2002年05月06日:VAIO-U のインプレなど 2002年05月07日:ジャンルについて 2002年05月08日:「大切にしてくださいね♪」 2002年05月09日:コレクターの秘孔を突く 2002年05月10日:お茶目な Google 2002年05月11日:夢は宇宙を駆けめぐる.. 2002年05月12日:財布購入目次へ戻る 先週へ 次週へ
連休は今日まで。ほどほどの時刻に実家を発って、まず秋葉原。石丸ソフトワンでソフトを若干。アイアイカードも作っておく。
特に用は無いが、ザ・コンを覗く。あらら、この前来たのがいつだったか忘れたが、1Fは書籍売場じゃなくなっちゃったわけ? ノートPCは、当然上の方だろう、と、適当にエスカレータに乗って、6Fぐらいまで来てから、ノートPC売場は1Fだということに気がついたという、このやり場の無い怒りを如何せん。[;^J^]
VAIO-U、なかなか素晴らしいではないか。初代リブ(リブレット20)の再来である..が、リブ100の代わりにはならないので、私は買わない。小さすぎるのだ。また、ポインティングデバイスを両手で操作しなくてはならないのが、わたくし的には重欠陥。「立って両手で支えて使う」というアプリケーションに、過剰適応してしまっている。そして、意外に遅い。まぁ、コンパネを開いて、システム等の設定を確認して回っただけだが..リブ100と、体感速度の有意な差が認められない。CPU(あるいはハードディスク)のせいか? WinXPのせいか?
InterLink の実物を見られなかったのが残念。6月になるとのこと。リブ100に近いのは、どちらかと言えばこちらである。ビクター製という点に、若干不安要素があるが..(どこかのOEMだったりして?)それにまぁ、実売価格は20万を越えそうなのだが、それは私が4年前にリブ100を買った価格と同じである。ハードの性能は遙かに上がっているとはいえ、なんかちっとも有りがたみが無い。[;^J^]
徒歩で神保町へ。文庫本数冊のみ。
現代マンガ図書館へ。先日に引き続いて、1970年代の「冒険王」誌の調査の続き。やはり、「ナマズン」(吾妻ひでお)が見つからない。非常に気になっているのは、1975年の5月号から8月号まで、4号連続で閲覧できていない、ということである。(国会図書館や日比谷図書館等でも、蔵書を発見できていない。)「ナマズン」は(単行本に全話収録されているとすれば)4回連載であり、1970年から1977年までの期間で、「冒険王」誌を4号連続で読めていない期間は、ここしか残っていないのだ。もしかして、ここにピッタリとはまっているのだろうか? (ネット)古書店で探して、買ってみるしかないか..1冊1万近いだろうが..
早めに切り上げて、こだまで浜松へ。
目次へ戻るジョーシンから電話。連休直前(4/27)に修理出ししたビデオが、もう治ってきた。非常に早い。感心する。
とはいえ「修理」内容は、要するにヘッドクリーニングのみ。再生したソフトに問題があった(古くて汚れていた)のでしょう、もう(そのソフトは)再生されない方が..とのことである [;^J^]。やはり。まぁいいさ、大したソフトじゃないのだ。続けざまに2台のビデオがやられてしまったという、破壊力抜群のソフトでもあるのだし。困るのは、とっかえひっかえ再生していた10本近くのうち、どれが直接の原因になったのかが判らないことだが..全部捨てるだね、この際。
..さて、ここで問題です。「ヤフオクで(まとめて)購入した」「まとめて捨ててしまっても惜しくない程度の価格と内容の」一群のソフトとは、どういうジャンルのソフトなのでしょうか?(正解したところで何も出ないので、メールしなくてもよろしい。)
目次へ戻る4/22にヤフオクで落札した「増刊ファミコン通信」4冊セットが届いたのが、一昨日。この中の1冊に、吾妻ひでおの新発見(リスト未記載)作品が掲載されていたのであった。
チャージガール:4:増刊ファミコン通信 Vol.3:1991/02/08
..である。
バックアップコピーも取ったし、これでこの雑誌に用はない。(さらに言えば、もともと Vol.3 にしか用は無かったわけで、他の3冊はセット売りされていたから一緒に買ってしまったまでのこと。)微妙な変形サイズで、(保存用の)ゆうパックの段ボール箱にも詰めしにくいし、はっきり言って邪魔。まぁ、Vol.3 は残しておくとしても、他の3冊はさっさと処分、処分..
