2016年10月03日:幻想美術選「プシュケとクピドの宮殿のある風景」クロード・ロラン 2016年10月04日:緩急自在(そこまで言うか [;^.^]) 2016年10月05日:ものづくり社内展示会 2016年10月06日:そろそろまた九州に.. 2016年10月07日:間に合わなかったな〜 [;^J^] 2016年10月08日:大妖怪展/D750デビュー/西本願寺/錦市場 2016年10月09日:北野天満宮/金閣寺/龍安寺/仁和寺目次へ戻る 先週へ 次週へ
「幻想美術選」の第32回も、前回同様、ちょいと「わけあり」の作品である [;^J^]。「第23回:魔法にかけられた城(フランシス・ダンビー)」で、
..この作品は、17世紀のクロード・ロランの同名の作品に依拠している。正直なところ、このロランの作品が自宅(わが廃墟城)で発見できなかったので、ダンビーの作品をご紹介している、という側面がなくもないのだが..
..と書いたのだが、その後、発見されたのである。もろに「盗まれた手紙」(エドガー・アラン・ポー)パターンで..まさか、小学館の「世界美術大全集」に収録されているとはね [;^J^] ..盲点だったな〜..[;^.^]
..というわけで、このロランの傑作をご紹介する。ダンビーのオマージュ作品との比較は、実に見応えのある興趣溢れるものなので、上記のリンクを別ウィンドウで開くことをお薦めする。[^J^]
この、柔らかな銀色の光! 光の魔術師、クロード・ロランの魔法の絵筆! 奇怪な城を追放された乙女は、何を想う..
夕刻が始まる直前の、あの、時が止まったかのような「魔の刻」の光景と見るのが普通だろうが、しかし、クピドとの運命の夜が明け、城から放逐された、気怠い朝焼けと見えぬこともない..どちらと決めつける必要もない。観る者のその日の気分次第で、自分の気持ちと寄り添う時刻を想えばよいのだ。
それにしても、ロランとダンビーの、これほどの傑作を見比べられるとは、なんと贅沢なことか! まさに「幻想美術選」の誇りである![^.^]
比べて見れば、ダンビーは偉大なる先達に最大限の敬意を払いつつも、その「コピー」はいっさい行わなかったことが..自分の能力と資質を見極めた上で、再創造を行ったことが、わかる。だからこそ、あれほどの名画になったのだ。
目次へ戻る次の台風が近づいてきているが、浜松は、まだまだ平穏である..
..今夜はこれだけなのだが [;_ _]、今週の残りの平日は、テキスト量が極めて少なくなる。しかし、それは手抜きではない。週末の土日のテキスト量(というより、作業量)が非常に多くなるのが今から見えているので、バランスを取っているだけなのである [;^J^]。メリハリなのである。[;^J^]
目次へ戻る放課後、ものづくり社内展示会。やはり面白い。
確か、写真は公開OK、だったと思うが、弊社の若手たち(ご老体も居るが [;^J^])の発想のベクトルは、社外秘に準ずるのではないかと..そこまで堅苦しく考えることはないか。[;^J^](実際、既に社外に公開されていたり、某施設に寄贈されていたりしているものもありますしね。)..要は、写真を整理している時間がありませんで..[;_ _][;^J^]
目次へ戻る..行きたいなぁ..(今月は、大阪→京都×2 + 東京×1 + 静岡×2、という有り様で、もう一杯いっぱいなのであるが。[;_ _][;^J^])
欲張りはしない。最悪、1泊2日でいいから、とにかくまずは、宗像神社、福岡市博物館、観世音寺、の3箇所を つぶして 回っておきたい..(往復にかかる時間を考えると、1泊2日じゃ無理っぽいなぁ..)
D750(ニコンの一眼レフカメラ)の、くそ分厚いマニュアルは、結局、今夜までには読み切れなかった [;_ _]。「動画」とか「画像編集」とか「特殊効果系」とかをすっ飛ばしても、メニュー一覧まで辿り着かず [;_ _] ..また、「読んだ」箇所にしても、そもそも何を説明されているのか、意味がわからないところが、多々、多々、多々、多々..[;_ _] まぁ、半分は目を通せたので、よしとするか..
