*2014年05月05日:ジャック・カロ展/らふぉる最終日
*2014年05月06日:岡田美術館
*2014年05月07日:ネタが無い夜は..
*2014年05月08日:気がつけば、ひとり [;^.^]
*2014年05月09日:肩が(僅かに)痛い [;^J^]
*2014年05月10日:晴れているのに引きこもり [;^.^]
*2014年05月11日:浜名湖花博2014/悪夢ちゃんThe夢ovie
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*2014年05月05日:ジャック・カロ展/らふぉる最終日


 横浜の実家にて、早朝5:18、地震で叩き起こされる。震源は伊豆大島で、M6.2。東京23区では震度5マイナス。神奈川は4とのことだが、体感は3プラスぐらいだったかな?

 実家前のバス停を8:41に発つバスで出発。9:50、国立西洋美術館。「ジャック・カロ―リアリズムと奇想の劇場」である。いやはや、実に面白い。

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 ポスターにもなっている「二人のザンニ」の、躍動感。



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 「第二の幕間劇:地獄はキルケの仇討をするために武装する 連作<幕間劇>より」の、不気味なキャラと建造物のシンメトリ。



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 これらは、ナンシーの宮殿の大広間で行われた「槍試合」の入場パレード(各チームの入場行進の「山車」の趣向)であるが..もはや完全に空想絵画である [;^J^]。左の「ド・ヴロンクール殿、テイヨン殿、マリモン殿の入場」は、当時の空想上の「イルカ」の上に乗る3人だが、山車を引っ張る車も人も描かれていない。右の「ド・クーヴォンジュ殿、ド・シャラブル殿の入場」は「地獄」の光景だが..いくらなんても「リアル」すぎるだろ [;^J^]。いいのかよ、祭りの公式記録でこんなの描いて。[;^.^]



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 そしてなんといっても有名なのが、この、「聖アントニウスの誘惑」である。多分、私の自宅(自室)内の数百冊の画集や図録の中に、この作品の複製が5点以上は存在するのではあるまいか。それほど、ポピュラーな作品なのだ。よく把握していなかったのだが「第2作」らしい。ボス/ブリューゲルの亜流に終わらぬ、骨太の構想である。


 11:40、退出。有楽町へ。「らふぉる」の最終日である。今日は2コマ。

12:30-13:15【322】
フォーレ:夜想曲第2番 ロ長調 op.33-2
フォーレ:夜想曲第4番 変ホ長調 op.36
フォーレ:ピアノ四重奏曲
ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)
モディリアーニ弦楽四重奏団

14:00-15:00【313】
ラフマニノフ: 交響詩「死の島」 op.29
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30
レミ・ジュニエ(ピアノ)
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリー・リス(指揮)

 右耳の状態は、今日は良くない。△よりは×に近い。フォーレの夜想曲では、はっきりとしたポコ鳴りが、20回以上。ただし「ポコ」の音(というか振動)は小さく、無視はできる。ピアノ四重奏曲では鼓膜全体がフクフクし続けてはいるが、気にならない。演奏の音量にマスクされているのか? これらに気を取られて、音楽に集中できず、印象が残っていない..この右耳の「ボコボコ現象(等)」で一番辛いのは、実は現象それ自体ではなく、「音楽に集中できず、記憶も印象も残らない」ことなのである..

 次のコマの管弦楽曲の「死の島」でも、木管やヴァイオリンのロングトーンでフクフクと震える..できるだけわかりやすく(感覚的に)説明すると..要するに、窓ガラスが不規則な強風に揺さぶられている状態。あれが、右耳の鼓膜で発生しているのであるが..まあ、この管弦楽曲では許容範囲内であったし、十分に楽しめた。ピアノ協奏曲でソロを弾いたレミ・ジュニエは、当初予定されていたヨーゼフ・モーグがキャンセルとなった代役で、まだ若い。盛んな拍手を受けていたが、それほどの名演だったかなぁ..[;^J^]

 16:55に横浜の実家に帰宅。PCで、「キリストの幼時」(ベルリオーズ)のCDを聴いてみたら、やはり、右耳がフクフク..今日は、×の日と決定。

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*2014年05月06日:岡田美術館


 実家前のバス停を8:16に発つバスで出発。横浜から小田原へ直行。駅からバスで50分。11:00、岡田美術館。今回が初訪問となる。「再発見 歌麿「深川の雪」」である。

