*1998年04月06日:古書マニアの、平均的日常
*1998年04月07日:「澁澤龍彦翻訳全集」読了
*1998年04月08日:リブ100を買いそこなう
*1998年04月09日:「えふくら−しすおぺ」に、言いたかったこと
*1998年04月10日:通販サーチ
*1998年04月11日:ホームページのBGMについて
*1998年04月12日:URLの変更連絡
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*1998年04月06日:古書マニアの、平均的日常


 先週は、有休(国会図書館)、棚卸し、人間ドック、別件で通院×2、と、結局一日も仕事をしなかった。

 久々に出勤してみたら、(業務関係書類の他にも)色々机上に届いている。(一人暮らしなので、プライベートな郵送物も、会社宛てに送ってもらうことが多いのだ。)

 紀伊國屋からは、「未来の追憶」(デニケン)と、「古本マニア雑学ノート」(唐沢俊一)。

 名古屋の某古書店からは、小栗虫太郎を3冊と、「アンドロイド・ピニ」(桑田次郎)。この店は、相変わらず競争率が低い。カタログに載りさえすれば、確保できたも同然である。(店名は、伏せておく。)

 Mさんからは、フィリップ・ホセ・ファーマーの「淫獣の幻影」。これを長年捜し求めていた事情は、「1997年03月29日」と「1997年04月02日」の日記を参照。先日(3月24日)、ネットニュース(fj.books)で、これの話題がぽろりと出た折りに、久しく探している旨、投稿したら、Mさんから、譲ってもいいという連絡をいただいたのだ。まさに感涙ものである。[/_;] 願い続けていれば、夢はいつかは叶うものだ。

 最後に、「3軒茶屋の2階のマンガ屋」のカタログ。なんと、「少年チャンピオン」の、「アラバスター」(手塚治虫)掲載号のコンプリートセット27冊(70/12/21 - 71/06/28)が、3万8千円で出ている。これは..迷う。

 この時期の「少年チャンピオン」は、国会図書館にも現代マンガ図書館にも、ほとんど蔵書がなく、「アラバスター」の初出誌調査は、完全に暗礁に乗り上げていたのである。これを買えば、データがクリアになる。しかもこのセットは、「ラ,バンバ」(吾妻ひでお)が掲載されていた期間(71/01/01 - 71/02/15)を含んでいる。「ラ,バンバ」は、現在知られている6エピソード中、2エピソードの初出号が確定しておらず、しかも、これ以外に未知のエピソードが、ひとつ存在しているのではないか、と考えられているのだ。

 普通なら、迷う余地は無い。これが38万なら話は別だが、たかが3万8千である。大切なのは、金よりデータだ。

 迷ってしまったのは、ちょうどこの時期の「少年チャンピオン」を10数冊、「まんだらけ」のカタログで発見して、抽選ハガキを送ってしまっているからである。(「1998年03月12日」の日記を参照。)それほど半端な金額でもない。経験から言って、ほとんど落選しているとは思うが、その通知を待って、「3軒茶屋の2階のマンガ屋」に発注しよう。このタイムラグが致命傷になるかも知れないが、それはそれで巡り合わせというものだ。

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*1998年04月07日:「澁澤龍彦翻訳全集」読了


 「澁澤龍彦翻訳全集」の最終巻(別巻1)を、ついに読了。これで「澁澤龍彦全集」「澁澤龍彦翻訳全集」、合わせて全40巻を読破。ようやく、澁澤龍彦にケリをつけた..と思ったら、折り込みチラシが。

 「澁澤龍彦をめぐるエッセイ集成 I・II」[;^J^]。「A5変型・上製本/平均各460頁、予価 本体各4800円、装丁 菊池信義」ということは、つまり、両全集と同系統の装丁と予想される。発売は今月と来月。

