2020年01月06日:幻想美術選「敷居」ヴィフレド・ラム 2020年01月07日:1月〜2月の展覧会観覧予定 2020年01月08日:イラン、米国に報復攻撃 2020年01月09日:「パラドックス・メン」 2020年01月10日:「地獄の楽園」 2020年01月11日:Sweet 80 をポチる [;_ _]/久々の自転車 2020年01月12日:倒壊を恐れない目次へ戻る 先週へ 次週へ
「幻想美術選」、第178回。今回ご紹介するキューバ出身の画家は、普通はシュルレアリスムに分類されるが、それに縛られる存在でもない。
Wifredo Lam(1902〜1982、Wikipedia)は通称なのだが、本名は(日記のタイトルにしきれないほど [;^J^])とても長いので、前記 Wikipedia を参照していただきたい [_ _]。「さまよえるオランダ人」を自称する「旅する画家」であったヴィフレド・ラムは、アフリカも含めて、極めて多くの、極めて多彩な文化を吸収し、それらを噛み砕いて、神話的・秘教的・宇宙的・神秘的な作品群として結実させた。(画像検索結果 参照。)
「敷居」は、多くの文化圏に普遍的に存在する「境界線(ボーダーライン)上の神(あるいは悪魔)」を描いたものかも知れないし、そうではないのかも知れない。この特徴的なフォルムは、4年近く前に「幻想美術選」で紹介した「光の囚人」(ロベルト・マッタ・エチャウレン)の、上の方に“いる”オブジェクトに似ている。マッタの作品の方が、7年早い。偶然だとは思うが..(まぁ正直に言えば、ウルトラマンに登場する名怪獣「ペスター」(画像検索結果)に似ていると思っているんですけどね。[^.^])
目次へ戻る昨秋から時間を作ってこつこつ片づけてきたので、リストがここまで短くなったよ。僕、頑張ったよ..[;^.^]
森ビルデジタルアートミュージアム - teamLab Borderless
福田美術館
「美人のすべて 〜初公開、松園の「雪女」」
1月29日(水)〜3月8日(日)まで
国立新美術館
「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」
〜3月16日(月)まで
東京都美術館
「ハマスホイとデンマーク絵画」
1月21日((火)〜3月26日(木)まで
ポーラ美術館
「シュルレアリスムと絵画 ―ダリ、エルンストと日本の「シュール」」
〜4月5日(日)まで
いずれも、2〜3月に観に行けば間に合うのである。このチャンスに、常時アンテナを張ってはいない美術館、あるいは、あまり積極的には観てこなかったジャンルの展覧会を、観に行く時間がとれるかも知れない(..と、皮算用 ←イマココ)
目次へ戻る米国としても、ここまでは想定の範囲内だったはず。(自国の施設の被害も。)このあと、どう着地させる予定なのだろうか..
目次へ戻る「パラドックス・メン」(Charles L. Harness、1953、中村融訳、竹書房文庫)を、先日、読了していたのだった。インプレを書き忘れていた。
SFのサブジャンルの中でも、私が特に愛してやまない「ワイドスクリーン・バロック」の始祖..というか、オールディスが、「このような小説を、ワイドスクリーン・バロックと呼ぶことにする」、と「命名」した、まさにその小説こそが、「パラドックス・メン」なのである。最初の版が米国で1953年に刊行されて以来、実に66年ぶりに邦訳が出版されたのだ。これはやはり、事件なのである。さて、読後感だが..