 去年の10月に開館したばかりの美術館であるが..ここは凄い。東洋と日本の優品が山盛りである [^.^]。とある実業家が収集品を公開するために建造した施設であるが、世の中には「良い金持ち」と「悪い金持ち」、もとい、「役に立つ金持ち」と「役に立たない金持ち」がいる。前者の存在は、常にウェルカム。

 しかし驚いたのは、まず、その入館料。2800円である! [;^.^] 普通の展覧会なら2つ、廉めの展覧会なら3つは入れるっつーの! [;^.^]凸 そしてまた、セキュリティが..[;^J^] カメラはもちろん、携帯もスマホも持ち込めない。空港並みの金属探知器を通らなければならない。ほとんど面白かったので特に許すが [;^.^]、私は腕時計をもっておらず、iPhone を時計がわりにしているので、館内で時刻がわからず、困った。[;^.^]凸

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 それはそれとして、目玉展示の「深川の雪」(喜多川歌麿)は、やはり素晴らしいものである!

 どうです。この品格! 題材といい、色彩といい、構図といい、ディテールといい、まさに完璧! 今回の展示は6月30日までだが、これを観るためだけに箱根に足を運ぶ価値はある、と、言い切ってしまおう!



 そして(前述したとおり)この作品だけの美術館ではないのである。日本画や東洋美術(特に陶磁器)のコレクションは非常に充実している。また、これも6月30日までの特別展示だが、18禁のコーナーもある [;^.^]。北斎らの春画である。

 もちろん、画集や複製で親しんできた作品群であるが、実物の迫力は、凄い..複製画とは比較にならない。単なる(生殖器の)細密描写ではないのである。(それでは、動物図鑑の類と変わらない。)この繊細にして大胆な描線と豊かな情感は、確かに、欧米のコレクターたちを熱狂させただけのことはある。必見!

 それにしても、まともに観ていると半日かかってしまう美術館なのである。そもそも日帰りで観に来るという性根が間違っており [;^.^]、温泉地なのだから、せめて二泊か出来れば三泊はしながら、ここに限らず周辺の美術館めぐりをするというのが、正しい時間の使い方なのだろう。

 ..というわけで、何時に出たのかは忘れたが、とにかく今日のところは敢えて早めに切り上げて13:50に小田原に戻り、14:03のこだまで、15:23、浜松。(浜松からはいささか遠いよなぁ..と思っていたのだが、こうしてみると、そうでもない..まさに微妙な距離。横浜からも浜松からも、そこそこ遠くそこそこ近い..)16:10、帰宅。

 今日は、右耳には格別の問題を感じられなかった。

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*2014年05月07日:ネタが無い夜は..


 ..親兄弟でも売り飛ばす..ではなく。[;^.^]

 2004年以来の「バラエティ番組の」録画リストをざっとサーベイし、「どのタレントに着目してきたのか」という傾向を、洗い出してみた。ま、好みの変遷である。以下、ざっくりとした傾向だが..

 麻木久仁子 → (安めぐみ) → 優木まおみ → (石原さとみ、吉木りさ、松井玲奈、佐々木希) → ももクロ&有吉弘行..(カッコ内は、録画の量的にはさほどではない、まぁ、浮気的な存在である。[;^J^])

 ..ま..なんと申しましょうか。[;^.^] 「諸行無常」、ですかね..[_ _][_ _][_ _][;^.^]

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*2014年05月08日:気がつけば、ひとり [;^.^]


 私が28年も住んでいる、このアパートは、2階建てで、階段を中心に2部屋ずつ、計4部屋。私の部屋は、1Fの道路側。

 もう数年前から、1Fの私の向かいの部屋は無人となり、ほどなくして、2Fの立体斜向かい(という言葉があるのかどうか知らないが [;^J^])の部屋からも住人が退去し、結局、1Fは私ひとり。2Fは私の部屋の真上の部屋の学生(だと思う)ひとり。という状態が続いていたのだが..ふと気がつくと、数週間前(もしかすると数ヶ月前)から、私の部屋の天井(つまり、上の部屋の床)を「ドンドン」と歩く足音がしない..気になって、外から見てみたら、既に無人となっていることを認識している2部屋と異なり、雨戸はしまっていない。しかし、その内部(ガラス窓の内側)には、部屋干しの洗濯物(以前は、結構あった)も、家具も、見当たらない..長期休暇中とも思えないので、こりゃどうやら、彼も退去したな..私ひとりを残して..

