*2016年07月25日:妖しい鼎談 [^.^]
*2016年07月26日:ちょろい [^.^]
*2016年07月27日:幻想美術選「二重星を通過する宇宙船」アンドレイ・ソコロフ
*2016年07月28日:8月の展覧会観覧予定
*2016年07月29日:他人の目には..
*2016年07月30日:夏オフ準備とか医者とか
*2016年07月31日:「シン・ゴジラ」をまだ観ている暇はないが..
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*2016年07月25日:妖しい鼎談 [^.^]


 有休取得済み。6:05に出て、渋谷新宿ライナー浜松2号。今日も首都高が渋滞しているらしいので、臨時のオプションである用賀PAで、11:02に降りる。ここで食事して、12:25、神保町。

 某古書店で、以前から目をつけていた書籍(展覧会の図録)を確保してから、13:00過ぎに、Iという古書店へ。ここで15:00から、某鼎談が行われる(のを見学する)ので、少し早めに出向いて、会場の片付けの手伝いなどをというわけで。

 もう、発売発表済みなので、名前を出しても構わないようなものだが、まだ発売前だからな..Fから出版される漫画家A氏の復刻本(といっても、特定の書籍の丸ごと復刻ではなく、現在新刊では入手できない名作短編のアンソロジー)の巻末に収録される鼎談である。A氏のほか、翻訳者・書評家のO氏と、書評アイドルという特殊ジャンル [;^J^] のNさん。(もう、ほとんど名前を出しているも同然か。[;^.^])

 15:00過ぎから16:40ぐらいまで。大変面白かったが、実際に書籍に収録されるのは、これのごく一部に過ぎないんだよなぁ(スペースの都合上)..もったいない。ちなみに、A氏からはサインをたくさんいただいているが、O氏、Nさんからはいただいていなかったので、しっかりいただいておきました(サイン用の書籍、DVDを、しっかり持参して臨んでおりました。[;^.^])

 ギャラリーとして参加した関係者数名は、このあと池袋で食事、というプランだったようだが、私はさすがに今日じゅうに浜松に帰りたかったので、17:15に、お先に失礼させていただいた [_ _]。18:03、東京発のひかりで、19:32、浜松着。タクシーで、19:50、帰宅。

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*2016年07月26日:ちょろい [^.^]


 昨日の強行軍がまずかったようだ [;_ _]。発熱と咳 [;_ _]。ここは無理する局面ではない。有休取得。朝いちでO内科医院。薬。

 ついでにといってはなんだが、前回(7月2日)の血液検査の結果をいただいた。γGTPは、劇的に改善 [^.^]。ほぼ半減である。それでも正常値の圏内からはまだ多少逸脱しているが(逆算するのはやめろ、そこの読者![;^.^]凸)、ここまで下げられたという事実が大きい。尿酸値も、7.8から6.0に下がった。こちらは、完全に、正常値圏内である。

 ちょろい..ちょろ過ぎる! [^.^][^.^][^.^] ほんの1ヶ月弱、酒を麦茶に切り替えただけであって、しかもこの間、完全禁酒というわけでもなかったのだ。少なくとも2日は、そこそこ飲んだと記憶する。

 結論は、自明であろう。「γGTPも尿酸値も、いつでも簡単に下げられるのだから、酒はいくらガブ飲みし続けてもかまわない!」..である。[^.^](..あらかじめフォローしておくが、依存症の方は、スコープ外である。主治医の所見に従いなさい。[;^.^])

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*2016年07月27日:幻想美術選「二重星を通過する宇宙船」アンドレイ・ソコロフ


 (これまでのあらすじ →「幻想美術選」。)第22回となる今回は、前回同様「宇宙画」であるが、前回よりは「SFより」である。

Picture

「二重星を通過する宇宙船」(アンドレイ・ソコロフ、制作年不詳)

 これは、ソコロフ&レオーノフの画集「星がわれらを待っている」からスキャンしたものである。この画集については、「1998年09月13日:「星がわれらを待っている」」で詳述しているが、ポイントをかいつまんで箇条書きにすると..1.旧ソ連の国威発揚画集である。2.アレクセイ・レオーノフは宇宙遊泳を人類史上初めて行った、宇宙開発史上重要な宇宙飛行士であり(知らなければぐぐるなりうぃきるなりせよ)、彼の作品は「SF画」というより「(空想的要素の少ない)宇宙写生画」であるが、本業が画家であるソコロフの作品は空想がかっている「SF画」である。3.「SFマガジン」誌で1970年から1973年にかけて数回特集(紹介)されており、この期間に同誌の表紙画として、この画集から7回、採られている(ちなみに、今回ご紹介する作品は、表紙画としては採用されていない)。4.よくも悪くも古色蒼然としたムードが漂っている..といったところであろうか。

 まずは、この宇宙船である。あなた、このロケットの推進原理、わかる?

 これは、「光子ロケット」である。(ここで相好を崩したあなたは、ロートルSFファン(または宇宙開発マニア)。[^.^])年若い読者(SFファン)のあなた、「光子ロケット」って、聞いたことある?

