*1998年05月11日:「300円」の謎
*1998年05月12日:ネタが無いのか無知なのか
*1998年05月13日:ビッグコミック“スペリオール”は..
*1998年05月14日:過ぎたるは..
*1998年05月15日:ある「極楽」
*1998年05月16日:ブロークンHTML
*1998年05月17日:リンクリストのメンテナンスについての、一考察
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*1998年05月11日:「300円」の謎


 「おやつは300円まで。バナナはおやつに入らない」。これは既に、国民的慣用句と言える。

 気になるのは、この「300円」という数字である。私が小学校を卒業したのは1971年だが、小学校の6年間を通じて(それ以前から?)ずっと「300円」だったような気がするのだ。

 無論、記憶が上書きされている可能性は、おおいにある。あるいは500円だったのかも知れない。しかし1000円ということは、絶対になかった。100円ということもありえない。大体、300円プラスマイナス50%位だったと思う。

 当時と今とでは、物価水準は全然違うのだが、小学生の遠足のおやつとして適当な質と量は300円程度、という“相対物価”は、変わっていないということだろうか。(つい最近、「おやつは200万円まで」というネタの4コマ漫画を読んだが、作者を思い出せない..)

 小学生時代の遠足のおやつと言えば、当時大好物だった「バームクーヘン」を、1箱持っていったことがある。15個入りか20個入りか、それ以上か..憶えているわけがないが、これを300円で買えたはずもない。うちに買い置きしてあったのを持っていった(ので、300円以内だ、と、強弁した)か何か、まぁ、ズルをしたのであろう。この程度のことは、勘弁していただくとして..

 ..いかに大好物だとはいえ、バームクーヘンを一度に1箱も食べると、おいしくないどころか、ただの苦行なのであった。(ズルした報いである。)

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*1998年05月12日:ネタが無いのか無知なのか


 以前も、「新聞社の殿様商売」という記事で、朝日新聞の天声人語欄の生活感覚(社会常識)の無さを批判したが、今日は日本経済新聞について、同じようなことを書かせていただく。

 買い物上手な主婦は、少しでも新しい食品を買うために、スーパーの棚の奥の方から取出すらしい、と、感心しているのである。

 買い物上手も何も..こんなのは、主婦でなくとも、学生でも子どもでも、常識である。これを買いた記者は、スーパーで買い物をしたことが無いのか?

 朝日新聞で天声人語を書いているのは、主筆クラスの記者だという。日本経済新聞でも、似たようなものだろう。それほど“偉い”記者であるから、あるいは長老であって、もはや庶民の日常生活の実態などはわからないのかも知れない。あるいは、そんなことは(例えばスーパーでの買い物のコツなどは)百も承知だが、これといったネタも無いので、無理に絞り出した記事なのかも知れない。

 仮に後者だとしても..毎日毎日(ネタが無くても)何か書かなくちゃならん、という辛さは、わかるつもりであるが [;^J^] あなたたちはプロでしょ。これで給料もらってるんでしょ。も少しまともな内容の文章を書きなさい(..ト、一銭にもならない文章を書いている強味で、好き勝手に偉そうなことを書く)。

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*1998年05月13日:ビッグコミック“スペリオール”は..


 ..ほとんど“ベルリオーズ”のアナグラムである。(“ペ”と“ベ”を見分け難い端末では、さらなり。)

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*1998年05月14日:過ぎたるは..


 本質的にはフェイスマークと同義の「(笑)」だが、私はこれが妙に気に障る。「嘲笑」に近いニュアンスを感じるのである。あるいは「ヘラヘラ笑い」。まぁこれは、好みの問題なので、置いておくとして。(それこそ、私の [^J^] や [;^J^] が我慢ならん、という人だって、当然いるはずだし、お互い様というものである。)

 ネットニュースの、とあるニュースグループの常連に、ほとんど一文毎に「(笑)」をつける人がいる。上記の理由で印象が良くないのだが、これは彼の罪ではない(私の感性の問題である)、と、納得できる。

 問題を感じるのは、彼が、たまに「(笑)」をつけない文章を書く時である。当然、「お、ここはマジだな」と反射的に思う。ここまではいいのだが..「ということは、いつもの(笑)付きの文章は、マジじゃないんだな。まじめに読んでも仕方が無いんだな」。これは正しい(妥当な)推論だ。

 彼としては、普段は“緩い”文章を書いておいて、ここ一番で“カチッとした”文章で決めているつもりなのかも知れない。しかしこれでは、完全に逆効果というもの。

 フェイスマークの使い過ぎには、お互いに注意したいものである。

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*1998年05月15日:ある「極楽」


 小学館の「日本美術館」を、少しずつ読んでいるのだが、その678ページから、奥平俊六氏の文章を引用する。


「最初は地獄の針の山などが怖かったが、何度も行く間に、絵をじっくりと見る余裕ができ、そうするとなんだか地獄のほうが面白い。一方、極楽はきわめて退屈そうにみえる。仏様に囲まれて、蓮池に浮かんでいて何が楽しかろう」

