2025年03月17日:伊勢佐木町散策など
2025年03月18日:資産管理少々
2025年03月19日:古代エジプト展/火の鳥展/マシン・ラブ展
2025年03月20日:「歌舞伎を描く」展/手塚ファン会合
2025年03月21日:エド・イン・ブラック展/ビアズリー展
2025年03月22日:発送違い [;^.^]凸
2025年03月23日:クランクレーデ演奏会
快晴。12:35の横浜駅西口行きのバスで発ち、13:25頃、着。県民センターがすぐ近くにあることを確認して、これまた近所の中華料理屋「龍味」の列に(13:30に)並ぶ。 ここはコスパがいいのでいつも長蛇の列なのだが、そこそこ回転が早いので、30分ほどで座れた。注文したラーメンはすぐに来て、10分後には店を出た。
県民センター内の「県民の声相談室」には14:30から予約を入れていたのだが、少し早く、14:25から始めていただき、税金関連の相談(確認)はすぐに終わった。[;^J^]
せっかく横浜まで出てきたので、関内まで足をのばす。伊勢佐木町の古書店巡りである。マップで見ると、10軒ほどあるのだ。伊勢佐木町通りを西へ向かう。
もう夕方。藤棚浦舟通りにぶつかる少し手前まで行ったところで、関内駅に向かって戻るが、帰途は伊勢佐木町通りではなく、ひとつ南側の通りを歩いてみる。おやおや、ここは素敵だ [^.^]。バラエティ豊かなおとなの店がたくさんあるなぁ [^.^]。それも歌舞伎町のようにズラッと並んでいるのではなく、(ほんの)僅かに閑散とした「裏通り」に、ほどよい間隔で点々とカラフルなお店があり、ところどころに5店以上密集しているクラスターがあり、という、メリハリのきいた街のリズム感が心地よい。あぁぁ、うっかり古本屋などで散財していなければっ![;^.^]
ドンキから東側は、浜っ子通りというらしい。17:55、前回どうよう、関内駅前の「三代目鳥メロ」。今夜のウェイトレス(給仕さん、という方がしっくりくるかな)は、ウィスパーボイスで面白い。[^.^]
21:25に出て、21:58に鶴ヶ峰。22:30までに、徒歩で帰宅。
いしだあゆみ、甲状腺機能低下症で逝去。享年76。合掌..
快晴。白根診療所。
某金融資産を解約するために資料を読む。(「しりょう」の第一候補が、油断してるとすぐに「死霊」に戻ってしまうなぁ。[;^J^])印鑑登録証明書が必要とのことなので、旭区役所へ..そうか、今はコンビニのマルチコピー機で取得できるのか [;^J^]。知らなかった。区役所の担当者にガイドしてもらいながら、ロビーに設置されているローソンの端末で取得した。これって税金(人件費)の無駄遣いだよね?[;_ _][;^.^]
必要書類を発送した。また、明日、森タワーの展覧会を3軒ハシゴすることにしたので、ネットでチケットを購入した。
早朝、雨は上がっているが、今日は降るらしい..と思ったら、7時前には、結構な雪 [;^.^]。トホホ..[;^.^] まぁ、自宅を出る頃には、いったんやんだが。8:06のバス。8:23に鶴ヶ峰を発ち、六本木に9:10。雪と霙(みぞれ)の中間ぐらい。[;^J^]
9:20に、列の先頭。10:00、森アーツセンターギャラリー。「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」(〜4月6日(日)まで)である。
左から。「貴族の男性のレリーフ」は、なかなかのイケメン。「ベス神の顔をかたどった壺」は、ユーモラスな造形が面白い。家族を見守る神として、邪悪なものを遠ざけ、女性や子どもなど、か弱い者を守る存在らしい。
「王宮の調理場のレリーフ」では、パンを焼いていたりワイン壺を運んだり、掃除をしたりしている。「王の頭部」の王の名前は失われているが、ギザの大ピラミッドのクフ王ではないかと推察されているとのこと。
「新王国時代の神殿の復元模型」は、第19王朝初期の神殿門の模型を基に、20世紀に復元されたもの。「ラメセス2世の石碑」の上段には、アメン・ラー神とその妻のムト女神が、ラメセス2世に王権の象徴を授ける場面が描かれている。
