*2011年07月11日:北海道立図書館からのコピー第1陣
*2011年07月12日:リブ100のHDDのベタコピーの二重化
*2011年07月13日:私はガード過剰かな [;_ _]
*2011年07月14日:「「鉄腕アトム《オリジナル版》復刻大全集」書き替え個所一覧」完成
*2011年07月15日:同窓会みたいな [^.^]
*2011年07月16日:夏オフへのお誘い
*2011年07月17日:トラブル二題/「洋酒天国」
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*2011年07月11日:北海道立図書館からのコピー第1陣


 北海道立図書館に先日発注した資料のコピーが届いた..というか、昨夜、不在通知が届いていたので、今朝、出勤前に、浜松西郵便局にて受け取った。夕方、同じく浜松西郵便局まで車で出向き、同封されていた請求書に従って、代金を送金。(朝、郵便局で開封して、その場で送金すれば、ワンアクションで済んだんですけどね。[;^J^])

 今回届いたのは、請求していた全40件中、17件。残り23件は、後送である。吾妻ひでお物件と、手塚治虫物件。新発見の作品はひとつも無いとはいえ、いずれも初めて実見する初出誌なので、より詳細な初出データや、初出時タイトルの微妙な違いなどが確認でき、すべて作品リストに反映させた。

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*2011年07月12日:リブ100のHDDのベタコピーの二重化


 先日の日記に書いたとおり、「これdo台」を使って、リブ100のHDD(2.5インチ20G)のベタコピーHDDを作成したのだが、これは先日、横浜の実家に帰省したおり、置いてきた。そして今日、ヤフオクで落札した同じ型番のHDDが届いたので、改めてベタコピーを作成し、これを自宅に設置した。つまり、バックアップHDDを浜松と横浜の2箇所に(二重化して)配置したわけである。(ワーキングエリアをデイリーバックアップしているSDは、従来から、浜松と横浜に二重化済みであった。)

 ワーキングエリアのバックアップだけでは、HDD自体が潰れたときに、OSやアプリ群の再インストールから行なわなければならないので、それらのイメージまるごとのベタコピーが(速やかな復旧のためには)必須であることは、自明であろう。もちろん従来から、それは行なっていたのであるが..違う形で、であった。

 かつて、VFATBAKというツールを使用していた。これはなかなかの優れものであり、FDから起動して、MS−DOSレベルで(Win等がインストールされている)HDDのイメージを「外部メディア」にセーブ/リストアできたのである。私はこれを長年使い続け、これによって作成されたベタコピーイメージを、浜松と横浜に二重化し続けてきたのである。

 ただし、「リブ100(というか、初期のリブレットシリーズ)のハードウェアの制約」により、使いにくい..というより、必要となる周辺小物ハードウェアが多いツールでは、あった。早い話が、ひとつ前のパラグラフで、さり気に(カッコつきで)「外部メディア」と書いたが、何に(どうやって)書き出すのか、ということだ。具体的には、初期にはPD(憶えてる? [;^J^])、のちにはDVD−RAMを使用したが..これらにどうやって接続するのか、という問題である。当時はUSBなど存在せず、大容量ストレージとの接続には、SCSIが必須だった。そして、リブ100には、SCSI端子など、無いのである。[;^J^]

 PCカードは2枚接続できるし、PCカード形式のSCSIインターフェースもある。しかし、(FDから起動した)MS−DOSモードでは、そのカードを通してSCSIストレージにアクセスできなかった(..というか、それを可能にする手段は(確か)あったのだが、ここでは書ききれないようなややこしい事情があり、断念したのである。[;_ _][;^J^])

 採用したのは、「パラレルSCSI」という(今となっては名称からして意味不明であろう [;^J^])ハードウェアである。当時のPCが標準的に必ず備えていたパラレルポートからSCSI機器に接続できるという優れものである。これならMS−DOSレベルからアクセスできる。あとはこれは本当に些事だが、リブ100にはその「標準的に備えているべき」パラレルポートすら無く、「汎用IO端子」に、パラレルポート付きの「拡張IOポート(正確な名前は忘れたわい [;^J^])」を装着するのである。

 つまり、リブ100 ⇔ 拡張IOポート ⇔ パラレルSCSI ⇔ DVD−RAMドライブ、と接続して、ようやく、DVD−RAMメディアに、HDDのベタコピーを作成できたのである。

 このシステム自体はうまく稼動していたが..やはり、構成要素が多すぎる。数年前のある日、私はうっかり、このバックアップシステムの一部である(SCSI接続の)DVD−RAMドライブを、もはや使っていないものと勘違いして、ハードオフだかヤフオクだかで手放してしまったのである。[;_ _](これも、構成要素が多すぎて目配りしきれなかった故である。)それ以来、わざわざこの用途だけのために「(SCSI接続の)DVD−RAM」を再入手する気にもなれず、「定期的なベタコピー」を行なっていなかったのだが..やはり、ワーキングエリアのデイリーバックアップだけでは、不安でしてね..

