*2024年09月30日:唐沢俊一、逝去
*2024年10月01日:芸能人格付けチェック 2024秋
*2024年10月02日:10〜11月の展覧会観覧予定
*2024年10月03日:幻想美術選「彼方より」開田裕治
*2024年10月04日:浜松で突風被害
*2024年10月05日:シュルレアリスム映画100年祭
*2024年10月06日:俊友会管弦楽団 第66回定期演奏会
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*2024年09月30日:唐沢俊一、逝去


 曇天。

 昼食はスエヒロ館で焼き肉。ザ・ガーデンで、虫病害の薬について相談。癒合剤購入。帰宅してから、近所のリフォーム屋も兼ねているクリーニング屋に、曜変天目シャツの全ボタン(15個)の付け直しを発注した。1個あたり税込み220円で3300円 [;^J^]。2週間ほどかかるとのこと。

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 ツイッター(現X)のタイムラインに、右のツイートが流れてきた。なんとまぁ..

 悼んでいない。葬儀すらしないのだ。それだけのことがあったのだ..



 もう何年前になるだろうか、例の盗用事件が直接のトリガーなのかどうかは知らないが、著書がまったく出なくなってしまった。何をしてるのか気になって調べたところ、実に様々な「悪い話」を知ってしまい、溜息をついて、それっきりだったのだが..

 「盗用事件」を聞いた最初の段階では、実はただちに悪印象をもったわけではない。大量の原稿を書いているうちに、うっかり間違って収集した資料をそのまま貼り付けてしまった、ぐらいのことはありうるだろうと。しかしどうも続報を読んでいると、この人は、「正当な引用」と「流用(あるいは盗用)」の区別が「本当についていない」というか、「異なる概念だということすら知らない」らしいということがわかってしまい、これはダメだと見放したというのが、実際のところ。様々な人々がよってたかって叩いて出した埃の量もまた、尋常ではなく..彼が書いてきた文章が、盗用以外の面でも(少なくとも情報面では)ほぼ無価値だったのではないかと判断せざるを得ず..

 「内容がいい加減(不正確)だということを承知の上で、文体を楽しむ」という態度は、ありうる。私自身、ネットのクズ情報を、そういうスタンスで「嗜(たしな)む」こともあったりする。時間の無駄以外の何物でもない悪癖だけどね [;_ _][;^J^]。しかし、唐沢俊一の著作は、「そういうジャンル」として発表されたものではないのだ。「雑学/トリビア」は、正確でなければ(あるいは可能な限り正確であろうと努めていなければ)なんの価値もないのである。

 改めて「唐沢俊一」でツイッター(現X..しつこい?[;^J^])などを検索してみたら..なんと痛ましい..生前の彼に近しければ近しい人ほど、弾劾/告発/罵倒/切り捨て、あるいは、無視。「儀礼的なお悔やみ」すら(ないわけではないが)極めて少ないのだ。没後すぐのこのタイミングとしては全く異例である。

 いい仕事もした。(若い頃には)面白い著作もあった。しかし、それらすべてがマスクされてしまう..多くの人が述べているように、まったくすぐれた「人生の反面教師」であった。彼の生き方と死に方を他山の石として欲しいやからは大勢いるのだが、ま、これ以上、余計なことは言うまい。

 山藤章二、老衰で逝去。享年87。合掌..(対照的というかなんというか..)

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*2024年10月01日:芸能人格付けチェック 2024秋


 明るい曇天。たまにポツポツ。午後には快晴。

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 3ヶ月前から仕込んでいたヤマモモ酒が仕上がってきたので、試飲。うむ、なかなか美味いぞ。[^J^](「美味いはずだ」バイアスがかかっていることは承知。[;^.^])



 今夜の「芸能人格付けチェック 秋の3時間スペシャル」では、前回(2024/03/26)に引き続き、プロのロックバンドと小学生のガールズバンドの聴き比べ(どちらが本物の演奏か当てるというブラインドテスト)が行われた。前回は SOPHIA、今回は SHOW-YA である。

