*2017年10月23日:注文通り [_ _]
*2017年10月24日:クライマックスシリーズ
*2017年10月25日:iOS11 の電卓の体たらく [^.^]
*2017年10月26日:幻想美術選「叛逆天使の墜落」ピーテル・ブリューゲル(父)
*2017年10月27日:勧修寺/随心院/醍醐寺/伏見
*2017年10月28日:千本ゑんま堂/妙蓮寺/晴明神社
*2017年10月29日:国宝展 第2期/ミュシャ展
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*2017年10月23日:注文通り [_ _]


 朝、台風の雨は上がっており、7:30には快晴となった。しかし、風は強い。浜松市全域で、暴風警報継続中。解除されるまでは自宅待機(出社禁止)である。

 気象庁のページを時々リロードしつつ、テレビで状況確認。ほぼ、台風と総選挙のニュースのみ。与党大勝。選挙戦の半ばから見えていた結果ではあるのだが..どうしてこうも、首相(というか自民党)の注文通りの動きをするのかねぇ、野党は..あらゆる人々が論評しているので、このうえ駄文(無駄文)を書くことはしないが。

 10:35頃、浜松市南部で暴風警報が解除された。会社へ向かう。

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*2017年10月24日:クライマックスシリーズ


 残業を早めに切り上げ、クリーニング出しと郵便局。

 プロ野球、セ・リーグのクライマックスシリーズで、C球団がD球団に敗れ、日本シリーズには出られないことになった。なんか、もゃもゃするなぁ..

 私がプロ野球の積極的なファンをやめてから、10年以上..もしかすると、20年近く? なので、クライマックスシリーズの理念というか根拠というか原理をよく知らず、この機会にと Wikipedia を読み始めてみたものの、実にややこしくすっきりせず、遺憾ながら全部は読み通せずに諦めてしまった [;_ _]。プロ野球ファンたるもの、皆、これを理解しているのだろうか?

 もやもや感の正体はもちろんいうまでもなく、ペナントレースを勝ち抜いた「最強の球団」が日本シリーズに出られない「可能性がある」、その一点に尽きる。理論的根拠がわからない。(興行的根拠はわかりますが。)そもそも論理的に破綻している存在である。それをなんとか「根拠がある風に見せる」ために、これほど複雑なルールで「修飾している」のではないだろうか。(「粉飾」とまでは言わないが。)

 とはいえ、「興行的根拠」はあるのである。クライマックスシリーズが廃止される可能性は、限りなくゼロに近い。「これ」と付き合っていかざるを得ないのだ、プロ野球とプロ野球ファンは。もやもや感を抑えつけて、自分を納得させるほかは、ない。

 「クライマックスシリーズは、最強の球団を決めるものではない。(最強の球団がどこであるかは、ペナントレースで確定済みである。)「日本シリーズ」という、アドオンの祭典に出場するのはどのチームであるかを決めるものであり、「最強の球団」は、その有力候補のひとつであるに過ぎない」..これしかないと思う。この理屈しか。

 いずれにせよ、私がプロ野球の積極的なファンに復帰する日は、来ないだろう..

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*2017年10月25日:iOS11 の電卓の体たらく [^.^]


 台風22号の今週末の本土襲来、ほぼ確定 [/_;]。先週末、21号が来たばかりなのに [/_;]。今週末の京都旅行にどの程度の影響があるか、見極めないと..

 残業を早めに切り上げ、クリーニングの受け取りと、アオキで冬物スラックスの受け取り。

 今さらではあるが、iPhone、iOS11 の電卓が使い物にならん件、ネットで知った。(考えてみれば、iOS11 にアップデートさせられてから、電卓機能を使う機会がなかったな。)で、試してみたら..あはは、これは酷い! [;^.^] まだご存じない方は、「普通の速度で」「1+2+3=」と、タッチしてごらん。「24」になるから。

 なんか..懐かしいな、こういうの [^J^]。30年以上前、UIプログラミングの基本を知らない新人が(広義の)組み込み機器のファームウェアをプログラムしたら、こんな感じになったものである。もちろん、出荷はできない。

