*2003年06月02日:請求、二題
*2003年06月03日:N書店に発注
*2003年06月04日:これが右翼?
*2003年06月05日:見捨てられて
*2003年06月06日:半年遅れの忘年会
*2003年06月07日:とはいえ所詮、疎結合/「エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件」
*2003年06月08日:軽めを3冊
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*2003年06月02日:請求、二題


 午前半休。松田病院で(退院2週間目の)診察。予後良好。さらに2週間後に、もう一度チェックする。生命保険(各種の手術費用・入院費用を保証してくれるオプション付き)の請求のために必要な書類(要するに診断書)も出来ていた。保険がどのくらい下りるか、楽しみである。(通院保証も付いているので、通院が終わってから請求するつもり。)

 記録によると、この日は引き続き午後も休んでいるのだが..これを書いている今の時点では、理由をさっぱり思い出せない [;^J^]。体調、悪かったっけ? ..まぁ、いいや。[;^J^]

 やれやれ、「御請求通知」が、また来たよ。(アダルトコンテンツの利用料を払え..という、昨今流行りの詐欺である。)先日、「極東神泉會」で採りあげた奴の同類である。


From: kaishuu@datenet.com
Subject: 【御請求通知】
To: kurata@rinc.or.jp
Date: Mon, 2 Jun 2003 11:30:42 +0900

件名:【御請求通知】 回収整理番号:7839

  《大至急御連絡致します》
 
 この度は過去にあなた様が使用された電話回線から接続された
アダルトサイト利用料金について運営業者様より未納利用料金に
関する債権譲渡を受け私共が未納利用料金の回収作業を代行させて
頂く事になりましたので御連絡させて頂きます。
現在、下記のとおり記載の利用料金が未納となっております。
本件の遅延損害金および回収代行手数料も含めまして
本日を含める3銀行営業日以内、6月4日(水)を御支払い期限として
下記に記載の指定口座まで御入金して頂けます様お願い申し上げます。

 ご請求金額合計:25702円
    運営業者:パラダイスネット 
  未納利用料金:15500円
   遅延損害金: 5202円
 回収代行手数料: 5000円

【振込先口座】 =======================
 
 三井住友銀行:新潟支店
  
   口座番号:普)9400384
             
   口座名義:ヨコタ マサミ

=====================================
※振り込みの際には必ず回収整理番号を名前の前に御入力して下さい。

なお、速やかに御入金して頂けない場合は各地域の債権関連業者および
関連事務所へ登録情報および個人情報を登録させて頂く事となります。
結果、最終的に集金専門担当員が御自宅等を訪問、集金をさせて頂く事となります。
その際には上記記載のご請求額に加え交通費、人件費等の集金に際して掛かる諸費用
も上乗せ加算させて頂き現状の数倍のご請求をさせて頂く場合が御座いますので
お忘れなく必ず御入金して下さいます様お願い申し上げます。

xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
     
(株)債権データネット
   代表:横田 雅美
   システム情報管理部   
   TEL:03-3544-6222
   FAX:03-3544-6218
   担当:佐藤英樹

 「極東神泉會」の、あまりにあからさまな(いわばカラフルな、漫画的な)怪しさに対して、こちらはもう少し堅実というか、リアリティ指向が(あくまでも「指向」でしかないが)垣間見られ、(例えば「回収整理番号」など、)その分、面白みに欠ける。

 なんにせよ、通報されるリスクと到底バランスが取れていないとしか思えない「請求額の低さ」が、共通する特徴である。ま、このくらいなら..と、払っちゃう奴らも、いるんだろうなぁ..

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*2003年06月03日:N書店に発注


 昨日(一昨日だったかも)に届いたN書店の目録を吟味して、「千夜一夜物語」の「第1巻」を発注する。作者名等は(この日記を書いている時点では)失念。確か全10巻のはずで、今回の目録には2点載っているのだが、あまり状態も良くなさそうなので、いわば「サンプル」として、第1巻だけ発注してみた、というわけ。(当選して、かつ)内容が良ければ、改めて全10巻を探すつもり。

 ちなみにもちろん、アダルト仕様である。とはいえ数十年前の作品である故、今日の(レディコミはおろか)少年マンガ/少女マンガとも比較にならないほど、おとなしい描写のものではないかと予想しているのだが。

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*2003年06月04日:これが右翼?


