*2021年04月05日:幻想美術選「節瘤だらけの怪物」ギュスターヴ・ドレ
*2021年04月06日:4〜5月以降のできれば観たい展覧会
*2021年04月07日:国会図書館予約ミス [;_ _]
*2021年04月08日:米沢嘉博記念図書館に切り換える
*2021年04月09日:おやおや..
*2021年04月10日:みほとけ再々リベンジ [;^J^]
*2021年04月11日:みほとけさらにリベンジ [;^.^]
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*2021年04月05日:幻想美術選「節瘤だらけの怪物」ギュスターヴ・ドレ


 「幻想美術選」、第242回。ギュスターヴ・ドレ(1832〜1883、Wikipedia)は、「失楽園:サタンの地球への降下」「神曲 煉獄篇 アラクネ」に続いて、3回目のご紹介となる。

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「節瘤だらけの怪物」(ギュスターヴ・ドレ、1863年)

 これは、エルネスト・レピーヌ(Ernest L'Epine)の「騎士道の時代、またはクロックミテーヌの伝説」(The days of chivalry, or the legend of Croquemitaine, 1863)のために描かれた挿画のひとつである。

 これは、ヨーロッパ人に広く愛好されている、「ローランの歌」に代表されるシャルルマーニュ(カール大帝)と騎士たちの物語の子ども向けのバージョンで、女の子の騎士が怪物やお化けたちを退治したりする物語とのこと。邦訳は出ていないらしい(探しきれなかった)が、フランスでは大変人気のある物語らしく、今なお、いくつかの版が出版されているようである。

 なかば絵本のような本書のなかで、ドレはのちの漫画(バンド・デシネ)を思わせるユーモラスな作風を試みている。ここにご紹介した「節瘤だらけの怪物」について言えば、これまで取りあげた「神曲」や「失楽園」に近い画風が認められるが、それにしても、怪物のまったく独創的なフォルムが魅力的である。

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*2021年04月06日:4〜5月以降のできれば観たい展覧会


 さてさて、どれだけ観られるものやら..[;_ _]

*三井記念美術館
 「小村雪岱スタイル−江戸の粋から東京モダンへ
 〜4月18日(日)まで

*東京国立近代美術館
 「あやしい絵展
 前期:〜4月18日(日)まで
 後期:4月20日(火)〜5月16日(日)まで

*三菱一号館美術館
 「テート美術館所蔵 コンスタブル展
 〜5月30日(日)まで

*美術館「えき」KYOTO
 「田中一村展 奄美へとつづく道
 5月8日(土)〜6月6日(日)まで

*愛知県美術館
 「トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション
 4月23日(金)〜6月27日(日)まで

*諸橋近代美術館
 「Shock of Dali ショック・オブ・ダリ 〜サルバドール・ダリと日本の前衛〜
 4月24日(土)〜6月27日(日)まで

*サントリー美術館
 「ミネアポリス美術館 日本絵画の名品
 〜6月27日(日)まで

*福田美術館
 「美人のすべてリターンズ
 前期:4月24日(土)〜5月31日(月)まで

*岡田美術館
 「東西の日本画 ― 大観・春草・松園など―
 〜9月26日(日)まで

 「小村雪岱スタイル」と「あやしい絵展」の前期は、来週末に観られる可能性がある。その他については、なんとも..[;_ _]

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*2021年04月07日:国会図書館予約ミス [;_ _]


 このご時世だが、4月16日(金)に有休をとって、18日(日)までの3日間、上京する。多摩図書館と国会図書館での調査である。このご時世なので、面倒だが予約しなければならない。

 主たる調査案件は、「週刊少年チャンピオン」の1995年〜2000年度の総チェック(ローラー作戦)である。この用途にもっとも適しているのが、多摩図書館。出納の効率が良いのだ。ただしそれも、カウンターの柔軟な対応があってこそ。前回訪れたのは8年も前のことでもあるし、(国会図書館に比べれば遥かに)小規模な図書館ならではの、かつてのフットワークの軽さが失われている可能性も、もちろんある。逆に、巨大施設である国会図書館にはフレキシブルな対応などもとより望むべくもないのだが [;^J^]、何しろ蔵書数が多いので、調査の過程でアドオンの調査案件が派生して発生しても、(それこそ柔軟に)追加で閲覧できる可能性が高いというメリットがある。

