*2022年11月07日:「日本鬼文学名作選」
*2022年11月08日:皆既月食 2022
*2022年11月09日:高橋葉介作品リストにミス発覚 [;_ _]
*2022年11月10日:そろそろ年賀状の..
*2022年11月11日:車検出し/「すずめの戸締まり」
*2022年11月12日:岡本太郎展/国宝展U期
*2022年11月13日:ウィーン音楽コンサート
*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*2022年11月07日:「日本鬼文学名作選」


 日本鬼文学名作選」(東雅夫編、創元推理文庫)読了。

 「桃太郎」(芥川龍之介)−無論、既読。今となってみるとわかりやすすぎる逆転であり風刺であるが、「今となっては」という評言は、十中八九、アンフェアである [;^J^]。「桃太郎輪廻」(筒井康隆)−半世紀近く前に読んだっきりではないかと思うが、細部をよく憶えているもんだ。呆れた [;^J^]。「桃太郎なんて嫌いです。」(加門七海×霜島ケイ)−軽い座談会かと思ったら、内容は存外深かった。「仮面ライダー響鬼」はやはり視ておく方がいいのかなぁ..[;^.^] 「鬼の実」(霜島ケイ)−味わい深い短編。「鉢の木」(加門七海)−これも幻想的な佳篇。

 「大江山異聞鬼童子」(菊地秀行)−活劇の迫力はさすがである。「酒呑童子」(野坂昭如 訳)−これを原典として読んでおけば間違いはないだろう。「大江山続話」(巌谷小波・黒田湖山 共編)−非常にストレートな続編である。「視鬼」(高橋克彦)−幻想的な超常現象の世界と、人間によるトリックの世界を、うまく組み合わせている。「女と鬼」(馬場あき子)−新鮮な視点からの、エキサイティングなエッセイ。「『平家物語』より剣巻」(加門七海 現代語訳)−こういうものがあったのか。不勉強ながら、知らなかった。内容は奇想天外である。

*目次へ戻る


*2022年11月08日:皆既月食 2022


 残業せずに飛んで帰り、帰宅してから三脚の準備をしてアパートの1Fの部屋の前の駐車場に設置できたのが、18:20を回っていたかな。18:09から欠け始めているのでやや遅刻したが、問題あるまい。今夜は、19:16から20:42までが皆既月食で、21:49に欠け終わる。

 前回(2018/01/31)の皆既月食の撮影では無残な失敗をしたので [;_ _]、少なくともその轍は踏まないように、気を配った。

 前回はなにを失敗したのかというと、「露出」である。暗すぎたのである。私の悪いクセなのだが、「暗い環境では暗い写真を撮しがち」なのである。ある程度は無理もない。暗い環境で、あるいは暗いものを見つめすぎていると、目がその暗さに慣れてしまって、液晶モニタが相対的に明るく見えてしまう。そこで、パラメータを暗い方向に調整してしまう..

Picture Picture Picture

 今回は、アパートの(1Fの)部屋の目の前に三脚を設置して、数枚撮影するたびにメディア(XQDカード)を抜いて部屋に戻り、PCで確認することを繰り返したのである。明るい環境でリアルタイムで撮影結果を確認することによって、露出のミスだけは、なくなった。

 しかし、ピント合わせに失敗した [;_ _]。これらの写真は、D850 + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR のクオリティではない。機材の性能を、まったく生かせていない。大きな理由(反省点)は、ふたつある。

 1.ピントをライブビューで手動で合わせるのではなく、オートフォーカスに頼ったこと。ライブビューというのは液晶画面のことである。ここに拡大表示して慎重にマニュアルで微調整すれば、もっとピントを追い込めたはずだ。

 なぜ、ライブビューを使わなかったのかというと、そもそもその機能を「思い出さなかった」からである [;_ _]。私には、ライブビュー(液晶画面)を使わない、というクセがあるのだ [;_ _]。それは、「三脚を滅多に使わない」からである。三脚を使わないのは、単に面倒だから 観光地など使用禁止の場所が多く、持ち歩いても無駄になりがちだから。そして、ライブビューで拡大表示してピントを追い込むためには、三脚でカメラを固定しておくのが必須、手持ち撮影ではほぼ不可能なのである。よって、普段三脚を使わない私は、自然、ライブビュー機能からも縁遠かったというわけなのであった。

