*2023年05月01日:謎の健診結果/グラビアコピー届く
*2023年05月02日:今日の夕食は、
*2023年05月03日:浜松まつり 一日目
*2023年05月04日:浜松まつり 二日目
*2023年05月05日:浜松まつり 三日目
*2023年05月06日:憧憬の地ブルターニュ/燕子花図屏風/ルーヴル美術館展
*2023年05月07日:ブルターニュの光と風/江戸にゃんこ/The Girl, Girl, Girl/大阪の日本画
*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*2023年05月01日:謎の健診結果/グラビアコピー届く


 朝っぱらから、紛失したと思い込んでいたお気に入りのウインドブレーカーが当たり前のようにクローゼットにぶら下がっているのを見出してしまうという、小破局。[;^.^]

 日本SF大会(Sci-con2023)のホテルを予約した。ホテルメイツ上尾である。

 少し早めにあがって(フレックス勤務なのです)大坂内科医院で、月いちの健診。例によって特段の問題は無し。前回の血液検査の結果も教えていただいたが、これが謎の好成績 [;^.^]。数字が全部改善しており、γGPT以外は、正常値のしかもいいところに落ち着いている。(γGPTにしても、正常値の上限の1.5倍にすぎない。[;^.^])先生に褒められて、狼狽えてしまった..なにしろ心当たりがないので..[;_ _][;^J^]。ただ、この検査は2か月前、3月に行ったものであり、そしてその後の2ヶ月間で、なかなかの不摂生をしているはずなのである [;_ _]。今年の人間ドックは6月9日..その結果も先生に提出しなければならないのだ。失望されないよう、あと1ヶ月でデトックスしないと..[;_ _] よし、今日から禁酒だ!(← 無茶言うな。[;^.^])

 北海道立図書館から某雑誌の某グラビアページのコピーが届いた..面倒なので、以下、実名報道に切り替える。「WEEKLY プレイボーイ」1975/07/29号の、ひし美ゆり子のヌードグラビアである。

 なるほど..これは、国会図書館で切り抜かれるのも無理はない [*^,^*](切り抜いてはいけません。[;^.^])この号、ときたま、なかなかのプレミア価格で古書市場やオークションに出てくるのだが、コピーで構わないのなら北海道立図書館にありますので、ご参考まで。[^.^]

*目次へ戻る


*2023年05月02日:今日の夕食は、


 昨日、ネット予約しておいた、有楽街の「炭焼バルMabuchi 浜松店」。以前は予約なしでも、当日ふらりと入れていたのだが、ここ数か月、フリではなかなか入れない。少なくとも前日に予約を入れておく必要がある。やはり、有楽街の居酒屋が減っている(街のキャパが小さくなっている)からであろうか..

 20:30から22:30まで。私はこの店ではまだ、ピザもパスタも注文したことがない。酒(ワイン飲み放題 [;^J^])のつまみにするには、量が多すぎるからである。ハーフサイズとは言わないが、サイゼ程度の小ぶりなメニューも用意してくれないかなぁ。

 23:15、バスで帰宅。予定していたバス停よりも1つ先で 起きた 気がついたのだが、軽微過ぎて被害のうちに入らない。[^.^][;^.^]

*目次へ戻る


*2023年05月03日:浜松まつり 一日目


 私にとって浜松最後の年である今年は、浜松まつり(5月3日〜5日)を、全部見届けるつもりである。(これまで40年近くも浜松にいながら、GWもろかぶりという日程の問題から、ほぼ全く見てこなかったので..)日中は、中田島砂丘のそばの広場での凧揚げ合戦観覧。夜は、御殿屋台引き回し観覧。

 中田島砂丘の会場まで、浜松駅からシャトルバスで行くつもりだったのだが、よく考えたら、自宅アパートから会場まで直行したら、10キロ程度である。起きてみたら快晴だし、バスなんかで行ってる場合じゃないでしょ! というわけで、8:55を少し回ってから自転車で出発。浜松駅から中田島街道をまっすぐ南下すれば着くのだが、交通量が多い、つまらない道である [;^J^]。そこで、JRを越えてしばらく南下してから、馬込川の土手沿いに走った。こちらは、交通量事実上ゼロの、趣のある道である [^.^]。9:40頃に、中田島砂丘の駐輪場。ここから徒歩15分で、凧揚げ会場。10:00の開会、5分前。

 なるほど、壮観である。町内ごとに凧を揚げるのだが、なんというか、無秩序に勝手に遊んでいるようにしか見えない。[;^.^](得点などを競う「競技」ではないのである。)これが浜松まつりの特色であり、魅力でもあるのだろう。

Picture Picture Picture

 とにかく、だだっ広い場所なのである。



Picture Picture

 実際の凧はかなり大きく、それがゆらゆらと上空で揺らめいているさまは迫力があり、「圧」も感じるのだが、こういうのはなかなか写真には収められないねぇ..[;^J^]



