*2004年12月06日:Mさん追悼飲み会
*2004年12月07日:波瀾万丈国会図書館
*2004年12月08日:ネタが無い日はネチネチと..[;^.^]
*2004年12月09日:「ブログで馘」とか
*2004年12月10日:業務上の機密につき
*2004年12月11日:国芳&暁斎/墓参り/少々痛飲
*2004年12月12日:秋葉はパスして浜松に直帰
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*2004年12月06日:Mさん追悼飲み会


 午後半休を取って帰宅。バスで浜松駅へ。

 浜松駅前のバスロータリー(の地下)から浜松駅のコンコースへ登るエスカレーターにて。半分ほど登ったタイミングで、下の方でゴトッという音がして、「止めて、止めて!」、という声が..振り返って下を見ると、お年寄りが転倒している。残りを駆け上がって、エスカレーターの非常停止ボタンを押す。エスカレーターが止まる。

 改めて下の方を見ると、既に大勢の人が助け起こしに集まっていて、私が降りていって手助けをする必要もなさそうなので、そのままJRのチケット売場へ向かった。(それにしても、エスカレーターの非常停止ボタンを押したことがある人なんて、滅多にいない筈である。押せば確かに止まることを確認したので、ここに報告しておく。[;^J^])

 こだまで上京。先日亡くなった、FCLAのMさんの追悼飲み会が開催されるのである。東京着が16時半頃だったかな。19時に幡ヶ谷駅であるから、どこか一個所くらい、寄っていくことはできる時刻なのだが、中途半端なので、宿に直行する。青山一丁目のアジア会館である。近年の夏オフの会場であるドイツ文化会館のすぐ近くであり、夏オフ参加のために使ったこともあるし、勝手は分かっている。

 なんでまた(えらそーに [;^J^])青山一丁目のホテルを取ったのか?、と仰るかも知れないが、ここは、都内各所へのスタートポイント(根城)として、無茶苦茶便利なのである。半蔵門線を使うと、国会図書館のある永田町まで1駅。渋谷まで2駅。神保町まで3駅。最近開通した大江戸線を使うと、新宿まで3駅。現代マンガ図書館のある江戸川橋までは、半蔵門線で1駅の永田町で有楽町線に乗り換えて4駅。そこからさらに3駅で池袋。強いて言えば秋葉原がやや遠いが、これだって、大江戸線で1駅の六本木で日比谷線に乗り換えて、11駅目である。(ま、秋葉原へは、神保町から徒歩で向かうことが多いが。)

 というわけで、17時過ぎにチェックインして、ゆっくりと体を休めて雑誌など読んでから、京王新線の幡ヶ谷駅へ。京王新線と言えば、新宿での乗り換えが非常に不便、という(悪い)イメージがあったが、大江戸線からだと、実に便利(簡単)なのである。会場の「呑兵衛」は幡ヶ谷駅の上にある店で、これまで、お気楽オフの二次会(反省会)会場として、何度も使ってきた。

 30人以上集まった。懐かしい昔話に花を咲かせる。昔の写真を回覧する。10年前と今とでは、やはり差分が気になる。(概して「巨大化」の傾向があることは否めない。[;^J^])

 二次会は同じく幡ヶ谷の白木屋。歩いて5分かそこらである。私は先発して20人分の席を確保。その流れで二次会の幹事をすることになったが..おぃおぃ大丈夫か、この酔っぱらいにまかせて。[;^.^]

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*2004年12月07日:波瀾万丈国会図書館


 昨夜は、青山一丁目方面に行く地下鉄の最終便に乗っているということを、車内放送で確認したところまでは憶えている。二次会がそんな時刻までやっていたとは思えないので、ま、地下で紆余曲折はあったのだろうし [;^J^]、遺憾ながら、それ以降の記憶も無いのだが、朝にはちゃんと、アジア会館の自分の部屋で目を覚ましたのだから、全くなんの問題もない。全くなんの問題もない。

