*2020年09月21日:美術/哲学の勉強会「眼と精神」
*2020年09月22日:「ショパン―200年の肖像」
*2020年09月23日:幻想美術選「地獄太夫と一休」河鍋暁斎
*2020年09月24日:天才か私は [;^.^]
*2020年09月25日:「ななこSOS 完全版」
*2020年09月26日:「国芳から芳年へ」
*2020年09月27日:竹内結子、逝去
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*2020年09月21日:美術/哲学の勉強会「眼と精神」


 晴天。今日は暑くなるとのこと。湯風景しおりの直近の浜田山につけ麺を食いに行くことにした。この店は行列のできる人気店なのだが、駐車場が2台ぐらいしかない。自転車置き場があったかどうか自信がないので、徒歩でいくことにした。所要時間は45分ぐらいかな。

 開店時刻は11:00。待ち行列を見込んで少し早めの10:00に発つ。汗をかきかき、予定どおり、10:45に着いた。ほらみろ、まだ誰も並んでいない [^.^]v

 ..そりゃ並ばんわ。月曜定休..[;_ _][;_ _][;_ _] 少しは事前に調べろよ..[;_ _][;_ _][;_ _] いやいくら定休日であっても今日は祝日だから祝日は開けて翌日休むのが常識ではっ!?(← 無駄な逆切れ [;_ _])

 14:00から、駅の近辺(といっても徒歩10分ぐらいか)で用事がある。浜田山から駅まで歩けないことはないが、暑くていやなので、直近のバス停へ。次のバスは10:58。10分以上、暑いバス停で待つのもいやなので、すぐ隣の「クリエイトSD」というドラッグストアで時間つぶし。(ここには入ったことがなかった。)

 午後に使うシャーペンを忘れてきたので、買うことにした。文房具(に限らず小さなもの)を紛失しがちな病(やまい)の持ち主なので、これまで、シャーペン/ボールペンの類は、失くしても惜しくない安物を使い続けてきたのだが、考え方を変えて「超高級品(当社比 [;^.^])」を購入することにした。「芯が回ってトガりつづけるシャーペン、クルトガ」である。なんと、428円! 失くしませんように..[;-人-][;-人-][;-人-](..この文章を書いているのは9月28日なのだが、いま、気がついた。「くるくる回ってとがる」から、「クルトガ」なのか! 商品名の意味が、1週間、わかっていなかった。[;_ _][;^.^][;^.^][;^.^])

 バスが来た。コロナ禍以来、バスに乗るのはもしかしたら初めてかも? なるほど、一番前の席は封鎖されている..今いち理由がわからないが。[;^J^]

 一風堂JR浜松駅店で、とんこつまぜそば。遠鉄デパート2Fの休憩エリアで、14:00からの勉強会のテキストのプリントアウトを読み込んで予習する。(つまり、今日まで予習をしていなかったのである。[;_ _][;^.^])

 14:00、鴨江アートセンター。「美術/哲学の勉強会」である。前回から引き続き、モーリス・メルロ=ポンティ(Wikipedia)の「眼と精神」の第2章である。具体的な画家名や作品名が出てくるので(それらを知っていれば)わかりやすい..というか、理解の糸口になる。

 「語る」タイプの人が何人か参加している。もしかすると読者は気がついていないかもしれないが実は私も「語る」タイプの人であり [;^J^]、こういう人が2人までならギリ許容範囲内だが、3人になってしまうと収拾がつかなくなる [;^.^]。意識的にせよ無意識のうちにせよ、自分のフィールドに引き寄せて語り始めてしまうからである。私自身がそうなのだ。だから今回は極力「語らず」、「語る人たち」に対して軌道修正する方向の突っ込みを入れたり、助け舟を出したりするというスタンスに徹した(つもりである。ほんとだよ [;^.^])。ただ、こういうことをされると気分を害する人も当然いるわけなので、空気を読みまくった [;^J^]。つくづくおとなになったね、私も。[;^.^]

