*2004年08月23日:「産直 あづまマガジン 4」
*2004年08月24日:たまにはいいかも [;^J^]
*2004年08月25日:テープを貼られた雑誌たち
*2004年08月26日:旧友の墓参り/ハリポタ映画3作目
*2004年08月27日:「はあどしゅーる」
*2004年08月28日:「スチームボーイ」
*2004年08月29日:我が家の相棒
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*2004年08月23日:「産直 あづまマガジン 4」


 ケルン書房からメールが来た。例の画集、在庫があったらしい。よかった、よかった。早速、送金しなくては。(郵便口座なのだが、ぱるる口座ではないので、郵便局に出向かなくてはならないのが手間である。ぱるる口座ならネットで送金できるのに。)

 Nさんから、手塚治虫関連資料の第25便が届く。今回は小ネタが中心である。


千福 広告::1:週刊朝日:67/08/11
ジャンプでハッスル!!::1:少年ジャンプ:69/01/09
はじめに::1:鈴木出版手塚治虫全集 9「ビッグX」:65/05/30

 ..など。「ビッグX」は、Tさん宅でチェックしているはずだが、見落としていたかな?

 一昨日の日記に書き忘れていた。「産直 あづまマガジン 4」(アズママガジン社)が、吾妻ひでおさんから届いていたのであった。[^J^]


前説::1:描き下ろし:2004/07
ななこSOS:ACT.60 パラレルウォーズ:16:描き下ろし:2004/07
銀河放浪:神々の星:8:描き下ろし:2004/07
スクラップ学園::10:描き下ろし:2004/07
メル::3:描き下ろし:2004/07
ひでお日記::13:描き下ろし:2004/07

 ..というラインナップ。往年の描線とは異なるとはいえ、「ななこSOS」や「スクラップ学園」が、いまも連載されていることに刮目せよ。また、今号で注目したいのは、90年代半ばの傑作、「銀河放浪」が復活したことである。そして、この雑誌のバックボーンとして、飼い猫漫画の佳作「メル」と「ひでお日記」が、安定した品質を維持していることも、指摘しておきたい。

 購入方法を紹介しておく。1000円の無記名小為替と送料の切手(1冊200円分 / 2・3冊390円分)と宛名カードを同封のうえ、「〒178−0064 東京都練馬区南大泉2−13−14 アズママガジン社」まで。

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*2004年08月24日:たまにはいいかも [;^J^]


 今まで100回以上「ヤフオク」「ヤフオク」と書いてきたはずだが、いまだにというべきか、そのせいでというべきか、うっかり「ヤクオフ」と読んでしまうことが、週に1〜2回はあるのであった。(そんだけ。[;^J^])

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*2004年08月25日:テープを貼られた雑誌たち


 成年向け雑誌にテープが貼られる時代になってしまった。事実上のビニ本化である。いまさら言うまでもないが、不明瞭(不明朗)な措置ではある。そもそも東京都のローカルな施策であるはずなのに、出版社/印刷所/書店(つまりは業界)が東京都だけ例外処理する負担に耐えきれないので、全国展開してしまったらしい。

 それやこれやで、この措置(施策)を「蛮行」と指弾することは、実にたやすい。大体、テープ貼りされる雑誌とされない雑誌の区別が曖昧なんだから、話にならない。どうせ担当者が恣意的に決めているんだろう..

 ただ..私が、この「蛮行」に全面的に反対か、というと..そうは言い切りたくないのだ。なぜなら私も、これらの雑誌(というか、これらの写真)を、子どもたちに見せたくないと考えているからである。雑誌自体を子どもたちの目や手の届かないところに隔離できないのであれば、「読めなくする」措置もやむを得ないか..と、逡巡しているからである。

 しかし、私自身の「子どもたちに見せたくない理由」は、今回の施策を実施した行政サイドとは大きく異なっていると推測する。

 彼らがこれらの雑誌にテープを貼った理由は、恐らく、「少年犯罪(性犯罪)を誘発しないため」である。それに対して、私がこれらの雑誌のテープ貼りに(必ずしも)反対しない理由は、「こんな写真を子どものうちに見せたら、もったいないから(可哀想だから)」である。