「ネフェレトイティ(ネフェルティティ)王妃のレリーフ」は、背の高い冠に残っている青の彩色が美しい。「女性の木棺のパネル」には、油壺が置かれた台やミイラ作りに必要な道具の入った麻袋などが描かれている。
11:40に出て、このフロア(52F)のレストラン、「THE SUN & THE MOON」へ。エジプトフードプレートと、ホワイトナイルビール。12:30に出る。
13:30、同フロアの東京シティビュー。「手恷。虫「火の鳥」展 −火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴−」(〜5月25日(日)まで)である。
..まぁ、良いのではないかな [;^J^]。これといった新情報があるわけではないが、要領よくまとめられており、この(未完の)大作の全貌が把握できる。いささか高い入場料に見合うかどうかは疑問だが..[;_ _] まぁ、私にとっては、である。[;^J^]
15:30に出る。天候は回復していた。
16:20、53Fの森美術館。「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」(〜6月8日(日)まで)である。
左写真は、ビープルの「ヒューマン・ワン」。回転するキューブの中で、ビデオ彫刻(メタバースで生まれた最初の人間)が、変化し続けるデジタル世界を歩き(旅し)続ける。次はキム・アヨンの「デリバリー・ダンサーズ・スフィア」。「コロナ禍で注目された自宅等への配達サービスのため、他者と接触せず、都市における不可視の存在として最短距離、最短時間に挑む女性配達員が主人公である」とのことだが、見た目は、単なるゲームだよなぁ [;^J^]。同じくキム・アヨンの「ゴースト・ダンサーズB」は立体作品だが、意味はわからない。[;^J^]
シュウ・ジャウェイの「シリコン・セレナーデ」は、「半導体ウェハー用シリコンが砂浜から採取できることに着想を得て、バーチャルな海辺、水中でのチェロ演奏シーン、台湾でAI専用チップを研究する工業技術研究院の映像などを、生成AIによる音楽とともに構成し、最新テクノロジーを素材レベルから考察する」..まぁ、なるほどなとは思うけど。[;^J^]
この写真は3点とも、ヤコブ・クスク・ステンセンの「エフェメラル・レイク(一時湖)」。「ドイツのロマン主義画家カスパー・ダーヴィト・フリードリヒに触発され、ハンブルク美術館から委嘱された作品で、映像と音響、光るガラス彫刻で構成される。乾燥した不毛の地に周期的に現れては消える自然現象「一時湖」に着想を得て、カリフォルニア州デス・バレーとモハーベ砂漠でのフィールドワークで作家自ら採取した動植物や風景の写真、3Dスキャン、標本や録音データを組み合わせて仮想の湖とその生態系を創り出している」..フリードリヒに触発されているというのは、嬉しい [^J^]。ビデオ映像もなかなか悪くないのだが、撮影すると、これは何模様というのかな、モアレじゃないよな、一面に水玉模様が写ってしまうなぁ。実物の映像のクオリティは、もっと高いです。
左は、アドリアン・ビシャル・ロハスの「想像力の終焉シリーズ」という立体作品のひとつ。作家自身がデザインした彫刻などの人工物を、AIを使ったデジタル環境でパラメータを変えつつモデリングし、十分に(デジタル空間で)「時間経過」させた結果を、再度3D化している。まずまずかな。[;^J^]
ケイト・クロフォード、ヴラダン・ヨレルの「帝国の計算:テクノロジーと権力の系譜 1500年以降」は、やや異色。「16世紀以降のテクノロジーと権力がいかに絡み合ってきたかを描き出す、全長24メートルの「地図」」である。なぜかピンボケで申し訳ないが [_ _]、サンプルとして「Interface」のエリアを接写しておいた。こういう一種の「年表」作成作業は、作者にとって大変な勉強になったはずで、羨ましい。
総じて、アウトプットの手法的には単なる「映像」(あるいは「ゲーム」)に留めた、「内容勝負」の(その意味では)「観念的」な作品が多く、そこが本展の評価の分かれ目になるであろうか。