 それにしても、Apple、アプリの出荷検査、してるのか? というか、出荷検査以前に、少し触ればすぐにわかること。プログラマ自身が気がつかなかったのか?(仮想マシンでプログラミング → テスト → デバッグ → 出荷検査まで全て済ませていて、実機で触る機会がなかったとか..ありそうな話だが。)

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*2017年10月26日:幻想美術選「叛逆天使の墜落」ピーテル・ブリューゲル(父)


 「幻想美術選」、第87回。この画家は、3回目の登場である。

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「叛逆天使の墜落」(ピーテル・ブリューゲル(父)、1562年)

 ピーテル・ブリューゲル(父)(1525乃至1530頃〜1569、Wikipedia)の、赫赫たる代表作のひとつ。魔物に変身させられて墜落してゆく叛逆天使たちを、大天使ミカエルに率いられる天使の軍勢が追撃して地獄に追い落とす、まことにドラマティックかつヒロイックな場面であり、多くの画家による作例があるのだが、このブリューゲル作品はそれらの中にあって、明らかに「モード」が違う。そこには明るく、しかも不気味なユーモアがあり、いっそ祝祭的とすらいえる高揚感に満ちあふれている。もっとはっきり言えば、漫画的だ。

 堕天使が変身する怪物と言えば、伝統的に、蛇、竜(ドラゴン)であるが、このカラフルな画面で目立つのは、魚の怪物、蝶や蛾の羽根を持つ昆虫系、ムール貝、楽器などなど..悪魔の姿は、それらのパーツの「合体」である。その姿の多様なこと!(そして誰もが気がつく、風船のようなコメディリリーフ..)

 もはやこれ以上書き連ねる必要は、あるまい。これは、「デビルマン」世界である。この作品が永井豪の霊感源となったかどうかはわからないが、400年の時を隔ててユーラシア大陸の反対側で響き渡った、偉大なるエコーに思いを馳せるのも、また一興ではあるまいか。

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*2017年10月27日:勧修寺/随心院/醍醐寺/伏見


 快晴。5:25に徒歩で出て、6:32、浜松発こだま。京都駅に着く約10分前、濃霧に包まれたが、7:56に京都に着いた頃には、再び快晴。とはいえ、明日から雨が降り始め、明後日にはかなりきつくなるという予報。当然、傘持参である。それも、折りたたみ傘ではなく、長傘。明日からのきつめの雨のことを考えれば、当然の備えであるが、快晴である今日は、ひたすら邪魔 [;^J^]。それに私には、「京都で長傘を忘れる(失くす)」という、クセがある [;^.^]。過去1年間で、2本失った。買ったばかりのこの長傘、浜松に持ち帰れるかどうか..[;_ _][;^J^]

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 8:40、勧修寺。花の名所らしいが、この時期、花は全くなし。(以降、この二泊三日の旅の記述において、「花の名所らしいが、この時期、花は全くなし」は、冗長なので、全て省略する。[;^.^])氷室池は、花菖蒲も睡蓮ももちろん時季外れ。荒野の風情が絶品である。

 右写真は、勧修寺型燈籠というらしい。周りを囲むのはハイビヤクシン。



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 9:35に発ち、9:45、随心院門跡。左は庭園の写真。なんとか、逆光にならない撮影ポイントを探した。[;^J^]

 右写真は、小野小町の化粧の井戸。もう少し井戸の底を明るく、竹の緑は深く(暗く)したかったところ。(RAW現像で修正できるかも知れないが、それは最後の手段ですのでね..)