 面倒なので「幻想美術選」の範疇から外れるので [;^J^] 光子ロケットの原理の説明は省くが、「もっとも速い(光速に近づける)ロケット」として1935年に考案され、その後数十年間、SF小説にもよく登場した..が、やがて重大な欠点(というか技術上の困難さ)が知られるようになり、こんにちでは実現の可能性は、ほぼゼロとみなされており、SFからも退場していった..

 だから、この作品は、二重の意味で「幻想絵画」なのである。「遠未来の宇宙探査風景」の空想画であると同時に、「けっして訪れない未来(けっして作られることのない宇宙船)」を描いているという意味で..

 厳密に言うと、この「光子ロケット」は、ややディテールがおかしい。後部の巨大な「反射鏡」の焦点位置に「発光体」があるはずなのだが、見当たらない..しかしキャプションには、「光子ロケット」と明記されているのだ。そして、光子ロケットの形状として正しかろうが正しくなかろうが(← 空想上のロケットなので、そこまでこだわる必要もないのだが [;^J^])このロケットの姿の美しさは、どうだ! この、「神々しいまでに幻想的な美しさ」は!

 二重太陽を表現する、素朴ながらも鮮やかな色彩! 「古き良き(あり得ない)未来」「あらかじめ失われた、夢想のなかにしか存在しえない未来(ヴィジョン)」の幻想を描いた傑作である! これほど「幻想美術選」に相応しい作品も、またとあるまい。

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*2016年07月28日:8月の展覧会観覧予定


 とりあえず、これだけリストアップしておくが、9月以降に後ろ倒しになってしまうものも少なくないと思われ。(「大妖怪展」は、秋になってから大阪で観るつもり。)

*東京交通会館 二階ギャラリー
 「幻獣神話展 3
 8月7日(日)〜13日(土)まで

*ヴァニラ画廊
 「幽霊画廊 3 冥界のジャスパー
 8月15日(月)〜8月27日(土)まで

*サントリー美術館
 「オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ
 〜8月28日(日)まで

*太田記念美術館
 「怖い浮世絵
 8月2日(火)〜8月28日(日)まで

*三井記念美術館
 「アール・ヌーヴォーの装飾磁器
 〜8月31日(水)まで

*東京ステーションギャラリー
 「12 Rooms 12 Artists
 〜9月4日(日)まで

*京都文化博物館
 「ダリ版画展 −もうひとつの顔−
 〜9月4日(日)まで

*森アーツセンターギャラリー
 「ルーヴル美術館特別展 「ルーヴルNo.9 〜漫画、9番目の芸術〜
 〜9月25日(日)まで

*森美術館
 「宇宙と芸術展 ―かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ―
 7月30日(土)〜1月9日(月・祝)まで

 中村紘子、7月26日に逝去。死因は大腸癌..早期発見、出来なかったのだろうか..享年72歳。まだ若い..合掌..

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*2016年07月29日:他人の目には..


 ..私は、気楽で幸せな人生を送っているように見えるらしい。付き合いの深い人からも浅い人からも、そう言われる。

 別にそうでもないんだけどな [;^J^]。なんでだろ。[;^J^]

 「隣の芝生(この場合は、倉田の人生)は青く見える」効果は、もちろんあるだろう。それとおそらく..私は、自分の好きな(感激した)ものごとを、感動を込めて、幸せに語って(伝えて)いるのではあるまいか..(自覚はないが。)そういう人は、幸せな人生を謳歌しているように見えるのだろう。

 展覧会にせよ、美術作品にせよ、コンサートにせよ、音楽にせよ。ももクロにせよ、文学や映画や漫画や、旅先での素敵な体験にせよ。グラドルの写真集にせよ セクシーなイメージビデオにせよ AV

 ほとんど1週間前になってしまったが、夏オフの準備に本腰を入れられる精神状態に(ようやく)なった [;_ _]。無茶早起きして(← あなたが想像したであろう時刻の、さらに2時間以上前である)、シンセでカバーすべきパートを確認し、IMSLPからパート譜をダウンロードしまくり、関係者に質問を飛ばしまくり..大丈夫。絶対、間に合う。半端なキャリアの持ち主ではないのだ。[;^J^]

 夜になって、いまだにホテルの手配をしていなかったことに気が付いた。[;_ _](半端なキャリアの持ち主ではないというのに。[;^.^])もちろん、この期に及んで、8月6日(土)7日(日)連泊などという物件は、(よほどハードルを下げない限り)ない。(夏オフ会場(&打ち上げ会場)至近で人気の高いさくらホテルは、もちろんとっくに埋まってる。)2日間、バラで取る。そしてこの場合、重要なのは、2日目の宿なのである。なぜなら初日は、重たい荷物(シンセ)は会場に置きっぱにできるため、ホテルには着替えと身の回り品だけもって寝に行くだけでいいのであるが、2日目は、大荷物(シンセ)を抱えて泊まり、翌日の午前中に浜松に戻らなければならないからである。つまり、新幹線の駅からの距離(特に、歩行距離)が問題になる。