17:40に会場を出る。森タワーを出たら、もはや雲ひとつない [;^.^]。18:04の日比谷線に乗り、18:54に横浜。みなみ西口の「それゆけ!鶏ヤロー!」で晩酌。20:25に出て、20:46、鶴ヶ峰。21:20に徒歩で帰宅。
快晴。まだまだ寒い。8:30のバス。8:49に鶴ヶ峰を発ち、9:50、有楽町の静嘉堂文庫美術館。10:00から、「歌舞伎を描く」(〜3月23日(日)まで)である。写真撮影可の展覧会であるが、購入した図録からのスキャンを優先し、スキャン困難な作品に限り、写真を掲載する。
左から、勝川春好の「五世市川団十郎の暫」、歌川国貞の「七世市川団十郎の菅丞相、五世瀬川菊之丞の梅王丸」、豊原国周の「「見立白浪八景 白髭の落雁」三世市川九蔵の因果小僧六之助」、三代歌川豊国(国貞)の「「東都三十六景内 深川八幡」十三世市村羽左衛門のおまつり佐七」。全体として保存状態が極めてよいことに驚く。
この3点は、写真。豊原国周の「皇国自慢初陽因雲閣」は、6枚組の大作。同じく国周の「「是ハ万代の談柄 音聞浅間幻燈画 真景五枚」五世尾上菊五郎の道中師初蔵」。「「梅幸百種」」は百枚組の揃物なのだが、実物はこの写真よりも遥かに色鮮やかな、ほとんど摺りたてほやほやの品質なのである。
三代歌川豊国(国貞)の「四世市川小団次の天日坊法策」と、「五世市川団十郎の歌舞妓十八番之内 景清」。喜多川歌麿の「七福神汐干狩」は、アイデア勝負の愉快な作品。
三代歌川豊国(国貞)の「芝居町 新吉原 風俗絵鑑」から。「芝居」と「新吉原」、各6点セットなのだが、後者は後期展示では3点のみの展示であった。
左から、「市村座 表掛」、「幕間」、「車引」。
「舞台裏」、「浅間ヶ嶽」、「芝居茶屋」。
以降は新吉原風俗で、「仲之町の桜」、「部屋」、「引け四ツ」。いずれもディテールがよく描き込まれており、観ていて飽きない。[^J^]
11:20からホワイエで、読書で時間調整。12:10に出て、12:34に新宿。12:45、京王百貨店の正面入口の待ち合わせ場所へ。13:00に9人集合して、「あいらしか・西新宿店」へ。現地直行組と合流して、11人。手塚治虫ファンの会合である。私が一番年下というわけではない [;^J^]。始めましての人も、何人か。新入手の資料の交換(配布)や、近況報告など。同人誌などに発表された皆さんの文章をまとめた冊子もいくつもある。なかなか読み切れないほどの量なのである。[;^J^]
16:40に店を出て、自然解散。17:13の埼京線で、18:03に直行の鶴ヶ峰..の予定だったのだが、若干スイッチバックして、18:18に鶴ヶ峰 [;^.^]。18:53、帰宅。
ヤフオクに出ていた Roland Saturn 09 SA-09 の極美品を、やむを得ず [;^J^] 落札してしまった..[;_ _][;^.^]
快晴、暖かい。東側の裏庭エリアに散布した除草剤のききめがいまいち物足りないので、追加で噴霧した。
7:49のバス。8:13に鶴ヶ峰を発つ西高島平行きの直行便で、9:48、着。10時少し過ぎに、板橋区立美術館。「エド・イン・ブラック 黒からみる江戸絵画」(〜4月13日(日)まで)である。
「黒から見る夜」のセクションから、まず、長沢芦雪の「月夜山水図」。「墨一色で夜の闇を表現する」というのは、考えてみると難しい課題である。有名なのは、横山光輝の「伊賀の影丸」(など)。「闇夜を黒装束の忍者が走る」絵は「漫画(の記号)でなければ表現不能」、と指摘したのは、夏目房之助だったかなぁ。次の絵は見落とされていないでしょうか [;^J^]。襖の縁のように見えるかもしれませんが、同じく芦雪の「月竹図」です [;^J^]。このユーモアだよね。[^.^]
柴田是真の「漆絵画帖」は、影絵表現ということもあって、藤城清治を思わせる。それは、笙を奏している右側の人物が、遠目には(サムネでは)兎のシルエットのように見えるからかもしれない。鈴木其一の「暁桜夜桜図」は、左が夜の桜、右が夜明けの桜である。霞によって夜の闇を表現しているという、これもまたお約束(記号)なのである。