..と、ヤフオクへの出品準備をしていたところ..この4冊セットに同梱されていた、出品者からのメッセージ(手書きメモ)に気がついた。
「大切にしてくださいね♪」
..しまった [;^J^]..読むんじゃなかった [;^J^]..これでは売れない、手放せない [;^J^]..
この出品者の気持ちは、痛いほど解るのだ。以前、「ヤフオクに出品して」という一文でも書いたことだが..出品した物件が売れて何より嬉しいのは、けっして金銭的なことではなく、それが「求められた」ということなのだ。自分にとっては、もう不要だが..大事にしてやれないが..(あるいはとても大切なものであるにも関わらず、金銭的事情で泣く泣く手放さざるを得ないのだが..)それを求めている人がいたのだ! 彼に譲ることによって、これは、どれほど幸せになれることだろう! 大切にしてもらえるはずだから!
..誰もがそういう想いを込めて出品しているとは限らない。少数派かも知れない。しかし少なくとも彼女は、私と同様の「想い」を込めて、「増刊ファミコン通信」を出品したのだ。(「大切にしてくださいね♪」..)これを“(用済みになったので)さっさと処分する”ことなど、出来るはずがない。それは人として、下の下である..
..狭い部屋の中で、邪魔なんだけど..仕方がない。当分、そこに居ろ [;^J^]。暇があったら、読んでやるからさ [;^J^]。
目次へ戻るネタの無い日だったので、10年前にネットニュースに投稿(紹介)した話でお茶を濁す。
買ったばかりの、ホグウッド指揮する「天地創造」(ハイドン)のCDを聴いていたのである。その2枚目の冒頭は、なんと嵐のSE(サウンド・エフェクト)から始まったのである。私は、「うわ〜、ここまでやるか!?」、と、仰天した。確かにホグウッドは、さまざまな意味で革命児ではあるのだが..
..30秒後にベースとドラムが入ってきて、ようやく真相に気がついた [;^J^]。それまではホグウッドの演出だと(本気で)信じて疑わなかった、という私自身の問題は、ここでは論じない [;^J^]。
とにかく、購入店(ヤマハ浜松店)に持ち込んだのである。2枚組の2枚目だけが内容違い、という、珍しいエラーである。(レーベル面の印刷は(ロックではなく)しっかりと「天地創造」なのだ。)すると、(確かに内容違いであるということを試聴して確認した)売場のねーちゃん曰く、「こういうのをコレクションしている人、多いんですよね (^_^)」..
..こ、交換せんかい、交換! ..[;^.^]
目次へ戻るあれ? Google のタイトルロゴが、ダリの「記憶の残滓」(有名な“柔らかい(溶けた)時計”の絵)になってるぞ? ダリ展でも来ているのか?(以前、モネ展だか印象派展だかが来た時、やはり Google のタイトルロゴがモネの「睡蓮」風になったことがあるのである。)
慌てて検索したが、ダリ展が開催されている気配は無い..あ、そっか。ダリの誕生日なのか..しかしなんでまた、ダリの誕生日にだけ、こういうサービスを?(調べたことは無いが、毎日毎日有名人数十人(以上)の誕生日であるはずだが、Google の「バースデイ企画」など、私は初めて見た。)
目次へ戻る私が「SF」あるいは「宇宙」に目覚めたのは、何歳ぐらいであっただろうか..初めて「SF」というジャンルを意識して読んだのは、石原藤夫の「ハイウェイ惑星」(銀背(ハヤカワ・SF・シリーズの俗称))であり、11歳の春休み(すなわち、小学校6年生になる直前)のことであった。(それ以前に、小学校の図書室で、ジュヴナイルは色々読んでいたはずだが、記憶が非常に曖昧である。)
ちなみに、この「ハイウェイ惑星」以降、3週間の間に続けざまに読んだSFを順に記すと、
「モロー博士の島」(ウェルズ、銀背) 「海底二万海里」(ヴェルヌ、角川文庫) 「地底旅行」(ヴェルヌ、角川文庫) 「月世界旅行」(ウェルズ、角川文庫) 「火星人ゴー・ホーム」(ブラウン、銀背) 「タイム・マシン」(ウェルズ、銀背) 「われはロボット」(アジモフ、銀背) 「虎よ、虎よ!」(ベスター、銀背) 「ロボットの時代」(アジモフ、銀背) 「地球から月へ」(ヴェルヌ、学習研究社、少年少女ベルヌ科学名作) 「アンドロイド」(クーパー、銀背) 「宇宙の小石」(アジモフ、銀背) 「鋼鉄都市」(アジモフ、銀背) 「裸の太陽」(アジモフ、銀背) 「火星の砂」(クラーク、銀背) 「渇きの海」(クラーク、銀背)
..我ながら感動を禁じ得ない。なんと“ノーブル”なラインナップであろうか!? これ以上「正しい」SFの読み方があろうか!?
