*2003年01月27日:危険な帰路
*2003年01月28日:札束事件
*2003年01月29日:極東神泉會
*2003年01月30日:その場合はホラー
*2003年01月31日:朝の幸せ
*2003年02月01日:Nさん資料、第20便/ルネ・ラルーのアニメ作品
*2003年02月02日:胸の痛み
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*2003年01月27日:危険な帰路


 昨夜、会社の門を出たのは、3時である [;_ _]。昨夜じゃなくて今朝だっつーの。[;_ _]

 眠い上に強風。ハンドルが取られがちで危ない。会社から1キロほどのところで、道路脇の小高いところからバレーボール大?の物が転がり落ちてきて、タイヤに衝突。小動物でもはねたか、と、ドキッとしたが、硬質の衝撃音から判断して、まず間違いなく石のたぐいである。なんにせよ危ないあぶない..

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*2003年01月28日:札束事件


 社内に大和銀行(もうすぐ「りそな銀行」になる)のキャッシュディスペンサーがある。そこで当座の生活費を(給料も出たことだし)引き出そうとして、指先がチャタってしまい、ひと桁大きい金額が出納されてしまったのも、あるいは疲労のせいであろうか [;^J^]。「取消」ボタン連打もむなしく、分厚い札束を手にしてしまったのだが..この簡易CD機には預け入れ機能が無い。といって、こんな大金を持ち歩くのは物騒である。

 というわけで、会社の目の前にある(別途、口座を持っている)浜松信用金庫に、わざわざ預け入れに行くはめになった..ったく、何やってんだか。

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*2003年01月29日:極東神泉會


 朝っぱらから愉快なメール。


To: kurata@rinc.or.jp
From: 極東神泉會  <kyokuto.sinsen@jingi.com>
Date: Wed, 29 Jan 2003 06:06:51 +0900
Subject: 最終告知

                       平成15年1月29日

通知人:極東神泉會(株)
    回収篝 担当 東


          << 最 終 告 知 >>

 あなたの利用した、インターネット・アダルトコンテンツ利用料が未だ
に確認できません。
 これまで、再三連絡を試みてきましたが、誠意ある回答も示されません
でした。
 当社としましては、これ以上入金をお待ちする訳にはいきません。
つきましては、ここに最終的な和解案を示し、これでも尚、入金なき時は
断固たる態度で望む所存です。

 その際は、メールアドレス、電話番号、IPアドレス、その他サーバー
に保管されているログの開示請求を貴方がお使いのプロバイダに行い、住
所、氏名(本名)、勤務先等を調査し、回収にうかがいます。

 当社は貸金業規制法の対象となる、いわゆる「金融業者」ではありませ
ん。
従いまして、「夜21時から翌朝8時までの督促禁止」「威圧的態度の禁
止」「大人数での自宅・勤務先への訪問の禁止」等々の法律的制限は一切
ありません。
 よって、いかなる手段を持ってしても、利用代金・延滞利息・督促費用
の回収を実行いたします。
 回収のため、あなたの自宅・勤務先に当社の回収担当が行った場合には、
交通費・宿泊費も追加請求いたします。

 当社もそこまでするのは本意ではありませんので、期限までに入金され
るように、お願いいたします。
 尚、これは最終的な勧告であり、また、当社人員の対応による時間的損
失等の理由からメールでのお問い合わせは受け付けておりません。
 問題解決をお望みなら、至急下記要領にてお支払い願います。

○振込先

三井住友銀行 高円寺(こうえんじ)支店 普通口座 1262397

○入金額 ¥74,500−

(上記内訳)
 サービス利用代金=¥65,000
 延滞利息======¥9,500
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 合計金額=====¥74,500

○入金期限
 平成15年1月31日(金) 午後2時

 大笑い海水浴場![^O^] 楽しいなぁ、愉快だなぁ。こういうメール、もっとどんどん送ってきて欲しいなぁ![^O^]

 実のところ、こやつの“狙い”自体は、悪くない。「ネット上には危険なサイトがあるということを知っている」「迂闊にその類にアクセスして、国際電話やダイヤルQ2の法外な費用を請求されたという事例を(伝聞にせよ)知っている」「自分がそういうサイトにアクセスしたことがない(あるいは危険な実行ファイルをダウンロード&実行したことがない)という自信がない」「メールを全てチェックできているかどうか自信がない」..以上、全ての条件が成立する人(要するに、半可通のネット初心者)は、非常に多いはずである。そういう人には、この“脅し”は有効である可能性がある。「もしかしていつのまにか、そういうサイトを利用させられていたかも知れない..」「請求メールを読み落としていたかも知れない..」

 ..しかしそれなら、もっと「本物らしい」文面にしろっつーの。「和解案」だとさ![^O^]

 ま、上記の口座自体は「生きている(本物である)」可能性が高いので、嫌がらせに2円か3円振り込んでやろうか、と、しばし本気で考えたが [;^J^]..さすがにそれほど暇では無いのであった。[;^J^](さらに言えば、上記口座は、この“脅迫メール”の送り主のものでは“ない”可能性も、かなり高い。つまり、他人に“汚名を着せる”ための悪戯であるのかも知れない。)