 帰途、古書肆の時代舎に寄って、2冊購入。暑いといっても、もはや夏の暑さではない、どちらかといえば穏やかな1日であった。

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*2020年09月22日:「ショパン―200年の肖像」


 好天。バスで浜松駅へ。8:37のJRで、9:50、静岡。駅前の葵タワー3Fの静岡市美術館の開館は、10:00。「ショパン―200年の肖像」(本日最終日)である。

 正直、それほど期待してはいなかったのだが、なかなかよかった [^J^]。ショパンの作品にインスパイアされたタブロー群も良いが、ショパンが生きた時代の美術作品が、なかなか味わい深い。要するに、ショパンという切り口から見た「あの時代」の展覧会になっている。その意味ではさらなる広がりを求めて、5割増しぐらいの物量があればよかったと思わなくもないが、まぁ、このぐらいが適量だろう。満足のいく展覧会であった。

 美術館を出て、いつものとおりエスカレーターで、1フロア下の戸田書店へ..愕然 [;*.*]。閉店している..[/_;][/_;][/_;] 7月26日に閉店したとの貼り紙。知らなかった。ショックである。ここは(美術館のすぐ下という立地からか)美術書の品ぞろえが、浜松市内の書店とは比較にならないほど充実していたのに..[/_;][/_;][/_;]

 昔(もしかすると20年以上前?)には、浜松市内にも戸田書店はあった。それが閉店したとき、私は別になんとも思わなかった。よくあることだからである。こう言ってはなんだが、町中の平凡な書店がひとつ、つぶれただけだからである。しかしここは、意味が違う。「静岡本店」、つまり、旗艦店なのだ。まだ20店舗ほど、営業しているとはいえ..

 しかし、心配になってきた。静岡市は、戸田書店の静岡本店を守り切れなかったのである。浜松市は、谷島屋本店を守り切れるのだろうか..

 13:21のJRで浜松へ。駅ビルの沼津魚がし鮨で軽く飲み食いしてから、雨が降り出しているので、タクシーで帰宅。

 肌寒いとまではいえない、肌涼しい一日であった。

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*2020年09月23日:幻想美術選「地獄太夫と一休」河鍋暁斎


 「幻想美術選」、第214回。「幕末から明治にかけての逸品」ミニシリーズ、第2回。

Picture

「地獄太夫と一休」(河鍋暁斎、1871〜89年)

 河鍋暁斎(1831〜1889、Wikipedia)は、まごうかたなき、万能の天才である。「奇想の絵師」として把握されている人が多いと思うが、その程度の枠には、到底おさまりきるものではない。美人画、風俗画、肖像画、仏画、戯画、山水画、能・狂言、故事人物、幽霊妖怪、動物神仏、およそ描けぬものとてなく、しかもすべてのジャンルにおいて、極めて素晴らしい超絶技巧の作品を量産している。(とりあえず、画像検索結果 をリンクしておく。)しかしなんとも理解しがたいことに、幕末から明治にかけて大変な人気を誇り、日本を代表する画家として海外でも認知されていたのだが、その後いったん、少なくとも日本では、忘れ去られてしまうのである。

 その理由は、彼の画集を見ていると、なんとなくわかる。「なんでもできすぎてしまう」ので、「専門ジャンルがない」のだ。春信なら美人画、広重なら風景画、写楽なら役者絵、などなどのような、「代名詞となる得意分野」が、ない。強いて言えば「戯画」のイメージがやや強いと言えるが、全ジャンルに渡る傑作群の中で、イメージが幾分薄まってしまうのは、これはまったくやむを得ない。加えて、「特定の流派に属していない」..これがなかなか「致命的」[;^J^] で、美術史の教科書の中に、位置づけしにくいのである。それやこれやで、美術ファンの視界からは消えていたのだが..