 ジャケットのポケットを確認したら、白木屋のレシートが出てきた。二次会コース×14と飲み放題コース×15の合わせ技。大体ひとり2000円相当か。財布の中の1万円札が数枚減っており、その代わりに1000円札が大増殖しているので、確かに幹事業を勤めたものと見える。[;^J^]

 ちなみに、会計(集金)は、お気楽オフ方式だったはず。どういう方式かというと..帳簿無し。箱を置いておいて、皆が勝手に自分の分をその中に入れ、勝手にお釣りを持っていく。大体これでうまく行く(計算が合う)のである。[;^J^]

 ホテルのレストランで朝食を食べ、チェックアウトして(半蔵門線で1駅の)国会図書館へ。あらら、なにやら立て看板。「システムダウン中でご迷惑をおかけします」..「どういうことですか?」、と、守衛さんに聞いたら、「サーバーが落ちていまして、カードが使えません。資料請求は紙で行っていただきます」「じゃ、これまでと同じなんですね」..なんだ、ちっとも不便な感じがしないぞ。[;^J^](8月以来国会図書館に来ていないので、秋に導入されたカードシステムの恩恵を知らないのであった。)

 調査項目は、手塚治虫と吾妻ひでおと、合わせて10数件である。午前中にちゃっちゃかちゃっちゃっちゃー、と済ませて、午後は秋葉原で調べ物をする予定だったのだが..

 ..アサヒグラフのマイクロフィルムをリーダーに装着して、気がついた。これは、横スクロール式だ..まずいな..

 ..ま、できるだけ気をつけて..ハンドルを回してスクロールして記事を探しているあいだは、できるだけ目をそらすようにしていたのだが..しかし、目当ての記事(正確には広告)を探し出してチェックして、マイクロフィルムをリーダーから外して立ち上がった時点で、やはり、完全にやられていた。眩暈がする。まっすぐに歩けない..

 ..説明しよう! 私は、この「横スクロール」に、実に弱いのである。怪獣図鑑の「倉田わたる」の項目に、「弱点:横スクロール画面を長いこと注視していると目を回して倒れる」、と書いてもらいたいぐらいのものだ。新聞のマイクロフィルムは、ほとんどの場合「縦スクロール」なのだが、雑誌のマイクロフィルムは、判型の関係か「横スクロール」型が結構多いことを、忘れていた。

 ..とにかく、三半規管を完全にやられた。まっすぐ歩けない..というか、地に足がつかず、雲の上を歩いているようだ..歩いたことは無いが [;^J^]。なんとかロビーのソファーに辿り着き、へたりこんでゼェゼェするが..このあとほぼ1時間にわたって、ロビーの向かいにあるトイレによろけ入ること5回以上。朝食を全部吐き出してしまった。

 心配することは無い。これは4年前にも経験がある。とにかく寝てればなおるのだ。1時間以上ソファーで安静にして、昼前にはなんとか生き返り、調査続行。手塚治虫関連では、Nさんから頂いていた情報の裏取りと、ヤフオクやEasySeek等、ネットで集めていた情報の裏取り。(備忘:アニメージュ 96/4に、吾妻ひでおによる綾波レイのイラスト有り。リスト収録対象外。)

 昼過ぎに国会図書館を退去。まだ少しフラフラしているし、食欲皆無なので、昼食はパス。

 半蔵門線で渋谷へ。タワーレコード。CDとDVDをドカ買いする。金はなくなる、荷物は増える。

 引き続き、同じく半蔵門線で神保町。古書と新刊書をドカ買いする。金はなくなる、荷物は増える。(誰か私を止めてくれ。[;^.^])

 徒歩で秋葉原。チチブ電器に、リブ100の寿命切れバッテリーの廃棄を託す。まだ当分の間は、リブ100のバッテリーの在庫はありますよ、という、力強いお言葉を頂く [^J^]。石丸本店で、オーディオ関係の相談。今冬のボーナス(既に目減りし始めております [;^J^])で、オーディオというかAV回りを刷新する予定なのである。さすがに理性が働いて、この街からは、何も買わず脱出することに成功する。[;^J^]

