*2018年12月10日:フォトショがすぐにも必要だ [;_ _]
*2018年12月11日:12〜1月の展覧会観覧予定
*2018年12月12日:幻想美術選「蛇使いの女」アンリ・ルソー
*2018年12月13日:送別会&壮行会
*2018年12月14日:心房細動、襲来
*2018年12月15日:フェルメール展/手塚ファン交流会/ソナスアンサンブル
*2018年12月16日:捗らないなぁ..[;_ _]
*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*2018年12月10日:フォトショがすぐにも必要だ [;_ _]


 先週末の大阪旅行の写真を、廃墟通信に貼っていて気がついた。やはり派手に汚れている [;_ _]。青空を撮影しても気がつかなかったのだが、曇り空で判明した。白くないとわかりにくいのかな。このカメラ、クリーニング出しだ。

 それはそうと、これらの写真を救済しなくてはならない。この汚れをフォトショップで消せることは、わかっている。試用期間は既に過ぎているので購入するのだが、試用版をインストールするときにメアドを間違えていたので、アンインストールできなくなっているのが気になる..どうやらツイッターで問い合わせできるようだ。

 問い合わせはしたが、更新日までに間に合わないと困るので、回答をもらう前に(正しいメアドで登録したIDで)購入してしまった [;^J^]。まぁ、間違えたメアドの件は、あとからなんとかなるでしょう..

*目次へ戻る


*2018年12月11日:12〜1月の展覧会観覧予定


 さっそく、アドビからツイッターで回答がきていた。反応早くて素晴らしい。間違えたメアドの件は、気にせず放置しておいていいらしい。了解。

 1月までの観覧予定は、以下である。

*東京都庭園美術館
 「エキゾティック×モダン アール・デコと異境への眼差し
 〜1月14日(月・祝)まで

*東京都美術館
 「ムンク展―共鳴する魂の叫び
 〜1月20日(日)まで

*東京ステーションギャラリー
 「吉村芳生 超絶技巧を超えて
 〜1月20日(日)まで

*松濤美術館
 「終わりのむこうへ : 廃墟の美術史
 〜1月31日(木)まで

*上野の森美術館
 「フェルメール展
 〜2月3日(日)まで

*明治大学|東京国際マンガ図書館|米沢嘉博記念図書館
 「魔夜峰央原画展
 〜2月11日(月・祝)まで

*根津美術館
 「酒呑童子絵巻 鬼退治のものがたり
 1月10日(木)〜2月17日(日)まで

*国立科学博物館
 「明治150年記念「日本を変えた千の技術博」
 〜3月3日(日)まで

*岡田美術館
 「開館5周年記念展 美のスターたち
 〜3月30日(土)まで

 東京都庭園美術館の「エキゾティック×モダン」は、1月12日を予定している。ムンク展とフェルメール展(2回目)は、12月30日。

*目次へ戻る


*2018年12月12日:幻想美術選「蛇使いの女」アンリ・ルソー


 「幻想美術選」、第142回。ようやく登場したこの画家についての説明は、不要ですね。

Picture

「蛇使いの女」(アンリ・ルソー、1907年)

 ..とはいえ、知らなかった人は、Wikipedia をこっそり見ておくように。[^.^]

 アンリ・ルソーの熱帯幻想画の中でも、特に優れているとされる作品。しかし、ルソーの作品をクリティカルに分析的に観ることに、積極的な意味を見いだしがたいというのが、正直な気持ちである。

 アンリ・ルソーは、一度も熱帯に旅したことがなかった。彼は、これらの熱帯風景を、パリの植物園や植物図鑑を霊感源として、描いたのである。まさに、幻想画家の真骨頂であり、オタク系素人芸術家の、模範とも規範とも呼ばれるべき存在である。(その画風の好悪はおくとしても。)

 分析的に観ることに興味はないのだが、その手の評言では、左右の明暗の対比、直線と曲線のバランス等などに、必ず言及されている。それにはもちろん賛同するが、私が特に惹かれるのは、この「色彩」である。(複製でしか観ていないので、実物の色彩とどのぐらい違うのか、不安ではあるが..)特に、空。まさに、夢の色彩である。この色彩が、森と河と蛇使いと動物や鳥たちを染め上げ、ここが夢想空間であることを担保する..

*目次へ戻る


*2018年12月13日:送別会&壮行会


 モール街のCOROMOという店で、19:30より、部署の送別会&壮行会。ここに来るのは初めてだったかなぁ..料理、お酒、問題なし。

 22:00、散会。二次会の店の名前は忘れた [;^J^]。23:45、お開き。タクシーで、0:05、帰宅。

*目次へ戻る


*2018年12月14日:心房細動、襲来


 会社にて、朝の清掃後、少し息を切らしつつ「この程度の荷物でこのざまでは仕方ないなぁ..」..そのとき、異状に気がついた。

 脈拍が測れない..規則的な「ドッ..ドッ..ドッ..ドッ..」が来ず、かなり長いあいだ止まったあと、つんのめるように数回、拍動したりする..