 この日記の読者のうち若い(20代以下?の)年代の人は、もしかすると物心ついた頃から周囲にヘアヌードが溢れかえっていたかもしれないので、あるいは私の真情を理解してもらえないかもしれないが、40代以上の人には、わかってもらえると思う。子どものうちに、そんな「結構な」写真を見慣れたりしてしまっては、人生の「損」なのである。何度か書いたことがあるが、私にとって、中学生時代の「エロ本」というのは、実に、武部本一郎描くところの「火星シリーズ」「金星シリーズ」(E.R.バロウズ)の文庫本の「表紙絵」だったのである。学校帰りに、いつもの書店のいつもの書棚の前に立ち寄って、それらをチラッと眺めることが、何よりの楽しみだったのだ。そういう、いわば「禁欲的」な時代を人生の初期に持つことが、人生の陰影を深くする。何もかもあけっぴろげな今の書店やコンビニが、少年時代(少女時代)を豊かにするとは思えない。

 大体、どれをとっても似たようなアングルであそこをガバッと開いている写真を山ほど見てどうする。夢も希望も憧れも失うだけだろ? そう思わない? 単にグロテスクなだけじゃないか。そういう真実(「グロテスクなだけ」)への直面を先送りにして先送りにして、虚しい憧れ [;^J^] に胸を悶々とさせるのが、(そしてその満たされないリビドーを、犯罪以外のさまざまなものにぶつけるのが)正しい青春ってものじゃあないのかい?

 逆に言えば、(異性に対して)夢も希望も憧れも失った大人 [;^J^] は、見てもいいのだ。実害は無いし、誰にも迷惑はかからない。テープ貼りで腹が立つのは、大人の立場をないがしろにしていることである。子どもに見せないようにするのには、上記の理由から賛成するが、大人に見せないようにする理由は、存在しない。

 そもそも、一般書店やコンビニに当たり前に並んでいる現状が異常だと思う。売る場所を隔離した上で、子どもが入らない場所(店)では、テープ貼りをせずに売るべきなのだ。

 かれこれ10年近く前に、「アダルトCD−ROMの憂鬱」と題して、同じ趣旨のことを書いた。今でも考えは変わっていない。

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*2004年08月26日:旧友の墓参り/ハリポタ映画3作目


 有休取得。今朝の更新を滑り込みで間に合わせ、7:30に自宅を発って、8:10浜松駅前ロータリー発の東名バスに乗る。今日は、旧友の墓参りなのである。

 都内に入る手前の東名江田で、12:05に下車。(浜松から3420円。)ここで下車したのは初めてだが、住宅街の真ん中で、あざみの駅までちょっと迷う [;^J^]。12:15あざみの駅着。横浜市営地下鉄に乗って、関内のマクドでひと休みして、京浜東北に乗り換えて、14:00に港南台着。中学校以来の付き合いであるK君、M先生と待ち合わせて、3人でW君の墓参り。(墓地まで、行きはタクシー、帰りはバス。)

 港南台駅ビル?の中のソバ屋?で、遅い昼食がてら一杯やってから、解散。新横浜から浜松までこだまで直帰。

 浜松の街中の某所で時間調整してから、ハリポタの第3作の21:45からの回を観たのだが..(やっと観られた、公開が終わってしまうんではないかと、ヒヤヒヤしていた..)

 ..やっぱ、ダメじゃんか、これ [;_ _][;^J^] ..前2作の欠点である「ダイジェストし過ぎ」が、そのまんま。「3作目にして、ようやくまともな映画になった」とか、「ホラー映画として成立している」とかいう評を目にして、期待していたんだけどなぁ..

 原作(「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」)は、かなり面白いのだが..ハリーだけが「吸魂鬼(ディメンター)」に“気絶するほどの”恐怖を覚える、という「謎」。その「吸魂鬼」たちの不気味さ。凶悪なシリウス・ブラックがハリーを狙っていることは確実であるとして、全校・全魔法界をあげてハリーの護衛をするというシチュエーション..これらが、全然生かされていない。映画では、ハリーの「恐怖」がほとんど描写されていない(演技・演出で表現できていない)し、「吸魂鬼」たちの造形も中途半端である。シリウス・ブラックがハリーを狙っている(に決まってる)という設定にしても、言及はされている、という程度。

 この映画シリーズの大きな欠点として、クリーチャー(のCG)の出来が悪いということも指摘しておかなければなるまい。今回、ヒッポグリフにはなんとか及第点をあげられるが、人狼については、なんじゃこりゃ?である。また、何よりも残念なのは、上述したとおり「吸魂鬼」が「恐くない」ことである。

 「ダイジェストしすぎ」とは書いたが、原作から本筋以外を一生懸命刈り込んで、本筋のストーリーだけに集中する(その分、本筋に時間を割く)努力をしていることは、よくわかるのだ。例えば、クィディッチの試合が、原作では確か3回あったのだが、これを1回にリストラしている。これは大賛成。(当然、練習風景など付随シーンも、ほぼ全てカット。)このようにして大鉈を振るって、本質だけにしたにも関わらず、しかしやはり、「飛ばしすぎ」なのである。ワンセンテンス聞き落としたら、ストーリーが追えなくなってしまう。

