*2022年12月05日:国宝展W
*2022年12月06日:One Roland Festival
*2022年12月07日:ツイッターを「更新」?
*2022年12月08日:年賀状画像作成
*2022年12月09日:右折のときは、
*2022年12月10日:終日新築打ち合わせ [;^.^]
*2022年12月11日:浜松交響楽団定期演奏会/四季のコンサート
*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*2022年12月05日:国宝展W


 曇天。鶴ヶ峰の家の直近のバス停から、7:01のバス。7:30に鶴ヶ峰駅を発つ..気がついていなかったが、今日は平日だったんだ。[;^.^](休暇(正確には不就労日)を取得していたのであった。)もしかして、ラッシュアワーに巻き込まれる系? [;^.^] この歳になるまで首都圏(というか都会)で電車通勤をしたことがないので、一番混む時間帯が、わからない..

 8:35、上野着。ま、それなりに混んでいたが..これはラッシュアワーのピークの前だったのか、もう過ぎていたのか。それと、コロナ以降、緩和されていると思うのだが、前よりマシな状態なのかどうかも全然わからん..

 ..てゆーか、8:35に上野に着くなんて、例によって始動が早すぎると100万回ゆわれてもわからんのかおまえは!→ [;_ _][;^.^][;^.^][;^.^] 小雨が時折パラつくしさ〜、待ち行列の中で傘さして読書するのも大変だしさ〜..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

 9:30、東京国立博物館。「東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」(第W期:〜12月11日(日)まで)である。月曜日は本来休館なのであるが、あまりの申し込みの殺到ぶりに、臨時開館となった次第。(さらに、会期も少し延長されるようである。)

 やっぱ、まずは、岩佐又兵衛の「洛中洛外図屏風(舟木本)」画像検索結果)..これ、はまると、話が(足が)先に進まないんだよな..もちろん、これを収録している画集は、複数もっているのだが、たとえ大判であっても、無理がありすぎますのでね..[;_ _][;^J^] そしてどなたもご存知、「普賢菩薩像」といえば、これ(画像検索結果)である。始めて(画集で)みたのは小学生の頃だったかな。

 そして、W期のハイライトは、わたくし的には、「地獄草紙」画像検索結果)と「餓鬼草紙」画像検索結果)である! 実のところこれらも含めて、特にW期の出展作品の多く(たぶん、80%ぐらい)は、過去、展覧会で複数回観ているのだが、この「地獄草紙」「餓鬼草紙」は何度観ても、う〜ん、と唸ってしまう..ここまで描きますか..

 雪舟等楊の「破墨山水図」画像検索結果)。彼の作品は、6点が国宝指定されているが、中でもこれが、とりわけ好き。手抜きにしてはよくできている(コラッ![;^.^])。李氏の「瀟湘臥遊図巻」画像検索結果)、尾形光琳の「八橋蒔絵螺鈿硯箱」画像検索結果)。また、これは国宝ではなく重文だが、酒井抱一の「夏秋草図屏風」画像検索結果)は、本当にいつまでも観ていられる..そう遠くない将来、国宝に昇格するのだろうね。

Picture Picture Picture Picture

 そして、これが欲しかったのだ! T期、U期、W期で、全出展作品が観られるので、その3期のスタンプを揃えるともらえるのだ、東博国宝博士認定書![^.^] 左から、表面、裏面。裏面には、全89点のカラー写真が(小さいサイズで [;^.^])印刷されている。その右のスキャン画像は、作品名の正答編が載っている別紙である。最下段には刀剣19振りが並んでいるが、この解像度で正答を見なくても区別が付く(名前がわかる)人がいたら、手を挙げてくれ。どん引きしてやるから。[;^.^](刀剣女子には、鼻で嗤われますか、そうですか。[;_ _][;^J^])



 11:30に退出。東京駅から12:03のひかり。乗車中に、少し前から気になっていたとある件について、某病院に電話して予約。13:27、浜松。改札を出てすぐの一風堂(ラーメン屋)で玉子白丸を食べて、14:20、帰宅。

 あぁ、案の定..BDレコーダーがハングアップしていた [;_ _]。昨日(日曜日)から iPhone の「どこでもDIGA」で、再生も録画番組リストの更新もできなくなっていたので、イヤな予感はしていたのだ。リモコンではシャットダウンできない。本体ボタンで、電源の強制オフ・オン。無事に復帰。データは損傷しておらず、よかったよかった。ハングアップの原因は不明。録画しそこなったのは..「THE MANZAI 2022」ぐらいか。まぁいいや。[;^J^]

 予約していた某病院へ。別に大したことはなかった。心配のしすぎ。[;^J^]

