をズボンのポケットに入れたまま洗濯してしまったのである [;_ _]。全ての洗濯物に万遍なく紙の微粒子が塗(まぶ)され絡み、手ではたいたぐらいで取れるようなものではない [;_ _]。全部洗濯し直し。そして部屋中に散乱した微粒子の回収(掃除)である..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

 13:11の、横浜駅西口行きバス。有隣堂で雑誌を2冊。ビブレのブックオフで1冊。

 15時に鶴ヶ峰に戻ってきたら、今日も夏祭り。とはいえ時刻が早いので、まだまだすいている。祭りの雰囲気は大好きなので、鶴ヶ峰公園を軽くそぞろ歩き、串2本などを買い食いする。

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 おやおや、こんな貼り紙が。まぁ仕方がないなぁ [;^J^]。16時までに帰宅した。



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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Aug 29 2024
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