 逆に言うと、これほどカットし、飛ばしに飛ばしても、2時間22分もかかるのである。原作の内容がいかに豊かであるかの証左である。(だからと言って、4時間とかの超大作にするのが相応しい作品か、というと、絶対に違う。ここが難しいところだ。)ま、遙かに豊かで充実した内容の「指輪物語」が、あれだけ刈り込んで超快速ですっ飛ばしても、まったく「ダイジェスト感」が無く、誰もがストーリーを完璧に追えて欲求不満にも陥らない(であろう)ことを考えると、これはやはり、脚本や監督の力量の差かとも、思えるのだが..

 タクシーで帰宅したら、吾妻さんからコピーが届いていた [^J^]。(「産直 あづまマガジン 4」の「ひでお日記」で触れられていたのだが、未知の作品だったので、吾妻さんへの礼状の中で問い合わせていたのであった。)


ストライカーあじまの格闘日記::2:別冊BUBKA2月号増刊 本当にあった!? 有名人の話 Vol.3:2004/02/01

 ..確かに、図書館にはなさそうな雑誌だ。マジメに納本しているとは思えん [;^J^].. おっと、軽く検索してみたら、コアマガジン社のWebから購入できるようだ。(在庫有り。)高いモノでも無いので(コピーはいただいているとはいえ)念のために発注しておくか。(今さら言うまでもないが、現物確認主義者なのである。)

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*2004年08月27日:「はあどしゅーる」


 ヤフオクで比較的廉価で落札した吾妻ひでお物件が届いた。(今週は、アジマづいている。)「はあどしゅーる 第5号」(はあど・しゅ〜る新聞社)で、もちろん同人誌。(まともな奥付は無いのだが、記事の内容から、1981/07 発行と推測される。)この8ページの小型パンフレットの最終ページに、「ほのぼの」という、描き下ろし四コマ漫画が掲載されている..

 ..四コマ漫画としての体を、ほぼ全く成していないが。[;^J^]

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*2004年08月28日:「スチームボーイ」


 「スチームボーイ」を観る。

 いいじゃん、いいじゃん! 欠点はいろいろ指摘できるにせよ、私は気に入ったぞ! もう一度観るかというとなんとも言えないが、DVDは買う。

 一番気になるのは、やはり「スチームボール」の設定だよなぁ..どれほどの超高圧でエネルギーが圧縮されているのか知らないが、まるで無限のエネルギー源のごとくであるし..それはそれで(漫画だから)いいのだが、そのバルブを「手で開ける」シーンが序盤にあり、ビックリした。ちょっとした原子力発電所並み?のエネルギーの噴出を抑えていると思うのだが..まぁ、別にこんなことは気にしなくても構わない。それを言い出したら、スチーム城が浮かぶのはいかがなものか、とか、野暮の極みになってしまう。[^J^](超技術のバルブなのだ、と、てきとーに解釈しておけばよろしい。)

 特に気に入ったのは、エンドタイトルの背景で延々と流れる「未来の物語」である。鉄腕アトムのごとく空を飛ぶ「スチームボーイ」の活躍。スカーレットの勇姿にも惹かれる。彼女、悪役(の首魁)になってくれると、嬉しいんだけど..[;^J^]

 帰宅してから、(何を切ったんだか覚えていないが、接着剤が付着して使いにくくなっていた)鋏の掃除をしていたら..右手の人差し指の先端を切ってしまった [/_;]。油断した [/_;]。それはもう、表皮を突き抜ける「プチッ」と、肉に差し込む「サクッ」の「手応え」が、はっきりと感じられた。ええ、感じられましたとも。[/_;][/_;][/_;]

 慌てて止血したのだが、とにかく部位が悪い。右利きの人間にとって、右手の人差し指と言えば大黒柱であり四番打者である。何をするにしても(特に細かい作業であればあるほど)主役なのだ。

 一番腹が立つのは、タイプしにくくなってしまったことである。早く傷口、ふさがらないかなぁ..

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*2004年08月29日:我が家の相棒


 数日前、玄関のドアから入り込んだのを目撃したところの某同居生物が、夜分、堂々と目の前に現れたので、驚かさないように注意しつつ(11倍ズームで)記念撮影をしておいた。

 8本脚の節足動物が苦手な人は、これとかこれとかをクリックしてはいけない。クリックしてはいけないからね。警告したからね。文句は受け付けないからね。[^.^]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Sep 1 2004 
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