*目次へ戻る


*2022年12月06日:One Roland Festival


 今朝は寒い。午後から、バスで都田のサーラ音楽ホールへ。「One Roland Festival」である。社外秘というほどのことではないのだが、まぁ、勤務先の50周年記念の社内行事なので、一般向きに当たり障りのないところで..社内の(世界各地の)バンドの演奏のほか、「太鼓芸能集団 鼓童」(Wikipedia公式HP)のステージが、白眉。

 10曲ほど、さまざまな編成(楽器の組み合わせ)で演奏。多くは、生楽器(生打楽器)と、電子和太鼓「TAIKO-1」の組み合わせである。生楽器も電子楽器も、大変な迫力。

 最後には、鼓童メンバーと、社員バンドとの合同演奏を行ったが、後者がほぼ新入社員である、というのは、とてもよかった。

*目次へ戻る


*2022年12月07日:ツイッターを「更新」?


 以前にも(もしかすると複数回)書いたことがあると思うのだが..「ツイッターを「更新」する」という表現には、強烈な違和感を感じて仕方がない。

 「更新」という言葉には、物理的にせよネット上にせよ、「固定されたアドレス」に「置かれている」オブジェクトを「上書き(またはそれに追記)」する、というニュアンスがある。だから、ブログとかホームページとかフェイスブックとかを「更新する」という表現には、違和感はない。(これらは、ネット上で「同じ場所」に居続けているからである。)しかし、ツイッターというのは、私の認識では、タイムラインという「川の流れ」に、次々と投入されては流れさってゆく、メッセージ(あるいは断章)であり、固定されて、安定して読み続けられるものではない。それを「更新する」というのは、おかしい。それは「メッセージの追加投入」である..

 ..という認識は、もう、古いのかなぁ..?

*目次へ戻る


*2022年12月08日:年賀状画像作成


 さて、そろそろ年賀状を印刷しないと..測ってみたら、ハガキの縦横比は2:3で、私が撮影している写真のデータも2:3なので、ちょうどいい。1枚使い、2×2=4枚タイリング、3×3=9枚タイリング..まだまだいけるが、16枚以上は選ぶのが面倒なので、9枚タイリングとしよう。素材は、フラワーパークで撮った彼岸花でいいかな。(季節外れ? [;^J^])

 で、不気味系 [;^.^] のそこそこ出来がいいものを集めて配置して悦に入っていたら..色が基本的に「赤」「白」「黒」の3色なので、その上に「HAPPY NEW YEAR」とか住所氏名とかをレイヤーするフォントの色に難渋することになった [;^J^]。白いフォントも黒いフォントもまともに読めず、仕方がないので「黄色」にした [;^.^]。まぁ、なんだか華やかでキラキラ系なので、これはこれでよしとしよう [;^J^]。さて、どこで印刷するかな..

*目次へ戻る


*2022年12月09日:右折のときは、


 交差点の中心の直近の内側を進め、と、教習所で習ってないのか、こいつらは..[;_ _][;_ _][;_ _]凸

 私は基本的に浜松市内でしか運転しないので、よその地方のことは知らないのだが、浜松では、右折時に「道路の中央に寄らない」のが、一般的な運転マナーなのである [;_ _]凸。それは道交法違反だっつーの![;_ _][;_ _]凸

道路交通法第34条2項:

自動車、原動機付自転車又はトロリーバスは、右折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の中央に寄り、かつ、交差点の中心の直近の内側(道路標識等により通行すべき部分が指定されているときは、その指定された部分)を徐行しなければならない。

 こちらが右折するとき、対向右折車が(遠慮でもしてるつもりなのか)待つときにほとんど前に出てこず、センターラインにも寄らないため、右折をしようとしているこちらから、対向右折車の後方を見通せず、対向直進車がいるのかいないのか見えない(わからない)のである。[;_ _]凸

 何故、これが理解できないのだろう? 右折時にあらかじめセンターラインに寄るドライバーは(浜松には)10台に1台もいないので、「対向右折車の後方を見通せない」のが当たり前だと思っているのだろう。

*目次へ戻る


*2022年12月10日:終日新築打ち合わせ [;^.^]


 快晴。7:00に発って、バスで浜松駅へ。7:51のひかりで、8:50、新横浜。駅構内の BECK'S COFFEE SHOP でちょっとだけ時間調整をして、9:48、東戸塚。(われながらデジャブな記述である [;_ _]。今後もデジャブが積み重ねられる予定である。[;_ _][;^.^])10:00、ミサワホーム。