 2.オートフォーカスを使うなら使うで、まだあまり欠けていない「十分明るい」時点でオートフォーカスでピント合わせをして、「あとはそれを固定」しておけば良かったのである。地球と月との相対距離の変化のパーセンテージは、数十分程度ではほぼゼロなので [;^.^]、一度合わせておけば、十分。そして対象が明るいうちならば、オートフォーカスも十分に機能したのであるが(現に、今回も、明るい時点ではそれなりにピントが合っているのであるが)、(極端に)暗い対象は、オートフォーカスが苦手とするところである。今回、暗くなってしまってから、うっかりオートフォーカスボタンを押してしまい、ピントが外れて、合わせなおすのに苦労した。この時点で、ままよ、と、マニュアルでピントリングを少しずつ回しつつ、数十枚撮影してみたのだが、結果は無残なものであり [;_ _][;^.^]、このとき、ライブビューを思い出せればよかったのだが..



 まぁ、仕方がない。次回を期す。オートフォーカスでベストを尽くせばこの程度、というサンプルにはなったので、ライブビューで追い込むとどこまでいけるのかの評価の基準としては、十分に使えるサンプルが撮れたわけだから。(← 何があっても、よかった探し。[;^.^])

*目次へ戻る


*2022年11月09日:高橋葉介作品リストにミス発覚 [;_ _]


 帰宅したら、メインマシンである LIFEBOOK WN1/E2 が「No Cable Connection」という表示を出したまま、電源が入らなくなっていた [;_ _]。電源ボタンを押してもいっさい反応しない。メッセージを信じれば、接続に何か問題がある。まずは電源ケーブルを確認。コンセントも確認。問題なし。接続されている LANケーブル、USBケーブル、HDMIケーブルも全部外すが、変化なし。接続しなおしても同じ。原因がわからん。かなり焦る。かなり狼狽えるが..違和感も感じた。メッセージ的には(BIOS レベルの)足回りの障害っぽいのだが、メッセージの表示がどこかグラフィカルなのである。これはもっと上の階層の問題だ..

 ..と、iPhone でぐぐる..わかった。「HDMI入力スイッチがオンになっていた」のである..[;_ _]凸

 説明しよう! このノートPCは非常に珍しいことに、「HDMI出力」のほかに、「HDMI入力」端子ももっているのである。17インチの大画面を生かして、という趣旨だろうが、もちろん、この端子には何も接続したことはない。(となりに 55型の HDMI入力のディスプレイがあるのに、使い道ないだろ。[;^.^])ところが、何かのはずみで、ディスプレイの下に並んでいる4つのボタン(HDMI/MENU/SUPPORT/電源)のうち「HDMI」(HDMI入力)がオンになっていた(ことに気がついていなかった)のである。そして、「HDMI入力」端子には何も接続されていないので「No Cable Connection」というわけだ..(どうやら、この PC、HDMI入力をオンにすると、単なる HDMIディスプレイになると思しい..)仕様バグだろ、こんなの! [;^.^]凸

 ヤフオクで落札していた「少年ビッグコミック 1986/1/17 増刊号」が、届いた..あぁ、やはり..高橋葉介の「竜神伝説」が掲載されている。リストを修正しなくては..[;_ _]

 説明しよう! 従来、この作品は、私が作成した「高橋葉介 作品リスト」(「総特集 高橋葉介 大増補新版 ―『夢幻紳士』40周年記念― (文藝別冊)」に収録されている)には、「少年ビッグコミック 1986/1/7 増刊号」と、記載されているのである [;_ _]。ヤフオクでこの「1986/1/17 増刊号」の書影に「竜神伝説」(正確には「竜人伝説」。後述する)というタイトルを見て、何か違和感を感じて手元のリストを確認して、違いに気がついたのである。[;_ _](すぐに違和感を感じる方もどうかと思うが。[;^.^])で、とにかく現物確認をしないと、と、落札して、本日入手したという次第。

 この作品の初出情報は、四半世紀前の時点では、どの収録単行本にも記載されておらず、長い時間をかけて調査を続け、(日記によると)1998年の2月に国会図書館で(正確には調査に同行されていたH氏が)初出誌を発見したのである。そのときに、「1986/01/17」を「1986/01/07」と書き間違えたらしい..[;_ _] これが、電子化されたデータの恐ろしいところなのだ。電子データは紙などのアナログ媒体と違い、ひとたび入力してしまえば、事実上永遠に維持される。逆に言えば、間違った入力も、不滅だということである。

 さて、「文藝別冊 総特集 高橋葉介」を、修正するチャンスがあるかなぁ..[;_ _]

 P.S.