月岡芳年の「牛若丸弁慶図」には、「大蘇芳年酔筆画」と署名されている。つまり、酔った芳年が席画として(座興で)描いたものなのであるが、それでこのクオリティ..まったく、言葉も出ない [;*.*]。森一鳳の「星図」は、ほとんど類例がない、金色に輝く星のみを描いた作品。いっけん、北斗七星風であるが、向きと数が違う。
以下は、以前も紹介したことのある、狩野了承の「二十六夜待図」と、その部分図。私はこれ、めっちゃ好き [^J^]。書斎に複製を飾ろうかなぁ。
狩野了承の「秋草図屏風」自体は、「黒」の作品ではない。この展覧会の趣向のひとつとして、「輝かしい金屏風を、江戸時代当時の暗い灯りで観てみる」、その素材である。さすがに火は使えないので、暗くした展示室の中で、蝋燭をシミュレートした「不安定な」照明装置の「明るさ」と「ゆらぎのピッチ」を可変させて観賞する。やはり趣(おもむき)のあるものである。
「象徴とイメージ」セクションからは、伊藤若冲の「玄圃瑤華(「瓢箪・夾竹桃」)」。全48図からの2点である。
「黒の浮世絵」セクションから、まず、酒井抱一の「松風村雨図」。肉筆の「墨彩色」の作例であるが、金銀泥も使われている。歌川豊春の「二美人図(松風村雨図)」も、墨彩色。墨の濃淡の使い方が巧みである。
歌川国貞の「美人図」は、「黒の化粧」の作例として。狩野養信・歌川国貞の「鍾馗と美人図」は、「聖なる黒」の作例として。後者では、当時の狩野派の領袖的立場であった養信が鍾馗を、国貞が美人を担当している。分担の仕方とその描線が、あまりにも「らしすぎて」面白い。[;^.^]
11:00に退出。11:22に西高島平を発つ都営三田線で、11:55、神保町。昼食は、スマトラカレーでポークカレー。知らなかったのだが、「2025年 神保町さくらみちフェスティバル 春の古本まつり」(3月23日(日)まで)をやっていた。なんだかんだで10冊ほど購入し、14:50に発つ。
15:20、三菱一号館美術館。やっぱ、有楽町からより東京駅からの方が近いな [;^J^]。「異端の奇才――ビアズリー」(〜5月11日(日)まで)である。なんちゅうかもう、主要作(代表作)は大体展示されているわけで、そこからまともにセレクトしてると「ビアズリー画集を編集してるのか!」という(日記の範疇を越えた)労力/作業量になってしまうので、気まぐれにてきとーにいーかげんに拾ってくよ。[^.^][;^.^]
「「ジークフリート」第2幕」(1892年)は、大蛇と化した巨人を倒したあとのジークフリート。「おまえの口にくちづけしたよ、ヨカナーン」(1893年)は、「サロメ」(ワイルド)への挿画ではない。これが出版業者の目にとまり、「サロメ」への挿絵が発注されたのである。
「踊り手の褒美」(1893年(原画)、1907年(印刷))は、その、「サロメ」への挿画。「モルグ街の殺人」(1894年頃)は、刊行には到らなかった「エドガー・アラン・ポー作品集」のための挿画。
ここで、ギュスターヴ・モローを3点。どうしてまたモローなのかと言うと [;^J^]、1.そもそもワイルドは、(大評判になったとはいえ)ビアズリーの挿画を嫌っていた。2.ワイルドは、ユイスマンスの「さかしま」(Wikipedia)を愛読していた。3.「さかしま」では、モローによる「サロメ」が称揚されている(「幻想美術選:出現」参照)..以上から、ワイルドが望んでいた挿画は、モロー版の「サロメ」のような作品だったのかではなかろうか..という仮説から、本展に出展されたという次第である。左から、「牢獄のサロメ」(1873〜76年頃)、「サロメの舞踏」(1876年頃)。「サッフォー」(1871〜72年)は関係ないが、まぁ流れで。[;^J^]
再び、ビアズリー。「髪盗み」(1896年)は後期の代表作であるが、「サロメ」とはタッチが全く異なっている。そして、「ベン・ジョンソン著『ヴォルポーネ』の頭文字V」(1898年)こそが、僅か25歳で夭折した世紀末の天才の、遺作である。凄いでしょ、これ..