目次へ戻る6:10過ぎに発つ。今日明日は、浜松も大阪も京都も天候不安定、ときどきザーッと強く降るという予報なので、当然、折り畳みではなく長傘を持参である。既に小雨。7:10、浜松発のこだまで西へ。9:36に大阪の天王寺に着いた頃には、雨は上がっていた。
9:45に、あべのハルカスの16Fのあべのハルカス美術館に着き、10:00の開館を待つ。「大妖怪展 ― 土偶から妖怪ウォッチまで」(前期:〜10月10日(月)まで、後期:10月12日(水)〜11月6日(日)まで)である。
さすがに、これだけ「妖怪展」「幽霊展」の類を観ていて、画集も集めていると、まったくの初見の絵というのは少ないのだが、それでも、観たことのない作品はある。それらは図録に収録されている。ならば、買えば良いようなものだが..さんざん悩んで、図録は買わず、絵葉書3枚でお茶を濁した [;_ _]。図版はともかく、テキストの情報量が(私には)いまいちだったということもあるが、それより何より、自宅(廃墟城)のキャパが..[;_ _] とりあえず、その3枚をスキャンしてご紹介しておこう。
高井鴻山の「妖怪図」。「ぶらぶら美術・博物館」(2016/08/12)でこの展覧会が紹介されたとき、もっともギョッとし、もっとも観たかった絵である。初めて見る、まったく異様な形態である。
もうひとつ、これも観たかった葛飾北斎の「天狗図」については、絵葉書が売られていなかったので、画像検索結果のご紹介で、勘弁してください。これが北斎の(しかも、最晩年の)作品だと言われて、誰が信ずるか、という..完全に、現代の漫画/劇画表現である。(この2点は、前期のみの展示なので、あなたがこれを読む頃には展示は終了している。[_ _])
右に紹介する2点は、非常に観たかったのだが、残念ながら、大阪では展示されないようである [;_ _]。左図は、「辟邪絵 鍾馗・神虫」の「神虫」パート。右図は、「土蜘蛛草紙絵巻」の「土蜘蛛」図。右図は、後期に巻物の巻き替えがあれば、あるいは観られるかも知れないが(現在、別のシーンが展示されているのである)、展示リストには、巻き替えをするとは書かれていない..
これが、東京での展覧会が地方巡業するときの落とし穴で、展示作品数が減らされることが、珍しくないのだ。(逆のケースも、あることはあるが..(つまり、東京では観られなかったが、地方では観られる、という..)例外的である。)
なんにせよ、これら3点の物凄い迫力を、堪能していただきたい。
11:30に退出し、昼食は、あべのハルカスの数フロア下の「塚田農場」で、「内地頭鶏定食(塩)」。美味い。
さて..D750のデビュー戦なのである [;^J^]。予習の程度は昨夜の日記に書いたとおり [;_ _][;^.^]。当然、全く使いこなせていない(というか、使い方を知らない)機能の方が遙かに多いのだが、にもかかわらず、これから、駄写真を大量に掲載することにする。なぜ(手元にアーカイブしておくだけでなく)手間をかけてそんなことをするのかと言うと、1.「30万近くも出してこのザマかよ」という嘲笑を浴びることによって(暗い)モチベーションが高まる [;^J^]、2.何故ダメなのか何が足りないのか助言をいただけるかも知れない [_ _]、3.私の伸びしろは広大であるにせよ、その出発点(基点)を明示しておくことによって、今後の伸び方(あるいは伸び悩み方)が測定しやすくなる(私は科学の子なのである)、という、主としてこの3つの理由による。
御影堂の近くにいた奴(名前は忘れた [;^J^])。俯瞰図と、チルト式液晶を使ったローアングル撮影の練習。盗撮に重宝するので(やめろ。[;^.^])..まぁ、これらの写真はともかくとして、問題は..
..何を言いたいのか、一目瞭然であろう。書院の入り口であるが、言うまでもなく、私は雲を撮りたいのである。しかし、露出の調整が難しく、下界(地上)を十分な明るさで撮ろうとすると、空が真っ白に飛ぶし、空(雲)に露出を合わせると、下界が暗くなる..ここに(恥を忍んで)掲載した写真(左図)は、まだマシな方である(ぎりぎり、建物が見えないことはない)のだが..
問題は、「唐門」。これは華麗な細かい装飾も写っており、空の一部に「青空」も見えているが、それは、これが順光に近いからである。本当に撮りたかったのは、逆から観た(逆光の)写真。ほぼ正面の雲の切れ間から覗く太陽光線が、空に劇的で立体的な雲海を作り上げ、唐門の鮮やかな色彩もくっきりと見える..人間の目には、これらが同時に見えるのだが、写真には写らない。唐門を写そうとすると、前掲写真のように空はのっぺりと白くなり、劇的な雲を写そうとすると、唐門が完全に闇に沈む..「見えているとおりに、写せない」..