正直なところ、ベスターやヴァン・ヴォークトの方が面白いと思うし、錯綜したプロットとはいっても、要するに、超光速宇宙飛行が過去への旅となり、それによって(以下、一応伏せるが、SF読みなら容易に想像がつくだろう)というわけで、今の目から見たら目新しくはない。ただし、今の目から見れば、である。
「奴隷制」と「決闘」が復活している「帝政アメリカ」での、支配者たちとレジスタンス勢力(「盗賊」)の、恋愛模様を絡めた活劇には、生気がある。超能力の胡乱さ加減もいい。タイムパラドックスに巻き込まれた主要登場人物たちの運命も(それこそ今の目から見れば)意外ではないが、味わい深い。
再読に値する。
目次へ戻る..という番組名をどこかで聞いた記憶があるのだが..あぁ、「至極の楽園」の空耳でしたか [;^J^]。「地獄の楽園」の方が、詩情、幻想換起力とも豊かだと思うんだけどね [^J^]。私はね。[^.^]
目次へ戻る「Lensbaby Composer Pro II Sweet 80」を、ポチってしまった。[;_ _](参考:「スペシャルレビュー LENSBABY コンポーザープロII スウィート80」)「Velvet 56」を買ってからまだ間もないのだが、いずれ買うとわかっているものは極力速やかに入手しないと、「“使えない期間”という損失」が発生し続けるばかりなのだから、これはまったく正当なことなのである [;^.^][;^.^][;^.^]。届くのは、今月下旬になりそうだ。
強度の運動不足を解消するためには、自転車通勤を再開するしかない、と、思い詰めているのだが [;_ _]、上司の許可を得る前に、まずそもそも、今の私の体力で片道13.5キロの自転車通勤が可能なのかどうか、検証しておく必要がある。
久しぶりに触る自転車の蜘蛛の巣を払い [;_ _]、錆は到底、全部をすみやかに落としきれるものではないので、最低限必要な箇所だけを磨き [;_ _]、タイヤの空気を入れ直し、幸い前後のライトはまだ点灯する状態だったものの、サイクロコンピュータ(速度計、距離計等)はバッテリーが切れていたが、CR-2032 の予備が手元に無かったし、試乗には必要なしとして先送りして..[;_ _]
うむ、動く [;^J^]。乗り方も体が覚えている。たいしたもんだ。[;^.^]
12:20に出発し、13.5キロ先の勤務先に着いたのが、13:05。45分か。昔は40分ぐらいで着いたはずだが、これなら問題ないレベル。帰路は、13:10出発で14:00着。50分。5分余計にかかったのは、約1キロメートルある祝田(ほうだ)の坂を登りきれず、ラスト2〜300メートルほどは、自転車を降りて押して歩いたから。昔はもちろん、登りきれていたのだが、今日の時点では、これでまったく問題ない。現在の体力の「程度」を把握することが目的なのであって、ここで無理する必要はない。続けていれば、じきにまた登りきれるようになるし。
特に無理なく往復できた。朝夕、片道40〜45分の自転車通勤というのは、「続けやすさ」と「ほどほどの負荷」のバランスがちょうどいい、「きつ過ぎず」「ゆる過ぎない」運動なのである。なんとか再開したいなぁ..
目次へ戻る朝いちで都田のカインズへ。湿度計や錆落とし [;^.^] の他、自転車用ヘルメットも買う。昨日気がついたのだが、昔から使っているヘルメットの内側が一部、プラスチックの経年劣化で破損していたからである。強度に問題が発生する箇所ではないとはいえ、これはもう使えない。
帰宅してから、いろいろ処理。
先日の「新美の巨人たち(出雲大社)」の録画を視て、改めて感心した。
出雲大社の昔の姿をご存知無い方は、「出雲大社 復元」で検索した 画像検索結果 をご覧あれ。当時としては驚くほどの高層建築だったのである。
さらに驚くべきことは、「地震対策が行われていない」ことである。(ちなみに、「耐震対策」というのは日本語としておかしいと思うのだが、閑話休題。)「地震が起きたら倒壊する」ことを前提としているのだ。無論、倒壊すれば人的被害もでるわけだし、倒壊しないに越したことはない。しかし、この国で生きている以上、絶対に倒壊しない神殿を建てようとしても、それは不可能なことだったのだ。
壊れても壊れても再建すれば、それは永遠である、という思想(それはあるいは諦念かも知れないが)に、改めて想いを馳せた..
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: Jan 16 2020
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