*2020年10月05日:17日にもう1件追加
*2020年10月06日:幻想美術選「大きい魚は小さい魚を食う」ピーテル・ブリューゲル(父)
*2020年10月07日:「日本SFの臨界点 恋愛篇/怪奇篇」
*2020年10月08日:一気に寒くなる
*2020年10月09日:来週末のプラン
*2020年10月10日:リッピングプロジェクト起動 [^.^]
*2020年10月11日:リッピングプロジェクト頓挫 [;^.^]
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*2020年10月05日:17日にもう1件追加


 10月17日の17:00入場の回で、国立西洋美術館 の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」のチケットを確保済みである。この日に国会図書館にも行きたいのだが、抽選の結果が判るのは10月8日か9日。それからスケジューリングしていては間に合わないので、国立新美術館 の「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」のチケットの、10月17日 12:30入場の回を、確保した。つまり午後いっぱいを、この展覧会に回したわけである。

 そして運良く当選すれば、午前中いっぱいは国会図書館というわけだ。外れた場合のフォローは、あとで考える。

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*2020年10月06日:幻想美術選「大きい魚は小さい魚を食う」ピーテル・ブリューゲル(父)


 「幻想美術選」、第215回。この画家の作品の紹介は、バベルの塔(大バベル)死の勝利叛逆天使の墜落バベルの塔(小バベル)に続いて5回目となるが、版画は初めて..いや実際、彼の手になる数多(あまた)ある傑作版画のうちどれを取りあげたものか、この連載の開始早々から4年以上も悩み続けていたのである..(← これがなんと誇張ではないのだから、呆れる。[;^.^])

Picture

「大きい魚は小さい魚を食う」(ピーテル・ブリューゲル(父)、1556/1570年)

 有名な作品である。甲冑を身につけた男が、岸に打ち上げられた巨大な魚の腹部を大きなナイフで切り開くと、魚たちが無数に溢れ出てくるのだが、それらもまた小さな魚を呑み込んでおり、それら小さな魚たちは、さらにより小さな魚を..手前の小舟に乗っている親子のあいだには「Ecce」という文字が書かれているが、これはラテン語で「見よ」という意味。下の欄外には、「見てごらん、息子よ、これがわしにはずっと前からわかっていたのじゃ、大きな魚たちが小さな魚を食うことを」と書かれている。

 当時の人気のある諺に基づいている。その寓意は明らかであろう。弱肉強食。あるいは、食っているものたちもまた食われているということで、人を呪わば穴ふたつ的なニュアンスもあろうか。(よく見ると、貝に食いつかれている魚、蛇を食っている蛇もいる。)

 この人気作は、のちに、同時代の政治的な出来事の批評であるとか、当時から隆盛を極めていた商業資本主義の諷刺であるとか読みとられてきたが、それは考えすぎのように思われる。

Picture Picture

 ブリューゲルのこのタイプの作品には珍しく、ほとんど怪物が登場しないだけに、ごく僅かに描かれている怪物たちが、逆に印象的・効果的である。なかでも有名なのが、左に歩き去っていく、脚のある魚。写真でご紹介するのは、2017年に東京都美術館で開催された「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展」のミュージアムショップで購入してきた、公式フィギュアである。[^J^](さらにお気に入りなのが空を飛ぶ魚なのだが、これのフィギュアは持っていない。)



 遠景に描かれているのは、ブリューゲルが活躍した都市、アントワープである。右の遠方遙かに見えるのは、荷揚げ用の最新式のクレーン。国際貿易で富を謳歌していたのだ。(よく考えると結構深刻な状況であるにもかかわらず)この作品の画面全体に充溢している明るさ、楽しさ、ユーモアの、これが一因ではないかと思う。

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*2020年10月07日:「日本SFの臨界点 恋愛篇/怪奇篇」


 日本SFの臨界点 恋愛篇 死んだ恋人からの手紙」(伴名練編、ハヤカワ文庫)同 怪奇篇 ちまみれ家族」(同)を、読了。「現在入手しやすい作品は除く、埋もれた傑作のセレクション」という、嬉しい企画である [^J^]。とはいえ既読作品は、そこそこあった。