 16:24のこだまに乗る。帰宅してから食事する元気は無さそうなので、買ってきたばかりの「チャールズ・アダムスのマザー・グース」(Charles Addams、国書刊行会)などを愛でつつ、駅弁(イクラ丼)と、缶ビール1本と、白ワイン1本(375cc)。プチ極楽である。

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*2004年12月08日:ネタが無い日はネチネチと..[;^.^]


 午前半休。さすがにちょっと、疲れ残ってます [;^J^]。ネタも無いので、先日バスに乗ったときに目に付いた車内広告をいじって、遊ぶことにする。


「目指せ! 飲酒運転ゼロの街 飲んだらバス・電車で帰ろう!」

 ..論理的におかしい。

 そもそも街中からバス・電車で帰ることができる人は、バス・電車で出掛けて来ているはずであり、飲酒運転をする可能性は最初からない。飲酒運転しないように気をつけなくてはならない人は、車で出掛けてきている人であり、その人たちが飲酒運転せずに帰宅するための選択肢は、代行運転しか無いはずだ。

 つまり、


「飲むなら、バス・電車で出かけよう!」

 ..が正しい。

 まぁ、「最終バス時間延長」の広告の煽り文句なんで、しゃーないが。[;^J^]

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*2004年12月09日:「ブログで馘」とか


 「ブログで会社をクビに――米国で解雇例が続出」..見出しだけ読むと、ちょっとギョッとするが、読んでみれば当たり前の話である。要は、勤務先の機密事項(業務上知り得た秘密)を不用意に公開したことがばれたら、ただではすまないよ、というだけの話だ。ま、この記事に紹介されている「この程度のこと」が解雇に値するかどうかは、判断がわかれるだろうが。

 何を今さら、ではある。15年前からある話だ。当時はブログは無かったが、ネットニュースやパソコン通信で同様のことをやらかした連中はいたし、さらに言えば、別にネットに限った話でも無いやね。私も、この日記(や、別の「場」であるニフやネットニュース等など)に書く際には、特に注意していることである。もちろん、仕事の話を完全にシャットアウトしてしまうと、それはそれで面白みが無いので、少しは書く。例えば私が電子楽器メーカーに勤めていること、これまでずっと開発系の部署にいたこと、今はコールセンター勤務であること..これらは、別に業務上知り得た秘密でもなんでもなく、勤務先に不利益を与えることはあり得ない。また、こういう経歴の私が、XP−50やFantom−Sといったシンセサイザーを使いこなしている様子についても、同様である。むしろ宣伝になっているぐらいだ。但し、「Fantom−S内蔵のウェーブはこれこれの楽器からサンプリングされたものであり、こういう弱点があるから、これを回避するためには、こういうテクニックを駆使しなければならない云々」..などと書いたとしたら、これは話が別である。当たり前である。

 結局、今さらのように前記の記事が書かれる背景には、誰もが気軽に簡単に「画像つきの」情報が発信できる、ブログの時代がやってきたということがあるのだろう。これは私見だが、現在10年選手の「アクティブな」ネットワーカーは、大概、一度や二度は筆禍事件を起こしているのである。痛い目にあっているのである。それで鍛えられて、「書いてよいこと」「いけないこと」の限界を身につけているのだ。新人ブロッガー(というんですか?)の多くは、そんな経験も機会も無いままに、いきなり、最先端の情報発信前線に踊りだしてしまった、というわけだ。考えてみれば、不憫な話ではある。

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*2004年12月10日:業務上の機密につき


 午前半休。なんか今週は半休ばっかだが [;^J^]、本日分は昨日から届け出ていたものであり、体調不良とかではない。コンタクトレンズの交換分が入荷したという連絡が昨日届いたので、11時にアイシティに取りに行かなければならないのだ。(諸事情により、週末に取りに行くというわけには行かないのである。)