 10:15に発ち、醍醐天皇後山科陵、長尾天満宮を歩き抜け、10:55、醍醐寺着。

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 正面からではなく、いわば裏口(というか横手)から入った形になったので、全体像がなかなか把握できず、戸惑った [;^J^]。大雑把、伽藍エリアと三宝院エリアと霊宝館エリアからなる。ここは、三宝院の庭園。開き直りのド逆光。[;^J^]



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 伽藍エリアの最奥部の、弁天堂と弁天池。池の水が鏡のように静止するまで待つ、というのが、カメラ趣味の真骨頂というものであろうが、今の私には、それだけの時間はとれない。[;_ _][/_;]



 12:05に発ち、醍醐寺の門前の「しも村」で、やまかけそば。醍醐駅まで徒歩。そこから地下鉄東西線とJR奈良線を乗り継ぎ、桃山駅へ。

 13:15、御香宮神社。13:55、月桂冠大倉記念館。このあたりの路地は、実に風情というか風格がある。京都でも屈指の景観のひとつに選ばれているらしいが、さもありなん。(写真がなくて、すみません。[_ _])

 十石舟は、残念ながら、運休。増水で危険なので、と掲示されていたが、さほどの水量にも見えないのだが..しかしこちらは「平常時」を知らないからね。それに、もっと先の方(たとえば別の川との合流ポイント(あるのかどうか知らないけど))では、より危ない状況になっているのかも知れない。いずれにせよ、台風の余波である。

 14:10、長建寺。14:25、寺田屋。ここを寺田屋というのも、多少は問題ありで [;^J^]、再建された建物なのである。つまり、レプリカ。歴史的建造物のレプリカ(再建/復元)は、ごく普通に作られているものなのだが、その場合は必ず明示(公表)されている。この寺田屋ではその点が、なんだか曖昧なのである。「多少は問題」というのは、そういう意味。「「寺田屋」が再建建築であったと結論付けられた」、という新聞記事が壁に貼られているが、それを謳っているわけでもない。お客さんも、どうやら半数ぐらいは、本物の寺田屋だと誤解しているのではないか、という雰囲気がある。

 まぁ、レプリカと割り切れば、十分楽しめますけどね。[^J^]

 14:45頃に出て、竜馬通り商店街を通りぬける。このあと、メモによると西岸寺にも寄っているのだが、どうもあまり憶えていない [;_ _]。すみません。[;_ _]

 近鉄で京都駅に戻り、時間が少し余っているので、近場の観光スポットを「潰し」にかかる。(← 口の聞き方に気をつけなさい。[;^J^])市比賣神社。文子天満宮。

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 16:45、京都タワー。ここに来るのも初めてであった。思ったとおり、さほど高くはないのだが、京都をこの角度から観たことはないので、それなりの感興は覚える。ちょうど日没のグッドタイミング。17:00、退去。



 17:10に宿に帰り、17:35に食事に出る。リド飲食街の開店時刻には微妙に早いし、ちょっと気が変わって、3週間前、なかなか美味しかった「つじや」に顔を出したのだが、満席であった [;_ _]。いったんこうなると、リド飲食街には戻れない。[;^J^](重心が反対側に傾いていますのでね。[;^J^])数時間は落ち着いて読書できる居酒屋系を探したのだが、結局コスパを重視して、全国どこにでもある [;^J^] 鳥貴族。18:00から21:15まで。

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 なかなか難しい被写体である京都タワーに、今回も挑戦。展望台の下面の朱色が綺麗に出ない(白っぽくなる)のは、フリッカーでもなんでもなく、単に、シャッター速度が遅くて光を入れ過ぎているからだということに気がつき、シャッター速度を速くした。すると、この朱色はいい感じに色濃く出るものの、今度は全体に暗くなりすぎて、これまた現実に肉眼で見えている像とは、全然異なってしまう。

 いろいろリトライした結果が、右写真。シャッター速度:1/500、F4.2、ISO感度:6400、露出補正:なし。朱色が実物よりやや薄いのだが、これ以上シャッター速度を上げると、塔自体が暗くなりすぎる。実はこれでも、既に暗すぎるのだ。本当は、もっと白い。これが、ぎりぎり許容できる限界。今の私の技量では、これで精一杯。あとはRAW現像で加工するしか..