17:25に発ち、横浜に戻る。今日も「それゆけ!鶏ヤロー!」。20:20に出たあと、「きそば鈴一」にも寄って、玉子きしめんを食い足す [;^J^]。21:55に帰宅。
快晴。今日の午前中に、落札したSA−09が届くはずだったのだが、届いたのは、ミニカー6個の詰め合わせであった [;^.^]凸。出品した業者が発送時に取り違えたようだ。さっそく連絡したところ、1時間半ほどで返信がきた。連絡された返送先に、ヤマトの営業所から発送した。
夜になってから出発。21:26のバス(トラブルがあったとのことで、5分ほど遅れたが)で出発。暖かい。
21:52に鶴ヶ峰駅を発ち、22:06に横浜着。東口のYCATに、22:12。22:50、さくら高速バスで、大阪に発つ。
6:13、ヨドバシ梅田タワー前バスターミナル着。ここに来るのは始めて。すぐ近くの吉野家で朝食を食べ、6:43に発つ。13時過ぎに西宮北口に着けばいいので午前中が空いているのだが、10時頃までは大体どこも開いていない [;^J^]。例によって、中之島に時間をつぶしに向かう。
..で、例によってまたしても、阪神前交差点で難破する [;_ _]凸。いい加減に学習しろよ、この馬鹿でかい交差点には、横断歩道がないんだよ [;^.^]凸。近くにいた駐車場の管理?のお兄さんに、交差点の渡り方を尋ねたら、「歩道橋でも地下道でも行けますよ」、とのこと。まだまだ梅田なここらあたりで地下に潜るのは、死亡フラグである。[;_ _](非関西系のオールドSFファンには、「梅田地下オデッセイ」(堀晃)の恐怖がトラウマとなって染みついているのだ。[;^.^])後戻りし、梅田新歩道橋を渡って突破した。
7:07、大江橋。中之島に着いた。東端の薔薇園まで散歩したあと、大阪市中央公会堂前の広場に戻る。私はこの広場が、大阪で一番好きな場所なのだ。ベンチで読書。「日本怪奇事件史 明治・大正・昭和・奇談・狂気合本」「日本怪奇事件史 明治・大正・昭和・惨劇・死生合本」(いずれも古今怪奇刊行会刊)などという、ろくでもない本である。[;^J^]
9:35、この広場に面している「こども本の森 中之島」に、初めて入ってみた。なかなか面白い。蔵書は絵本やジュヴナイル、子ども向きの文学全集などだけかと思っていたのだが、もっとごつい本、たとえば「ローマ人の物語」なども揃っている。幾何学の結構難しい本もある。漫画もあるが、全巻あるとは限らない。「宇宙兄弟」や「ONE PIECE」などは、最初のほうの巻だけである。スペースの問題もあろうが、「読書へのとっかかりになればいい」という思想が垣間見える。「宇宙への夢」のコーナーに、SF(ハヤカワ文庫の青背)も若干ある。「2001年宇宙の旅」や「宇宙のランデブー」(いずれもクラーク)、「火星の人」(アンディ・ウィアー)はわかるが、「地球の長い午後」(オールディス)は、少し違うと思うけどな。[;^.^]
10:45に退出し、11:07、どうように広場に面している京阪中之島線・なにわ橋駅から発って、11:42、西宮北口着。昼飯は前回どうよう、駅の直近の居酒屋ふじや。写真を見るとたいそう廉く飲めそうに見えるが、ビールの値段はごく普通なので、油断大敵である。[;^.^]
13:00に発って、兵庫県立芸術文化センターに向かう。クランクレーデの演奏会である。