 「竜人伝説」というタイトルについて、補足しておく。この作品の扉には「竜神伝説」と描かれており、すなわちこれが正しいタイトルであり、すべての収録単行本においてこのタイトルが記載されているのであるが、この初出誌では、まず、目次が「竜人伝説」。こういう例はたまにみかけるのだが、そればかりではなく、各ページのヘッダ(というのか?)も、最終ページのフッタ(というのか?)も、すべて「竜人伝説」。つまり、編集者が「徹底的に」間違えているのであった。[;^.^]

*目次へ戻る


*2022年11月10日:そろそろ年賀状の..


 ..準備を始めなくては。

 昨年は初めての試みとして、適当に検索してみつけたサイトで写真住所氏名印刷つきの年賀状を発注しており、なかなか良い出来だったのだが、結構高くついたので [;^.^]、今年は別のサイトを探してみよう。

 今年は手頃な写真がないなぁ..フラワーパークで撮影した彼岸花の写真を組み合わせてみるか..

*目次へ戻る


*2022年11月11日:車検出し/「すずめの戸締まり」


 不就労日。朝いちで大坂内科医院。月いちの健診。街中に向かい、りそなで金を下ろす。続いて、新雄踏街道沿いの TOKYO interior。ベッドの視察である。新居ではベッド生活となるのだが、私はこれまでの人生において(社員寮にいた2年間を除いて)ずーっと和室でフトンの生活だったのであり、ベッドのサイズというものがわかっていないので、その確認である。[;^J^]

 ボリュームゾーンは大雑把、2m × 1m × 75〜85cm。中国製なら5〜10万、日本製なら15〜20万以上、といったところか。(もちろん、上を見ればきりがない。)ふむふむ。

 出がけに、ミサワホームからメールが来ていることに気がついた。明日、打ち合わせをするのだが、着工が前倒しになったことにともない(仔細は省くが)必要書類の準備作業も早まった。明日、できればもってきて欲しい、という書類を用意するためには(今日は不就労日なのだが)いったん会社に行かなくてはならない..(微妙な内容というわけでもないが、一応、濁しておく..)

 ..というわけで、文面に適当にモザイクをかけて [;^J^]、いろいろあって [;^.^]、昼食は、西伊場の麺匠家で、豚骨醤油ラーメン。13:00のアポに少し遅れて、浜松日産伊場店に、13:10。車検出しである。この車の、最後の車検となるかもしれない。

 13:25に退出し、バスで浜松駅へ。以前から気になっていた駅前のメロンパン屋で、プレーンをひとつ買ってみた。なるほど、なかなか美味い。朝方など結構な行列ができているのを見かけることがあるが、焼きたてなら、もっと美味しいのだろう。

 ザザシティへ。たしか今日が公開初日の、「すずめの戸締まり」..なるほど。良いと思う。序盤、疲れてうとうとしていた目に、「船が屋根に乗っかった廃墟」が見えて、まさかアレの話なのか?、と..

 ..まぁ、ネタバレは書かない。この監督の作品を追いかけているわけではないので、評論めいたことも、書かない。大きな物語(というか幻想)と小さな物語がうまく組み合わされ、引き立てあっていると思う。

 ひとつだけ、個人的な問題が残った。最初の5〜10分程度、寝落ちしており、最初の「戸締り」のくだりを見逃してしまったのである [;_ _]。私には、コンサートでも映画でも 会議でも 最初だけ寝落ちする、というクセがあるのだった..[;_ _](寝落ちしていたことに気がついて衝撃を受けたあとは、最後まで眠気を感じることはない。)ここを確認するために、もう一度観ることにするかなぁ..どのサービスだか忘れたが、冒頭10分程度だけ配信しているらしいので、それですませようかなぁ..

 バスで帰宅。自転車で、コンビニと酒屋。

 Mixiにて、今朝がたアップした先週の日記を読んだマイミク氏から、デジカメのカードが飛んだ件、ダメ元で復元アプリをダウンロードしてみては? というコメントがついていた..その可能性に、まったく気がついていなかった! もう諦めて、初期化してしまったぞ、トホホ..[;_ _][;^.^] まぁ、いつまたこういう事故が起きるかわからないので、XQDカード(と、ついでにSDHCカード)の復元アプリをダウンロードして、スタンバイしておくか。[;^J^]

*目次へ戻る


*2022年11月12日:岡本太郎展/国宝展U期


 晴天。6:45に発ち、7:51、浜松からひかり。横浜駅西口のりそな銀行で金を下ろし(連日である [;_ _])、9:41、二俣川。10:00からミサワホームの展示場で打ち合わせ。