 ..天網恢々(← 逆だ [;^.^])、数十年前から復権が進み、いまや、伊藤若冲や歌川国芳らの人気と知名度には及ばないにせよ、十分、二番手につけている超人気画家となっているのは、目出度いことである。

 「幻想美術選」のラインナップに相応しい作品は、山ほどある。本当に迷ったのだが..ここでは、聖俗/美醜の対照を楽しめる、この作品を紹介しよう。

 地獄太夫に関心を抱いた一休が遊郭を訪れる。酒を飲み、鯉を食べる一休に不審の念を抱いた地獄太夫が、一休を芸妓たちと残して部屋を出、外から様子を窺ったところ、舞い踊る女たちの姿がすべて骸骨の姿となって見えた..地獄太夫は身分ある出自だったのだが零落し、苦界に身を置くようになったのだが、それも前世の悪行の報いであると、自ら「地獄太夫」と名乗っていたという。一休が太夫と連歌問答をし、太夫を悟りに導いたという伝説の、一場面である。

 画中の屏風絵の繊細さ! 打掛は一見すると地獄図であるが、よく見ると、業火と見えるのは珊瑚であり、寿の字が踊っている。閻魔は寿老人であり、福禄寿、布袋、帝釈天、大黒、恵比寿たちもいる。そして、骸骨たちとともに踊り狂う一休という、奇想!

 河鍋暁斎の多彩な魅力をお伝えするためにも、あと何回かは採りあげたいと思っている。

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*2020年09月24日:天才か私は [;^.^]


 浜松北郵便局で、預けておいたバラ切手330枚を、63円切手300枚(100枚シート×3)に交換してもらった。手数料は1枚あたり5円で、計1650円。

 ..えっと、おさらいしておきましょうかね [;^J^]。まったく使い道のない大量の切手を、イオン浜松西店のWで処分を進めているのであるが..

 1.シート切手の換金レートは、50%以上。(バラ切手のレートは低いので、交換手数料を払ってでもシートにする方が有利なのだ。)

 2.この店では、買い取り価格2万円以上で、スタンプ1個。

 3.スタンプ3個で5千円相当のカタログギフト。(既にスタンプ3個をカタログギフトに交換済み。)

 つまり、4万円をぎりぎり上回る程度のシート切手を3回持ち込めれば、もっとも効率がいいのである。現在手元にあるシート切手は、

 70円× 20枚/シート× 1シート= 1400円
120円× 10枚/シート× 2シート= 2400円
150円× 10枚/シート× 2シート= 3000円
130円× 10枚/シート× 8シート=10400円
110円× 10枚/シート× 6シート= 6600円
 80円× 10枚/シート× 2シート= 1600円
 60円× 20枚/シート×16シート=19200円
 50円× 20枚/シート×17シート=17000円
 50円× 20枚/シート×26シート=26000円
 50円× 10枚/シート×29シート=14500円

 (50円切手は数が多いので、シートの大きさや形状でまとめて3つに分けている。)そして本日、

 63円×100枚/シート× 3シート=18900円

 ..が追加されたのだが、まとめてみたら我ながら呆れたことに、

26000円+14500円=40500円
1400円+2400円+19200円+17000円=40000円
3000円+10400円+6600円+1600円+18900円=40500円

 ..天才かよ、私は。[;^.^]

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*2020年09月25日:「ななこSOS 完全版」


 ようやく..ようやく、「ななこSOS 完全版」のデータを、入力した。[;_ _](→ 吾妻ひでお 著作リスト)発売から、なんと半年以上も経ってしまった。[;_ _]

 どうしてこんなに遅れたのかと言うと..もちろん、昨秋に吾妻ひでお氏が逝去されたことが大きい [_ _]。自分で思っている以上のダメージを受けていたらしく、作品リストを更新する気力が、まったく失せてしまっていたのである..「これを入力したら、お終いなのかな..」..という想いもあった。

 ..もちろん(ショックのあまりの)勘違いに過ぎない。吾妻ひでおの単行本は、これからも刊行され続ける。ぐずぐずしていると、10月13日の命日が訪れてしまうではないか。それまで「不完全リスト」のまま放置していて、どうするというのだ。私の役目を忘れたのか..