 22:10、宿に帰り、シャワーを浴びてバタンキュー。

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*2017年10月28日:千本ゑんま堂/妙蓮寺/晴明神社


 雨。6:35に宿を発つ。連泊のメリットをフルに生かし(今夜もここに泊まるのだ)、リュックは宿に置いていく。これによって、荷物は、肩掛けのカメラバッグと、手提げ袋と、傘だけになった。雨の中、リュックを背負わないというのは、大きなメリットである。濡れないだろうか、濡れていないだろうか、というストレスは、大変なものだからである。(大体、濡れているのだが。)

 6:50から7:10まで、なか卯で朝定食。やはり旅の朝は、納豆卵ぶっかけご飯に限る [^.^]。バスターミナルに着いたのは、7:15を回っていたかな。ここでちょっとしたミス。最初のターゲットである「わら天神」は8:30からのはずで、7:50発のバスに乗れば、ほぼジャスト、と目論んでいたのだが..バス停での読書中にバスが来たので、あたふたと乗ったら、一本前の7:35発だった [;^.^]。これでは、わら天神前のバス停に、15分も早く着いてしまう。雨なのに..[/_;] 多分、雨宿りできる場所はないのに..[/_;] ここ(京都駅烏丸口バスターミナル)なら、雨を凌げるのに..[/_;]

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 で、8:15少し前にわら天神前のバス停に着いたのだが、怪我の功名というべきか、わら天神に、普通に入れた。[^J^](左写真)まぁ、8:30まで待てば、受付の窓口が開くなどあるのかも知れないが、さほど大きなアドオンもなさそうなので、8:25に離脱。

 ときどきやむ程度の小雨の中を歩き、8:45、等持院。ここは、9:00まで入れませんでした [/_;][;^.^]。しかも一部工事中..というか、庭園だけしか見学できない。まぁそれでもいいや、と、300円払う。

 右がその写真だが、庭園写真にしては画角が狭いと思ったあなたは正解。工事中の箇所を巧妙に回避して画面に収めているのである [;^J^]。9:10、発つ。



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 9:25、平野神社。桜の名所なのだが、まぁいい。[;^J^](右写真)9:40に発つ。

 次の目的地までの途中経路に、北野天満宮がある。ここは一度訪れているので、今回は通過するだけの予定だったのだが(失礼な奴 [;^J^])、宝物殿は観ていなかったことに気がつき、立ち寄った。

 刀剣類が多い。巨大な包丁のごとき「脇差」があり、驚いた [;^J^]。「鬼切丸(髭切)」もあった。歴史上の人物の誰それを斬ったという来歴よりも、渡辺綱が一条戻橋で鬼の腕を斬ったという由来の方が、リアリティの重みをもって腑に落ちるよな..(← えっと、それは史実じゃないから。多分。[;^.^])10:05、離脱。



 10:10、大将軍八神社。10:35、上七軒の入口(というか、一方の端)に着いたのだが、雨がやや強く、この風情のある街並みの写真を撮る元気、無し [;_ _][;^J^]。10:50、釘抜地蔵。

 11:00、千本ゑんま堂。ここはなかなか楽しかった [^J^]。失礼な表現は大目に見ていただくとして [;_ _]、小ぢんまりとしたテーマパークのような、地域密着型のガチャガチャ感。中央の閻魔大王の像は、かなりの迫力である。(もちろん、お化け屋敷ではない。)11:35まで、ゆっくりとする。

 11:40、「大」というラーメン屋で昼食。四川ラーメンは久しぶりだな。12:00に発つ。

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 12:15、妙蓮寺。ここも花が美しい(はずの)庭園なのだが、何も言うまい [;_ _][;^J^]。大変すいており(つまり穴場スポット的で [;^J^])、私が着く前にひとり、着いてしばらくしてからひとり、と、およそ1時間程度のタイムスパンの間に、観光客は3人 [;^J^]。この3人を前にした受付兼案内の女性が、大変親切&熱心で、この寺の来歴の話、花の話、障壁画の話はもとより、それを描いた画家の系図(血縁の系図ではなく、師弟関係の系図)を持ち出して、円山応挙まで遡り..と、語るかたる [;^.^]。50分以上。[;^.^](そのうち四分の一ぐらいは、ソフトではあるものの、説法的な。[;^J^])いや、大変面白かったんですけどね。[^J^]