「ええい、ルネ・マグリットの「光の帝国」か! 空と地上を別々に撮って合成しろとでもいうのか!」..などと、思わず(超現実主義)絵画の教養を隠そうとしても隠しきれない系の癇癪を [^.^][;^.^] ..なんらかの方法はあるはずなのだが..
(..ここで、未来からの介入をする。この日記を書いているのは、翌日、浜松に帰ってからなのだが、これを書きながらカメラの取扱説明書を読んでいて、解決策を発見した。それは、「HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)合成」である。実は、この分厚い取扱説明書を読む前に目を通していた初心者用の入門書では、この機能が、
これは一度シャッターを切ると、自動的に明るさの違う写真を撮影し、それをカメラ内で合成して明暗差をなくすという機能です。補正というより演出ととらえ、明暗差のない不思議な世界に浸りましょう。..と、紹介されていたので、「スペシャル・エフェクツは、まだ私には時期尚早だな」、と、スルーしていたのであるが、取扱説明書には、まさに、空(雲)も地上(建物)もくっきりと写っているサンプルが掲載されていた。私は、この機能が欲しかったのだ! さっそく、実験しなくては..それに、「別々に撮って合成するしかないのでは」、という、私の直感が、どんぴしゃりだったことに、むしろ驚いた。)
さて、15:30になり、飛雲閣と書院の見学タイム。これらは撮影禁止であるので、悪しからず。事前に、「ぶらぶら美術・博物館」で予習済みである。
飛雲閣は、やはり面白い。アシンメトリーの美学というより、むしろ、敢えて「壊れた様式」で作ってみました、という、余裕が感じられる。遊興施設だったのだろうが、楽しめたと思う。
書院では、日本最古の北能舞台もさることながら、面白かったのは、やはり南能舞台。すぐ近くから見ると、奥の方の松の絵は闇に沈んでいて全く見えないのだが、この能舞台に正対している書院の部屋の奥の方に引っ込めば引っ込むほど、松の絵がくっきりと浮かび上がってくるのである。光(のコントラスト)のトリックであるが、これは素直に素朴に面白いと思った。
16:35に発ち、道路を距てた「龍谷ミュージアム」へ。17:30に発つ。まことに申し訳なく罰当たりでもあろうが [;_ _]、歴代法主の肖像画と系図だけでは、あまり長時間、もたない。[;_ _](それ以外の展示も少しはあり、それらは概して面白かったが..というか、ほとんど、それらばかり観ていたが。[;_ _][;^J^])
京都駅からほど近い宿へ。人生初のドミトリー泊である。着いたのは18:00を回っていたかなぁ..なにしろ、受け付けをきりもりしているお兄さんが、いきなり(日本語ペラペラの)白人だったので、意表を突かれて狼狽えてしまい、時刻をメモし損なってしまったのだった。[;^.^](留学生かな? アルバイトなのかな?)
廊下を歩いていても、ほぼ全員外国人である [;^J^]。うーむ、コミュニケーション、とれるだろうか..と、心配していたら、私の相部屋の先客(4人部屋で、既に1人お泊まりになっていた)は、同年輩(56歳)の日本人のおじさんでした。ちょっとほっとしたりして。[;^J^](昨日までは、台湾人とフランス人と同室で、なかなか会話が成立しなかったとか。[;^J^])
ドミトリーはどこでもそうなのだろうが、基本的に性善説で成立している。(コインロッカーはありますが。)さすがに貴重品は身に付けるが、それ以外の荷物の過半は、相部屋においといて、夜遊びにでかける。
いったん京都駅に出て(徒歩10分ぐらい)、地下鉄で2駅先の四条駅で降りて、数分歩いて、18:40、「錦市場」。若冲ゆかりの地では、今、若冲とのコラボ(シャッターにペインティングしてライトアップとか、ビデオ作品の上映とか)をしているのである。(いつまでやっているのか、手元のガイドブックに情報がない。自分で調べてちょうだい。)
..と、その前に忘れていた。途上の京都駅前で京都タワーが、さぁ写せと言わんばかりの威圧感を放っていたので、写させていただいていたのであった。
まぁ、こういうのはフルマニュアル設定で撮るのだろうが、今はそこまで難しいことはできないので、入門書の教え(基本)どおり、絞り優先AEで、ただし手持ち夜景なのでブレを警戒して、シャッター速度が速くなる方に振り、暗くなる分をISO感度を上げてカバーした。
..不思議でならないのは、観えているとおりに写らないことである。特に、上部の赤。上部円盤の下が赤く光っているのだが、写真で見ると、そこは僅かにオレンジ色がかった白に抜けており、それより下の塔の最上部が、オレンジがかった赤になってしまっている..蛍光灯のように、細かく点滅しているのかな? 速いシャッター速度が災いしているのかも知れない。長時間露光で撮るべきだったのだろうか?