 わかったよ。

 買うよ、買いますよ。

 ったく、とことん絞り取る気かっ > 河出書房新社。

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*1998年04月08日:リブ100を買いそこなう


 OAナガシマに電話。リブ100アプリ無しの在庫は、1台。「今日まで」21万8千とのこと。明日から廉くなるのかな? カマをかけたが、口を割らない。

 そろそろ待ちきれなくなって来たので、少々割高でも、ここらで手を打とうかと思っていたのだが、そういうことなら、今日買うわけにはいかない。

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*1998年04月09日:「えふくら−しすおぺ」に、言いたかったこと


 例の「えふくら−しすおぺ」だが、もはや、アクセスしなくなった。私の目の届くところでは、悪さもしていない。飽きたのかも知れないし、何をしても私に容赦なく叩かれるので、萎えてしまったのかも知れない。まぁ、両方だろう。広いネットのどこかで、「倉田わたる」の名を騙って、無茶苦茶なことをしでかしている可能性もあるが、そんなことを気に病んでも仕方が無い。捨て置く。

 が、一応、総括しておこう。

 私は、一度も怒りはしなかった。終始、面白がっていたのであって、ほとんど喜んでいたに等しい。しかし、最終的には、憐れみを感じてしまい..だから、彼の(支離滅裂な)書き込みを引用するのも、やめてしまったのだ。

 どこが“哀れ”かと言うと..

 この男は、自分の言葉、自分の文章に、自分の名前で署名することが出来ないのだ。そういう立場に、われと我が身を追い込んでいるのだ。哀しいとは思わないのだろうか? 自分の頭で考えた、自分の知的産物、自分の著作物に、自分の名を記すことができないのが..?

 その文章に対する毀誉褒貶(即ち、貶されもすれば誉められもする)を、自分で引き受けることが、できないのだ。もとより、「文責」という概念を持っていないことは、わかっている。しかし、その文章に対する“賞賛”を、自分に帰したい、という“名誉欲”も無いのだろうか? 「倉田わた」や「倉田ワタル」という署名で文章を書いている限り、彼は、何物でも無い。ただの空虚な存在に過ぎない。

 彼が、これらの偽名で書き込んだものは、私に対する口汚ない罵倒ではあるが、それを快く思う人だって、なかには当然いるはずなのだ。その読者たちに向かって、「これらの言葉を、かの、倉田わたるに投げつけてやったのは、この私である!」と、高らかに、誇らかに、宣言したいとは思わないのだろうか?

 実際、先日の「倉田わた」の書き込み には、結構いいこと(正論)も含まれているのだ。私は、一読して苦笑してしまった位である。同じ内容を、きちんとした名前(別に本名でなくても、ペンネームでもよい。この際「えふくら−しすおぺ」でも構わない)で、きちんとした文体で、例えば、「倉田わたるさん。ちょっと酷すぎやしませんか。相手が自分より“弱い”と見極めた上で、かさにかかって嬲り、笑いものにするなんて、大人げなさすぎやしませんか。自分より知恵も経験も浅い子どもだということを、百も承知しているのに」、と、詰問されたら、正直なところ、謝る他はなかったと思う。

 にも関わらず、つまらぬ偽名(それも、相手を装う)で書き込むから、これだけの内容が、全部チャラになる。はなから相手にされなくなる。

 自分が、自分の言葉が、自分の思考が、惜しいとは思わないのだろうか?

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*1998年04月10日:通販サーチ


 OAナガシマに電話。リブ100アプリ無しは、やはり21万8千。廉くなっているかと思っていたのにぃ。

 少しは賢い消費者になろう。この不況から脱するために、国民ひとりひとりがやるべきことは、「買い物をする」、ただこれだけである。しかし、わざわざ割高な買い物をする必要もない。

 ここは、通販だ。インターネットで相場を調べ始める。http://www.kakaku.com/ が、便利である。

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*1998年04月11日:ホームページのBGMについて


 天気も良いのに休日出勤。これも人生。

 何が困るといって、勝手にBGMの演奏をし始めるホームページほど、迷惑なものは無い。CDを聴きながらネットサーフィンをしていると、混ざってしまう。そういうことなら、あらかじめPC側でボリュームを絞っとけ、ということなのだろうが、例えばWin95の場合、ツールバーにスピーカーアイコンが出ているとは限らないし、そもそもツールバーが隠れているかも知れないではないか。