 確かにその通り。地獄が面白く極楽が退屈であることに納得いかない人は、ダンテの「神曲」を読むといい。(こればっかりは、“粗筋”だけ読んでも、地獄篇の面白さはともかく、天堂篇の退屈さはわからないであろう。)そんな時間は無いということであれば、ボッシュやブリューゲルの画集を紐解けば良い。

 私は子どもの頃、彼らの“地獄画”の中に“入る”のが、好きだった。その、死骸の散乱する暗鬱な荒野、あるいは、奇怪な建造物や紅蓮の炎に燃える廃虚の中で、跳梁跋扈する怪物や骸骨どもを相手に、冒険を繰り広げるのが好きだった。それに対して、たとえ幻想の王者ボッシュの筆になるものであろうとも、天国の絵は(それは確かに奇妙な建築や風変わりな景観に満ちてはいるのだが)なんとも退屈なものでしかなかったのである。少なくとも、その中に“入りたい”とは、全く思わなかった。

 “退屈な極楽”と言えば..

 タイトルは忘れたが、本宮ひろ志の漫画に、主人公が転輪聖王に変貌しつつ須弥山に登って行く、という物語があった。その須弥山の第何層であったか、善男善女たちが幸せに暮らしているとされている階層に到達した時の、見開きの大画面。その、だだっぴろい何もない草原を埋め尽くす無数の男女は、(全員)前座位でセックスしていたのである。

 その、あまりに貧困なイメージに呆然として、「極楽と言うとこれしか思い付かんかったのか、本宮ひろ志!(せめて体位のバリエーションくらい、つけろよぉ [;^.^])」と、憤ったものであるが、考えてみれば、極楽と言うのは、この程度のものなのである。本宮ひろ志は、(恐らく“本気で”究極の快楽の園を描いたつもりであろうが、)結果的に、単調で退屈な極楽を、見事に表現していたのだ。

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*1998年05月16日:ブロークンHTML


 またも風邪気味。熱は無いが、喉が少し痒い。

 病院にいこうか、少し迷ったが(今日は土曜日なので、午前中なら開いている)、外出せずに一日静養していれば治る、と判断。

 K氏からのメールで、私が今の今まで、(以下、ブラウザによる誤動作あるいは仕様の違いを避けるために、本来半角英数字であるところを、全角で表記する)

< >

のつもりで

&lt &gt

と書いていたことが判明した。正しくは、

< >

である。

 どうして今まで気がつかなかったかと言うと、上記の正しくない記法でも、ネットスケープは(恐らくIEも)柔軟に表示してしまうからだ。それと、私がHTMLの教科書やレファランスを持っていないこと。

 昔は、非常に情報量が少なく頼りにならない参考書を2冊ほど持っていたのだが、使えないので、捨ててしまっていた。いわゆる“ローラ本”(だったっけ?)が最も良い、ということは知っていたのだが、当時、やや入手しにくかったことと、それほど高度なページを作るつもりも無かったので、これも結局買わずじまい。だから、実に数年前の(正しかったとは言い難い)知識しか持ち合わせておらず、しかもそれすら、忘れる一方なのである。

 慌てて、YAHOO で http://ring.aist.go.jp/openlab/k16/htmllint/htmllint.html というページを探し、問題になったページを採点させてみたら..

 ..100点満点で、−370点であった。[;^J^]

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*1998年05月17日:リンクリストのメンテナンスについての、一考察


 風邪が悪化。喉が痒い。咳が止まり難くなってきた。

 油断した。昨日病院に行くんだった。今日は日曜日なので、明日まで医者にかかれない。風邪薬の類は手元にあるが、これらが効いたためしがない。気休めにもならない。

 前回、ゴールデンウィークに帰省する直前に罹った風邪は、連休明けの7日ごろに治ったのだが..どうも、1〜2週間周期で、週末直撃パターンに嵌まりかかっているような気が。

 ほぼ一ヶ月前に、「URLの変更連絡」を、約300通(実際には、To: に列挙するので、数十通)、私のページのURLをリンクリストに加えてくださっている方々宛てにメールした。そろそろ、変更確認をしてもいい時期である..

 ..追跡調査の結果..

 ..メールに反応して、変更してくださったのは、約1割強![;^O^]

 個人ページで対応されないことについては、実は、ちょっと苦笑するだけである。しょうがないなぁ、メールを読んでないのかなぁ、忙しいんだろうなぁ、人のことは言えないよなぁ、と。

 しかし、法人その他の団体が運営しているページの、しかも、正規の登録変更等受付窓口に連絡しても対応されないのは、いかがなものか。それも、普通の企業ページの webmaster ならともかく、URLの収集整理・管理発信を本業としている団体の、webmaster や staff 宛てのメールに対して、アクションが取られていない、というのは。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: May 20 1998 
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