 先週購入した「GMK」(「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」の略称)のDVDを観る。(3枚組みボックスの1枚目(本編)だけ。)劇場で観たのは1回だけだが、自宅の小画面で鑑賞しても、それなりにサマになるのがいいところ。(例えば、「ジュラシック・パーク」の1作目のLDなどは、小画面では全くサマにならず、12回観ただけでお蔵入りしてしまっている始末なのだ。)

 傑作だと思いますよ。公開当時、特撮(「SFX」とは言いたくないですね)とか脚本とかの批判以前に、「思想」の批判があったと記憶しているが..つまり、「なんと安易なナショナリズム!」..というのだが..なんだかな。

 この映画の世界には、「自衛隊」は存在しない。「国防軍」である。それが気に入らないのだろうか? 「日本の軍隊」が「戦闘行為」に及ぶのが気に入らないのだろうか? 「軍」という名称が賦与されていることを別にすれば、彼らの戦闘行為は、現行の(現実世界の)憲法の範囲を、一歩も踏み出してはいないのですが [^.^]。大体、世界的に・客観的に見れば、「自衛隊」は「日本軍」以外の何物でも無いんですが。

 名称はどうあれ、国民の生命と財産を守るための「武力」ではないか。この映画(に限らず、ほぼ全ての「怪獣映画」)においては、日本国の「武力」は、この目的にしか使われていない。平和憲法を、徹底的に遵守している。一体、どこに問題があるんだろう? むしろ、GMKにおける「国防軍」の扱いは、現実社会における(「外国への侵攻も、事情によってはOKじゃん!」..という想い(狙い)が隠されている)真に危険な「右傾化」に対する、批判的な役割すら果たしていると思うのだが..(つまり、「日本の武力」の「本分」とは何か、という..)

 フレッド・プラッシー、逝去。プロレスラー中のプロレスラーに、合掌。

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*2003年06月05日:見捨てられて


 先日、「宴(うたげ)の終わり」で取りあげた、ニフのFELMIの件。呆れたことに、まだアクセスも書き込みもできるようだ。

 フォーラムに入ると、下記の「お知らせ」が表示される。


さて、大変突然ではございますが、フォーラムマネジャーの都合により、残念
ながら2003年 5月30日(金)をもちまして「電子楽器フォーラム」のサービス
を終了することとなりました。
ご利用の皆さまには急なことで大変申し訳ございませんが、ご理解賜りますよ
うお願いいたします。
会議室への発言は 4月11日(金)まで可能にいたしました。その後はリードオ
ンリーとして2003年 5月30日(土)まで発言を読むことは可能です。

 ..でもって、今日の時点でも、新規発言が読めるというわけだ。全く、だらしないし..モラル面でも問題がある。つまり、このフォーラムマネージャー(及び、彼を補佐するスタッフたち)が、5/30(もしかすると4/11)を待たずに、このフォーラムのメンテを止めてしまったのである、ということが、誰にでも判ってしまうのだ。(もう、とっくの昔に、読んですらいないんじゃあるまいか。)

 「忘れられていますね、私たち..」..というニュアンスの書き込みすら、ある。はっきり言って、これは許せん。指摘(抗議)メールを送ってやろうかしらん。

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*2003年06月06日:半年遅れの忘年会


 部署の「忘年会」が、18:30から「とりでん」という店で。「今ごろ忘年会?」..と、呆れられる方が大多数であろうが、昨年の秋から、部署一丸となって超多忙だったんだから、仕方が無い。ようやく、「誰ひとりとして残業しなくてもいい日」が、やってきたわけである。

