*2024年07月29日:なんとか帰還 [;^J^]
*2024年07月30日:幻想美術選「チャイルド・ハロルドの巡礼―イタリア」J・M・W・ターナー
*2024年07月31日:降ったりやんだり眠ったり [;^.^]
*2024年08月01日:すみだ北斎美術館/静嘉堂@丸の内/ヴァニラ画廊
*2024年08月02日:8〜9月の展覧会観覧予定
*2024年08月03日:苔山の手当て
*2024年08月04日:So−net切り換えドタバタ [;^J^]
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*2024年07月29日:なんとか帰還 [;^J^]


 ホテルマークワンアビコを7:00にチェックアウト。往路同様、Google Maps のナビモードに全体重(命運 [;^J^])を預けて、マーチで横浜を目指すが..往路では常磐自動車道を柏ICで降りてから16号と水戸街道で我孫子まで来たので、それを逆向きに引き返すのかと思いきや、田園風景の中のセンターラインも信号も無い道を、8キロ以上 [;^J^]。水戸街道と16号を回避するバイパスらしい。(交通量は、やたらと多いのだ。)ようやく16号に入って、すぐに常磐自動車道。ここまではよかったのだが..三郷料金所でETCカードが通信できなくなるというインシデント発生 [;^.^]。ゲートで後続車を待たせるという迷惑をかけてしまったが [;_ _]、料金所の係員によると、カードには問題ないとのこと。すると、カードリーダー本体か。一時的な接触不良? 不安だな。日産に連絡しないと..

 このあとの経路については、運転中にメモしている余裕はないし Google Maps のタイムラインをオンにしていたわけでもないので曖昧なのだが [;_ _][;^J^]、とにかく、いったん高速を降りて一般道をしばらく走ってから首都高(三郷線?)に乗るよう、誘導されたのだが(たぶん、平日出勤時間帯の渋滞を回避するためだろう)、首都高に乗るのを、2回失敗した [;^J^]。1回は、車線の選択ミス。「左側車線を利用して..」という音声ガイダンスの「左側車線」がどれを指しているのかの判断が遅れた。もう1回は、音声ガイダンスの指示の遅すぎ。右折レーンから乗るのだが、そのレーンには100メートル以上前から車が詰まっていて、今さら右折レーンを使えと言われてもどうにもならなかった。渋滞情報は持っているのだから、それを参照して、早めに指示してもらいたかったところである。

 それやこれで、上野駅のそばの北上野料金所で、ようやく首都高1号上野線に乗れた。以降、羽田線とかを経て、第三京浜。これを降りてからの最後の最後に、横浜市内の生活道路をやたらと細かく引っ張り回されたが [;^J^]、なんとか11時に無事に帰宅。4時間かかったか。首都高に乗り損なわなければ、30分ぐらいは縮められただろうか。

 荷解きをしてから、庭のチェック。先週末に試験的に噴霧してみた除草剤はそれなりに効いているが、3日かそこらでは噴霧した雑草が枯れ果てているというほどではない。そんなに急激に効くものではないのかも知れないし、噴霧してから3時間後に雨が降ったために、効果が薄れているのかも知れない。

 先日、追加発注していたファンキーなプリントシャツ2点が届いたが、長袖の方は問題ないが、半袖の方は期待はずれ [;_ _]凸。印刷の解像度が低すぎるし、ピンボケ気味。ウェブで写真をしっかりと(クリティカルに)吟味すればわかったはず。これは(ただ同然で)ワットマン行きだなぁ。ま、授業料だ。別途、リベンジで発注しよう。[;^J^]

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*2024年07月30日:幻想美術選「チャイルド・ハロルドの巡礼―イタリア」J・M・W・ターナー


 「幻想美術選」、第302回。今回の作品にどこか見覚えがあるという方は、記憶力がいい。

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「チャイルド・ハロルドの巡礼―イタリア」(J・M・W・ターナー、1832年)