 もしかして、このアパートは真性廃墟になりつつある? [;^.^] 私の住まう一角だけ残して? [;^.^] 「プリンス・ザレスキーの事件簿」(解説:Wikipedia版、ミクロコスモス版)的な 甘美な 状況に? [;^.^][;^.^][;^.^]

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*2014年05月09日:肩が(僅かに)痛い [;^J^]


 以前にも書いたと思うけど、右肩が、ちょっとだけ痛い。「ちょっとだけ」である。自由自在に向きは変えられるし、ラジオ体操も全力でできる。ちょっとだけグキッとくる方向はあるけど。ちょっとだけ..また、その僅かな肩の痛みをかばっているせいか、 右肘も、ちょっとだけ痛い。ほんのちょっとだけ..

 多分、医者に行けば、「邪魔するな!」と、叩き出される。(それが恐い。[;^.^])しかしここ数ヶ月間、まったく軽快する方向に向かわず、むしろ微妙に、ほんの微妙に、悪化し続けているのである。何よりも、早朝。私は、右肩と右肘の「疼(うず)き」で、目を覚ましているのである。痛い。その時は、確かに痛い..

 やっぱ、医者に行くべきなのかなぁ..そんな時間は、全くないのだが..(もしも治療となれば、絶対に1日で終わらず、長期間「リハビリ」に通うことになるからね..)

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*2014年05月10日:晴れているのに引きこもり [;^.^]


 午前中いっぱいかかって、2日遅れの廃墟通信を書き上げる。悪夢ちゃんThe夢ovieのチケットを、ネットで買う。明日の20:30。おっと、「テルマエ・ロマエ II」を忘れていた。来週平日の夜に、観に行けるかなぁ..

 昼過ぎから出動。郵便局。コンビニで金を下ろし、クリーニング出しと受け取り。トイレットペーパーとゴミ袋を杏林堂で買い、TSマークの点検修理出ししていた自転車を受け取る。

 この時点で14時を回ってしまい、今さらアウトドアでまとまったこと(サイクリング/花博/湯風景しおり)は何もできない。

 ..というわけで、快晴だというのに、この世でもっとも暗い作業(録画処理)に没頭する。[;^J^]

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*2014年05月11日:浜名湖花博2014/悪夢ちゃんThe夢ovie


 快晴である。9:25、久々に自転車で出動し、花博(ガーデンパーク会場の方)へ。10:20着。

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 左から順に、「デルフィニウム」「キンギョソウ」「麗しのロイヤルローズ“グレイス ド モナコ」”」。



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 このあたりは、花の名称が掲示されていなかったと思う。常識ですか。常識なんですか。そうですか..[/_;][;^.^]



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 左の写真では、睡蓮がいくらか写っている。右の写真の派手な風情な方が、結局、好きだったりするけどね。[;^J^]



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 左は「ジュラシック・ツリー」。前回よりは、まともに撮れているか..右はバラだが、品種は知らん。[;^J^]

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 「印象派の庭」の池では、まだ睡蓮が咲いていない。その右の2点(特に、黄色い花の写真)は、「“19世紀の博物図鑑”風」を意識してみました。[;^J^]



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 運河を行く観光船。この、絶妙な「寂しさ」が、私のツボ。[;^.^][^.^]



 今日は早上がり。12:15に退出し、例によって恐怖と闘いながら浜名湖大橋を自転車でわたりきり、久々に「浜菜坊」。着いたのは12:35であり、やっぱえらく混んでいたのだが、30分後には座れた。(ここで昼飯を食うために、花博を早めに切り上げたのだ。)

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 ..というわけで、新メニューの「しらす三昧定食」。これに、ほたるイカの酢漬けもつけた。満足、満足。



 14:20に退出し、15:25に帰宅。健康的に疲れた一日。[^J^]

 MPC-HC の最新版 1.7.5 にも 1.7.4 と同じバグ(編集点後にシークすると、まともに再生できない)が残っていることを確認。これはどうやら、開発陣に認識されていないな。

 ひと休みして、夜から、今度は車で出動。サンストリート浜北で、20:30からの回で、悪夢ちゃんThe夢ovieを観る。

 それほどの傑作だとは思わない。一般論として、観なくても損はしない。しかし駄作ではないし、この俳優陣(ももクロを含む)の誰か(北川景子とかGACKTとか優香とか)に思い入れがあるのなら、観ても損はしない。実際、出演者は(無駄に [;^.^])豪華である。「未来は(努力すれば)変えられる!」というストレートなメッセージは、素直に感動的である。

 しかし、上記リンク先(公式ホームページ)の北川景子のポーズ..絶対! 絶対! 絶対に!「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」ポスターの引用だよな。[;^J^](「パクリ」とは言いませんが。[;^.^])

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: May 17 2014
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