..という道草を食いつつ、錦市場へ。(店名は忘れたけど、お洒落な店で軽食(カルパッチョ)をいただき、晩ご飯とした。)
シャッターペイントは、こんな感じ。何十とあり、最初はいちいち全部撮影していたのだが、きりが無いので(本当にきりが無いので)、途中からは観るだけにして、撮影はスルー。[;^J^]
プロジェクターでもビデオ作品が映されている。動画ではないのでわかりにくいが、若冲作品の断片を、なかなか洒落たセンスでうまくつないでいた。
まだまだD750をコントロールできていない。「絞り優先AE」にして絞り値を制御(たまに試しにシーンモードを使うが、すぐに戻す)、「露出補正」「ホワイトバランス」「ピクチャーコントロール(ほぼ、スタンダードかビビッドかの二択)」、たまに「ISO感度」を触ってみる..これが、今の私の武器のほとんど全てである。この範囲でできることは厖大にあるのだろうが、これ以外の武器も、山ほど詰め込まれているんだろうなぁ..このカメラ..
20:00過ぎに錦市場を発ち、21:00に宿に戻り、シャワー。21:30には、寝支度。
この土日は(浜松も大阪も京都も)不安定な天候で、時々、ザーッと激しく降る可能性があるということなので、大事なカメラ(ケースに入れると結構、嵩(かさ)ばる)を抱えていることもあり、当然、折り畳みではなく、長傘を持参したのであるが、結局、浜松の出がけには僅かに振ったが、大阪、京都では全く降らなかった。それどころか(これまでの写真でもおわかりのとおり)、暑い曇天。長傘が、マジで邪魔。[;_ _][;^.^]
目次へ戻る7:00前にチェックアウト。せっかくドミトリーに泊まったというのに、ほとんど誰とも会話しなかった(している時間がなかった)[;_ _] ..ま、これが、倉田スタイルだ。[;^J^]
今朝は小雨..ほぼやんでいるな。手持ちの長傘を開くまでもない。徒歩で京都駅。地下の OGAWA COFFEE でモーニング。8:00に発つバスで、8:30に「北野天満宮」。
空が白いが、これは昨日の写真の空のように、飛んでいるわけではない。元々本当に色も立体感もない曇天なのである。そして、菅原道真とくれば、牛である。(ほぼ、妖怪化しているが。[;^.^])
案内パンフレットをもらってくるのを忘れていたので、どれがどこだかわからない [;_ _][;^J^]。要するに、これらをまとめて、「北野天満宮」である(逃げたな。[;^J^])
鳥居とか、森とか。私はこれまで森は、常にコンデジでパンフォーカスで撮っていた。ボケ味をどう使いこなすかの、習作である。
9:20、離脱。徒歩で、9:50、「金閣寺」。
やはり素直に嘆声を発する美しさである。曇天だからか(多分)順光だからか、雲の形は現実に見えているものに近い。
左から、「龍門の瀧」、「白蛇の塚」、小高いところから観た「見返り金閣」。「龍門の瀧」は、水の表現が全然ダメ。「シャッター優先AE」の出番なのだろうか。「白蛇の塚」は、構図が雑。「見返り金閣」は、悪くないと思う。
10:40に退出し、徒歩で、11:00、「龍安寺」。
左から、「鏡容池」、庫裡への途上の林、石庭の模型。
左の写真は、ホワイトバランスを間違えた。中央の写真は、ホワイトバランスは合っているが、混んできたので、全貌を収められない。右の写真..ま、見学者も含めての石庭だ。[;^J^]
左は、石庭に面する方丈の中の一室の写真だと思うが、部屋の名称を忘れた [;^J^]。中央は、パゴダ。右は再び「鏡容池」を、反対側から。
12:00少し前に退出。12:00過ぎに、龍安寺を出たところの「お食事処 バンブー」。生ゆば定食。
「仁和寺」に着いたのは、12:40。
左は、仁王門。右は、広い境内..これまでの写真でも、ものによってはかなり目立っていたのだが、ここまでくると、歪曲収差、半端ない [;^J^]。重力の方向が完全に違う [;^J^]。「ゆがみ補正」という機能があるのだが、意味が違うようだ。レンズを換えれば解決するのかな。単焦点の50mmF1.4あたりを買い足すべきなのかな..でも今は、その段階ではないと考える。デフォルトで購入した標準的なズームレンズを使いこなすのが、先である。
