2021年04月19日:今週は週末まで、 2021年04月20日:幻想美術選「日の老いたる者」ウィリアム・ブレイク 2021年04月21日:座椅子が必要 [;_ _] 2021年04月22日:謎の症状再発 2021年04月23日:時は乱れて 2021年04月24日:座椅子を買う 2021年04月25日:「シン・エヴァンゲリオン」目次へ戻る 先週へ 次週へ
..自宅軟禁 テレワークなのである。やってらんねーや..(先週末に東京に行ってきてしまいましたのでね..[;^J^])
快晴。朝晩は冷えるが日中は暖かい。
カストロ議長、89歳で引退。まだ現役だったのか..つーか、生きてたのか。忘れてた。[;^J^]
久松文雄、4月16日に歯肉がんのため逝去。享年77。合掌..
目次へ戻る「幻想美術選」、第244回。この画家(幻視家)のご紹介は、「死の家」「神曲地獄篇:情欲の輪」「地獄の門のダンテとヴェルギリウス」に続いて、4回目である。
この有名な図像は「天地創造」のアイコンですらあり、実際私も(何十年前のことだか記憶にないが)はじめてこの絵を見たのは、ハイドンのオラトリオ「天地創造」のジャケットとしてだったと思う。
しかし実は、旧約聖書(創世紀)の挿画ではないのだ。ブレイク自身の詩「ヨーロッパ、ひとつの預言」(1794)という本の彩色口絵なのである。その後いくつもの(一説によると13の)別バージョン(別彩色)が作成され、ここにご紹介するのは、その最後のものと考えられている。
ここに描かれているのはエホバではないとしても、ブレイク自身による「創作神話」に登場する、宇宙の創造神ではあるのだ。その名をユリゼン(Urizen)という。(不思議な名前だが、「Your Reason」と「Horizon」を含む、かばん語らしい。)従来の道理や法則を体現した存在であるとのこと。遠目に見ると、指先からビームが放たれているかのごとくであるが、実はコンパスを持っているのであり、それは物質界を分割し、混沌に秩序をもたらす、創造行為の象徴なのである。
..というわけで、どう考えても「尊い存在」なのだが、これまた屈折していることに、ブレイクにとってはユリゼンとは、「想像力の抑圧者」にして「邪悪な暴君」なのであると言うが..ブレイクの(未読の)原典の解説の受け売りは、ここらあたりが限界 [;_ _]。概念/観念を、腑に落ちるところまで消化できておりません。[;_ _][;^J^]
このような、小難しい背景をあまり気にせずに眺めてみれば、これはもう、フォルムと色彩のバランスが完璧にとれた、ブレイクが「創造」したもっとも力強いイメージのひとつである! 生前、まったく不遇だったブレイクだが、この作品の人気は高く、ヒットしたという。
目次へ戻る連日のテレワーク。自宅の物理的な制約により和室で、机ではなく卓袱台(コタツ)で作業しているのだが、脚によくない [;_ _]。膝などにダメージが溜まる [;_ _]。これまで2〜3台の座椅子を、いずれも破損するまで使って廃棄して、今は座椅子を使っていないのであるが..良い座椅子を使うことで、この状況を改善できるかも知れない。
勤務先に、テレワーク支度金(一時金)を申請した。用途は自由。座椅子新調の一助とする予定である。
目次へ戻るLIB100 にて、「変換結果に「見」が含まれるような変換をすると飛ぶ」という症状が、再発した。対処方法はわかっており、発症前のバックアップから、C:\JUST\ATOK12 の下の ATOKRH.BIN と ATOK12U1.DIC を戻せばいいのであるが..
いったい、なんなんだろね、これ。[;^J^]
目次へ戻る東京、京都、大坂、兵庫に、三度目の緊急事態宣言。
深夜に、メール着信。「第59回日本SF大会 F−CON」のスタッフからである。本来は昨夏の開催予定だったところを今年の3月に延期となり、ついで5月に再延期されていたのだが、さらに、2022年の7月下旬〜8月上旬に再々延期されるとのこと。
まったくやむを得ないことと思うが、今年の8月に開催予定の「第60回日本SF大会 SF60」は、今のところ延期予定がないのである。このまま行くと、2021年に第60回が、2022年に第59回が、開催されることになる。これはこれでSF関係者は全員(時間流の褶曲(しゅうきょく)、あるいは因果の逆転として)面白がるはずなので、このまま行くのであろう。[;^J^](記録としても意味があるが..ちなみに今夜の日記のタイトルの元ネタは、もちろんフィリップ・K・ディックの「時は乱れて」である。)
それにしても、深夜も深夜、1:27に着信したメールである。遅くまで検討したうえでの苦渋の決断だったことが偲ばれるが、それをリアルタイムに読んでしまう私の生活習慣には、まったく感心できない..[;_ _](単に夜更かししているのなら、まだいいのだ。そうではなくて、23時頃に就寝して、1時前に起床してしまったのである。[;_ _][;^.^])
目次へ戻る明るい曇天。車で出動。上野屋では琴線に触れるものがなく、2軒目の「東京インテリア家具 浜松店」で、座椅子を買う。「明光 MBSL-フレディ(BR)」である。決め手は、そのコンパクトさ。とにかく部屋が狭いので、大きなものは置けないのだ。背後にリクライニングするスペースぐらいはあるし、それができる座椅子の方が快適なのであろうとは思うが、就寝時に座椅子を片づけるスペースに不自由しているのだ。大きなものを買ってしまうと、いちいち隣室に運ばなければならないし、その隣室も書籍に埋もれていますのでね..この座椅子ならば、コタツの下に押し込むことができる。