 今日からは、インテリアコーディネーター(2名)との打ち合わせである。10:00から、まずKさんと、窓の仕様(幅と高さ、ガラスの材質)、ドアの仕様、その他のサイズを詰めていく。昼食はひとりで(ほぼ隣の)サイゼ。もちろん、半熟卵のミラノ風ドリアである。[^.^]

 午後からは、Iさん。コンセントの位置や、LANケーブルの取り出し口の場所、ルータの置き場所。照明やカーテンについても。

 照明については、ベルサイユ宮殿的バロック風シャンデリアか東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)的アール・デコ風シャンデリアを心積もりしていたのだが、というのはもちろん嘘であるが [;^.^]、実はまだ何も考えていなかったところ、今回、諸事情で天井に段差ができるので、それを利用したスタイリッシュな間接照明を提案された。コストがやや不安なので、見積もりを依頼したが、こういうのは、自分では思いつけない。デザイナーやらインテリアコーディネーターやらのプレイヤーを次々と投入してくる大手ハウスメーカーならではのメリットである。(当然、彼らの人件費を負担しているわけであるが。[;^J^])

 浴室の窓には電動シャッターをつけられない。湿気で故障するから..なるほどね。

 洗濯機の話をしていて、洗濯パンがなぜいるのかわからない(使ったことがない)、という話題から、実は45年来、二層式を使い続けているんです(さすがにこの機会に買い替えますけれど)という持ちネタ(持ちギャグ? [;^J^])を若いIさんに披露したのだが、「マニュアル車みたいなものでして、洗濯物の量や汚れの落ち方をみながら洗濯や脱水に使う水の量や回転時間を自分で調整できるので云々」というところで、「あ、自分で蛇口を回すんですか!?」..なるほど。そういう時代だったのか [;^.^]。遥か以前から..[;^.^][;^.^][;^.^] なるほど〜、だから洗濯パンの使用が強く推奨されているのか。プログラムのバグやら誤動作やらで簡単に水溢れするから..(← 悪意ある曲解。[^.^])

 16:50から、営業のTさんの車で鶴ヶ峰の家へ。17:30着。東戸塚から電車だと横浜回りになるので結構な時間がかかるのだが、車でショートカットすると近いね。

 解体業者に来ていただいて、17:35から20分ほど打ち合わせ。家の本体だけでなく、取り残されている不用品をできるだけもっていっていただけると助かるのだが、どこまで対応できるのか、という確認である。持っていけるのは、木、スチール、ガラス。だから、机、テーブル、食器棚、本棚はOKだが、布と金属の複合物である椅子や、プラスチック製品、フトン、ミシン、タイプライター、ストーブは、NG。家電ももちろん、ダメ。これらについては、解体業者ではなく引っ越し業者が引き取ってくれるらしいが、要確認。また、捨てないもの(主として書籍)の一時時預かりもしていただけるらしいのだが、コストなどを確認しなくては。(場合によっては、自分で貸倉庫を借りることになるかも..面倒だけど。)

 18:20にTさんが帰られたあと、晩飯兼晩酌のため、居酒屋など。

*目次へ戻る


*2022年12月11日:浜松交響楽団定期演奏会/四季のコンサート


 快晴。鶴ヶ峰の家の写真撮影。あと50日かそこらで解体されるので、記録に留めておきませんとね。

 9:51のバスで、11:21、新横浜からひかり。12:27、浜松。アクトシティで14:00開演のコンサートを聴くので、駅周辺で昼食を取ろうとしたのだが、これがまさかの昼食難民..とまでは言わないが [;^.^]、待ち時間がかかるとか閉店とか日曜定休とか。(特に有楽街。)結局、有楽街の「食堂まぶち」で豚汁付サバ定食。