 特に深酒しなかったのは、退院してから、まだ日があまり経っていないからではなく、(実際、2週間も経っているので、もう、大威張りでガブ飲みしてもOK! のはずであるが [;^J^]、)前回(眼鏡を割った)で懲りているのでもなく、単に、「飲み放題」ではなかったからである。実に堅実である。

 0時近くになってから、タクシーを呼ぶ。某所に寄ってから帰宅。

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*2003年06月07日:とはいえ所詮、疎結合/「エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件」


 ヤフオクで5点落札されたので、荷造り。郵便局に持ち込んで送料を調べてから、落札者にメール。(実に手間なのである。)

 きゃ〜〜〜ッ!! [;^.^] 「風虎日記」の「6月5日」分で、 先日の日記(「今、見ちゃいけない..」)に、「フレンドシップ7号は、ソ連の宇宙船じゃないっ」、と、突っ込まれている..

 よく考えてみれば..というか、よく考えてみるまでもなく..「フレンドシップ」って、英語じゃねーか!! [;^.^] ..ったく、大丈夫か、お前? 脳細胞、何パーセント残ってる? [;^.^]

 大体、この“愛称”の原義は知っていたのである。「乗組員が7人だから、“7人の友情”で“フレンドシップ7”なんだよなー。ベタベタだよなー。“ゴーグル5”みたいだなー」、とか思いながら、「ソ連の宇宙船」、と書いていたんだから、全く何をかいわんや..もしかして、大脳(及び小脳)とは別に、指先に(あるいは眼球にも)副脳があって、(大脳とはある程度独立して)勝手に動いてたりして..をを、「“マルチプロセッサ・システム”じゃん!」..と「言い換える」だけで、問題解決出来てしまったような気になれるとは、嬉しい発見であった。(← この発言は、私には珍しい「社会派の文脈」で、読んでいただきたい。)

 「エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件」(John Dickson Carr、岡照雄訳、国書刊行会)、読了。

 事件(の周辺状況)自体の面白さ。延々と続く偽証については、読んでいて気分が悪くなるが、最後の、カーによる真犯人の推測は、説得力がある。「しかし、本当のところ国王(チャールズ二世)はどうしてよいのか分からず、宗教問題でこれほどまで大騒ぎをしなければならないのか、と立腹していた。国民がプロテスタントであろうとカトリックであろうとどうでもよいではないか。クエイカー教徒でもちっともかまわぬ。要するに世の中が平和で、食べ物に不自由せず、庭のにわとりを盗む悪党がいなければそれで十分だ」(252頁)..蓋し、「名君」と言うべきであろうぞ。[^J^]

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*2003年06月08日:軽めを3冊


 「日本オタク大賞」(鶴岡法斎編、扶桑社)、読了。

 ロシアの空母が5千万円で買えるらしい(139頁)。但し、維持費は別なので、そちらで破産しそうだが。大体、毎月毎月壊れ続けそうじゃんか、ロシア製なんてさ [;^J^]。それにもちろん、「買える」ことと「航海できる」こととは異なる。動かそうものなら、途轍もない費用が必要なはずであるし、それ以前に、動かす技術を持っている要員(何人、必要なんだ?)を調達できるものかどうか..そもそもの問題として、どこに停泊できる(していられる)というんだ、という..しかし、廉いなぁ..[;^J^]

 「殺意の海辺」(John Dickson Carr, Dorothy Leigh Sayers 他、ハヤカワ文庫)、読了。

 「殺意の海辺」と「弔花はご辞退」を収録。前者は、カーの初期設定によるリレー作品。はっきり言って、しょうもない [;^J^]。後者は、セイヤーズの初期設定によるリレー作品。こちらの方がまとまっているが、佳作とまでは言えない。また、エピローグが、やや意味不明である。

 「詭弁論理学」(野崎昭弘、中公新書)、読了。

 さほど実用的 [;^J^] ではない、論理の遊戯の入門編的なもの。ま、たまにパラパラするには手頃な本。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jun 11 2003 
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