ドドッ....ドッ..............ドドドドッドッ..ドッ...ドドッ.......

 一時的な現象かとしばらく様子を見ていたが、変化がない。健康相談室に相談したところ、早急に主治医の診察を受けるよう、指示された。仕事はブッチ。

 こういう不具合は医者にかかる頃には症状が消えてしまっていることがしばしばあり、それを心配したのだが、O内科医院に10:00に着いた時点では、幸い、まだ症状が治まっておらず、心電図で記録を取ってもらえた。

 心房細動との診断である。TROP T 検査では、心筋梗塞は発症していないとのこと。

 紹介状を書いてもらい、タクシーで浜松医療センターへ。(まんがいちを考え、車を運転するなと指示されたのだ。O内科医院に会社から車で来たのは、リスク管理上問題があったわけだ..)ここでも症状が消えていなかったのは、ラッキー。精密検査に間に合った。心電図を見ると、わはは、これは面白い [;^J^]。デタラメである。[;^.^](笑っている場合ではないのだが。[;^J^])

 心房細動は、直接、命にかかわるわけではないが、脳梗塞のトリガーとなる。まだ初回なので、今すぐに手術という判断にはならず、経過観察。とりあえず当面の症状は抑えましょうということで点滴の準備が始まったのだが、点滴の直前、症状が消えた。診断には間に合ったわけで、運が良かったとしかいいようがない。

 14:30に退出して、タクシーで主治医(O内科医院)に戻り、浜松医療センターでの診断結果を手渡す。対処療法としての頓服薬を処方してもらったが、次に発症するのが何ヶ月後か何年後かは、わからない。

 15:30に退出して、(運転しても構わないとのことなので)16:10、会社に戻る。残業はほどほどにして、18:00頃、引き上げる。

 酒量は..やはり最近、上がっているしなぁ..それよりも、睡眠時間だ。一応、仕事も生活もできている以上、足りてはいるはずなのだが、連続して眠れる時間が、あまりにも短い。すぐに目が覚めてしまう。睡眠薬を、効果がきついものに変えるのは、いやだしなぁ..規則正しい(食)生活と、適度な運動か..

*目次へ戻る


*2018年12月15日:フェルメール展/手塚ファン交流会/ソナスアンサンブル


 6:05に自宅を発つ。快晴。さほどは寒くない。浜松駅の駅南のすき家で朝食。7:19のひかりで上京。8:55、開館35分前に上野の森美術館着。快晴。陽光は暖かい。「フェルメール展」である。(9:30からの時刻指定の前売り券を購入済み。)

 この展覧会の「おもてなし」は、かなり素晴らしい部類に入る。音声ガイドは無料だし、作品リストは、片手で開けるハンディな小冊子であり、1作品/頁でキャプション付きで、非常に参照しやすい。メモを書き込むに際して、(普通の展覧会がそうであるように)A4の紙に印刷されている小さい文字のリストから(眼鏡を外して [;_ _][;^.^])探す必要がない。まぁ、当日券2700円(前売り2500円)なのだから、このぐらいのサービスは当然だと言えなくもないが、ここは素直に感謝したい。

Picture Picture

 フェルメール以外の同時代の作品も充実している。パウルス・ボルの「キュディッペとアコンディオスの林檎」の、安定感のある構図、控えめな色彩の輝き。ヘラルト・ダウの「本を読む老女」の、スーパーリアリズム。



Picture Picture Picture

 「教会もの」を、3点。左から、ピーテル・サーンレダムの「アルクマールの聖ラウレンス教会」、同じく「ユトレヒトの聖母教会の最西端」、エマニュエル・デ・ウィッテの「ゴシック様式のプロテスタントの教会」。ゴシック聖堂は、普通に写生するだけでも、幻想空間になってしまう。(とはいえ、デ・ウィッテ作品は現実の光景ではなく、合成された、想像上の空間であるらしいが。)この3作、いずれも光の効果が素晴らしい。



Picture Picture

 さて、フェルメール。初来日の「赤い帽子の娘」を観るのはもちろん初めてだが、複製では、多分私の人生において、一番最初に観たフェルメール作品ではないかと思う。いくらか撮影に失敗したような [;^.^] 光と色彩の飛び具合が、なんとも不思議な魅力を醸し出している。