 10:30に自宅を出れば良いので、時間の余裕がある。そこで、勤務先のI君からリクエストされていた、サンプル用のCDのセレクト作業を続行する。(昨夜から始めているのだが、なかなか時間がかかってね..)仕事に使うCDなのである。

 それらのCDのタイトルは、もちろん、ここには書かない。99%の読者には意味がわからないだろうが、ある種の人が見ると、ローランドが次に何を狙っているのか、判ってしまうからである。重要な業務上の機密なのである。

 ..と、ここまでは、日記に書いてもいいのだ。昨夜書いた「限界」、というのは、こういうことである。面白そうでしょ? 知りたいでしょ? 教えてやんないよ [^.^]。「見えそうで見えない」のが、一番、興奮するのだ。(なんの話だ。[;^J^])

 アイシティでコンタクトをゲットして、午後から出社。

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*2004年12月11日:国芳&暁斎/墓参り/少々痛飲


 久々に東名バスで上京。今日も好天。

 12:30に霞ヶ関着。どこに寄ろうか迷ったが、時間的に中途半端なので、結局、東京駅の東京ステーションギャラリーに行く。こんなことなら、東名バスで終点の東京駅まで行くんだった。[;^J^](以前一度だけ、終点まで乗ったことがあるのだが、その時は霞ヶ関から東京駅までエラく混んで、特に、東京駅の駅舎が見えてから、さらに30分間かかった、というのがトラウマになっており、以来必ず、ひと駅手前の霞ヶ関で降りることにしているのであった。)

 国芳と暁斎の「なんでもこいッ展だィ!」というのが、今日から1/23まで開催されているのである。これはお薦め。面白いよ! 年末年始の景気づけには最高!(どちらかというと、正月向きかな。)時間が50分しか取れなかったので、やや駆け足気味になってしまったので、もう一度出直して、じっくり観なおすことにしよう。もちろん、図録は購入したのだが、画面の隅々まで細部を読みとるためには、やはり原寸大でないとね。

 15時に東神奈川駅。O君の墓参りである。中学校時代の恩師と旧友、計6名(+子ども1名)。天気に恵まれて良かった。

 二次会は東神奈川駅前の居酒屋。新しい店だが、予想に反して「料理」の類がなく、メニューには「突き出し」のみ。いや、別にそれでも構わないんだけど [;^J^]、これでは間がもたないので、河岸を変える。K君が贔屓にしている、日ノ出町のFIRSTというジャズの店。ジャズ喫茶、というほどでもないかな。そこそこ落ち着き、料理もいける。

 何時までいたのか不明だが、鶴ヶ峰の実家に、23時過ぎに帰宅したことだけは間違いない。[;^J^]

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*2004年12月12日:秋葉はパスして浜松に直帰


 ま、5時頃には目が覚めていたのだが、わざわざ早起きする理由もないので、8時過ぎまで二度寝する。

 今回、「念力家族」を持って帰ったのだが、予想どおり、とてもウケました。[^J^](実家へのプレゼント用に、わざわざ2冊、購入していたのである。)母はアマチュアとはいえ、数十年のキャリアのある歌人なので、彼女に評価されたことはとても嬉しい。

 秋葉に寄ってから帰ろうかと思っていたのだが、なんか雨模様だし、鬱陶しいし、火曜日に行ったばかりでもあるので、やめやめ。昼前に自宅を発ち、新横浜からこだまで浜松に直帰。夕方には帰宅。

 まだ陽も高いので、車で再出動。コマツヤでオーディオラックを購入。キャパは不足気味なのだが(大雑把にいって、4台しか入らない。背の低いものを詰め込めば、もう少し入るが)、部屋が狭いんだから、仕方がない。なんとか工夫することにしよう。但し、本日の開梱は問題外。これを設置するために部屋を片付けられるのは、どんなに早くても、来週末である。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Dec 15 2004 
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