*2020年11月23日:ばるぼらを観る予定なのだが..
*2020年11月24日:幻想美術選「タキオン駆動船」ジム・バーンズ
*2020年11月25日:月末のスケジュール調整
*2020年11月26日:早くやめたい [;_ _]
*2020年11月27日:顰蹙ものかも知れんけど [;^J^]
*2020年11月28日:佐野美術館/墓参り/ばるぼら
*2020年11月29日:吉村芳生展/桃山―天下人の100年
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*2020年11月23日:ばるぼらを観る予定なのだが..


 10:00過ぎに、浜松日産伊場店へ。先日の車検の後処理である。車検証の受け取りと、シールの貼付。

 直近なので、自宅への帰途、佐鳴台の谷島屋へ寄ってみる..あらあら、スタバが浸食しているよ [;_ _]。店舗の床面積が、四分の一ほど削られている..最近の書店では珍しくもないことであるが、ここも悪魔に魂を売ったのか..(そこまで言う? [;^.^])

 「鬼滅の刃」の山が、結構ある。無論、抜けは多いのだが、首尾よく、7、9、18、19巻を確保できた [^J^]。あとは第8巻だけである [^J^]..と、気をよくして店から出て振り返ってみたら..「ここ、谷島屋じゃなくなってるやん![;^.^] TSUTAYA 佐鳴台店かよ![;^.^]」..長らくここに来ていなかったからなぁ..知らなかった。そういうことになっていたのか。まぁ、ツタヤなら、スタバもお似合いさっ(なぜ、そこまで言う。[;^.^])

 湯風景しおりに寄ってから、帰宅。

 「ばるぼら」を観る予定なのだが、調べてみたら意外に上映館が少なくて、慌てる。浜松では観られないのである。静岡なら2館。あるいは上京時にどこかに寄るか..そんなに頻繁に上京できる状況じゃないし(うまいこと言ってみました [;^J^])、「鬼滅」とは桁外れに動員数が少ないだろうから(失礼な [;^J^])どうせ早く終わるだろうし..年は越せないかもなぁ..スケジューリングが難しい..

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*2020年11月24日:幻想美術選「タキオン駆動船」ジム・バーンズ


 「幻想美術選」、第223回は、現役バリバリのSF画家である。

Picture

「タキオン駆動船」(ジム・バーンズ、2013年)

 Jim Burns(1948〜、Wikipedia(英語版))のオールマイティぶりは、画像検索結果 をご覧になっていただければ、一目瞭然。手元の画集で判断する限りでは、明瞭なフォルムの、くっきりとした絵画世界が魅力的。SFイラストレーターの王道という言い方もできる。

 なかでもとりわけ幻想的な美しさを放っているのが、この宇宙船である! まったくなんというデザインであろうか! 架空の「タキオン駆動」とは、もちろん超光速航法なのであろう。しからば、時空を超えるタイムマシンとしても機能するのだろうか。明らかに非人間的な、地球由来のものではない姿をしているが、逆に、人類の末裔がこれを作りだしたとすれば、それは数千万年、数億年を閲(けみ)した超遠未来であろうし、その遙けき時間の「センス・オブ・ディスタンス」自体がまた、幻想を呼ぶ..既にその時代の人類は(なんらかの意味で生き残っていたとして)われわれの想像の及ぶ限りの「人類の姿」をしていないであろう..いや、そもそもそれは「人類」なのであろうか?

 同じく「光系」の超技術の宇宙船である「光子ロケット」を描いた「二重星を通過する宇宙船」と見比べるのもまた、一興だろう。[^J^]

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*2020年11月25日:月末のスケジュール調整


 11月28日に、東神奈川で恒例の墓参りの予定が(去年から)入っていたのだが、今年は開催するかどうか、この状況なので未定なのであった。本日、T君から連絡があり、やや縮小したメンバーで行うことになったとのこと。そうなると、「ばるぼら」は横浜で観れば都合がいいのだが、イオンシネマみなとみらいの、週末の予定がまだ公開されていない..渋谷のユーロスペースという選択肢もあるのだが、こちらは時間帯がバッティング気味..