Picture Picture Picture

 「飛んで陽にいる春の凧」、と、しゃれ込んでみた。[^J^]



 4年ぶりにフルサイズで再開された浜松まつりだが、今年は「禁酒」であり、これが多少の物議を醸している。(「酒」だけに「醸す」(← やかましいっ [;^.^]))この「自粛」にどの程度の意味があるのか疑問だし、通常ならばこの事態に暴れる [;^.^] であろう私も、しかしながら、まぁいっか..と、受け入れている。実際、酒が飲めないことは、そんなには気に障らない。祭りの高揚感が、その程度の不満は上書きしてしまうのだ。人によるだろうが、これは面白い発見だった。

 屋台が非常にたくさん出ている。昼食として鶏皮餃子を買う。ゆずポン酢(5ヶ、500円)を注文したつもりが、伝達ミスで、甘辛だれ5ヶも出てきてしまい、計1000円 [;_ _]。ここで揉めるのは粋ではないので、黙って1000円払う [/_;]。いずれも非常に美味かったからいいのだが [;^J^]、腹いっぱいになってしまった。[;^.^]

 12:45に会場を発ち、13:05、駐輪場。中田島街道を北上して、13:25、浜松駅そばの駐輪場。

Picture Picture Picture

 御殿屋台引き回しまでまだ時間がある。アクトシティのサンクンプラザを軽く見物。浜松市消防音楽隊。

 有楽街の某所で時間調整。17:10から、吹奏楽パレード。

 18:30から御殿屋台引き回しが始まる。



Picture Picture Picture Picture

 似たようなアングルばかりだが、動き回れないので仕方がない。[;_ _][;^.^]



 21:00までやっているはずだが、立ちっぱはきついので19:40に離脱し、自転車で、20:10、帰宅。

 撮影していて気がついたのだが、屋台のオレンジ色の提灯が、白く撮れてしまう。色味が変わるとなれば、普通はホワイトバランスで調整するし、いろいろ試してみたのだが、うまくオレンジ色にならない..というか、提灯がオレンジ色になるよう無理やり調整すると、その他の世界全体が影響を受けてしまう。これはおそらく、ホワイトバランスの問題ではなく、「光が入りすぎて白くなってしまっている」のではないだろうか。京都タワーの上の方の朱色が朱色に写らないのと同じ現象だ。京都タワーの場合は、シャッター速度を速くして(つまり暗くして)解決した。今回も、シャッター速度を速くすると、確かにうっすらとオレンジ色がかってくる。ただし当然ながら、全体として暗い写真になってしまう。ISO値を大きくすれば(感度を上げれば)カバーできるが、それにも限度がある(画質が落ちてしまう)..

 本日持参したレンズは「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」であるが、もっと明るい(最小F値が小さい)レンズを持ってきて、F値を最小にしてシャッタースピードを速くしたらどうだろう? それでは、光量という意味では同じことかなぁ..試してみる価値はあるだろう。明日は、手持ちの一番明るいレンズを持ってきてみるか..まぁ、たかだかF2かF1.6であるが。

*目次へ戻る


*2023年05月04日:浜松まつり 二日目


 快晴。9:15に自転車で発ち、今日は素直に中田島街道を南下して中田島砂丘に向かう。9:53、駐輪場。10:10に、凧揚げ会場。

 今日の昼飯は、ネギポンチキンと、焼きそばである。前者は美味かった。後者はまぁ普通の味であるが [;^J^]、祭りでは焼きそばを食すのが、お約束でしょ。[^.^]

Picture Picture

 凧のデザインは、漢字一文字というものが多いのだが、中には抽象的な(グラフィカルな)模様もある。それが、前面を下にして墜落してくるありさまは、あたかもサハクィエルのごとくである![^.^](..わからなければいいです。[;_ _])



Picture Picture Picture

 ..おわかりいただけただろうか。低空域の喧噪にはいっさい関与せず、遥か上空、写真では左上隅のほうにずっととどまり続けている凧がいる..30分以上、もしかすると1時間近くも、低空域のバトルを見下ろしている..

 お前は雪風か![^.^](..わからなければいいです。[;_ _][;^.^])



 13:30に凧揚げ会場を発ち、中田島街道を北上して、14:15、浜松駅。有楽街近辺で、時間をつぶす。

 小破局その一 [;_ _]。御殿屋台引き回しが始まる時刻の1時間ほど前になったので、昨日と同じ場所(浜松中央郵便局の向かい)に陣取ろうと、有楽街方面から向かったのだが、ヤマハ前の十字路を渡れない [;_ _]。(御殿屋台引き回しの通り道なので、渡れないように封鎖されているのである。)既にかなりの人が道路の両岸を占領しつつあるので、大回りして郵便局の向かい側に向かっている時間はないかも知れない。いま、ここでなら、道路脇の最前列に居られる..ということで、ここに居座ることにした。