 前回ご紹介したばかりの、同じ画家(Joseph Mallord William Turner(1775〜1851、Wikipedia画像検索結果))の「金枝」と、非常に良く似ているのである。(見比べてご覧なさい。)極めて特徴的なのは、「傘」のように画面を支配している松であるが、これだけではなく、苔むした廃墟や緑なす丘などからなる全体の構図も、ディテールも、登場人物たちも、そしてなによりも夢見るような空気感が、よく似ている。あるいはターナーは、このイタリア的な風景(特定の場所を描いたものではなく、イタリア的なモチーフを組み合わせた空想画)をこそ描きたかったのであり、「チャイルド・ハロルドの巡礼」なり「金枝」なりの「テーマ」は、後付けされたものなのかもしれない..と、この「非常に良く似た2作品」を知った頃には思っていたのだが、先に描かれたこの作品は、事実、ターナーの、イタリアとバイロン、双方への讃歌だったようである。彼は展覧会への出展に際して、バイロンの一節を添えていたのだ。

……さて、美しいイタリアよ!そなたは世界の庭園なり……
そなたの雑草さえ美しい
そなたの残骸は栄光にほかならず、そなたの廃墟は決して汚すことのできぬ
清浄な魅力に飾られている

 英国ロマン派の両雄、バイロンとターナーの接点となった「ハロルド」は、フランスロマン派の驍将の心をも捉えた。ベルリオーズである。もしもあなたが今、暇で退屈でほかにやることがないのであれば、拙稿、「新・ベルリオーズ入門講座 第2講 イタリアのハロルド」を読んでみるのも、悪い考えではない。[^J^]

 かくして「ハロルド」は、ロマン派文学/ロマン派美術/ロマン派音楽の、そして同時に、幻想文学/幻想美術/幻想音楽の、3大傑作の出会うところとなったのだ。ターナーの本作品が、私の(これまでの)生涯において、もっとも「幸福な」絵画作品のひとつであるのは、この理由による。

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*2024年07月31日:降ったりやんだり眠ったり [;^.^]


 朝方、晴天だが、ときどき雷鳴が聞こえるような気がする。

 尻の調子はようやく正常復帰 [;^J^]。なんとか、円座クッションなしでも車を運転できる。[;^J^]

 スーパービバホーム長津田店へ、車で向かう。庭用にバークチップ。虫除けスプレーと除草剤も、追加購入。

 いったん帰宅してから、また車で出る。ワットマンで購入したばかりの半袖シャツを売り [;^J^]、河津屋で酒類を買い、帰宅する。

 15:55、激しいにわか雨。16:10には、ほぼ小止み。

 しばしうたた寝。この間、しばらくは止んでいたようだが、18:15にクリーニングを受け取りに行くときには、また小雨。

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*2024年08月01日:すみだ北斎美術館/静嘉堂@丸の内/ヴァニラ画廊


 7:40のバスで発ち、9:20、すみだ北斎美術館。開館は9:30。「北斎 グレートウェーブ・インパクト ―神奈川沖浪裏の誕生と軌跡―」(後期:〜8月25日(日)まで)である。

 歌川広重の「本朝名所 相州江ノ嶋岩屋之図」は、画像検索結果中、洞窟に向かって、波が不気味に手を伸ばしているやつ [;^J^]。面白いフォルムでしょ [^.^]。歌川貞虎の「鎌倉七里ヶ浜ヨリ江の嶌遠見」画像検索結果)も、江の島を描いている。月岡芳年の「都岐乃百姿 大物海上月 弁慶」画像検索結果)は、以前も(何度か?)ご紹介しているはず。かっこいいでしょ [^J^]。以上いずれも、波濤の形状にフォーカスして選ばれた展示作品である。

 弦屋光溪の「万歳浮世絵派五姿 葛飾北斎」画像検索結果)、塩崎顕の「『LA MER』「浪裏」」画像検索結果)は、現代作家の作品である。

 10:25、退出して、有楽町へ。C&Cでとんかつカレー。東京交通会館の地下1F、ゴールドサロンへ..あらら、設営中 [;^J^]。「Labyrinth vol.1−魔術−」は8月3日からだということを、思い知らされた..[;_ _][;_ _][;_ _]。すばやく転進 [;^.^]。東京駅/有楽町駅エリアには、素敵な展覧会(美術館/画廊)がいくらでもあるのだ、この程度の蹉跌なんぞ、なんでもない。[;^.^]