 矢口高雄、膵臓癌で逝去。享年81。合掌..(ちなみに、享年の場合、「歳」をつけない方が正しいと思うのだが、(葬儀社の人に聞く機会があったのだが)近ごろでは「歳」をつけるケースが多いらしく、この日記でも、「歳」をつけたり外したり、もうブレブレなのである。[;_ _][;^J^])

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*2020年11月26日:早くやめたい [;_ _]


 早朝、イオンシネマみなとみらいのスケジュールが発表されていた(正確には、昨夜から発表されていたのだが、昨夜時点では、会員しか予約できなかった)ので、11月28日、19:10からの回を予約。あらかじめ原作を読み直しておかないとな。(全2巻である。)

 自転車通勤。T整形外科で「変形性膝関節症(の初期段階)」のリハビリ。1回630円だが、ほぼ毎日となると、このボディーブローは、意外にこたえる..早く終わらせないと、ひと財産、失ってしまう..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

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*2020年11月27日:顰蹙ものかも知れんけど [;^J^]


 ..「良かった探し」でもせんことには、コロナ騒ぎ、やっとられん [;_ _]。で、なにが「良かった」かと言うと..「みんながマスクでおしゃれをするようになった」ことである [^J^]。街がファッショナブルになった。[^J^](「倉田の口から“ファッショナブル”などとは、片腹痛いわ」と嗤ったそこのあなた。正解です。[;_ _][;^.^])昔から不思議だったのよ。どうしてみんながみんな、唯々諾々と、無味乾燥な白いマスクをしてるのかと..まぁ、まだまだ(昔から私が期待していたような)猛獣/怪獣系、魔人系、異形系のマスクは少ないようであるが..(渋谷あたりに行けば、ゴロゴロいるのかしらん?[;^J^])

 それと、これはもう言うまでもないが、マスク美人が大激増していること!\[^O^]/ 顔の大半が隠れてしまうので男子の想像力が暴走して美人であると錯覚してしまうのだ!\[^O^]/

 午後半休。昼食は、三方原のはやたろうでつけ麺。一旦帰宅してからT整形外科で診察。浜松市立中央図書館。クリーニング出し。

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*2020年11月28日:佐野美術館/墓参り/ばるぼら


 快晴。6:10に自宅を発ち、バスで浜松駅へ。7:10のJRで、9:48、三島田町。佐野美術館 まで、徒歩5分。10:00から、「はじまりのはなし―佐野美術館の名刀コレクションを中心に―」(〜12月20日(日)まで)である。

 刀剣の鑑賞ポイントは、ある程度わかってきたつもりだが、まだまだ、用語が身についていない [;^J^]。詩的なキャプションを読みこなせないのだが [;^.^]、それでも、好き嫌いを(理由をつけて)言えるようになったのは、進歩している証拠(になっているのだろうか..?[;_ _][;^.^])

 やはり、とにかく、美しい..本当に美しいのだ。コレクターの気持ちが、良く解る。700年も昔の金属製の武器が、これほどの美しさと実用性(切れ味/戦闘力)を保っている例は、全世界でも日本刀だけである。それは数百年間も、真摯に手入れされ続けてきたからであり、そういう環境/文化も含めて、確かに、「世界でもっとも美しい武器」なのである。

 この展覧会で観た範囲では、

*太刀 金象嵌銘 一文字/本阿(花押)
*刀 金象嵌銘 備前国兼光/本阿弥(花押)(名物 大兼光)
*刀 銘 津田越前守助広 延宝二年二月日(「濤瀾乱刃」という刃文らしい)
*脇指 銘 相模国住人広光 康安二年十月日(号 火車切)(刃文が変化に富む)
*大笹穂槍 銘 藤原正真作(号 蜻蛉切)
*太刀 銘 月山作(「綾杉肌」という地文らしいが、まるで褶曲地層のようである)
*刀 銘 陸奥大掾三善長道 延宝六年八月日
*刀 銘 和泉守藤原兼定 石破渋谷木工頭 金象嵌銘 明秀伊勢山田是作 永正十二年/二胴切落

 ..以上が、私の欲しい刀リストである [^J^](をい。[;^.^])

 11:55に退出。三島田町駅の近くで、伊豆箱根鉄道の正気とは思えない痛車両を目撃 [;^.^]。とっさのことで、写真撮影が間に合わなかったが、ラブライブとのコラボらしい。聖地なの? [;^J^] ..そうか。言われてみれば、このあたりは「ラブライブ教皇国(の勢力圏)」なのであった。[;^.^][;^.^][;^.^](cf.「浜松は独立共和国、静岡市は暫定政府... 県民なら分かる?静岡の「勢力イメージ図」に注目」)

 12:17に三島田町を発ち、三島駅前の庄屋で唐揚げ定食。税込み770円なら、廉い。13:13三島発の便で、14:55、東神奈川。

 4人で墓参り。3密になりやすい居酒屋は避けて、初めての店であるが「呉服屋カフェ」で、まったり。

 17:00頃に散会。東神奈川からみなとみらいへ。イオンシネマみなとみらいは初めて。これが入っている「横浜ワールドポーターズ」までの道はわかりやすいのだが、入ってからがわかりにくかった(軽く迷った。[;^.^]凸)ばるぼらのパンフレットが完売である。困ったな。[;^J^]

 19:10からの回で、「ばるぼら」。さて、インプレだが..[;_ _][;^J^] まず、私・倉田わたるは、手塚治虫作品の映像化に対して、厳しいというか、評価のハードルを大変高くする傾向がある、ということは念頭においていただくとして..