 小破局その二 [;_ _]。今日は、手持ちのもっとも明るいレンズで速いシャッター速度を試してみよう、と、リュックに「Ai AF DC-Nikkor 135mm f/2D」を入れておいたのだが、なんと、マウント側の蓋(リアキャップ)がどうしても開かない [;_ _]。締めるときに変な締め方をしてしまったのか、金輪際、開かない [;_ _]。15分ほども格闘したのだが、これは無理だと諦めて、昨日同様、「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」のみでいどむことにした。[;_ _]

Picture Picture Picture

 しかしまぁ結果論ではあるが、135mmの単焦点レンズでは、手に負えなかった。あちこちから被写体が現れ、しかもそれらが動いている(大きさが変わる)し、自分は人混みの中で動けないので、結局、ズームレンズでないと、対応できないのである。



Picture Picture Picture

 仮に、屋台の提灯のオレンジ色を再現するためには「非常に明るいズームレンズ」で高速シャッターを切らなければならないのだとすると、それは非常に高価なレンズ(いわゆる大三元レンズ)である。(実は私はもっていない。[;_ _])つまり、金で解決しなければならないのだろうか..[;_ _][;^.^] そういうものかもしれないし、何か誤解しているのかもしれない。それこそ、ホワイトバランスの問題かもしれない。いろいろ試してみよう。



 それはさておき、リアキャップが外れなくなった「Ai AF DC-Nikkor 135mm f/2D」は、折好く今週末の土日に上京するので、新宿に寄ってマップカメラに修理だしすることにしよう。確かここで買ったレンズだし。

 19:45に、離脱。この時点で初めて、両腕の外側が変色していることに気がついた [;_ _]。どうりで、触ると痒いと思った [;_ _][;_ _]。この好天のもと、半袖で活動していたからだ。私はアウトドアな人ではなく、したがって私の辞書には「日焼け止め」の文字はないのである。[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

 20:10、駅前の駐輪場を発つ。20:40、帰宅。洗面所で鏡を見て、ようやく気がついた。季節はずれの、真っ赤なお鼻のトナカイさん [;_ _]。どうりで、鼻をかむと痛いと思った [;_ _][;_ _]。私の辞書に「日焼け止め」の文字(略)

*目次へ戻る


*2023年05月05日:浜松まつり 三日目


 雲が多いが晴天。9:20に自転車で発ち、9:55に中田島砂丘の駐輪場。10:10に凧揚げ会場。

Picture Picture Picture

 それにしても、なんというか、凧というのは、見ていて飽きないものである。[^J^]



Picture Picture Picture Picture

 今日の買い食いは、(バズったらしい)「10円パン」(10円というのは名称であって、値段は500円 [;^J^])、豚バラ串、それと、バナナチョコ。[;^.^]



 12:05に離脱し、中田島街道を北上して、12:50、浜松駅。午後は、松潤のパレードがあるのだが、人混みがもう半端ない [;_ _]。まともに見えるわけもないし、さすがに疲れているので、自宅に向かう。13:20、帰宅。


Picture

 今夜は満月だったので、久しぶりに撮影してみた。NIKON D850 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR で、ISO200, F8, SS 1/1600。もう少し工夫の余地があるはず。たとえば、これはオートフォーカスで撮ったのだが、ライブビューイングで液晶画面でピントをマニュアルで追い込んでみようとしたら、モニター画面の月の像が明るすぎて不可能だったとか..なにか設定方法があるかも知れない。来月の満月までになんとかしよう。[;^J^]



 ついでに、D850 のファームのアップデートを忘れていたので、しておいた。なにかいいこと、あるのかな?[^.^]

*目次へ戻る


*2023年05月06日:憧憬の地ブルターニュ/燕子花図屏風/ルーヴル美術館展


 晴れと曇りの中間ぐらい。この土日は東京で展覧会行脚である。6:00過ぎに長傘を持って発つ。明日は雨が降る予報だからだが、今日のところは晴れているので、どこかで紛失しないか、不安である。[;^J^]

 浜松駅から、6:57のひかり。8:30に、上野。国立西洋美術館に並び、9:30から「憧憬の地 ブルターニュ」(〜6月11日(日)まで)。

Picture Picture Picture

 「見出されたブルターニュ:異郷への旅」の章から、まず、「ブルターニュ・イメージの生成と流布」の節。

 左から、ウィリアム・ターナーの「ナント」。アルフォンス・ミュシャの「岸壁のエリカの花」と、「砂丘のあざみ」。いずれも黄金パターンとしか。[;^J^]



Picture Picture Picture

 「旅行者のまなざし:印象派世代がとらえた風景」の節では、左から、クロード・モネの「ポール=ドモワの洞窟」。色はいい。構図はいまいちかな..(わたくし、印象派に対しては上から見下ろすスタンスですので。[_ _][;^.^])オディロン・ルドンの「薔薇色の岩」と、「風景」。いずれも初期作であるが、彼の初期の風景画には、のちの壮麗な幻想世界とはまた異なる、魅力的な寂寥感がある。前者(「薔薇色の岩」)のほうが知られているかと思うが、後者(「風景」)の麦畑の色と質感、空との対比..



