*2020年09月14日:旧友の訃報
*2020年09月15日:ひとり旅は対象外 ["^.^]凸
*2020年09月16日:幻想美術選「相馬の古内裏」歌川国芳
*2020年09月17日:指に炎症 [;_ _]凸
*2020年09月18日:10月〜11月の展覧会観覧予定
*2020年09月19日:「定本 夢野久作全集 7」
*2020年09月20日:ギャラリー銀乃鈴/CD劣化掴まえた
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*2020年09月14日:旧友の訃報


 きとう歯科医院で3ヶ月ごとのクリーニング。

 ニフティ以来の旧友のOさんが、9月3日に病気で亡くなっていたとのこと。ショックである。近年はご無沙汰していたが、ほぼ30年来のおつき合いであった。私と同世代であった。まだ、早いよ..合掌..

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*2020年09月15日:ひとり旅は対象外 ["^.^]凸


 テレワーク。好天。

 JR西日本の乗り放題プラン。なるほどやはり、ひとり旅は対象外かよ ["^.^]凸。おひとりさまお断りのレストランは珍しくないが、どうように、ビジネス的なうま味がないんでしょうね..

 ドコモ以外でも、郵貯銀行で不正送金被害。おやおや..口座のある全金融機関で、入出金ログを確認しなけりゃならんということか..[;_ _]凸

 岸部四郎、8月28日に逝去。拡張型心筋症による急性心不全。享年71歳。合掌..

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*2020年09月16日:幻想美術選「相馬の古内裏」歌川国芳


 「幻想美術選」、第213回。3回連続で、幕末から明治にかけての逸品をご紹介する。まずは、どなたもどこかでは眼にしているであろう、歌川国芳(1798〜1861、Wikipedia)の、この傑作。

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「相馬の古内裏」(歌川国芳、1845〜46年頃)

 「水木しげるの“がしゃどくろ”」として認識している人が多いのではないかと思うが、オリジナルは、これ。「歌川国芳の“相馬の古内裏”」である。昭和時代に「がしゃどくろ」という妖怪が「創作」されたときに、水木しげるがこの作品を引用したのであるが、だからといって「パクリ」だなどというつもりはない。水木しげるは、引用の名人なのだ。「この図像をがしゃどくろに適用する」という「創意」を、評価すべきである。(プロデューサー的な感覚かも知れない。)

 山東京伝の読本「善知安方忠義伝」に依る。平将門が下総国に建てた「相馬の古内裏」。将門の乱ののち、妖術を授かった将門の遺児滝夜叉姫と良門は、父の遺志を継いでこの廃屋に仲間を募り、やがて妖怪が出没するようになる。それを知った源頼信の家臣、大宅太郎光国は、妖怪退治に向かう..

 原作では骸骨の群れが攻め寄せてくるのだが、国芳はそれらを一体の巨大な骸骨に置き換えた! この発想にも驚くが、とにもかくにもその骸骨のド迫力! こんにちの眼で見てもなお、息を呑む。ましてや江戸時代、これは完全に3D(「飛びだす骸骨」)に見えたであろう。

 奇想の画家・歌川国芳こそは、こんにちの漫画・劇画表現の源流のひとり。(画像検索結果 参照。)まさに、永遠のポップ・スターなのである。

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*2020年09月17日:指に炎症 [;_ _]凸


 今週週始め頃から、右手中指第一関節爪脇親指側が、腫れている。深爪などが原因で、1〜2年に1回ぐらい、やってしまうのだ。要するに、雑菌による炎症である。放置しておいても数日間で治まることが多いのだが、今回はダメ。毎日腫れが大きく固くなり続け、うっかり触ると、飛び上がるほど痛い。

 業務にもそこそこ差し支えはじめたし、悪化する一方というのがイヤだったので、午後半休として医者に行くことにした。といっても、行きつけの皮膚科の午後の診療は16:00からなので、先に雑件を片づけておく。カインズで買い物。浜松北郵便局。市役所でマイナンバーカードの証明書更新。

 市役所での待ち時間が長く、I医院に着いた頃には17:00を回っていたが、ここでは待ち行列がなかったので、プラマイゼロだ [;^J^]。塗り薬(皮膚の感染症の治療薬)と飲み薬(抗生物質)。