 左写真と中写真は、この寺の十六羅漢石庭。

 13:20、離脱。右写真は次の目的地、すぐ近所の本法寺への道。並んでいるのは、茶道の家元の屋敷らしい。



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 13:30、本法寺。ここには長谷川等伯の、巨大な「佛涅槃図」画像検索結果)があるのだが、この時期は、複製の展示。それは別に構わないのだが、解像度をもう少し細かくできなかっただろうか [;^J^]。このサイズては仕方ないかな。金かかりそうだしな。[;^J^]

 「秋季特別展 近代の日本画展」という小ぢんまりとした展示も楽しい。庭園も、大変美しい。14:05、離脱。



 14:10、水火天満宮。14:15、妙覚寺。(現在拝観休止期間。[;^.^])15:00、首途八幡宮。

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 15:20、晴明神社でございますよ [^.^]。ドーマンセーマン、カックイッ [^.^][^.^][^.^]。さすがに参詣者が多い。まぁ半数以上は、私と同類のミーハーだと思うけど。[^.^](自分の水準に、世間を引き下げるな。[;^.^])15:35、発つ。



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 15:45、白峯神宮。もちろん、崇徳天皇が祀られている。崇徳天皇とくれば、百人一首の有名な歌の人としての知名度が一般には高いのかもしれないが(左写真)、わたくし的には言うまでもなく、「雨月物語」(上田秋成)の「白峯」に登場する「祟り神」である。こちらの石碑も、欲しかったな。[^J^]

 15:55に発つ。すぐ裏手にある、本阿弥光悦の邸宅跡の石碑も、押さえておく(右写真)。



 今日の夕食は、昨夜に引き続き「リド飲食街」は回避。理由は、荷物が多いからである。多いといっても、カメラバッグと手提げと長傘の3点セットであるが、リド飲食街の手狭な店々に持ち込むには、十分に多い [;^J^]。窮屈だし気を使うしで、楽しめない。迷惑である。じゃあいったん宿に戻って荷物を置いてくればいいようなものだが、そんな元気はない。一刻も早く、腰を落ち着けてアルコールを流し込みたい。[;_ _][;^J^]

 というわけで、昨日入れなかった「つじや」に、今日は入れた [^J^]。17:00から20:50まで。途中、カウンターで寝落ちしていたらしく、可愛いお姉さんに どつかれた 優しく肩を叩かれた [;^.^][;^.^][;^.^]。21:00、宿。今夜もバタンキュー。

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*2017年10月29日:国宝展 第2期/ミュシャ展


 6:30、チェックアウト。いよいよ台風22号の雨のピークの日であるが..今はまだ、降っていない。6:45から7:05まで、なか卯で朝定食。

 京都駅前のバスターミナルからバスに乗ったのが、7:17。7:27、博物館前バス停。まだ降っていない。京都国立博物館の前の行列の、先頭から25人目。読書開始。「開館120周年記念 特別展覧会 国宝」の、第2期(10月17日(火)〜10月29日(日)まで)である。開場は9:30。

 7:55、ついに小雨が降り始める。傘をさして読書続行。ときどき少し強めになるが、問題なし。8:45、開門。屋内に並ばせてくれるのだ [_ _]。9:30、開場。

 第2期の目玉は、龍光院の「曜変天目」である。この博物館の順路は、まず、エレベーターか階段で3Fに上がり、2F、1Fと降りてくる、というものなのだが、先頭集団で1Fに入場したとたん、「曜変天目はこちら」、という、1Fの奥の部屋を指している立て看板が目に入り、イヤな予感がして、まず、これを片づけることにしたのだが、これは大正解だった。この部屋の先頭から10人目ぐらいだったのだが、じっくりと観ることができ..まぁ、じっくりとはいっても、「立ち止まらずに鑑賞してください」とのことだったので、牛歩戦術で(迷惑にならない程度に)[;^.^]。

 やはりこれは、すごいものである。画像検索結果を一応ご紹介しておくが、これらの画像ファイルでは、この、なんというんだろう..美しさ、だけではないな、存在感や空気感は、まったく伝えられない。これは、実物を観に来てよかった。

 このあとは3Fに戻り、順路どおりに。第1期は観ているので、かぶっているものは、基本的にはスルー、または、短縮時間で [_ _]。以下、言及する作品も、琴線に触れたもののうちのごく一部であることは、前回同様。(いちいち、きりがないのだ。出品一覧から、まるごとコピペすることになってしまう..)