 11:35、静嘉堂@丸の内。「超・日本刀入門 revive ―鎌倉時代の名刀に学ぶ」(〜8月25日(日)まで)である。

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 まずは1時間ほど、ホワイエでゴロゴロ [;^.^]。ここは本当に居心地がよいのだ [^J^]。別にこのウェルカム展示に見とれていたわけではない。[;^J^]



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 しかしまぁ、日本刀の美しさを画像(jpgファイル)で伝えようとすることの虚しさよ [_ _]。それでも、できるだけ刃文が特徴的な(左から)長船長義の「太刀 (金象嵌銘)長義」、伝 相州行光の「刀 大磨上げ無銘(号 渋江行光)」、古備前友成(嘉禎友成)の「太刀 銘 五月六日友成」。iPhone SE2 のカメラでは、まぁこの辺が限界である。



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 展示されているのは刀剣だけではない。左から、慶派の「木造十二神将立像」のうち「亥神像」、同じく「午神像」。いずれも表情が本当に素晴らしい。右端写真は、「鉄錆地十二間小星兜 勝虫前立・面頬付」



 14:00、退出。徒歩で銀座へ。14:25、ヴァニラ画廊。「こわいもの -The Aesthetics of Fear-」(7月27日(土)〜8月18日(日)まで)である。

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 左から、雪下まゆの「見ること」、光宗薫の「異物恨入1〜4」、空山基の「Untitled13」



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 木智広の「こっちへおいでよ」、橋美貴の「メメント モリ」、相蘇敬介の「二人形」。この「二人形」は、まず、その大きさ自体が恐ろしい。[;^.^]



 15:15、退出。鶯谷へ。15:48、古書ドリス..まさかの「8月1日、2日は休業」..[;_ _][;_ _][;_ _]。またかよ..[;_ _][;_ _][;_ _]。1日2回は多すぎるぞ..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

 再度リカバリする気力はなく [;_ _][;^J^]、鶴ヶ峰へ直行。筑前屋に寄って、19:55、帰宅。

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*2024年08月02日:8〜9月の展覧会観覧予定


 ざっとこんなところかな。

*スパンアートギャラリー
 「Labyrinth vol.1−魔術−(東京交通会館 地下1F ゴールドサロン)
 〜8月12日(月)まで

*東京国立近代美術館
 「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション
 〜8月25日(日)まで

*諸橋近代美術館
 「生誕120周年 サルバドール・ダリー天才の秘密―
 〜9月1日(日)まで

*世田谷文学館
 「伊藤潤二展 誘惑
 〜9月1日(日)まで

*町田市立国際版画美術館
 「幻想のフラヌール―版画家たちの夢・現・幻
 〜9月1日(日)まで

*太田記念美術館
 「浮世絵お化け屋敷
 前期:〜9月1日(日)まで
 後期:9月6日(金)〜9月29日(日)まで

*岡田美術館
 「「東海道五十三次」で旅気分 ―富士に琳派に若冲も―
 前期:〜9月12日(木)まで
 後期:9月13日(金)〜12月8日(日)まで

*山種美術館
 「東山魁夷と日本の夏
 〜9月23日(月・振休)まで

*板橋区立美術館
 「もっと魅せます!板橋の前衛絵画 シュルレアリスムとアブストラクト・アート
 8月22日(木)〜9月23日(月・振休)まで

*日本科学未来館
 「刀剣乱舞で学ぶ 日本刀と未来展 −刀剣男士のひみつ−
 〜10月14日(月)まで

*根津美術館
 「夏と秋の美学 鈴木其一と伊年印の優品とともに
 9月14日(土)〜10月20日(日)まで

*京都文化博物館
 「生誕140年記念 石崎光瑤
 9月14日(土)〜11月10日(日)まで

*東京都美術館
 「田中一村展 奄美の光 魂の絵画
 9月19日(木)〜12月1日(日)まで

 ポイントは、猪苗代の諸橋近代美術館である。日帰りはできるのだが、どうせなら1〜2泊して観光しようか、でもそれならプランを練らないと..8月に見所はあるのだろうか..と、迷ってしまう、微妙な距離なのである [;^J^]。この美術館に前回訪れたのは、16年前のことである。できれば行きたいのであるが..