 「恋愛篇」

 「死んだ恋人からの手紙」(中井紀夫)−時間軸という概念をもたない、一瞬にして全時間を想起する生物の世界認識と、前後バラバラに届く手紙を対照させるという、小賢しくもスタイリッシュな構成(← 褒めてますよ。[;^.^])「奇跡の石」(藤田雅矢)−共感覚を取り扱うが、それよりも、ひとつの町とその住民をまるごと、結晶の中に封じ込めてしまうという幻想が、私には深く深く刺さる [_ _][;^.^]。「生まれくる者、死にゆく者」(和田毅)−数年がかりで少しずつ生まれ(この世に現れ)、数年がかりで少しずつ死に行く(この世から去る)世界で、生まれてくる孫と死に行く祖父が邂逅する。「劇画・セカイ系」(大樹連司)−タイトル(「劇画・オバQ」(藤子・F・不二雄)の本歌取り)から自明な、メタ・セカイ系。SFの構造としては極めてシンプルなウラシマ効果型だが、それだけに幕切れはストレートで感動的である。お薦め。

 「G線上のアリア」(高野史緒)−電話とデータ通信が存在する中世ヨーロッパ/アラビア史の面白さ。音楽(バッハ)と上手に絡める。「アトラクタの奏でる音楽」(扇智史)−京都を舞台とする青春小説としての面白さ。ARの技術的側面もほどほどの、現実からほとんど半歩の飛躍で、バランスが良い。「人生、信号待ち」(小田雅久仁)−時間の進み方の異なる異空間に囚われた男女の、軽やかな語り口のラブストーリー。SFの型としては非常に古い(伝統的である)のだが、この「型」には普遍的な面白さ(感動)があるのだろう。「ムーンシャイン」(円城塔)−読んでるはずだが記憶なし [;^J^]。まったくもって円城塔世界だとしか [;^.^]。こういう作品に居場所があることは、素晴らしい [;^J^]。「月を買った御婦人」(新城カズマ)−竹取物語のフレームによる架空ヨーロッパ史。

 「怪奇篇」

 「DECO−CHIN」(中島らも)−傑作。音楽周りの描写/記述がカッチリとしており、ビザールな結末に至る奇想を、万全の基盤として支えている。「怪奇フラクタル男」(山本弘)−タイトルそのまんまというか、ほとんど出オチに近いが [;^J^]、初心に帰ったショートショートである。「大阪ヌル計画」(田中哲弥)−「色眼鏡の狂詩曲」(筒井康隆)的大阪観 [;^.^] をベースにしたバカSF。「ヌル」がダブルミーニングになっている。「ぎゅうぎゅう」(岡崎弘明)−まさに立錐の余地なく身動きもほとんどできないぎゅう詰めの世界。(人類)家畜テーマをにおわせる幕切れは、短篇のスケール感に相応しい。「地球に磔にされた男」(中田永一)−パラレルワールドを渡り歩く方法を手に入れた男が、「幸せな人生を過ごしている自分」と入れ替わろうと探し続けるが、いつしか目的も心境も変化して、ある世界に居場所を見出す。実に感動的な物語である。「黄金珊瑚」(光波耀子)−ヘルメットはシールドとして機能するのだろう、という思い込みで読み進めたため(むしろ逆なので)しばらく意味が取りづらかった。

 「ちまみれ家族」(津原泰水)−いやまぁこれだけの話ではあるが [;^J^]、ほとんど幻想的な流血描写。スプラッタではない。単に流血体質であるというだけで [;^.^]。「笑う宇宙」(中原涼)−初出誌で読んでいた。懐かしい。展開よし。印象にも残るが、幕切れが釈然としない。「A Boy Meets A Girl」(森岡浩之)−素晴らしい。最後の「歌」は、「地球の緑の丘」だろうか? 「貂の女伯爵、万年城を攻略す」(谷口裕貴)−人類の技術によって亜人化された獣人たちと、没落して彼らの奴隷となった人類、という世界における、まことにカラフルな合戦絵巻。傑作である。「雪女」(石黒達昌)−「雪女」(の伝承の元となった可能性のある異常体質)の女性の臨床記録。ファンタジーにサイエンスから切り込むというパターンの傑作。

 今日は自動車出勤。予報通り、午後から雨。帰途、寒い。メガワールドで眼鏡のフレームを調整してもらう。

 エドワード・ヴァン・ヘイレン、喉頭癌で逝去。享年65歳。R.I.P..