 第1期から展示されている「阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)」画像検索結果)は、やはりいいな。こういう、小学校の頃から教科書や副読本で馴染んでいる作品は、「懐かしさ」「安心感」が先に立ち、「評価」の対象から滑り落ちてしまうことが、よくある。(第1期では、そうだった。)六道絵・地獄絵のセクションでは、聖衆来迎寺の「六道絵」画像検索結果)、東京国立博物館所蔵の「餓鬼草紙」画像検索結果)、京都国立博物館所蔵の「餓鬼草紙」画像検索結果)。

 退蔵院所蔵の「瓢鮎図」画像検索結果)! 大体、禅画というのは、何を言いたいんだかわけわからんものが多いのだが [;^J^]、この作品は、そういう詮索を離れて、単純に、荒涼たる風景の美しさに魅了される。私にとっての、理想の山水図に非常に近い。狩野永徳の「花鳥図襖」(聚光院)画像検索結果)、伝 胡直夫の「夏景山水図」(久遠寺)画像検索結果)。長谷川久蔵の「桜図壁貼付」(智積院)画像検索結果)は、やはり息を呑む美しさ!(これは、智積院で観ているはず。)

 清凉寺の「釈迦如来立像」画像検索結果)の顔、誰かに似ているんだよなぁ..昭和の俳優の誰かに..(昔からもやもやしているのだ。[;^J^])(最初に書いたけど、「風神雷神図屏風」(俵屋宗達)とかは、言及スルーです。何度も観てるし、いちいちキリがないから。(なんちゅう、失礼(贅沢)な。[;^J^]))

 ちなみに、10:00頃に1Fの「曜変天目」の部屋の前をとおりすがったら、長蛇の列。何十分待ちなんだろう? 開館直後に片づけておいて正解だった、というのは、このこと。10:30頃には、館内、大混雑。この時点ではひととおり見終わっており、2巡目に入っていたのだが、やはり、朝いちに来た意味はあったな。

 10:50に、退出。来月には、第3期と第4期を観に来るのだ。[;^J^](4枚セットの割安の回数券が用意されていてしかるべきだったと思いますけどっ! >主催者)11:15、京都駅前ポルタ地下街の五右衛門でパスタ。

 11:55、美術館「えき」KYOTO。「ミュシャ展 〜運命の女たち〜」(〜11月26日(日)まで)である。

 とあるコレクターのコレクションに限定した出展であり、定番以外の珍しい作品が、数多く観られるのが値打ち。特に、挿画原画のジャンルに心惹かれるものがあったが..申し訳ない、画像検索結果の紹介とかは、省略させてください。[;_ _](説得力のある理由 → 疲労。[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^])(← 最近の日記からのコピペ。[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^])

 12:30に退出し、12:58のひかりで、浜松に着いたのが、14:06。これから夜にかけて、風雨のピークが来るという予報だが、この時点では、全然どうということはない。急いで帰宅するべきだったのだが、余裕をかましてデパ地下で総菜など買ってから、バスで帰宅..

 ..甘くみた報いである [_ _]。乗っている間に急激に風雨が強くなり、14:40、自宅直近のバス停で降りた頃には、土砂降りに。ここから自宅までの最後の10分間で、この二泊三日の旅で衣服に浴びた総水分の大部分を稼ぎ出してしまった。[_ _](この時点まで、大きめの長傘のお陰で、スラックスはほぼ濡れていなかったのだが、この10分間で、膝から下が完全にずぶ濡れ。[_ _])まっこと、「百里を行く者は九十里を半ばとす」とは、このことである。[_ _]

 帰宅したら、湿度85% [;^.^]。16:00頃から雨はさらに強くなり、17:00頃、暴風雨のピーク。しかしその後、10分以内に、急速に治まった。

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*解説


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Last Updated: Nov 3 2017
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