 ..という次第で、「定期的なベタコピー」を再開することにしたのだった。となると、今更、上述したような(片っ端から製造中止の、いつまで動くかわからない)骨董品級のハードウェアを入手/整備するよりは、現行のハード/ツールでHDDにベタコピーするほうが、圧倒的に便利で正しいのであった。

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*2011年07月13日:私はガード過剰かな [;_ _]


 Mixiのマイミク氏の日記から、とても有益なページを知った。「悪徳商法手口」である。

 無論、ほとんど知っている情報ばかりであるが、このように読みやすく解りやすくまとめられている点に、価値がある。こういう手口に無知な人は(残念ながら)極めて多く、そういう人々に対する手っ取り早いレクチャーとして便利であることはもちろん、この手の話にはまず引っかからない(私のような)スレた人間にとっても、有用なのである。「スレている(と自覚している)」こと自体が、「油断/慢心」という重大なリスクの顕れだからである。

 実は、このページでもっとも味わい深いのは、最終節(「過剰警戒の戒め」)である。確かに、あらゆる詐欺から身を守るために「先手を打って」ガードし続ければ、それは確かに安全かも知れないが、非常につまらない人生を送ることにもなりかねないのである..

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*2011年07月14日:「「鉄腕アトム《オリジナル版》復刻大全集」書き替え個所一覧」完成


 「「鉄腕アトム《オリジナル版》復刻大全集」書き替え個所一覧」が、ようやく完成した。見落としの可能性がゼロとは言わないが、この貴重な(後世に残る)「大全集」の「補完資料」として、十分に使える水準に仕上がったと思う。

 (もしもお暇なら)さくっと眺めていただくとお分かりになるかと思うが、「めくら」「かたわ」「おし」「ツンボ」「きちがい」「精神薄弱」「精神病院」「ノーテンパア」「土人」「酋長」「あいのこ」「こじき」「無学文盲」「屠殺」「犬畜生」などの語句が書き換え対象となっているのであるが、実際には(もちろん)文脈依存であり、たとえば「アトム今昔物語」の前半では、「こじき」はほとんどフリーパスである。これらの書き換えの是非については(簡単に書き逃げ出来る問題ではないので)この日記では棚上げとさせていただきたい。[_ _]

 さて、手塚治虫の(特に初期作品の)「オリジナル復刻版」は、近年、実は非常に数多く出版されている。それらのいずれも(「オリジナル復刻版」を謳いながら)同様の書き換えが為されているはずであるから、公平を期するのならば、それら全てについて同様の調査を行い、一覧表を作成すべきなのであるが..到底付き合いきれないし..[;_ _][;_ _][;_ _][;^J^]

 廃墟通信で何度か述べていることであるが、そもそも私は、「オリジナル版至上主義者」ではない。「書き換え」も、一概に否定することはしない。ではなぜ、「鉄腕アトム《オリジナル版》復刻大全集」についてのみ、このような「大仕事」を行なったのかというと..

 もちろん、何よりもまず、作品の格というか重みである。次に、「鉄腕アトム」の場合、初出誌(の全て)にアクセスすることが極めて困難である、という事情がある。それに加えて、この作品は、「初出誌版(オリジナル版)と全集収録版(最終版)との違いが(エピソードによっては)極めて大きい」。つまり、特にこの第2と第3の理由によって、今後ずっと、この「大全集」が、「初出誌に準ずる一次資料」として(研究者たちに)参照され続けることになると、強く予想されるのである。

 となると、「セリフの書き換え」が問題になる。「真のオリジナル版ではない」ということが問題になる。普通に読んで楽しむぶんには構わないが、このまま、研究のベースとされては困るのである。そこで、補完するための資料を作成しようと思い立ったわけなのであった。

 ..さて。

 手塚治虫作品の「オリジナル復刻版」が、近年、数多く出版されていることと、それらについて、いちいち書き換え調査を行なうつもりは無いことは、先述したとおりであるが..問題は、「火の鳥《オリジナル版》復刻大全集 全12巻」なのである [;^J^]。価格もさることながら、置く場所がないので、手を出していないのだが..この大全集にも、厖大な量の書き換えが含まれていることは確実である。さて、どうしたものか..[;_ _]