 「マルタとマリアの家のキリスト」も、初見。私は、この絵がどうこうではなく、この画題が、あまり好きではない [;^J^]。「(キリストをもてなすための)給仕に忙しい姉のマルタは、妹のマリアに(自分を手伝うために)キリストの話を聞くのをやめてほしいと頼み込む。ところが、キリストは、(自分の言葉を聞き入り)熟慮するマリアの熱意のほうをほめ、マルタには物質より精神を優先するように、と説いた」..マルタは、キリストを張り倒していいと思う [;^.^]。無礼者というか感謝知らずというか..大体、キリストの言動には、ムカつくとまでは言わないまでも、苛つかされることが多いのだ..(← どーもすみません。[;_ _][;^.^])



Picture Picture Picture

 この3点は、いずれも展覧会で観たことがあるもの。左の「真珠の首飾りの女」も、中央の「手紙を書く女」も、表情が素晴らしいと思う。右の「手紙を書く婦人と召使い」は、特に大好きな作品のひとつ。召使いの「いつまで書いてるんだよ、やってらんねーぜっ」、という表情が、絶妙である。[^J^]



Picture Picture Picture

 この3作は、初見。「牛乳を注ぐ女」には、やはり息を呑む。完璧な構図。色彩のバランス。ものすごい描写力なのだが、超絶技巧に淫していない。「ワイングラス」は、むしろ構図は崩れていると思うのだが(あくまでも私見である)、だからこそ、この男女の、秘やかな心理の綾が浮き上がってくる。細部の描写の魅力は、言わずもがな。

 「リュートを調弦する女」こそは、本展覧会での、マイ・ベスト! 抑制された光と、抑制された色彩の完璧なハーモニー! そして、この表情! この表情! かつて、同じくフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」(画像検索結果)を東京都美術館で観たとき、絵の中の少女に「恋をする」という感覚に、確かに襲われたが、この、リュートを調弦している少女が、ふたりめ。私の恋愛対象である、と、告白しておこう。



 11:20に退出。11:40に、御茶ノ水。古書店街を少し散策してから、12:45、御茶ノ水駅のそばのワテラスコモンへ。「手塚治虫生誕90周年記念ファン交流会」である。例年は、同じ会場でファン大会があって、そのあと夕方から懇親会なのだが、今年はファン大会を略して、懇親会だけを(早い時刻に)開催したというわけである。(例年、ファン大会で発表されているような研究発表などは、宴中に、いくつか行われた。)

 基本的には、旧知の方々とのパーティーなのであるが、手塚作品の新発見(かもしれない)情報(ただし、初出誌いまいち不明)などもあり、楽しかった。(もっと機動力のある頃だったら、有休を取りまくって国会図書館などに通い詰めて、初出データをただちに突き止めていただろうが、今はなんとも..[;_ _])

 15:30に退出。東京発16:03のひかりで浜松に戻ったのが、17:31。17:50、浜松市福祉交流センター。「ソナスアンサンブル with 長尾春花」である。

モーツァルト/セレナード「アイネ ・ クライネ ・ ナハトムジーク」KV525
ゲーゼ/弦楽のための「ノヴェレッテン」op.53
ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲集「四季」op.8-1〜4

 正直なところ、前半の2曲では、ときどき寝落ちしていました [;_ _]。そりゃ確かに、疲れてるしね [;_ _]。しかし「四季」は、きっちりと聴きましたよ [^J^]。「ポピュラー過ぎる」、と、クラオタには軽く見られかねない曲なのだが、人口に膾炙するだけの理由は、あるのだ。何度聴いても、すごい曲である。(特に私が偏愛しているのは、劇的な「冬」。)

 長尾春花をコンサートで聴くのは、初めてだったかも知れない。伸び伸びとした音楽であり、とても良かったと思う。演奏(というか演出)で、あれっと思ったのは、「春」の第2楽章で、ふたりのビオラが、座る方向を変えたことである。ステージに向かって左方向を向いて座っているのだが、この楽章では、ひとりが正面向きに、ひとりが(背中を向けて)後ろ向きに、座ったのである。このアイデアは、面白い。この楽章では、ビオラは犬の吠え声を表しているのである。つまり、「音楽」には参加していない..というか、「音楽」の「外側」にいるということを視覚化しているのではないか、と思ったのだが..[;^J^]

 21:30、帰宅。

*目次へ戻る


*2018年12月16日:捗らないなぁ..[;_ _]


 曇天。寒さはほどほど。クリーニング出し、カメラをニコンに発送。昼は高丘のココイチ。

 年内に済ませなければならない自宅作業がいくつもあるのだが、さっぱり進まない..[;_ _] 気力の減退が酷いのだ。なんとかしたいのだが..[;_ _][;_ _][;_ _]

*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Dec 22 2018
Copyright (C) 2018 倉田わたる Mail [KurataWataru@gmail.com] Home [http://www.kurata-wataru.com/]