Picture Picture Picture Picture

 「風土にはぐくまれる感性:ゴーガン、ポン=タヴェン派と土地の精神」の章では、左から、この展覧会のアイコンである、ポール・ゴーガンの「海辺に立つブルターニュの少女たち」。垂れ下がるリボンの間から透かし見る構図に浮世絵からの影響を指摘されている、エミール・ベルナールの「ポン=タヴェンの市場」。ポール・セリュジエの「急流のそばの幻影、または妖精たちのランデヴー」は、現実世界と(見えているはずのない)幻想世界を自然に同居させている趣向が面白く、アンリ・モレの「ロケルタの風景」の、だらけきった演習風景 [;^.^] も、味がある。



Picture Picture Picture Picture

 「土地に根を下ろす:ブルターニュを見つめ続けた画家たち」の章の「アンリ・リヴィエールと和訳されたブルターニュ」の節では、左から、アンリ・リヴィエールの「連作「ブルターニュ風景」より:《ロネイ湾(ロギヴィ)》」..そうか、「エッフェル塔36景」(画像検索結果)の人だったか。同じく、「連作「時の仙境」より:《満月》」..なるほど。和訳されたブルターニュとは、うまいことを言う。川瀬巴水を想い出す。

 モーリス・ドニの「波」..ベックリンの人魚の絵(画像検索結果)を、なぜか想起。同じく「水浴」は、前記ポール・セリュジエ作品どうよう、現実世界(ボートの上の着衣の人々)と古代神話世界の幻影(裸女たち)の同居、と見るのが素直だろうが、単なる現実のヌーディストたちかも知れない。[;^J^]



Picture Picture Picture

 「「バンド・ノワール」と近代ブルターニュの諸相」の節からは、まず、シャルル・コッテの3作。左から、「ブルターニュの入江」(見事な茶色!)、「聖ヨハネの祭火」「夕べのミサ」(空が凄い!)。「悲嘆、海の犠牲者」は、図録ではノド越えでスキャンできなかったので、画像検索結果。確かにこれは、宗教画である。



Picture Picture Picture Picture

 続いて、リュシアン・シモンの2作。「ブルターニュの祭り」は、道化芝居の情景。「庭の集い」は、別荘ライフの夕べの愉しみ。

 アンドレ・ドーシェの「樹と流れ」は、構図のバランス..私はどうも、「構図」に一番、眼が行くらしい [;^J^]。「ブルターニュ風景」は、まるで日本の風景のごとくである。



Picture Picture

 最後に、「日本発、パリ経由、ブルターニュ行:日本人画家たちのまなざし」の章。久米桂一郎の「林檎拾い」、鹿子木孟郎の「放牧」



Picture Picture Picture

 藤田嗣治の「十字架の見える風景」、岡鹿之助の「観測所(信号台)」「ブルターニュ」は、画家名を伏せられても、一瞬でわかるなぁ [^.^]。以下、図録ではノド越えでスキャンしにくかったので、画像検索で。斎藤豊作の「夕映の流」画像検索結果)と、小杉未醒(放菴)の「楽人と踊子」画像検索結果)。とりわけ後者が面白い。屏風絵とはね。



 11:15に退出。昼食は、上野駅構内の蕎香で、豚丼セット(生姜焼き)。山手線に乗る前に、傘を美術館に(まんまと)置き忘れてきたことに気づき、駅から出て取りに戻る。[;_ _][;^.^]

 気を取り直して [;^J^]、新宿へ。マップカメラに「Ai AF DC-Nikkor 135mm f/2D」の修理だし。リアキャップが外れなくなってしまった件である [;^J^]。担当者によると、ニコンプラザに持ち込む方が本当は早いのですが、古いレンズなのでおそらく修理対象外でしょう、うちでなら対応できます、とのこと。ありがたい。[_ _]

 千代田線で、13:15、表参道。根津美術館に着いたのが、13:25。「国宝・燕子花図屏風」(〜5月14日(日)まで)である。13:30からの予約なのだが、別に構いませんよ、と、軽い対応で [;^J^] 入れてもらえた。

 まずは、庭園にて燕子花の撮影。

Picture Picture Picture Picture

 NIKON D850 + AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR。今では、旅行に持ち歩くのは、この至便なレンズ1本である。[;^J^]



Picture Picture Picture Picture

 昔は、京都旅行にすら(重たい)交換レンズを3本ほども荷物に入れていたんだけどねぇ..[;^J^] 正気じゃなかったとしか。[;^.^]