 作品の格と重みが、鉄腕アトムに匹敵することは、言うまでも無い。ただ、アトムと異なり、「初出誌へのアクセスが(一部を除いて)さほど困難ではない」点が、大きく異なる。「漫画少年」「少女クラブ」「COM」「COMコミックス」「マンガ少年」「野性時代」に連載された作品であるが、手塚治虫のライフワークとして認識されている「火の鳥」は「COM」版以降であり、この4誌への(図書館等での)アクセスは、さほど難しくない。(「漫画少年」版を初出誌で読むのは、やや難しいと思われるが..)つまり、後世の研究者たちは、この大全集に頼り切ることなく、無理なく初出誌にアクセスできる、すなわち、大全集の「書き換え」の(言葉は悪いが)被害(影響)が相対的に軽微である、と予想できるのであるが..

 ..やっぱ、やるべきなのかなぁ..困った、こまった..[;_ _][;_ _][;_ _]

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*2011年07月15日:同窓会みたいな [^.^]


 19:30から、「銀座ライオン」(といっても、浜松の有楽街にある店)で、大宴会。このたび顧問を退任されたUさんの送別会(壮行会)である。

 Uさんは、私が1984年に入社したときの、部署の長であり、長年にわたってお世話になった方である。今夜集まったのは60人以上であり、まことに錚々たる顔ぶれ。同じ会社内とはいえ、もう何年もお会いしていない人も大勢いて、ほとんど同窓会のような気分であった。[;^J^]

 時計を確認しなかったが、22時過ぎには終わったはずである。二次会は会場の向かいの「昭和食堂」で、10人ぐらい。

 0:30にお開き。Tさんの車で(3人乗り合いで)送っていただき、0:45過ぎに帰宅。

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*2011年07月16日:夏オフへのお誘い


 曇天ならば浜名湖一周サイクリングの予定であったが、快晴になったので湯風景しおり。10:30から14:30まで。帰宅が早いと思われるだろうが、実際問題、直射日光の下で、そんなに長時間、裸で寝ていられるものではないのである。やはり、体が危険を察知して、不快信号を発しているのであろう..(← だから、そんなことをするなってば。[;^.^])

 先日来、気になっていた「洋酒天国」のバックナンバーをネットで検索し、全60冊中52冊のセットを7万8千円で見つけたので、容赦なくポチる [^.^]。1500円/冊は、標準的である。それぞれの号については、きめ細かく探せばさらに廉く入手できる場合も多いのだが、個別に発生する送料やら手間やらを上乗せすると、トントンか、むしろ赤字になりかねない。まず、ざっくり9割方がリーズナブルな価格で揃うセットを入手してから、残りを潰しにかかるのが、コンプリート作りのセオリーなのである..(← だから、だれがそんなことをしろと。[;^.^])

 さて、今年も8月に、旧ニフティ時代から20年以上も続いている「夏オフ」が開催される。クラシック系の(オーケストラの)ミュージックフェスティバルだが、いわゆる「コンサート」ではなく、アマチュアが楽器を持ち寄っての、(原則として)一発合わせの、お祭りである。(一部、リハを行なう曲もある。)

日程8月6日(土)〜7(日)
会場マイスペース・アスピア ホール(京王新線幡ヶ谷駅 徒歩3分)
参加費午後の部2000円、夜の部1600円(つまりフル参加で7200円)
夫婦割引有り、高校生以下無料
今年の演奏曲 A.コープランド/市民の為のファンファーレ
J.C.バッハ/シンフォニア ト短調 op.6-6
W.A.モーツァルト/交響曲 第38番 ニ長調 Kv.504「プラハ」
A.ドヴォルザーク/交響曲 第9番 ホ短調 op.95 「新世界より」
J.C.バーンズ/アルヴァマー序曲(オケ版)
J.ブラームス/交響曲 第4番 ホ短調 op.98
G.ヴェルディ/椿姫 第一幕への前奏曲
F.J.ハイドン/トランペット協奏曲 変ホ長調
L.ベートーヴェン/交響曲 第5番 ハ短調 op.67
懐かしのイージーリスニング曲集(5曲)
K.ライネッケ/フルート協奏曲 ニ長調 op.283
J.シベリウス/ペリアスとメリザンドから 第8曲 メリザンドの死 op.46-8
J.シベリウス/アンダンテ・フェスティーボ JS.34(op.117a)
J.シベリウス/カレリア組曲から 第3曲 Alla marcia op.11-3
佐藤 眞/「土の歌」より 7.大地讃頌
W.A.モーツァルト/ミサ第15番 ハ長調 Kv.317「戴冠ミサ」
G.マーラー/交響曲 第2番 ハ短調「復活」より 第4楽章、第5楽章
M.ラヴェル/ボレロ
E.エルガー/威風堂々 第1番