 出がけに雪が舞うが、じきに快晴。すぐまた吹雪、のち曇り [;^.^] ..ったく、落ち着きの無い天候だこと。

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*2003年01月30日:その場合はホラー


 連日、2時前後に退社して、朝の4時過ぎに眠っている状況なのであるが [;_ _]、今夜は久々に、21時前に退社できた。

 ここのところ連日着ている(手編みの)セーター。なかなか気に入っているのだが、結構毛玉が出来るのである。これは取らなきゃ仕方が無いのだが..しかし、取って取って取って取っているうちに、いずれは穴が開いて(薄くなって)廃棄、ですか..仕方ないよなぁ..猫ならいいよ、猫なら。毛玉を取っても取っても、生えてきますから。補給されますから..しかし、セーターの毛が生えてきたら、どうすればいいんだよぅ..[/_;]

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*2003年01月31日:朝の幸せ


 浜松とはいえ、この季節はもちろん、寒い。出勤時に自家用車に乗り込んだ直後は、手が冷たく冷え切っている。(というか、冷え切っているハンドルを握る結果として、冷え切る。)

 こんな日々の小さな幸せ。ヒーターの吹き出し口からの温風に(左右交互に)手をかざし、冷たさをほぐすこと。15分もすると、手がジーン..と、暖まってくるのである。たったこれだけのことで、人は幸せになれるのである。[^J^]

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*2003年02月01日:Nさん資料、第20便/ルネ・ラルーのアニメ作品


 正月休み以来、今年初めての休日である。ついでに言うと、今後1ヶ月ほど、休みを取れる見込みは無い。土日は全部出勤予定である。(本当は今日も仕事をしたかったのであるが、電気設備点検に伴う停電で、いかんともし難いのであった。)

 ..ということで、昼まで眠る。ざっと過去1週間分の寝不足解消と、今後1ヶ月分の寝だめである。(← 無理である。)

 昼過ぎに起きて、クリーニング出し。100円ショップで買い物。

 帰宅してから、数日前に届いていた、Nさんからの手塚治虫関連資料、第20便の整理。「ぼくの孫悟空」「ふしぎな少年」の初出データの(より一層の)精細化。(とはいえ、「孫悟空」の方は、まだまだ未知の時期が多い。)及び、手塚プロダクションが発行していた「まんがカワラ版」関係。興味深いエッセイが、いくつか拾えた。

 これも数週間前に同僚に借りたまま観ていなかったアニメDVDを2本、片付ける。いずれもルネ・ラルーの作品で、「ファンタスティック・プラネット」と「ガンダーラ」。特に前者は極めて名高いものであるが、今まで未見であったのである。

 いやはや! 実に素晴らしい! 特に「ファンタスティック・プラネット」!

 ロラン・トポールが原画を描き、途中降板し、ヨーゼフ・カーブルトがあとを受けて人物画を描き..という理解でいいのかな? さすれば、この(人間の視点からは)「巨人族」である「ドラーグ人」のデザインと、この星の自然環境の設定は、ロラン・トポールによるものであるが、特に見事なのは、4人のドラーグ人が瞑想に入るシーンの超現実的な“メタモルフォーズ”で、このフォルムは明らかにシュルレアリスムの画家たち、特に、オスカー・ドミンゲス、ヴォルフガング・パーレン、そしてクートーらを想起させるものであり、こんなとんでもないものを動かしてみせてくれただけで、大満足である。

 それにもまして驚いたのは、ヨーゼフ・カーブルトによるキャラクタ・デザインと物語の流れであって..明らかに諸星大二郎なのだ。1973年の作品であるから、諸星がこれに影響を受けた可能性は、大いにある(と思う)。さらに言えば、いくつかのクリーチャーは、これまたどう見ても吾妻ひでお。彼が影響を受けた可能性も、ありすぎるほどある(と思う)。諸星大二郎や吾妻ひでおの“幻想系”の作品が、これほどのレベルでアニメ化される可能性は、まず無いので、その代替体験としても“使える”のである。

 アラン・ゴラゲールによる音楽もいい。時代(70年代前半)のせいか、初期のジェネシスを思わせる牧歌的プログレテーストが心地よい。

 これほどの水準には到達していないとはいえ、「ガンダーラ」もまた、素晴らしいものである。ここに登場する「トランスフォーム」という“種族”(正確には、遺伝子操作実験の失敗作)は、設定は異なるとはいえ、コードウェイナー・スミスの「シェイヨルという名の星」を想起させるなぁ..と思いながら観ていたら、なんと(この種族の)「シャイヨル」という名の男が出てきた。やはり、関係がある(スミスへのオマージュである)のではないかなぁ..

 ..久々の(そして、当分得られない)休日も、はや夕刻。哀感を漂わせつつ、街中に飲みに出かける..

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*2003年02月02日:胸の痛み


 ..でもって、休日出勤..は、いいのだが、なぜか、右胸が痛い。出勤途上で気がついたのだが、ハンドルを回すのがしんどい。いささか危ないなぁ..

 どうやら、筋肉痛である。10年以上前、まだ会社行事として「運動会」があった頃、「綱引き」で頑張りすぎて翌日から胸部の筋肉痛に悩まされた、その時の痛みに良く似ている。素人判断は感心しないが、ようするにそういう原因なのだろう..

 ..問題は、全く、身に憶えが無いということだ [;^J^]。私、昨日、何かやったの? [;^J^] ..確かに晩には酔っぱらっていたのだが..一時的にせよ記憶を失っていた憶えはないのだが(← 添削せよ(制限時間3秒))。

 スペースシャトル、墜落..

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Feb 5 2003 
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