 コロナ禍以降、多摩図書館は、毎週水曜日に翌週(月曜日〜日曜日)の予約開始(先着順)となるシステム。つまり、4月16日〜18日分は、本日から予約できるのだが..おっと、4月16日(金)は、休館日でしたか [/_;]。まぁ、開けろとも言えないしな [;^J^]。仕方がない。土日のそれぞれ「10:00〜13:00までのコマ」を、予約する。

 どういうことかと言うと、1日あたり最大3時間までしか利用できないのである。(コロナ憎し。[;_ _]凸)1日を3時間ずつ3コマにわけて、総入れ替えというわけだ。次のコマに(1時間前の段階で)空きがあれば先着順で入れるが、まぁ当てにはできない。

 そして、国会図書館。4月16日(金)は多摩図書館は閉館しているので、この日を終日国会図書館に当てる。18日(日)はこちらが休館日なので、この日は多摩図書館だけ。つまり、16日:終日国会図書館、17日:多摩図書館(13:00まで)と国会図書館(それ以降)、18日:多摩図書館(13:00まで)というわけだ。まぁ、国会図書館は「抽選制」なので、まだ、行けると決まったわけではないのだが..

 ..ここで、破局が訪れた! [;_ _][;_ _][;_ _]

 国会図書館は、多摩図書館と同様「水曜日」が申し込みのキーであり、「水曜日の正午から、翌週の抽選申し込み」が始まる。つまり、4月16日、17日の抽選申し込みは、本日4月7日(水)の午後からなので、昼休み、13時頃にアクセスして..

 ..違う! 逆だ! 「水曜日の正午に締め切って、翌週の申し込みを抽選する」んだった!

 つまり、1時間、遅かったのである。もう、4月16日、17日の抽選申し込みはできない! [/_;][/_;][/_;]

 本来、わかっていたはずのことである。なぜなら、これまで2回(昨年の10月と11月に)、「水曜日の正午に締め切って、翌週の申し込みを抽選する」というスケジュールに合わせて申し込みをしているからである。(いずれも、当選。)今回に限って勘違いしたのは、多摩図書館と処理日(前週の水曜日=4月7日)が同じであり、混同してしまったからである。処理の「向き」が「逆」ではないか..(多摩図書館は「この日から先着順」、国会図書館は「この日に締め切り」..)

 ..まぁ、泣いていても仕方がない [/_;][/_;][/_;]。どのみち抽選制なので、本日の締め切りに間に合っていたとしても、4月16日、17日に国会図書館に行ける保証はなかったのだ。きっと外れていたよ。そうに決まってるよ。過去2回申し込んで2回とも当選しているんだから、もう、運は使い切っていたはずだよ..(← 言い聞かせと自己暗示。[;_ _][;^.^])

 しかし困ったな。多摩図書館に2回、計6時間では、いかに効率よく出納してもらったとしても、5年半に及ぶ「週刊少年チャンピオン」を総チェックすることは不可能だ。調査の締め切りは、5月20日である。もう1回上京しなくてはならないかも知れないが、なにしろ状況が予断を許さない..(← 毎度まいど「上京」と「状況」をかけているわけではないのです。自然にこうなってしまうのです。[;^.^])

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*2021年04月08日:米沢嘉博記念図書館に切り換える


 昨日の続きである。

 そうだ、「米沢嘉博記念図書館」に行こう! ここ自体には「週刊少年チャンピオン」の網羅的な蔵書はないのだが、ここで「現代マンガ図書館」の蔵書を閲覧できるはずである。(この体制が整えられてから、まだ一度も利用したことはないのだが、少なくともサイトにはそう書かれている。)現代マンガ図書館には、この期間(1995年〜2000年)の同誌は、そろっていたと記憶する。それにしても、米沢嘉博記念図書館(の2Fの閲覧室)で閲覧するのは、多摩図書館と同様、8年ぶりである。(1Fの展示室は、数年に一度は訪れていると思うが..)会員証を作り直さないといけないかもだわ。[;^.^]