 主として、書斎兼寝室の窓の位置とサイズの詰めである。大きな可動書架を設置する書庫が、どうしても閉鎖的でそれなりの「圧」も感じる空間となるので、隣接する書斎兼寝室は、3方向すべての窓を大きく高くして、開放感を確保することにした。

 打ち合わせは12:00に終了。上野へ。エキナカ(エキュート上野)の「蕎香」で鴨そば。13:30、東京都美術館。「展覧会 岡本太郎」(〜12月28日(水)まで)である。岡本太郎のこの規模の展覧会(回顧展)を観るのは、11年前の「生誕100年 岡本太郎展」以来であるが、今回も素晴らしい内容である。必見、と言っておこう。

Picture Picture Picture Picture

 とにかく、最初のフロア(初期から晩年までの通期のベストセレクション)が、すごいのである。

 左から。「重工業」(1949)は、ベタな「社会風刺」として評価・受容された作品であるが、それは画家の意図ではないという。「森の掟」(1950)は、それに懲りた(と邪推している [;^J^])画家が、敢えて「いっけん社会風刺」風に描いた作品(と邪推している [;^.^])。パッと見、わかりやすい「暴力表現」なのだが、ディテールをよくみると、いったいなんの冗談だという..[;^J^]

 「暴走」(1963)は、「森の掟」と構図が似ている。右端の「跳ぶ」(1963)は、オリンピックをテーマにした作品。



Picture Picture Picture

 左から、「反世界」(1964)、「悲しい動物」(1974)、「にらめっこ」(1978)。ここまですべて、最初のフロア! このクラスの油彩群に、セラミックやFRPの立体作品群! 次のフロアに移動し難く、本当に、何度も何度も周回(そぞろ歩き)してしまった..



Picture Picture Picture

 次のフロアからは、ほぼ時代順の展示となる。「傷ましき腕」(1936/1949再制作)は、美術の教科書にも載っている有名な作品。「夜」(1947)は、「幻想美術選」の「第268回」で採り上げている。「作家」(1948)のモチーフは、父・岡本一平とのこと。(若い読者はご存知ないかも知れないが、手塚治虫より前の世代の、重要な漫画家(そのフィールドは漫画に限ったものではないが)のひとりである。)



Picture Picture Picture

 「燃える人」(1955)は、第五福竜丸事件に取材した作品であり、その意味では「明日の神話」(1968〜69)への里程標である。「燃える戦士」(1962)のカリグラティックな面白さ。「太陽の星」(1952)は、モザイクタイルによる作品。「太陽」というモチーフが採り上げられた最初の作品らしく、従って、「太陽の塔」(1970)のオリジンとも言える。



Picture

 岡本太郎の最高傑作、「明日の神話」の最終形(完成形)は、もちろん、渋谷駅に展示されている壁画(画像検索結果)なのだが、この展覧会にもってこれる訳が無く [;^J^]、出展されているのは下絵である。下絵は4枚あるらしいのだが、これは最後の4枚目(1968)で、下絵としては最大の、横幅11メートル(実物の1/3サイズ)。

 ちなみに、「明日の神話」から「反核・反原子力」というコンセプト「のみ」を読みとる論調が散見されるのだが、私の考えは、違う。これはむしろ、未来に対して極めてポジティブな、力強い作品である。人類は、「核の火」を手に入れてしまった。それは恐るべき災厄をもたらしたが、この「火」を人類が手放す未来は、決して来ない。人類には、核と共存する未来しか、残されていない。その覚悟はあるのか、と、観るものの胸ぐらを掴んでくる作品なのだと、私は思う。



Picture Picture

 彼が晩年に量産した「黒い大きな目」の作品群をまとめて観ると、正直、同工異曲の感は否めない。(前回の「生誕100年 岡本太郎展」でも、そう思った。)しかしそれは「多作」について回る宿命であり、必ずしもネガティヴに捉えるべき現象ではないのだろう。左図、「愛憎」(1983)は、中でも私のお気に入りの作品。

 右図、「雷人」(1995)こそが、岡本太郎の絶筆(未完)である。最終作にして、このエネルギー。彼はついに、枯れなかったのだ。



 退出したのは16時頃だったかな。隣りの 東京国立博物館 へ。ベンチで読書などして時間調整をしてから、予約時刻の17:30に入館。「東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」の第U期(11月1日(火)〜11月13日(日)まで)である。

 既に観ている第T期との差分は、2作品のみ [;^J^]。法眼円伊の「一遍聖絵 巻第七」画像検索結果)は、描写がきめ細やか。いたるところに乞食が描き込まれていることも、印象的。狩野永徳の「檜図屏風」画像検索結果)も、何度か観ているはず。まさに永徳! まさに狩野派! としかいいようのない雄渾な樹木と、非常に細密な枝葉の描写の両立(組み合わせ)。