 13:30、アクトシティ大ホール。浜松交響楽団の定演である。開演まで30分待つ。

第93回定期演奏会〜天下のフランス音楽〜

ラヴェル:古風なメヌエット
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」

指揮:海老原 光
チェロ独奏:中木 健二
ヴィオラ独奏:鈴木 康浩

 ラヴェルもサン=サーンスも良いと思ったが、ここではメリハリをつけて、主として「イタリアのハロルド」について言及する。(参考:「新・ベルリオーズ入門講座:イタリアのハロルド (1834)」)いっけん、ヴィオラ協奏曲に見えるのだが、実は「ヴィオラ独奏を伴う交響曲」である。バイロンの「チャイルド・ハロルドの遍歴」を下敷きにした標題交響曲で、ヴィオラ独奏が、主人公・ハロルドを演ずる。第1楽章から第3楽章までは、風景・状況に対して多少とも傍観的であった主人公(ヴィオラ独奏)は、第4楽章「山賊の酒盛と前の情景の想い出」においては、山賊に捕えられており、その長い序奏部においては(ベートーヴェンの第九の第4楽章のごとく)前の楽章の音楽をヴィオラ独奏が少し弾いては(つまり想い出しては)山賊の荒々しい音楽に否定され、を繰り返し、そして山賊の饗宴が華麗に描き出される本編に突入すると、独奏ヴィオラ奏者の出番はなくなり、オーケストラ(山賊たち)だけの音楽(饗宴の情景)が繰り広げられ、そして幕切れ直前、遠くからかすかに響いてくる第2楽章(巡礼の行進)の響きを背景に、独奏ヴィオラが静かに僅かに奏するが、たちまちクレッシェンドしてきた山賊たち(フルオーケストラ)の音楽に呑み込まれ巻き込まれ、そのままオーケストラだけが演奏して、終わる。この楽章の「物語」としては、山賊の洞窟に捕えられ、宴会のあいだぢゅう、縛られて脇に転がされていたハロルドが、最後に殺される(その直前、過去の情景を想い出す)、と解釈するのが、妥当である。

 この楽章の大部分において休んでいる独奏ヴィオラ奏者の扱い方が、難しい。多くの場合、「楽譜の指示通り休んでいる(座っている)」か「オーケストラのヴィオラパートと一緒に弾く」かであるが、前者は、音楽的にも物語的にも正しいとはいえ、視覚的に(舞台のど真ん中で仕事をしていないのであるから)すわりが悪いし、後者は、物語的に(山賊の一員になってしまうのであるから)筋が通らない。今夜の演奏では、序奏部の出番が終わったところで、なんと独奏ヴィオラが(饗宴の音楽に突入していくオーケストラを横目に)退場してしまい、そして忘れた頃に(つまり音楽の幕切れ直前に)舞台袖のバンダ席に弦楽奏者3人の小アンサンブルを従えて登場し、回想の音楽を静かに奏でる..ほぼ、完璧な演出であり、また、この音楽を知らなかった聴衆にとっては、これがいかに異常な..とまではいわないが、通常のヴィオラ協奏曲とは異なる作品であるかが、視覚的にもわかりやすかったと思う。

 演奏の水準はかなり高く、このロマンティックな「物語」にひたらせてくれた。ヴィオラ独奏のうまさ(というか味)も、特筆しておこう。(私はもしかすると「幻想交響曲」よりも「イタリアのハロルド」の方が好きかもしれない、ということも、追記しておきましょうかね。)とりわけ第4楽章はテンポの微妙な揺らぎが心地よく、思わず、フライングブラボーならぬフライング拍手をしそうになった。

 16:00に大ホールを出る。18:30から、今度は隣りの中ホールでコンサートなので、時間調整の場所を探して徘徊する [;^.^]。「いろとり鶏」(いろとりどりと読むらしい)という店を見つけ、1杯だけ。

 18:30から、アクト中ホールで「四季のコンサート」。

ゴルトベルク変奏曲 〜「音楽の父」大バッハの名曲を弦楽トリオで〜 オール・バッハ・プログラム

無伴奏チェロ組曲 第1番 より 前奏曲
二声のためのインベンション より 第1番、第8番、第15番
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 より シャコンヌ
主よ、人の望みの喜びよ
ゴルトベルク変奏曲(シトコヴェツキー編)より
 アリア〜第1、2、3、7、8、9、10、11、12、16、17、18、22、23、24、28、29、30変奏〜アリア

STRING TRIO CONCERT
ヴァイオリン:奥村 愛
ヴィオラ:御法川 雄矢
チェロ:ルドヴィート・カンタ

 「シャコンヌ」なども良かったが、やはり白眉は、「ゴルトベルク変奏曲」の弦楽三重奏バージョン。高音域(ヴァイオリン)が(弦楽四重奏より)1本少ない、というのが、逆にアドヴァンテージとなっている。響きがすっきりとして見通しがいいのである。また、トークの中で触れられていたような記憶があるが、グレン・グールドの2回目の録音の影響を受けているような気がする。どうせなら抜粋版ではなく全曲聴きたかったところだが、これの全曲となるとかなり長くなり、他の曲をプログラムにいれられなくなってしまうからだろう。

 20:00に退出。晩飯兼晩酌は、有楽街の「炭火バルMabuchi」..結局、昼も夜もまぶちである [;^J^]。この系列店は、コスパがいい。22:30頃に出て、田町中央通りのバス停から22:41のバスで、23:05、帰宅。

*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Dec 17 2022
Copyright (C) 2022 倉田わたる Mail [KurataWataru@gmail.com] Home [http://www.kurata-wataru.com/]