 1時間ほどしてから、展覧会の観覧。狩野探幽の「両帝図屏風」画像検索結果)、喜多川相説の「四季草花図屏風」画像検索結果)。そしてもちろん、メインは、尾形光琳の「燕子花図屏風」画像検索結果)。毎年、この絵と張り合ってカキツバタの写真を撮るために、この季節にこの美術館を訪れているのである [;^J^]。同じく光琳の「白楽天図屏風」画像検索結果)、「夏草図屏風」画像検索結果)。

 うまく画像検索できていないと思うが、琳派のやきものは、いちいち全部、かっこいい。尾形乾山作、尾形光琳画の「銹絵梅図角皿」画像検索結果)。尾形乾山作、渡辺素信画・賛の「銹絵蘭図角皿」画像検索結果)。そして、尾形乾山作の「銹絵洞庭秋月図茶碗」画像検索結果)..どれでもいいから、ひとつくれ [;^.^]。100万円までなら用立てるから。[;^.^]

 15:45に出て、16:05、国立新美術館。「ルーヴル美術館展 愛を描く」(〜6月12日(月)まで)である。予約は17:00。根津美術館では、予約時刻より前でも入れてもらえたのだが、ここはガチである [;^J^]。並んでいる人数が、根津美術館などよりも遥かに多いので、「柔軟な対応」など、いっさい無い [;^J^]。カフェで読書などして時間調整。

Picture Picture Picture

 「愛の神のもとに ―― 古代神話における欲望を描く」の章からは、まず、アントワーヌ・ヴァトーの「ニンフとサテュロス」と、ルイ=ジャン=フランソワ・ラグルネ(兄)の「眠るアモルを見つめるプシュケ」。男女を逆にした同じパターン、同じ寝姿 [;^J^]。ドメニキーノの「リナルドとアルミーダ」の色彩の美しさ。ちょっとはすっぱなアルミーダの魔力にとろかされ、惚けた顔ででろでろになってるリナルドが、なぜか羨ましかったり。[;^.^]



Picture Picture Picture Picture

 フランソワ・ブーシェの「プシュケとアモルの結婚」でいつでも話題になるのが、幸せなカップルの向かって右側、プシュケの背後にいる、アモルの母親ヴィーナスがそっぽを向いていることである [;^J^]。嫁姑の確執が早くも始まっております [^.^]。ヨハン・ゲオルク・プラッツァーの「ナクソス島のバッカスとアリアドネ」もまた、幸せな状況。細部の描き込みも色彩も、近景も遠景も、なにもかもが素晴らしい!

 レオナード・ブラーメルの「ピュラモスとティスベの遺骸を発見した両親たち」は、うってかわって悲劇である。詳述は略すが、ロミオとジュリエットの終幕的なシチュエーション。あえてダメだしするが [;^J^]、コントラストがきつすぎて暗部が黒潰れしかかっている。私の失敗写真のよくあるパターンだ。ピクチャーコントロールを「ビビッド」にしてただろ!(← ニコンのカメラで撮ったんじゃないんだから。[;^.^])ウスターシュ・ル・シュウールの「ユピテルの雷を盗むアモル」は、パリのランベールの邸館の「アモルの間」に設置されていたもの。



Picture

 続く5点も、同じくである。アモルの誕生から成人までの一代記。まず、「アモルの誕生」



Picture

 「ユピテル、ユノ、ネプトゥヌス、ディアナにアモルを紹介するヴィーナス」



Picture

 「母に叱られ、ケレスの腕のなかへ逃げるアモル」



Picture

 「ディアナ、アポロン、メルクリウスから贈り物を受け取るアモル」



Picture

 「「若さと」「美」に囲まれ、自分の力を世界に知らしめるようメルクリウスに命じるアモル」



 ..要するに、「クソガキ増長一代記」とでもいいますか(こらっ [;^.^])

Picture

 「キリスト教の神のもとに」の章からは、サッソフェラートの「眠る幼子イエス」。マリアの表情が、もう最高に素晴らしい。背後の天使たちの表情も、実に自然でいい。

 ..この章からご紹介する作品がこれ1点のみというのは、展覧会の構成のバランスが偏っているのではなく、私の趣味嗜好が偏っているのである、どうせ、多分。[;^.^]



Picture Picture Picture

 そして、「人間のもとに ―― 誘惑の時代」の章となる![^.^]

 まず、「室内と酒場 ―― オランダ絵画における愛の悦びと駆け引き」の節。ミハエル・スウェールツの「若者と取り持ち女」は、女を紹介されている(うぶな)若者の表情が、実にいい。悪所デビューなのであろう。全ての成人男子が、一度はこんな顔をしたはず![^.^]

 ダフィット・テニールス(子)の「内緒話の盗み聞き」も、実に好きだなぁ..[^.^] 私は、こういう情景、こういう田舎の貧しげな居酒屋での猥雑な饗宴、女遊び、というシチュエーションが、どストライクなのである。正直に申し上げよう、このスケベ親父に全面的に感情移入していると![^.^][;^.^]