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*2020年10月08日:一気に寒くなる


 昨夜から急に寒くなった。今日の出勤は半袖ワイシャツではなく(← まだ半袖だったのかよ [;^.^]凸)、ついに長袖(当たり前だ [;^J^])。しかもこれだけでは足りず、薄手のジャケットも重ね着する。さらにこれでも足りず、車の中ではエアコンを冷房から暖房に切り換え。

 「長袖ワイシャツ」「ジャケット」「カーエアコン暖房」と、いずれも今シーズン初の3ステップを、一気にクリアしてしまった..本来(例年)ならば、数日乃至数週間インターバルのイベントなのだが。[;^J^]

 国会図書館からメール。10月17日、当選した。[^.^]

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*2020年10月09日:来週末のプラン


 というわけで、10月17日の時間割が決まった。

*浜松を7:17のひかりで発ち、9:00、永田町着。
*9:05、国会図書館。9:20、入館開始。
*12:10、退館。12:18、永田町発。12:28、乃木坂着。
*国立新美術館MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」(12:30〜13:00入場チケット)
*16:20、退館。16:28、乃木坂発。16:57、上野着。
*国立西洋美術館ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(17:00〜17:30入場チケット)
*20:00〜21:00頃に出て、横浜・鶴ヶ峰の家へ。

 (翌18日は昼前に家を出て、横浜の そごう美術館 で「ショーン・タンの世界展」(最終日)を観る予定。)

 難しかったのは、「MANGA都市TOKYO」展の所要時間の見積もりである。映像展示が多いようなのだ。こういうケースでは、標準的な所要時間(約2時間)プラス2時間以上かかることも、しばしばあるのだが..既知の(従ってスキップ可能な)映像も多いだろうし、最大3時間半で設定したという次第である。

 ちなみにこれは意外な盲点なのだが..昼食時間がない。[;^J^](たったいま気がつきました [;^.^]。国会図書館内で食事をしている暇はないのである。)「やるべきことを時間内に配置する」作業にハイになっているときは、「食事時間」なんぞ、意識の外に飛んでいるのである。美しい..[;^.^]

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*2020年10月10日:リッピングプロジェクト起動 [^.^]


 というわけで(← 私はこの書き出しがやたらと多い [;^J^])、CDの大々的なリッピングプロジェクトを起動することにした。まずはとりあえず2000枚。

 問題は、ツール(ハードウェア)である。現在使用しているノートPCにビルトインされているドライブでもリッピングはできるのだが、PureRead とかには対応していないだろうし..

 ということで、Pioneer の BDR-S12J-X を Amazon で発注した。本日の時価 [;^J^] ¥37,461 と、いささか高いのだが、M-DISC にも対応しているし、現時点で一番高性能高品質な(と思われる)ものを買っておくのが、長い目で見れば正しい。

 17:04、いきなり停電。台風は浜松には少し影響を及ぼしただけで、その後、順調に去りつつあっただけに、油断していた。UPSを黙らせるなど、緊急対応..

 ..10分もしないうちに、復電。やれやれ..[;^J^]

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*2020年10月11日:リッピングプロジェクト頓挫 [;^.^]


 台風一過の快晴である。今日は徒歩ではなく自転車で浜田山に食いにいくことにした。10:50に発って、所要時間15分。今日もつけ麺。今日も替え玉は自粛 [;^J^]。食べきることはできるだろうが、絶対食いすぎになるし。[;^.^]

 湯風景しおりで、ひと風呂浴びてから読書。自宅への帰途、古書肆の時代舎で、1冊購入。

 Amazon からの配達済み連絡が、早くも届いている。自宅宛てではなく、自宅直近の遠鉄ストア富塚店のサービスカウンターでの受け取りを指定していたのだ。

 「Pioneer BDR-S12J-X」である [^J^]。いそいそと開封し..5秒フラットで破局..[;_ _]

 シリアルATAインターフェースの内蔵ドライブじゃないかっ! [;_ _]凸 俺は、USB3インターフェースの外付けドライブを買ったつもりだったんだよっ! [;_ _][;_ _]凸 もちろん私の不注意なんだがなっ! [;_ _][;_ _][;_ _]凸

 ..ということで、Amazon のアカウントサービスから、さくさくクリックして返品手続き。ヤマトの高丘営業所まで持参して、メールで届いたQRコードで返品用ラベルを印刷して、返送。これだけ。基本的に Amazon が嫌いで必要に迫られたときにしか利用しない私ではあるが、この簡便さは素直に素晴らしいと思う。手数料(つか、ペナルティ [;^.^])は、僅か500円だしさ。[;^J^]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Oct 15 2020
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