 もしもあなたがmixiのアカウントを持っているのなら、詳細を http://mixi.jp/view_community.pl?id=3038687 で読むことができるが、mixiは連絡用のツールとして使われているだけであって、(mixi会員であることが)夏オフの参加資格であるというわけではない。

 よろしかったら、遊びに来ませんか。楽器の演奏など出来なくても構いません。聴衆、大歓迎です。[^J^](私に連絡していただければ、代理で参加表明しておきます。)

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*2011年07月17日:トラブル二題/「洋酒天国」


 例によって早起きし、体を起こそうとしたら..背中が痛い [;_ _]。ほぼ、寝返りできない。特に右脇腹から背中の中心にかけてが、動かない。寝ている間に、体を捻ったらしい。[;_ _]

 原因は、わかっている。私はテレビを観るとき、疲れていたり、眠気に襲われているときは、フトンを敷いて腹ばいになって観ることが多いのだが、42型のテレビを、それなりの高さの台に置いているものだから、画面の底辺が床面から60cm上と、結構高い。そこで、枕を胸の下におき、両肘(前腕部)で上体を支えて、背筋に微妙に負担がかかった、いわばアザラシ的な姿勢を維持することになるのだが..この姿勢のまま、あるいはここから多少捻った姿勢で寝落ちしてしまうと、上半身が、こういうザマになるのである [;_ _]。これまで何度かやらかしている。[;_ _]

 おまけに、夜のあいだに、スカパーが受信できなくなっている [;_ _]。昨夜、寝落ちする前には確かにスカパー番組を観ていたのだが、今は(私が観る範囲の)全てのチャンネルにおいて、「アンテナとの接続に不具合があります。接続をもう一度確認してください」、というエラーメッセージ [;_ _]。うんうん唸りながら背中をかばいつつなんとか起きて、受信機のアンテナ端子の接続、及び窓の外に設置されているスカパーアンテナの様子を確認するが、異状は見受けられない。私の自宅はアパートの1Fであり、スカパー(とBS)のアンテナは、誰でも触れるところに設置されているので、これが動かされる可能性はあるのだが、昨夜から今朝までの間に向きが変わったり線が外れたりした形跡はない。これは、プロに見てもらわんと、わからんぞ..

 ..はや、7時。快晴となったが、この背中の状態では、サイクリングはやめておく方がよさそうだ。別に身動きできないわけではないのだが、何かを避けるために咄嗟に(上半身に)力を入れなければならない事態に追い込まれたときに、一瞬、反応が遅れる可能性がある。それに、スカパーアンテナ(と、スカパー受信機)の、点検修理の連絡もしなくちゃならないし..

 ..と、朝っぱらから、晴れやかな青空に相応しいブルーな気分に淫していたら..あらら、いつのまにか、スカパーが回復してるし [;^J^]。なんだかなぁ..衛星のトラブルか、電波の経路(大気)のトラブルか、自宅受信システムのトラブルかの三択となると、まず間違いなく、自宅受信システムのどこかが「切れかかっている」のだろうが..この(異状無しの)状態でサービスマンを呼んでも無駄なことは、知っておりますのでね。[;_ _][;^J^]

 結局、昨日に引き続き、湯風景しおりへ。10:00から13:30まで、容赦なく紫外線に身を晒した結果、汗を流すためにシャワーを浴びただけで胸がヒリヒリするハメに [;^J^]。いよいよ、日焼けの次の段階(ネクストステップ)に進行した模様である..(← 大バカである。[;^.^])14:00帰宅。

 をを。昨日発注したばかりの「洋酒天国」52冊が、もう届いた [;^.^]。いくらなんでも、近頃みんな、仕事が早すぎるのではあるまいか [;^.^]。でも私は少しも急がず、この宝物のような52冊を、毎晩少しずつ、洋酒を嗜みながら拾い読みすることとしましょうかね。[^J^](残り8冊を入手するのに、恐らく3年以上はかかるであろう。[;^.^])

 気になっていた展覧会のうち、サントリー美術館の「不滅のシンボル 鳳凰と獅子」の会期が来週末(7/24)までなのだが、来週末は浜松でコンサートを聴く予定もあるし、上京は難しい。どうやら見送り決定である。まぁ、仕方がない。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jul 21 2011
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