 サミュエル・ファン・ホーホストラーテンの「部屋履き」は、どこかハイブラウな..と思わず言いたくなるが、要するに「匂わせ」だけで構成された画面である [;^J^]。多分、この角度からは見えない奥の方で(略)[;_ _][;^.^]



Picture Picture

 「優雅な牧歌的恋愛 ―― フランス流の誘惑のゲーム」の節。ジャン=オノレ・フラゴナールの「目隠し鬼、または庭園での軽食後の楽しみ」は、なんとも艶やかな(現代語に訳すとエロい [;^J^])貴族たちの遊戯。「目隠し鬼」というのは、眼を隠したまま、捕まえた相手が誰であるのか当てるゲームなので、正当な理由で触りまくれるのである [;^.^]。ユベール・ロベールの「かつてヴィーナスに捧げられた神殿」では、廃墟となった建築のレリーフに刻み込まれた、神話の愛のモチーフが描かれている。



Picture Picture Picture

 「エロティシズム ―― 《かんぬき》をめぐって」の節。ジャン=オノレ・フラゴナールの「かんぬき」こそは、この展覧会のアイコンである。私は昔から、これは監禁・レイプ直前の情景一択だと思い込んでいたのだが、キャプションやオーディオガイドによれば、女性の多義的な感情が姿勢から読みとれるとのこと..[;_ _] 私の人品のほどを思い知らされ突きつけられてしまった..[;_ _][;^.^]

 ジャン=バティスト・ルニョーの「「快楽」の抱擁からアルキビアデスを引き離すソクラテス」は、要するに悪所からの救出であるが、この若者、救出されるつもりがないね [;^J^]。自然なことだとは思うぞ。[;^.^]

 フランソワ・ブーシェの「褐色の髪のオダリスク」は、要するにヌードグラビアであり、そしてその観点からは現代の同ジャンルの多くの写真にまったく引けを取らないどころか凌いでいるほどエロティックであると同時に、絵画表現として、その色彩も質感も、実に素晴らしい傑作である。

 この絵についてのほのぼのエピソードを、ちょうど8年前、やはり「ルーヴル美術館展」を観た際の廃墟通信に書いていたので、ここに引用しておこう。

 ..今度は父娘連れである。女の子は小学校5年生ぐらいの眼鏡女子。並べて展示されているこの2点を(特に「オダリスク」を)見て、「..ねぇ、どうして、昔の人って、女の人の裸とかお尻とかを描くの?」、と、父親に質問。さぁ、ここが、父親としての器量が問われるところだ。[;^J^]「それはね。女の人の裸やお尻はとってもエロいし、(男子は)みんな、エロい絵を観るのが大好きだからなんだよ」、と、正直に答えられるであろうか? 娘はもう二度と、一緒にお風呂に入ってくれなくなるだろう。それでも真実を伝えられるだろうか。お父さんの危機である..が、彼は、「..恥ずかしいか?」、と、質問者の問題にすり替えるという、不誠実な解に逃げて、娘の手をひいて、この絵の前を去っていってしまった。去り際の彼らを横目で見たら、(推定)小学校5年生の眼鏡女子は“ブスっと笑っていた”、としか表現のしようがない [;^J^]。オトナは「逃げる」ものなんだよ。勉強になったね、お嬢ちゃん。[^J^]



Picture Picture

 「夫婦の幸福の演出」の節からは、トマス・ゲインズバラの「庭園での語らい」。人物(特に男性)もいいが、なんといっても背景のボケ味がいい。F4ぐらいか?(写真じゃないんだから。[;^J^])

 「結婚の絆か、愛の絆か?」の節からは、ギヨーム・ボディニエの「イタリアの婚姻契約」も、背景の抜け方がいい。花嫁の父親が若い女性の召使いに色目を使っているのもあるあるである(あるあるじゃないっ [;^.^])。



Picture Picture Picture Picture

 そして最後の、「19世紀フランスの牧歌的恋愛とロマン主義の悲劇」の章。

 フランソワ・ジェラールの「アモルとプシュケ」、または「アモルの最初のキスを受けるプシュケ」もまた、この展覧会のアイコン。実に美しい絵であるが、プシュケの表情が不思議でもある。まだぎりぎり成熟しきっていない(しかしもはや少女の体型ではない)体が、実にやばい..[;_ _][;^J^] クロード=マリー・デュビュッフの「アポロンとキュパリッソス」は、これまた実に美しい中性的男性の裸体図の傑作。

 ウジェーヌ・ドラクロワの「アビドスの花嫁」こそは、眷恋の作品..というか、これが来ているとは知らず、吃驚した!(ルーヴルにあることも知らなかった。)私の展覧会観覧人生が、半世紀以上前の「ルドン展」「デ・キリコ展」に始まることは何度か書いているが、それ以前に、自宅で画集を眺めている期間(小学生時分だった)もあったのだ。その時期、私に対して支配的だったのが、ドラクロワなのである!(ここら辺から西洋絵画に入ったので、印象派を斜め上から見下すような人間になってしまったのだが、それはさておき。[_ _][;^.^])その当時から、この絵は画集で観ていたし、「ダンテの小舟」「サルダナパルの最後の夜」「民衆を率いる自由の女神」などなどの(超)大作とはまったく異なる、珠玉の小品として認識していたのだが..