 以下、いっさいの事前情報を耳に入れずに観たいという人は、明日の日記までスキップしてください。[_ _]


 ..よろしいですか?


 やはり私の口からは、この映画が「傑作」であるとは、残念ながら言えない [;_ _]。ここで筋を曲げることは、できない..[;_ _][;_ _][;_ _] じゃあ、「駄作/失敗作」なのかというと、そんなことはない。しかも、「凡作」ですら、ないのだ [;^J^]。まったく評価に困る作品だ..

 原作は、半世紀近く昔の作品であるが、映画の舞台は、現代である。売れっ子作家である主人公(美倉)の執筆環境はPCであるが、万年筆を使うシーンもあり、その意味/使い分けは、まずまず成功している。エピソード/登場人物の刈り込み方も、及第点。魔術の描写も、踏み込みすぎていないのは、むしろ見識か。

 新宿が明るい。綺麗すぎる。これは現代の新宿を撮影している以上、仕方がないか。無論、ダークな新宿の映像でまとめることは今でも可能なのだが、それをやると、嘘臭くなるからなぁ。早朝の?ほぼ無人の新宿をばるぼらが彷徨しているシーンが何度か差し挟まれるが、人混みの中をさまよって欲しかったという気がする。

 最後の逃避行が、非現実的なまでに無計画過ぎる。山道で車がエンストしたからといって、食糧も水ももたずに、手ぶらで山の中に入っていくなんて..(それに、車から離れるときには、ボンネットぐらい閉めろ。[;^.^])そして、たまたま見つけた山荘に閉じ込められるのだが、山荘をとりまく「霧」が薄く、閉じ込められている雰囲気が、あまりない。美倉が飢餓に苦しめられているようにも見えない。仮死状態のまま眠り続けているばるぼらを起こすために、屍姦(仮死姦?)するのは、お手柄。このシーンは、原作にはない。

 原作の最終章にあたる部分がない。これは確実に、尺の制約だろう。その直前、そこで切っても(円環状の)物語としては成立する、というところまでは収められているのだが..手塚治虫の原作では、山荘の中で瀕死の美倉が書き残した「ばるぼら」という小説の原稿が、数奇な運命の末に世に出て、爆発的にヒットする。人々は作者である美倉を探すが、しかしそのとき既に彼は記憶を失って行方知れずとなっており、再び世に出ることなく、零落(おちぶ)れ果てて姿を消して行く..作者は消えても、作品は残る..この素晴らしい余情が映像化されなかったのは、残念である。

 音楽は、見事である。

 ばるぼら(二階堂ふみ)の裸は、十分に拝めます [^J^]。ただし、たとえて言えば乱歩風の淫靡さは、ない。先述した「街の(映像の)綺麗さ」とともに、どこか「品の良さ」を感じさせる原因のひとつだろう。この「品の良さ」を、どう見るか。どう評価するかだ。物足りないという判断は、当然、ありうるだろう。

 映画館からの帰途は、「汽車道」経由で、桜木町駅へ。この道はいいな [^J^]。鶴ヶ峰に着いたのが、21:46。駅前の筑前屋という居酒屋で、23:00まで。2145円。コスパよし。徒歩で23:35に、鶴ヶ峰の家。

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*2020年11月29日:吉村芳生展/桃山―天下人の100年


 いろいろ確認しなければならない点があるので [;^J^]、ばるぼらのパンフレット(公式読本)を、Amazonで発注する。

 曇天。8:31のバスで発ち、鶴ヶ峰駅前の松屋で朝食。10:00、横浜の そごう美術館。「吉村芳生展」(〜12月6日(日)まで)である。まずざっくり、この画家の名前で 画像検索 しておいた。およそ見当がついたかな? そのうえで..