 何を怒っているのかと言うと、会社で、使い慣れないMacでブラウジングをしていて、この類のページにはまり、どうしてもボリュームを下げる方法を見つけられず、ネットスケープを終了させるしか、手が無かったからなのである。[;^J^](これが、ひとけの無い休日出勤の日だから、まだ被害は軽微だったのだ。)

 さすがだと思うのは、「クラシックCDコレクション」。このページも、いきなりBGMが鳴り出すのだが、画面上に、テレコスイッチが表示されており、すぐに止めることができるのだ。音楽系ページならではの、気配りである。これは是非とも、手本にしていただきたい。

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*1998年04月12日:URLの変更連絡


 今年に入ってから、私が所属しているインターネットクラブのURLが、「inetc.roland.co.jp」から「rinc.or.jp」に変更された。

 これの変更連絡が..実に..実に..実に!面倒!(過去形、現在形、並びに未来形!)

 まぁ、ホームページのトップ(扉)を含めて、11種類も、各サーチエンジンに登録している方が、悪いと言えば悪い。(ちなみに、「倉田わたるのミクロコスモス」「新・ベルリオーズ入門講座」「吾妻ひでお 著作リスト」「“類別トリック集成”読破リスト」「“怪談入門”読破リスト」「「2001年宇宙の旅」の真相」「「ゴジラ」の秘密」「シルクロード恐竜紀行 '94」「北海道無軌道紀行 '95」「“手塚治虫漫画全集”解説総目録」「廃墟通信(幻想日記)」、を、登録している。)

 しかし、サーチエンジンへの変更連絡と言うのが、これがなかなか、一筋縄ではいかないのである。

 変更連絡を、メールで送る方式と、フォームから送信する方式がある。これらは一長一短であって、特に優劣は無い。困るのは、変更連絡が反映されるまでの、タイムラグである。別に、週いちでも月いちでも構わないが、問題は、「変更連絡が来たことを忘れている」サーチエンジンが、珍しくないことなのだ。(いや、マジで。)こういうサーチエンジンには、二度三度と連絡を送って、ようやく反映されるのだが、変更処理作業は、毎日行われているわけではないので、少なくとも一ヶ月は間を置いて、変更されていないようであれば、再連絡。こんなことをしていると、簡単に半年くらい、経ってしまう。

 困りもののエンジンは、他にもある。フォームから変更連絡するタイプなのだが、変更連絡であっても、「そのページの内容の要約を、100字以上書かなくてはならない」とか。プリプリしながら、適当に書いて送信ボタンを押したら、数バイト足りなかったらしく、却下されてしまった。私は、切れた。このサーチエンジンへの変更連絡は、いまだに行っていない。

 さらにやっかいなのが、個人のリンクリストである。

 もちろん、個別に変更通知を出さなければならないことは、最初からわかっていた。しかし、リサーチというわけでもないが、「自主的」な変更が、どのくらい行われるか、興味もあったので、上記主要11ページの扉に、「URLが変わりました」と書いて、2ヶ月以上、放置しておいてみた。

 結論。

 全く、だめ! ほとんど誰も、変更してくれない![;^O^]

 まぁ、私が、自分のリンクリストを、どのくらい誠実にメンテしているかを考えれば、実験するまでもなかったとは言えるのだが、しかしこれほどまでとは..[;^.^]

 ということで、変更連絡メールの原簿を作り始める。やればきりが無い作業なので、範囲(限界)を決めるのが、肝要。今回は、goo の、リンク逆検索で引っかかるページ(と、自分がリンクしているページに含まれているリンクリスト)にのみ、通知を出すことにした。

 検索に引っかかったページ数が、だぶりも含めて、のべ300少々。案外少ない。これは意外に早く終わるか?

 ..と思ったら、gooの遅いこと。いかんな、ここを基点にしていたら、2〜3日、徹夜する羽目になってしまう。少し工夫しないと。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Apr 16 1998 
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