 よし、決めた。4月17日(土)と18日(日)の午後は、米沢嘉博記念図書館。4月16日(金)の夕方には国会図書館に行くつもりだったが(抽選申し込みをしていなくても、平日の16時以降には(館内の混み方次第ではあるが)入れてもらえるのであるが)、この日も米沢嘉博記念図書館に回すかどうかについては、要検討..(「週刊少年チャンピオン」以外の調査案件もありますのでね..)

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*2021年04月09日:おやおや..


 「まん延防止等重点措置」東京都等に適用..ちなみに正式名称は「蔓延防止等重点措置」なのであって、「まん延防止等重点措置」というのは、この漢字を読めない人のための重点措置なんだよね?(気になる性格なんですよ。[^.^])

 まぁ、東京に、行きますけどね。

 不要不急の用件ではない。現在の勤務先の業務でこそないが、この調査は「仕事」だと心得ていますのでね。

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*2021年04月10日:みほとけ再々リベンジ [;^J^]


 快晴ではあるが、自転車ではなく車で出動する。

 まず、浜松市美術館の「みほとけのキセキ-遠州・三河の寺宝展-」。3度目のリベンジ(つまり4回目の来館)である [;^J^]。ズームレンズではなく、F値の高い単焦点レンズを試してみようと思いましてね。

 ..まぁ、同じ被写体の写真を何度も載せるのもどうかと思うので、もう手短に済ませるが [;^J^]、ひとことで言えば「行きつ戻りつ」「右往左往」の進捗である。[;_ _][;^.^]

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 「F1.4で撮影する」→「明るく撮れる」→「ISO値を小さくできる(感度を低くして画質を上げられる)ので嬉しくなる」→「ISO値をどこまで低くできるか攻めてしまう」→「暗くなりすぎる」→「(螺旋状に)振り出しに戻る」..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]



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 そしてまた、F1.4なもんで、被写体深度が浅い。増長天の写真は意図通りだが、千手観音は「奥行きがある」被写体なので、こんなF値で撮影すると全体にはピントが合わないということを、弁えるべきである。[;^.^]



 昼食は、天下一品。湯風景しおりで読書するつもりが、グダグダの昼寝(というかうたた寝)[;_ _]。帰宅。

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*2021年04月11日:みほとけさらにリベンジ [;^.^]


 快晴。今日は自転車。城北図書館で「夢はパノラマ」(辻真先、ソノラマ文庫)を借りる。挿画の調査の一環であるが、短いので本文も読んでしまった [;^J^]。さほどの傑作とは思わないが、まずまずなんじゃない?[^.^](上から。[;^.^])

 そして、浜松市美術館。この展覧会、これで5回目だぜ。今さらながら回数券を買ったことにして差額を払い戻してもらえないかな(回数券はありません。[;^.^])

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 F1.4あるいはF2の「明るいレンズ」を使っているからといって、F値を開放(最小)にする必要はないのであるという当たり前のことに気が付いたりして。[;^J^]



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 いくつかの仏像には下から照明が当たっているのだが、千手観音の場合はフォルムがフォルムなので天井がエラいことになっており、したがって私としてはここは当然、「邪悪化」せざるを得ない [^.^]。宇宙の彼方から暗黒星雲を背負って遙かなる超遠過去に飛来した、あるいは超遠未来に飛来するであろう邪神..(56億7千万年後だったりして(← それは千手観音菩薩ではなく弥勒菩薩(← 邪神じゃないから。[^.^])))



 昼食は、浜田山。やはりここのつけ麺は美味いな。ちなみにこの店は駐車場がないも同然なので、自動車で移動している日には寄りにくいのだ。自転車で活動している日が、チャンスなのである。

 湯風景しおりのすぐ近所なのだが、タオルを忘れてきたので、寄らずに自宅に直帰。

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*解説


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Last Updated: Apr 15 2021
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