 ..まさに、珠玉の小品だった! 宝石だった! とにかく、この色彩! そしてもはやこれ以上はありえないだろうとしか思えないほどの、完璧な構図..!

 そして、アリ・シェフェールの「ダンテとウェルギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニとパオロ・マラテスタの亡霊」もまた、眷恋の作品であった。この展覧会、最後の部屋に、これほどの逸品を並べて待ちかまえていてくれたのである。まさに、私のための、私ひとりのための、展覧会だったのである..(← こういう心持ち、あるあるだよね? 誹られる筋合い、ないよね? [;^.^][;^.^][;^.^])



 18:50に出て、乃木坂駅から千代田線で、明治神宮前。ここで1本見送って、19:15に発つ直通便で、20:01に、相鉄線二俣川。座りっぱである。無茶便利。ジョイナステラス二俣川の4Fの鎌倉パスタで、うにとイクラのクリームパスタ。食べてる最中に、ラストオーダーを訊きに来た。どうやらジョイナステラスの(4Fの)飲食店は、20:30にラストオーダーのようだ。結構ぎりぎりだった。

 バスで妹夫婦宅へ。

*目次へ戻る


*2023年05月07日:ブルターニュの光と風/江戸にゃんこ/The Girl, Girl, Girl/大阪の日本画


 朝からポツポツ雨。例によって、二俣川駅まで車で送ってもらう。8:48に出る新宿行き。9:43着の予定のところ、2分遅れた。座りっぱである。無茶便利。

 本格的に降っている。10:00、SOMPO美術館。「ブルターニュの光と風」(〜6月11日(日)まで)である。(2日連続でブルターニュ。[;^J^])

Picture Picture Picture

 「ブルターニュの風景 ― 豊饒な海と大地」の章。テオドール・ギュダンの「ベル=イル沿岸の暴風雨」は、私が最も好むタイプの海景図である。劇的な光と風! この展覧会のポスターにも起用されている、アルフレッド・ギユの「さらば!」で、父親から最後のわかれの口づけを受けているのは、少年なのであった。女性かと思っていた。オーギュスト・アナスタジの「ドゥアルヌネの渡し船の乗り場」は、控えめながらも差し色が効いている。どこか地中海を思わせるところがある。



Picture Picture Picture

 エマニュエル・ランシエの「干潮のドゥアルヌネ湾」は、実に伸びやかで広がりのある風景。アドルフ・ルルーの「ブルターニュの婚礼」の、陽気な楽しさ。色彩のバランスがいい。右奥の方で、戸口から出てきた酔っぱらいが乱入しようとしているところを、待て待て待て、と、止めているのが面白い。私がこの酔っぱらいに感情移入していることは、言うまでもない。[;^J^]

 リュシアン・レヴィ=デュルメールの「パンマールの聖母」を観て、ぎょっとした。無論、現代のブルターニュに聖母子を移植したわけであるが、ふたりの顔が、まるで、写真をコラージュしたように見えるのである。[;^J^]



Picture Picture

 「ブルターニュに集う画家たち ― 印象派からナビ派へ」の章からは、クロード・モネを2点。左図、「ルエルの眺め」は、なかなかいいんじゃない? [^.^] 「アンティーブ岬」は、どこかで観た記憶があるが、類似作である可能性の方が高いかな。和風である。



Picture Picture Picture Picture

 最後に、「新たな眼差し ― 多様な表現の探求」の章。フェルディナン・ロワイアン・デュ・ピュイゴドーの「藁ぶき屋根の家のある風景」の色彩。太陽の描き方が巧みである。アンドレ・ドーシェの「ラニュロンの松の木」の、輪郭線表現。ジャン=ジュリアン・ルモルダンの「逆風」は、強風に逆らって歩くために、いっせいに体を傾けているさまが面白いし、カラフルな衣裳が水面に反映している描写も、実にうまい。ピエール・ド・ブレの「ブルターニュの女性」は、描き方がかわっている。「トレイリスム(格子状技法)」というらしいのだが、交差する細い線で微妙な色調の変化を表現している。