 ..ということで、気力を振り絞って、更新した。この過程で、これまで入力していたデータのバグがひとつ、みつかった。「虚空のモナー」の第2話のサブタイトルが抜けていたのだ。自分で言うのもどうかと思うが、「これほど完成度の高いデータベースであっても、決して完璧ではない」のである。

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*2020年09月26日:「国芳から芳年へ」


 朝いちで、O内科医院で月いちの検診。今月、血液検査の予定だったはずだが、先生が忘れていた。ラッキ [;^.^]。シャブ抜き 節酒がまるで進んでおらず、γGTPがなかなかの数値を叩き出すに違いないと危惧していたのだ。執行猶予1ヶ月。今月こそ、節酒/減酒だ..(「今月こそ」、ね。[;^J^])

 月曜日のリベンジ。10:15に徒歩で浜田山へ向かう。11:00着。よしよし、今日は開いてるぞ。[;^J^](11:00開店のはずだが、15人目。こんなものだろう。)うむ。美味い [^.^]。替え玉は多分食いきれると思ったが、間違いなく食い過ぎになるので、自粛。[;^.^]

 徒歩で、すぐ近くの湯風景しおり。そこから自宅への帰途のちょうど中間あたりに浜松市美術館があるのだが、今日から「国芳から芳年へ展」が始まっているではないか!(9月26日(土)〜11月8日(日)まで。)多少疲れ気味ではあるのだが、これをスルーすることは許されない(誰に? [;^.^])軽く足を引きずりつつ [;_ _] 入館。JAFの会員カードで2割引(960円)になるのは嬉しい。[^.^]

 もちろん、ほぼすべて、お馴染みの作品である。何度も展覧会で「本物」を見ている。ではなぜ、繰り返し、観ているのか。それは、「浮世絵は版画であり、版画は1枚1枚、すべて状態が違う」からである。そしてこれがまた面白いところなのだが、「状態が良ければいいというわけでもない」のである。いい感じに日焼けしたり色褪せたりしている「本物」もある。

 ..でもって、もう今さら系統立てたスキャンも画像検索もしませんよ [;_ _]。国芳も芳年も何度も何度もご紹介していますしね [;_ _]。てきとーにサンプリングして、画像検索結果を張っておきます。[_ _]

 月岡芳年の「清玄堕落之図」画像検索結果)の、腑抜けて堕落した姿こそ男の夢であり理想である(違う [;^.^])。歌川国芳の「相馬の古内裏」画像検索結果)は、つい先日「幻想美術選」で、ご紹介しましたね。月岡芳年と落合芳幾の連作、「英名二十八衆句」画像検索結果)は、もちろん「血みどろ絵」として有名なのだが、単にそれにとどまらぬ、迫真の描写力と昏い幻想に、魅了される。

 月岡芳年の「風俗参十二相 かゆさう 嘉永年間 かこゐものの風ぞく」画像検索結果)は、このシリーズのなかでも特に好きな逸品。エロいでしょ [*^,^*]。同じく芳年の「文殊菩薩図」画像検索結果)は、やや珍しい作例。歌川芳房の「清盛布引滝遊覧義平霊難波討図」画像検索結果)の放射線は、やはり印象的である。

 以下、歌川国芳。「源頼光公館土蜘作妖怪図」画像検索結果)は、もう何度観たかわからない、有名な作品。「大物の浦平家の亡霊」画像検索結果)の、遙か海上を漂う亡霊たちの壮麗な幻想美! そして、「為朝誉十傑 白縫姫 崇徳院」画像検索結果)! 漫画や劇画は読むが浮世絵は見ないという連中の首根っこをつかまえて、この絵の前に引きずってきてやりたい!(こらこら [;^J^])

 本展(ただし去年開催された福岡展)の紹介記事があったので、リンクしておく。→(【「国芳から芳年へ」連載 】)

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*2020年09月27日:竹内結子、逝去


 竹内結子、自殺。享年40歳。なみのショックではない..

 かつて私は廃墟通信に、「世界中の女性をひとりだけ残して皆殺しにしろと命じられたら、迷うことなく竹内結子を残す」、と、書いたことがある。(しかも、2回も。[;_ _])まったく、なんということだ。まったく、なんということだ..

 私より先に竹内結子がいなくなるという事態を、まったく想定できていなかったのである..合掌..

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Oct 1 2020
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