 電子楽器/電気楽器の音色で判断するのは非常に難しいので、ドラムに集中して聴き比べた。ドラムがより「重く(パワフルに)」聴こえた方を、プロであると私は判定したのだが..ま、結果をここに書くような野暮はしない [^J^]。なんと、出演者7組全員が間違えた(小学生の演奏をプロだと判定してしまった)ことだしさ。[;^J^](SHOW-YA のメンタルが心配である。[;^.^])

 この子たち、ギター以外は春と同じメンバーなのだが、キーボードとドラムの子は六年生になってしまったので、来年3月までに、またメンバーチェンジかぁ..[/_;](もはや、この「バンド」のファンなのである。[;^J^])

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*2024年10月02日:10〜11月の展覧会観覧予定


 おぉ、一桁になっている [;^.^]。頑張って片付けてきたからなぁ。[;^.^]b

*日本科学未来館
 「刀剣乱舞で学ぶ 日本刀と未来展 −刀剣男士のひみつ−
 〜10月14日(月)まで

*サントリー美術館
 「没後300年記念 英一蝶 ―風流才子、浮き世を写す―
 前期:〜10月14日(月)まで
 後期:10月16日(水)〜11月10日(日)まで

*国立新美術館
 「田名網敬一 記憶の冒険
 〜11月11日(月)まで

*細見美術館
 「美しい春画−北斎・歌麿、交歓の競艶−
 後期:10月16日(水)〜11月24日(日)まで

*MOA美術館
 「光琳 国宝「紅白梅図屏風」×重文「風神雷神図屏風」
 11月1日(金)〜11月26日(火)まで

*府中市美術館
 「アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界
 〜12月1日(日)まで

*SOMPO美術館
 「カナレットとヴェネツィアの輝き
 10月12日(土)〜12月28日(土)まで

*森美術館
 「ルイーズ・ブルジョワ展 地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ
 〜1月19日(日)まで

*福田美術館
 「開館5周年記念 京都の嵐山に舞い降りた奇跡!! 伊藤若冲の激レアな巻物が世界初公開されるってマジ?!
 10月12日(土)〜1月19日(日)まで

 少なくとも1回、上洛しなくてはならない。福田美術館の春画展の後期と、福田美術館の若冲展である。これに、紅葉狩り(撮影)も合わせて1〜2泊でまとめるとなると、紅葉の旬が11月中旬から12月になるのではないかと思われるので、11月20日前後かな [^J^]..と、プランをるんるん立てていて、えらいことに気がついてしまった。春画展での「北斎の蛸」(わかるよね? わからん人は各自ぐぐれ。未成年の読者を慮って、私はリンクを張らん [^.^])の展示期間が、10月31日までなのだ。困った。「紅葉」を取るか、「蛸」を取るか。あるいは、上洛回数を1回増やすか。う〜む、う〜む、う〜む..[;_ _][;^.^]

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*2024年10月03日:幻想美術選「彼方より」開田裕治


 「幻想美術選」、第307回。高名な怪獣画伯の登場である。今回は、ゴジラでもウルトラ怪獣でもなく、オリジナル怪獣の逸品をご紹介しよう。

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「彼方より」(開田裕治、2014年)

 開田裕治(1953〜、Wikipedia)の名前は知らなくても、その画業は、どこかで目にしているのではなかろうか(画像検索結果)。プラモデル、ゲームソフト、書籍のパッケージなど、さまざまなシーンで作品を発表しているほか、2014年から2023年まで開催された「幻獣神話展」のプロデュースなども行っている。

 「彼方より」は、2014年に「MONSTER展」に出展された PHOTOSHOP 作品であるが、まったくなんという荘重さであろうか。これは、「怪獣」というより「神」に近い存在かも知れない。遥か宇宙の彼方から地球人類を救いに来たのか、あるいは(むしろおそらくは)滅ぼしに来たのか..(追記:この日記の公開後、開田あや氏から、「この絵は、東日本大震災の1年後に宮城県石巻の津波被災地を訪れたあと、その印象と鎮魂の想いを表現した作品です」とのご連絡をいただきました。)