 11:40に退出。昼食は、新宿に戻る途中の地下街で、直久。直久こく旨らーめん。

 JRで原宿に向かう。12:30、太田記念美術館。「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」(後期:〜5月28日(日)まで)である。前期展示を4月22日に観に来たときは、とにかく女子(の二人連れ)が多かったのだが、今日はそれ以上に外国人が目立っていた。外国人の客が増えたというよりは、日本人の客がごっそり少なくなっているのである。理由は、少し考えればすぐわかる。雨だからだ。日本人(あるいは、現地や近場の人)ならば、天気が悪ければ先送りできる。旅程が決まっているツーリストなら、この程度の雨で日程を変更することなど、あり得ない。(そして私も、どちらかと言えばこちらの立ち位置であります。[;^.^])

Picture Picture Picture Picture

 歌川国芳を、4点。左から、「絵鏡台合かゝ身 猫/しゝ・みゝづく・はんにやあめん」は、影絵遊び。アクロバティックな体勢の猫を組み合わせている。右から、獅子、みみづく、般若面(はんにゃあめん [^.^])。「くつろぐ夏の猫美人たち」を観て「エロい」と思ってしまったあなたは、あともう少しである。[^.^](何が。[;^J^])

 「国芳もやう 正札附現金男 野晒悟助」は、有名な作品。髑髏づくめであるが、個々の髑髏が、猫の組み合わせで構成されている。「当盛美人合 五節句の内 青陽」は、猫を高い高いしている(女性視点から見れば)微笑ましい図なのであるが、猫は間違いなく激オコである。[^.^]



Picture Picture Picture

 左から、歌川芳藤の「猫の子の小猫を十九あつめ大猫とする」は、説明不要だろう。猫たちの表情が実にいい。歌川広重の「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」は、つい最近、別の展覧会でもご紹介したばかり。遊郭の格子窓から外の(広い)世界を眺めているのだが、遊女自体は小道具でその存在を匂わせるだけにとどめておいて、かわりに猫を置き、豊かな余情を漂わせている。

 月岡芳年の「歌川国芳肖像」は、国芳の追善のために弟子の芳年が描いた、素晴らしい肖像画である。つねに猫に囲まれていた国芳があの世でも寂しくないように、白猫を寄り添わせている。国芳と弟子たちと猫たちの、相互の愛情が暖かく伝わってくる。



 13:25に発ち、地下鉄で京橋へ。なかなかの雨 [;^J^]。14:10、スパンアートギャラリー。「The Girl, Girl, Girl -ポップ・シュールで彩る女たち-」(〜5月14日(日)まで)である。

 金子国義や、空山基の作品など。中村宏の「潜望鏡列車」(画像検索結果)のリトグラフバージョンが展示されていたので、そのあたりを糸口として、ご主人といささか話し込み、退出したのは、15:25。

 15:55、東京ステーションギャラリー。「大阪の日本画」(前期:〜5月14日(日)まで、後期:5月16日(火)〜6月11日(日)まで)である。(本日4軒目、昨日から累算で7軒目である。[;_ _][;^.^])ちなみに、展覧会を観たあと図録(の品質)を確認して、買ってもいいかなとは思ったものの、昨日と今日で分厚い図録が3冊も増えてしまっており [;_ _]、これ以上荷物を重くしたくなかったので、購入するのは次回、後期展示を観に来るときに先送りとした。よって、今日のところは、図録からのスキャンではなく、画像検索でのご紹介となる。[_ _]

 北野恒富を3点。「宝恵籠」画像検索結果)は、展覧会のアイコンになっている。「護花鈴」画像検索結果)。「いとさんこいさん」画像検索結果)は、体を伸ばして寝そべっている女の子がいい。中村貞以も、3点。「鷺娘」画像検索結果)、「朝」画像検索結果)。とりわけ印象が強烈なのが、「失題」画像検索結果)である。

 生田花朝の「泉州脇の浜」画像検索結果)の、広々とした空気。矢野橋村の「湖山清暁」画像検索結果)と「湖山幽嵒」画像検索結果)。島成園の「祭りのよそおい」画像検索結果)は、つい最近、どこかで観ているなぁ。子どもたちの世界の階級格差(左のふたりがブルジョワ、彼女らを羨ましそうに観ているその隣りの娘が中産階級。右端にひときわ離れて寂しく立っているのが、プロレタリア)を、せつなく描いている。

 三露千鈴の「秋の一日」画像検索結果)、高橋成薇の「秋立つ」画像検索結果)は、いずれも涼やかな美人画。池田遙邨の「雪の大阪」画像検索結果)は、晴れ晴れとしたパノラマである。

 17:40に退出。18:03に東京を発つひかりで、19:27に浜松..という予定だったのだが、先行するこだまが異常音を感知したらしく、点検、足止め。結局、24分遅れで18:27に発車。浜松には、28分遅れで19:55着。

 雨。タクシーで帰宅。

*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: May 13 2023
Copyright (C) 2023 倉田わたる Mail [KurataWataru@gmail.com] Home [http://www.kurata-wataru.com/]