 「ドローイング 金網」画像検索結果)には、やはり感心する。幅17メートルに70日間かけて描いた、1万8千個もの網目。芸術的な仕掛けは、いっさいない。あえての機械的作業(写しの行為)なのである。「徳地・冬の幻影」画像検索結果)は、雪景色の中にダブルイメージや錯覚が見えてしまったという、だからこの画家としては、むしろ異色・異様な作品である。

 「無数の生命に捧ぐ」画像検索結果)は 311の犠牲者への想いが重ねられている。もっとも感動したのは、「未知なる世界からの視点」画像検索結果)である。どこか非現実的に見えると思うが、これは、水面に映った菜の花の群生を、描きあげてから上下ひっくり返したからである。一瞬、幅10mもある作品をどうやってひっくり返したんだ?と頭の中が白くなってしまったが [;^J^]、もちろん(約1メートルごとに分割されているので)パーツごとにひっくり返したのであろう。[;^.^]

 11:15に出て、上野へ。改装されてから2Fに上るのは初めて。「騒豆花 エキュート上野店」で、台北式ルーロー飯セット。なかなか美味い。

 14:00から予約していた、東京国立博物館。「特別展「桃山―天下人の100 年」」(後期:〜11月29日(日)まで)である。(つまり、もう終わっています。[_ _])以下、展覧会の構成(展示順序)は無視して、出品目録にマーキング(書き込み)した順番である。

 書をみる目はないのだが [_ _]、「後陽成天皇宸翰消息」画像検索結果)の、バランスの面白さはわかる..こういう見方でいいのかな [;_ _][;^J^]。狩野永徳の「花鳥図襖」画像検索結果)は、絶対にどこかで観てるよな。狩野探幽の「雪中梅竹遊禽図襖」画像検索結果)の幻想的な画面! 円山応挙の「雪松図屏風」(画像検索結果、これは今回、来てません)とはまた、異なるのだ。雪村周継の「琴高・群仙図」画像検索結果)の、剽軽(ひょうきん)な楽しさ。狩野元信の「四季花鳥図屏風」画像検索結果)。建窯の「油滴天目」画像検索結果)..検索にいろいろ引っかかってるなぁ..まぁ、こんなかのどれかです(をぃ。[;^.^])

 「志野茶碗 銘 卯花墻」画像検索結果)..「書」と並んで、「茶道具」を見る目もさっぱりなのだが [_ _]、こればっかりは、ひと目でわかるなぁ [^.^]。1〜2年に一度は、どこかの展覧会で観てるような気がする。「泰西王侯騎馬図屏風」画像検索結果)も、観る機会は多い。ご存じない読者へ。左端の方が、ルドルフ2世でございます [^J^]。狩野永徳の「唐獅子図屏風」画像検索結果)は、日本人なら誰もが知っている超有名作だが、もしかすると実物を観るのは、今回が初めてだったかもしれない。このサイズ感の記憶がない [;^J^]。とにかく、でかい![;^.^] そして、今更ながら驚いたこと。これ、国宝でも重文でもなかったのか! ちょっとぐぐったら、「皇室の私有物となっていて、保護対象ではない」からだって。へぇボタン連発である(古い? [;^.^])

 そして狩野派よりも大好きな長谷川等伯の「松林図屏風」画像検索結果)と「楓図壁貼付」画像検索結果)については、本当に何度も観ている [^J^](..のだが、一瞬、「もう見飽きた」と指が滑りそうになったのは、ここだけの話だ。[;^.^])狩野山楽の「牡丹図襖」画像検索結果)。狩野山雪の「籬に草花図襖」画像検索結果)は、カクカクとした設計が面白い。

 狩野長信の「花下遊楽図屏風」画像検索結果)は、踊る女たちのファッションもさることながら、躍動感と(ろっぽい)目線が素敵である。そしてまたうたた寝している、見物の男 [^.^]。岩佐又兵衛の「洛中洛外図屏風(舟木家本)」画像検索結果)は、有名ですね。伝狩野左京の「菊花図屏風」画像検索結果)の「書」は、伊達政宗らしい。へぇぇ。本阿弥光悦の「舟橋蒔絵硯箱」画像検索結果)は、有名なアレ。ふつうの人は、ひと目見たら忘れない [;^.^]。狩野山楽の「松鷹図襖・壁貼付」画像検索結果)は、言うまでもなく、二条城のアレである。太刀で印象深かったのは、「太刀 銘 国綱」「太刀 銘 真光」「太刀 銘 助真(号 日光助真)」

 出たのは16:10。「90分以内での鑑賞をお願いします」と掲示されていたが、そんなの無理だよ [;_ _]。それなりにてきぱき観たつもりだが、130分かかってしまった。[;_ _][;^J^]

 17:03に東京発のひかりで、18:27、浜松。19:00、帰宅。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Dec 3 2020
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