 その他の作品群は第T期で観ているので基本的にはスルーなのだが [;_ _]、刀剣19振は、改めてじっくりと..とにかく、日本刀の美しさには時を忘れる..この中のどれでもいいから、1振、くれ! [;^.^] 100万、いや、200万までなら用意するから! [;^.^][;^.^][;^.^]

 退出時刻は忘れた。鶴ヶ峰に向かい、駅前の筑前屋で晩飯兼晩酌。バスで鶴ヶ峰の家に着いたのが、23:00。

*目次へ戻る


*2022年11月13日:ウィーン音楽コンサート


 晴天。9:11のバスで、鶴ヶ峰駅へ。新横浜から10:21のひかり。11:27に浜松に着いた頃には、雨。遠鉄百貨店本館8Fの展望休憩コーナーで読書。(街中の、お気に入りの読書スポットなのである。)12:30頃からアクトシティ中ホールの列に並ぶ。

 13:15、開場。第3回 ウィーン音楽コンサートである。

 指揮:カール ヤイトラー、ヤイトラーフィルハーモニー管弦楽団浜松、浜松トランペットコアー、浜松オペラ合唱団、他。タイトルどおりの内容で、ウィンナ・ワルツ、ポルカ、ブラスアンサンブル、オペラ、と、ウィーンミュージックの美味しいところを、ずらりと並べる。

 主な曲を略式で列挙すると、

ウィーンフィルハーモニーのためのファンファーレ
喜歌劇「こうもり」序曲
ポルカ「とんぼ」
ポルカ「騎手」
「農民のポルカ」
「皇帝円舞曲」
ザルツブルク音楽祭 ファンファーレ
「祝典前奏曲」
グレート モーツァルト ファンファーレ
「ドン・カルロ」より ここに明けた輝かしき喜びの日が
「椿姫」より 前奏曲、乾杯の歌

 ..など。「こうもり」序曲や「皇帝円舞曲」もいいのだが、昔から好きなポルカ「とんぼ」が聴けたのが嬉しい。浜松トランペットコアーによるブラスアンサンブルでは、「祝典前奏曲」がストレートに楽しく、また、初めて聴く「グレート モーツァルト ファンファーレ」は、レクイエムの「トゥーバ・ミルム」や「ラクリモサ」の旋律を使っていて、興味深かった。「農民のポルカ」では合唱団が農民のコスプレをしているし、オペラ抜粋では、このホールのステージの構造をうまく(しかし控えめに)使った、バンダや合唱団の演出が楽しかった。

 こういうプログラムを組まれると、どうしてもウィーン・フィル(による、ニュー・イヤー・コンサート)と比較してしまいがちになるのだが(アンコールはラデツキー行進曲だしさ [;^J^])、それは普通に野暮である [;^J^]。私がよく使う喩えであるが、それら頂点の楽団の演奏にのみ価値をおく、という姿勢は、「オリンピックやワールドカップ以外のスポーツ観戦には意味がない」、と言っているのと同じことである。(そういう立場や考え方も、もちろん認めますよ。[;^J^])

 16:25に退出。予備のXQDカードを買うためにビックカメラでに向かうが..あらら。カメラコーナーが、スカスカである。まさか撤退!?、と店員に訊いてみたら、模様替え中とのこと。やれやれだが..[;_ _] 売り上げが厳しい商品カテゴリなので、売場が縮小されるとのこと。トホホ..[/_;][/_;][/_;]

 引き続き、バスで17:00過ぎに浜松日産伊場店へ。一昨日車検に出していたキューブを受け取る。約15万円..[;_ _][;_ _][;_ _] 次の車検まで、あと2年。私が浜松にいるのはあと1年で、後半の1年は、横浜に隠棲してから。ちょうどいいというかなんというか..横浜では基本的に自動車なしで生活できるのだが、最初の1年ぐらいはモノの出し入れがあるので、自動車がある方が便利なのである。1年たって車検が切れる時点で、自家用車生活からお別れとするか..(無論、あればあったで確実に便利なので、隠居生活に入ってからの収入と、車にかかる経費がバランスすれば、持ち続ける可能性はあるが..)

 18:00頃、帰宅。

*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Nov 18 2022
Copyright (C) 2022 倉田わたる Mail [KurataWataru@gmail.com] Home [http://www.kurata-wataru.com/]