モーリス・ラヴェル/ラ・ヴァルス
モーリス・ラヴェル/マ・メール・ロワ
リヒャルト・シュトラウス/交響詩《英雄の生涯》
客演指揮/田中一嘉
ゲスト コンサートマスター/石上真由子
管弦楽/クランクレーデ
この楽団は、管のソロが安定していて、安心して聴ける。(今日の場合は、特にホルン。)弦の響きについては、前回聴いたときの方が澄んでいたような気がするが、十分に水準をクリアしている。いずれにせよ、ラヴェルとリヒャルト・シュトラウスの音が、確かにしていた。ご案内くださった、奏者のKさんに感謝。
16:10に会場を発ち、大阪梅田へ。帰りのバスは22:40発なので、時間のつぶし方が肝要 [;^J^]。中途半端な時刻だしな。
梅田の地下に潜るのはまだまだ時期尚早だとして [;_ _][;^J^]、地上の方はもう少しなんとかしたい。年に1度、来るか来ないかなので、土地勘が全然成長していないのだ。
15年近く前の記憶では、サウスゲートビルとノースゲートビルがあり、そのどちらかに画廊があったはずである。そこで時間を潰せるのではないか、と、軽く彷徨い [;^J^]、サウスゲートビルの11Fに発見した。大西高志の個展(展示即売会)などが開催されている。なかなか素敵な作品があったが、衝動買いするにはいささか高い。[;^J^]
同じフロアにハンズがあったので、首に巻く「モバイルピロー」を買う。(これまで使っていなかったのだ。)実は今朝、夜行バスで着いたときに、首がかなり痛かったのである。寝違えるほどではないにせよ、従来、夜行バスでここまで痛いと感じたことはなかった。歳のせい(または運動不足)と潔く受け入れる私を賞讃していただきたいが、それはともかく [;^J^]、帰途の夜行バスでは対策が必要だと、判断しましたのでね。4千円弱のものを選んでみた。
まだ18時過ぎ。このあとどこで時間をつぶすにせよ、バスに乗り遅れたら大変なので、まず、バス停の場所を確認する。(今朝着いたのと、同じ場所ですが。)ここを基点にこのあたりを歩き回ることにする。18:30、阪急三番街の中の「阪急古書のまち」。前回来阪したときに見つけていた、紀伊國屋の隣りの10軒ほどの古書店ストリート。なかなか骨太の店が多く、美術書も豊富なのである。
19:10に発つ。あとは居酒屋だ..が、なかなか手頃な店がみつからない。入ったことがある「餃子のかっちゃん 梅田茶屋町店」を心づもりしていたのだが、満席。北野茶屋町線という道路沿いを探し、隣りの(酒が廉そうな)店に入るつもりだったところを間違えて「韓国酒場」に入ってしまった [;^.^]。ま、たまにはいいか [;^J^]。韓国料理の味付けは、実はそれほど好みではない。ツマミ系とトマトビールで時間をつぶし、21:30に出る。(2時間制限なので。)店の前のベンチで読書して時間調整。22時頃、バス停に戻り、22:40、さくら高速バスで横浜に向かって発つ。(ノースゲートビル、サウスゲートビル、ヨドバシカメラ、阪急三番街の位置関係を飲み込めたのが、今回の上阪の大きな成果であった。)
Last Updated: Mar 27 2025
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