それに、歪曲収差も局面によっては「使える」のである。今すぐ実例を引っ張ってこれないが、昔、まだ「歪曲収差」という言葉も知らなかった頃にコンデジで撮った写真のいくつかが、偶然にも「インスタント・エル・グレコ(あるいは、ゴヤ)」となっておりましてな [;^.^]。これはなんとしてでも、リトライしてみたいテクニックなのである。[;^.^]
白書院の中のいくつかの部屋。もちろん、部屋の名前は、全部忘れた。[;^J^](もう少し、まっすぐ撮る習慣を身につけようね。[;_ _][;^.^])
庭園(北庭)。素晴らしい。問答無用。しかしこれも実は、遠景の塔が「真っ直ぐ立っている」ように写すのに、結構苦労したのである。(それでも、結局傾いているが、実は肉眼でよく見てみたら、肉眼でも傾いて見えた、というオチがつく。[;^.^])
左から、「鐘楼」、「五重塔」、「金剛華菩薩像」。このあと、「霊宝館」を見学。応挙などもある。
14:10に退出。仁和寺前のバス停から、14:27の便に乗り、京都駅へ向かうが..しばらく経ってから気が付いた。長傘を「霊宝館」の玄関の傘立てに置き忘れてしまった [;_ _] ..まぁ、無理もない。今日は、朝の出がけに少しぱらついただけで(しかもそのときは傘を使っておらず)、あとはずっと好天。「北野天満宮」、「金閣寺」、「龍安寺」、「お食事処 バンブー」、「仁和寺」、と、ひたすら持ち歩いてきただけなのである [;^J^]。よくもまぁ、途中で忘れず、「仁和寺」まで持って来れたものだ [;^J^]。自分で自分を褒めてやりたい(そこまで言うか。[;^.^])
まぁ、取っ手も破れ始めていたし、小穴も開き始めていたので、買い替え時ではあった [_ _]。それに、いずれどこかに置き忘れるとしたら、一番いい場所に置き忘れてきたような気もする。寺だからといって、供養してくれるとは限らないが、少なくとも、心を込めて処分してくれるような気がする [;^J^]。これまで、お世話になりました。ありがとう。[_ _][^J^]
ついでに、バス中でいい話があったので、ご紹介しておこう。途中のバス停で、外国人の観光客が降りたのだが、ほかに降りる客がいないかどうか確認してから、運転手がドアを閉め、動き始めた直後、後方の席から、女性の声で、「待ってください! 忘れ物が!」..と、運転席まで、スマホを持ってきたのである。運転手は(その外国人はバスの後方に歩いて行ったので)サイドミラーを見て、「あぁ、もう見えませんね..」、と呟き、まぁ、これはターミナルまで持っていく(そこで保管するか警察に届ける)パターンだなぁ..と、見ていたら、車内のお客に向かって「ちょっと、お待ち下さい」、と、エンジンを止めて、スマホを持って、ドアから走り降り、後ろの方へダッシュ! しばらくして帰ってきたときには、手ぶらだったので、無事にその外国人観光客に渡せたのだろう。
実際、旅先(しかも外国)でスマホを紛失したら、ほぼ、絶望である。どこかに保管されているとしても、それがどこなのか。いつ、その保管場所に届くのか。そもそも届くという保証はあるのか。旅行中だから、日程の制約は極端に厳しい..運転手がバスを離れたのは、多分、就業規則的には、問題があったはずである。しかし、「紛失させない」「何がなんでも、その場で手渡す」という判断は、絶対に正しかった。その外国人は、日本に観光旅行に来るぐらいだから、もともと日本が好きだったと思うが、これで、ますます日本が好きになってくれたのではなかろうか。[^J^](もちろん、待たされていた満員の乗客からは、不平不満は、ひとことも無し。)
京都駅に着いたのは15:22で、1時間近くかかったことになる。やはり途中のバス停で降りて、JRを使って京都駅に向かう方が、時間的には正解だったようだ..が、1.京都から浜松への新幹線の便は少なく、別に1時間かかっても構わないタイミングであった(要するに急いでいなかった)ことと、2.もう、へっとへとで、せっかくバスに座れたのに、途中で乗り換えるなど考えられない事態であった。[;_ _][;^J^]
京都を15:56に発つひかりで、17:05、浜松着。タクシーを使って [;^J^]、17:40、帰宅。
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: Oct 13 2016
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