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 右図は、2015年の「幻獣神話展 遥かなる憧憬との対峙」の図録のカバーアートとして採用されたバージョン。左から3人目と右端の人物を抜いて、横方向を短縮している。PHOTOSHOP だとこういう作業が簡単であるわなぁ。[;^J^]



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*2024年10月04日:浜松で突風被害


 雨上がりの曇天から、終日、降ったり止んだり。

 午前中、たいクリニックに先日の血液検査の結果を訊きに行く。糖尿などの心配はないとのこと。やれやれ [;^J^]。ついでに、インフルエンザの予防接種もすませておく。

 昨日、ニュースから目を離していたので気がついていなかった。浜松で突風。「「日本では近年そこまで達する突風はない」浜松市の被害調査した気象台も驚き 威力すさまじく」..驚いた。去年までの浜松時代、車で普通に走っていた、ほぼ生活圏である。ここでこんな災害が発生するとは..

 山田五郎、がん公表。私と同い年なのである。まったく人ごとではない..(まぁそれを言えば、唐沢俊一も同い年だったのであるが。[;^J^])「抗ガン剤治療中」から、非常に不謹慎なジョークを思いついたのだが、さすがに自粛しておこう。[;_ _][;^.^]

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*2024年10月05日:シュルレアリスム映画100年祭


 しまった、忘れてた [;^.^]。「シュルレアリスム映画100年祭」。今週末は無理だけど、スケジュールに入れておかなくては。

 バスの時刻表(の曜日)を読み間違えて少し遅れたが [;^J^]、18時過ぎ、鶴ヶ峰駅前の「○座(まるざ)」。別に地下劇場とかではない [;^.^]。串焼きが売りの店である。スナック“K”のMさんが、少し遅れてきた。同伴である [;^J^]。近況など。

 20時からは、スナック“K”。お久しぶりの(もうひとりの)Mさんなど。22:30に出て、バスで帰宅。

 服部幸應、逝去。享年、78。わたくし的には、やはり「愛のエプロン」だったかな。合掌..

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*2024年10月06日:俊友会管弦楽団 第66回定期演奏会


 今朝の「日曜美術館:この世を楽しく美しく 江戸のレジェンド絵師 英一蝶」に、美術史家の安村敏信氏が、私が愛用している曜変天目シャツを着て出演していて、ちょっとびっくり [;^.^]。しかし不思議なことではないのだ。このシャツは静嘉堂文庫美術館が、所蔵している「曜変天目(稲葉天目)茶碗」をモチーフにして企画した商品であり、安村氏はこの美術館の館長なのだから。そっかー、つまり、しれっと販促活動しているわけか。NHKの番組で。[;^J^](それにしても、やっぱ派手だな、このシャツは(七五調)[;^.^])

 雨上がりの曇天。11:23のバスで発ち、後楽園駅に着いたのが、13時過ぎ。昼食は、「カレーの王様」でポークカレー。

 文京シビックホール 大ホールで、俊友会管弦楽団 第66回定期演奏会。14:00開演である。

メンデルスゾーン:序曲「真夏の夜の夢」作品21
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64
指揮:富田 実里
ヴァイオリン独奏:石上 真由子

 うまいオケである。メンデルスゾーンでは、弦の精妙な走句が期待どおりに聞こえてきたし、ほかの曲もそうなのだが、楽器の音量バランスがいいと思った。(これは指揮者の手柄なのかな。)ブラームスのヴァイオリン協奏曲は、とにかく独奏が見事。チャイ5も、各パートの独奏が安定しているので、最後まで安心して楽しむことができた。

 16時過ぎに終演。後楽園から16:21発の海老名行きで、17:24、鶴ヶ峰着。直行である。しかしこうなると、便利すぎるのも考え物 [;^J^]。後楽園から鶴ヶ峰のあいだに御茶ノ水も東京も横浜もあるというのに、どこにも寄るチャンスがない [;^.^]。途中下車すればいいのだが、このまま座りっぱで鶴ヶ峰まで帰れるという誘惑には、勝てない [;^.^]。怠惰は無敵なのである。[;^.^][;^.^][;^.^]

 鶴ヶ峰駅前の日高屋で、ビール、餃子、野菜炒め。19:25、帰宅。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Oct 10 2024
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