購入に際して一番気になったのは、座面の「高さ」である。これに座って、楽に胡坐をかくことができるとはいえ、もう1〜2cm高いほうがいいのではなかろうか、と、店頭でかなり迷った..かなり迷ったが、ほかに適当な品もないので、エイヤっと購入した。4800円と廉価なので、いまいちだったら買いなおせばいいや、というわけで。
湯風景しおりはパス。少し久しぶりの「電撃羅愛麺 青空きっど 零壱」でつけ麺を食べて(ここのは美味いんだ)、昼過ぎ帰宅。
さっそく設置してみたら、なんと、ジャストであった![^.^] これに座って、ちょうどコタツの下に脚を差し込める。あと1〜2cm高かったら、入りにくかったところである。また、回転式はオーバースペックかと思っていたのだが、これが実に具合いがいい [^.^]。これまで回転式の座椅子を使っていなかったことが信じられないほどである。これはお値打ちでした。[^J^]
問題は..廉すぎるんだな、これでは [;^J^]。テレワーク一時金は、1万円。用途は自由だし報告する必要もないのだが、余らせるのはよくないなぁ..あと5200円か。テレワークの助けになりさえすればいいわけだが..消耗品でもいいんだよな..ワイン ビール
曇天。サンストリート浜北のトーホーシネマへ。10:35の回で、「シン・エヴァンゲリオン」。やれやれ、ようやくです。
う〜む..[;^.^][;^.^][;^.^] 極力事前情報を入れていなかったのはいいとして、「:序」「:破」「:Q」の内容も脳内であらかた蒸発していたので(「:Q」から8年以上経ってるんだもの [;^.^])、状況についていくのにいささか時間を要したことは、白状しておく。
ビジュアルの素晴らしさ。クールさと悍(おぞ)ましさの絶妙な融合。怪しげで胡乱なタームや観念の大量投入で観る者を煙にまき、眩惑する..ディスっているのではない。こういうジャンル、こういうスタイルは、あるのだ。論理的/科学的な整合感は、けっして至上のものではない。「よい効果が得られさえすれば、なんでもよい」のだ。それが、想像力/創造力というものだ。
その一方で、これはまたなんとわかりやすい「親子の物語」であろうか。碇ゲンドウの思考も情念も、シンジのそれも、ほとんど普遍的とすら言える。難解なところはまったくなく、彼らの自己中心的ではた迷惑な振る舞い(言動)には、誰もが共感できる(思い当たるフシがある)のではあるまいか。悪い意味で。[;^J^]
この、目も眩むような観念のサーカスと、地に足のついた人間ドラマの両輪の完備こそが、エヴァの世界なのである..25年もかけて、慣らされてしまっただけのことかも知れないが。[;^.^]
それにしても、相も変わらぬ「電信柱オブセッション」には恐れ入った [;^J^]。ここまでくると、もう確信犯だな。また、なによりも驚いたのは、クライマックスで「VOYAGER〜日付のない墓標〜」(作詞・作曲:松任谷由実)が流れたことである。(林原めぐみによるカバー。)これは、私ら世代(1958年生まれ)のSFファンにとっては、「さよならジュピター」(1984)の主題歌なのだ。庵野秀明も同世代なので同様のはずだ。単に素晴らしい歌だから引用した、などというぬるい理由は、「エヴァ」ではあり得ない [;^J^]。どういう意図なのだろうか。(若い世代はこの曲はともかく、「さよならジュピター」のことなど知らないだろうし。)
「究極のバッドエンド」を予想(覚悟)していたが..(別にネタバレでもなかろうが、ここではこれ以上は書かないでおこう..)いろいろ見落としもありそうだ。もう1回観なくちゃ仕方がないかもしれないなぁ..くそっ! [;^.^][;^.^][;^.^]
ロビーで集めてきたパンフから、気になる映画を、公開日の近い順に並べてみた。
ゴジラ VS. コング 5月14日 地獄の花園 5月21日 北斎 HOKUSAI 5月28日 クワイエット・プレイス 破られた沈黙 5月28日 グリーンランド ― 地球最後の2日間 ― 6月4日 リカ 自称28歳の純愛モンスター 6月18日 夏への扉 ― キミのいる未来へ ― 6月25日 妖怪大戦争 ガーディアンズ 2021年夏 シン・ウルトラマン 空想特撮映画 未定
全部を観るとは限らない。もっとも不安なのは、言うまでもなく「夏への扉」である。(不安というより、もはや「恐怖」に近い。[;^.^])これを観る勇気をふり絞れるだろうか..[;_ _][;_ _][;_ _][;^J^]
湯風景しおりに寄って、帰宅。
さて、5月15日(土)16日(日)に福島の日本SF大会に行く前提で、5月14日(金)に有休を取得していたのだが、SF大会が延期になってしまった..となると、この3日間は、別件に使える..緊急事態は終わっている「予定」である..T氏案件の調査のデッドエンドは、5月20日。ラストのもうひともがきが可能だ..
国会図書館と米沢嘉博記念図書館は、緊急事態宣言に関わらず、稼働し続けるようである。多摩図書館は、4月25日から当分来館休止。5月14日に再開しているかどうかは、なんとも言えない..というわけで、とにかく、5月14日と15日に、国会図書館の抽選申込をした。この3日間、国会図書館と米沢嘉博記念図書館、及び開いていれば多摩図書館で、T氏案件調査のラストスパートをすることにする。(自分で言うのもどうかと思うが、もはやほとんど感動的である..[/_;][/_;][/_;][;^.^])
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