 そして私は、このタイミングにも関わらず、最適解を見出し、確保したのである。(半端なキャリアの持ち主ではないとゆーたろーが。[^.^][;^.^])まず、2日目。中野坂上のイーストンホテルを確保。打ち上げ会場からはタクシーですぐだし、何より、このホテルの出口は、丸ノ内線の入り口にほぼ直結しているのである。つまり、東京駅直結も同然である。ホテルを6:10にチェックアウトすれば、浜松駅に8:32に着く。午後から楽勝で出社できる。出社できてしまうのである...[/_;][/_;][/_;][;^.^]。楽天トラベルで確保。

 そして1日目だが、先述したように、要するにたいした荷物も持たずに(風呂に入って)寝るだけ。となると、最近、私が新宿での定宿としている、歌舞伎町のカプセルホテル、はたごやで決まりである。1日目の打ち上げ会場(幡ヶ谷)からも近いし。楽天トラベルには登録していないらしいので、電話で予約。

 結果的に、大層廉価で、ベストな解を得られたわけである [^J^]。半端なキャリアの持ち主(← それはもういい。[;^.^])

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*2016年07月30日:夏オフ準備とか医者とか


 快晴。

 夏オフで用意すべき(シンセでカバーすべき)楽器の情報も、だいたい揃った。今年はどうやら、ハープのグリッサンドの仕込みは不要である。これは助かる。そのかわり、ラテンパーカッションを大量に使う曲があるのだが、これが意外に悩ましいパターン。「実際に本物の楽器がどのくらい持参されるのか」「そもそもそれを奏する奏者は何人いるのか(楽器があっても奏せない、という状況がありうるのである)」、などなど、当日にならなくてはわからない。

 また、電子楽器ならなんでもカバーできるというわけでもない。「そもそも苦手な音色がある(大太鼓、シンバル、スネアなど)」「操作子(要は、パッド)の数が足りない」、など。また、各楽器間のプライオリティもわからない。(「タムなどどうでもいいから、ホイッスルだけは鳴らしてくれ!」、とかね。)

 このあたり、その曲の担当者に質問攻めにして、事前に追い込むだけ追い込んでおく、というやり方もあるが、お互い、忙しいのだ。そういう煩わしい質問はあえてせず、当日、現場合わせの一発勝負、というのが、近年の私のスタイルである [;^J^]。どうせ、「来るはずの人が来ない(間に合わない)」「あるはずの楽器がない」「急遽、こんな楽器音も欲しくなった」など、予測不能の事態は、必ず起こる。仕込みをしすぎても無駄。むしろ現場での瞬発力である。[;^.^]

 鼻水と咳の薬が足りない(来週中に完治させたい)ので、朝いちでO内科医院へ。その後、9:00アマノ書店、9:30浜松市立中央図書館、いったん帰宅して、10:00前にクリーニング出し。あとは、静養しつついろいろと。(昼寝もしたが、夜眠れなくなるので、良し悪しである..)

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*2016年07月31日:「シン・ゴジラ」をまだ観ている暇はないが..


 ..既に完璧に予言できている(そしてまず間違いなく的中している)ことがある。それは、ネット(特にツイッター等のお手軽チャンネル)にネタバレが投稿されまくり、それに対する抗議で炎上しているであろう、ということである。

 私ぐらいのロートルになると、もう何十年も見慣れてきた風景であり、人類は、いっさい、進歩しないということのひとつの 冷笑 例証以上の価値はない(論評するにも値しない)現象に過ぎないのだが..(実際は、無神経な「ネタバレ」などは、ネットが出現するはるか以前から(たとえば、数百年前に「連載新聞小説」が誕生した直後から)存在していたに決まっているので、「私ぐらいのロートルになると」などという「特権的」な物言いこそ、赤面ものなのだが。[*_ _])

 対処方法は、ひとつしかない。

 これから「シン・ゴジラ」を観る予定がある人は、ネットを遮断しろ。少なくとも(ツイッターなどの)「危険な場」には、近づくな。私は、既にそうしている。(FBもMixiも危ないのだが、ツイッターよりは、まだましだ。ラインとかインスタグラムとかは使ってないので、知らん。(勝手にしろ。))

 とにかく、「仕事(本業/業務)」と「夏オフ」。このふたつを全うするために必要なチャンネルだけに縮退して、それ以外の情報が入ってこないようにしているのである。(「検索」も、危ないんだけどね..結果に何が表示されるか、あらかじめコントロールできないから..)

 「そもそもネタバレを投稿する(書き込む)やつが悪いんじゃないか!」..正論である。多いに主張すればよろしい。なんの役にもたたず、なんの結果も残せないけどな。私も若い(だいたい、30代ぐらいの)頃には、そういう論戦を元気に戦わせていたような気がするが、もう、残り時間が少ないのだ。無駄なことをしている暇はない。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Aug 4 2016
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