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*2024年08月03日:苔山の手当て


 ザ・ガーデン(園芸店)へ。苔山に苔が定着しない件について、写真を見せながら相談する。苔の層の下に入っているネットを抜いてみたらとのこと。スナゴケを試験的に追加購入する。コスモス用の支柱も追加購入する。

 帰宅してから、一部の苔の下のネットを抜いてみたが..さほど分厚いスペーサーだったわけでもなく、あんまり変わらん気もするが。[;^J^]

 昼前に、サイクルベースあさひ二俣川店へ。TSマーク点検だししていた自転車の受け取りである。後輪の交換もあって、2万円強。

 夕方、改めて苔山を見てみたら、そもそも苔の下にネットが敷かれていない個所も多かった [;^J^]。こりゃ、ネット抜いても同じかな [;^J^]。今日買ってきたスナゴケを貼り付けてみた。[;^J^]

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*2024年08月04日:So−net切り換えドタバタ [;^J^]


 晴天。庭の書斎前のエリアの全面(の雑草)に、効果が確認できた除草剤を噴霧した。1週間待って枯れ草を取り除き、枯れた根も出来るだけ引き抜いてから、取りあえずバークチップで埋め尽くす予定である。

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 玄関脇のフヨウの葉に、変な虫が付いているのを発見。毛虫というわけではないのだが、いずれ、葉や花を食い荒らす害虫だろうか..ガーデニングの無慈悲な鉄則に従い、情け容赦なく捕殺しなくちゃならないのだろうか..可哀想じゃないか..[/_;]

 ..と、調べてみたら、これはナミテントウの幼虫。アブラムシを食べる益虫らしい。よかった、よかった [^.^]。ちゃんと大人になりなね..と、暖かく見守る私であった。[^J^](アブラムシの殺戮には、心が痛まないのです。[^.^][;^.^])



 So−netから、切り換え工事日が明日だぞ、というSMSが届いた。実は廃墟通信には書き忘れていたが、数日前、「現行のNTT東日本の回線+OCNという組み合わせからプロバイダをSo−netに切り換えませんか」という案内電話を受けていて、契約が単純になるし有意に廉くなるし、手続きは簡単、2週間後ぐらいにSo−netが開通したとSMSで連絡が来るので、その後、OCNを解約すればいい、とのことだったので、良きに計らえしていたわけなのであるが..

 一昨日に「So−net用のルータ」が送られて来ていたのである。So−net用? 今のは交換しなくちゃならんの? まぁ2週間弱の猶予はあるからいいか..と、これまたのんびりしていたところに、今日のSMSである [;^J^]。So−netのサポートダイヤルに電話。(言うまでもないが、ウェブからヘルプだのFAQだのからリンクを辿っても回答には辿り着けないのである。[;^.^]凸)その結果わかったのは、ルータは現用のものがそのまま使えるので交換しなくていいし、今日のSMSの冒頭に「支払い関連の登録はお済みですか?」とあったので慌てていたのだがそれもNTTとSo−netでよろしくやっているから考えなくて良い。ただし、OCNとv6プラスの契約をしているか(v6プラスで接続しているか)は確認しなくてはならない。使っている場合、OCNにそれを放してもらわないとSo−netとつながらない。また、v6プラスを使っていなかったとするとPPPoE接続であろうが、その場合は、ルータをv6プラスモードに切り換えなくてはならない。タイミング的には先にSo−netで接続して、あとからOCNを切ればいい、云々。

 次、OCN。マイページから契約内容を見ても、v6プラスだかPPPoEだかわからん [;_ _]凸。電話番号は見つかった。今日(日曜日)は営業時間外なので、明日、10時に電話することにする。ルータ(NECのAterm)の設定については、有人チャットページを見つけた。これも明日9時から。So−netの接続工事(局舎側)も明日なのだが、まぁ間に合うだろう。やれやれ。[;^J^]

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*解説


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Last Updated: Aug 8 2024
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