これらと並行して、SFマガジンの切り抜きを読んでいた。(当時、私の“SF道”のコーチであった父は、SFマガジンの極めて初期からの読者であったが、しかしバックナンバーを保存する、という発想は持っていなかった。なにしろ場所を食うので、切り抜きだけを保存していたのである。)その中には、目をむくほどに素晴らしいSFアートが(無論、SFマガジン自体の表紙絵も含めて)いくつもあったのだが..しかしそれら全てを圧倒して、私の「宇宙への憧れ」をかき立てたのは、実はSF画ではない。時期的にも、数年後のことになる。
「宇宙」(タイムライフブックス、ライフネーチュアライブラリー)
..の中の、1枚の絵である。実家に置いてきたのではっきりしないが、確か1974年の出版で、読んだのは1976年(高校2年生時分)。
この中に、ほとんど「致命的(決定的)」なイラストがあったのだ。本書には画家名がクレジットされていないのだが、明らかにボーンステルの、「タイタンの地平線上に浮かぶ土星」の絵である。
これが初めて目に飛び込んできた時の「感動」(というより「驚愕」)は、文字どおり、筆舌に尽くしがたい。百万言を費やしても虚しいだけだ..これを観たい! タイタンに降りたって、このアングルで土星を観たい!..これが、私のオブセッションとなった。もう、高校卒業も間近いというのに..宇宙開発が、10年前に(脳天気に)信じられていたほどのペースでは進まないことがはっきりしてきた時代だというのに..私は本気で、それを願った。本気で“現場”に行くつもりだった..
..さて、大人になるということは、(子どもの)夢を捨ててゆくということでもある。
今では私も、この荘厳な光景を“現場で”観ることが出来る可能性は、限りなくゼロに近い(というか、ほぼ確実にゼロである)ことを知っているし、もちろん、とっくの昔に諦めている。大人なんだからさ..
..しかし..にも関わらず..いまでも“夢みている”のだ..
“生身”の私が、これを観ることは出来ない。しかし私の“魂”は、観ることが出来るはずだ。よりリアルに! より鮮明に! 私の“幻想力”を(“夢見る力”を)鍛えに鍛えるのだ! そのために、本を読め、絵を見ろ、漫画を読め、映画を観ろ! それによって(それによってのみ)、私の生涯の夢を叶えることが出来るのである..
(念押ししておくが、これらの「本」や「絵」や「漫画」や「映画」の中に、この光景が描きだされていたとしても、それを受動的に摂取するだけでは、夢の実現にはならない。(それだけのことで夢が叶うのであれば、最初のボーンステルの絵だけ観ていればいいのである。)そうではなくて、「私が」「能動的に」「タイタンを」訪れなくてはならないのだ。それを可能にする「体力」「知力」「幻想力」を鍛えるための、「本」や「絵」や「漫画」や「映画」なのである。)
目次へ戻る数日前に判明していたことであるが、ついに「財布」がオシャカになってしまった。3年ほど前に初台の「手塚治虫ワールド・エンターテインメントスクエア」で購入した、ブラック・ジャックのデザインの財布なのだが、小銭入れのポケットの壁が擦り切れてしまい、コインがこぼれ落ちるようになってしまった。危険な状態である。
新規の財布をじっくり選んでいる余裕が無い。駅前のイトーヨーカドーで、まずまず必要条件を満たすやつを2千円でみつけたので、緊急措置としてこれを購入。いずれ買い直すことになりそうだが..
昼前に研究所に休日出勤。(とあるプレゼンの助手をするのだが、それのリハなのである。)夕刻前には帰宅。
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: May 15 2002
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