 自宅への帰途、突然大雨。ほどなくやむ。ガソリンスタンドに寄って、帰宅。

 (察しの悪い読者のために注意喚起しておくと、今夜のタイトルに付せられた「[;_ _]凸」は、中指にF●CK YOU!しているという、巧妙なダブルミーニングなのである。)

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*2020年09月18日:10月〜11月の展覧会観覧予定


 以下、リストアップはしたものの、行けるかどうかはまったく不明。[_ _]

*国立西洋美術館
 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
 〜10月18日(日)まで

*そごう美術館
 「ショーン・タンの世界展
 〜10月18日(日)まで

*国立新美術館
 「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020
 〜11月3日(火・祝)まで

*浜松市美術館
 「国芳から芳年へ展
 9月26日(土)〜11月8日(日)まで

*あべのハルカス美術館
 「奇才 ―江戸絵画の冒険者たち―
 〜11月8日(日)まで

*森美術館
 「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ
 〜1月3日(日)まで

*三菱一号館美術館
 「1894 Visions ルドン、ロートレック展
 10月24日(土)〜1月17日(日)まで

*岡田美術館
 「没後220年 画遊人・若冲 ―光琳・応挙・蕭白とともに―
 10月4日(日)〜3月28日(日)まで

 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」は、大阪展(国立国際美術館、11月3日(火)〜1月31日(日)まで)に回す可能性もある。日時指定前売券が必要なので、「今週末なら行けそうだ!」、と急に思い立っても、行けない可能性が高いのだ [;_ _]。日時指定前売券が必要な展覧会はほかにも数多くあり、日程調整が面倒だ..[;_ _]

 右手中指第一関節は昨夜から朝まで疼き続けたが、(飲み薬も塗り薬も一晩で効くわけではないし、)夜には、腫れも痛みも和らぎ始めてきた。

 明智抄、逝去。享年60歳。私よりも2つ年下 [_ _]。死因は公表されていないようだが..合掌。

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*2020年09月19日:「定本 夢野久作全集 7」


 ようやく、箸を持てるようになりました。[;^.^]

 定本 夢野久作全集 7」(国書刊行会)、読了。随筆集である。主要な随筆はあらかた既読であったが、未読の随筆も数多く収録されている。ざっと抜き書きしておく。

 「近世快人伝」「日韓合併思ひ出話」「父杉山茂丸を語る」「父・杉山茂丸」などなどの人物伝は、いずれも面白い。

 久作は、能楽にも精通していた。「田舎謡と東京謡」「能の女の美」「「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能」−「斯して人類の文化は漸次「生活」から「能」へと進化高潮しつつある」(235頁)。「武術と能楽」−「撃剣や柔道なぞでも同様で、未熟な人達の勝敗ほど見てゐて面白い。一上一下、虚々実々……と云つたやうな訳で、矢鱈にハラハラして面白いのですが、それがだんだん向上して、一流どころの勝敗になつて来ますと、面白味といふものが薄くなつて来る。否、面白味など云ふものは微塵もなくなつて、云ひ知れぬ緊張味と、そこから生まれる品のヨサばかりになつて来る」(243頁)、「之を逆に云へば人間の肉体と精神の充実洗練された極致の業を集めたものが能の型で、それに仮面を冠せ、装束を着せて白木の舞台面に舞はせる芸術が能である……と云ふ事が出来ます。/も一つ突込んで申せば武道の精神を平和な形であらはしたものが能で、能の精神を戦闘化したものが武術と云ふ事が出来ませう」(248頁)。

 「能とは何か」が、能楽論の白眉か。マイノリティである能楽マニアの「選民思想」が気にならなくもないが [;^J^]、「前にも述べた通り「能楽」といふ芸術は、新作物を受け付けぬどころでなく、逆に旧作のものゝ中でも芸術価値の薄いものは、容赦なく自然消滅をさせつゝ発達向上して行く芸術である」(273頁)、「能は此の有意義づくめの世界から人間を誘ひ出して、無意味の舞と、謡と、囃子との世界の陶酔へ導く可く一切が出来上つてゐる。左様して其の一曲の中でも一番無意味な笛の舞ひと云ふものが、いつも最高の意味を持つ事になつてゐる」(282頁)。

 「梅津只圓翁伝」−「拍子の当りなぞを気にかける様な謡は謡では無いぞ。能の本体はシテの面と装束ぢや。それを着けて舞うて居るシテの位取りを勘取つて地謡が謡ふ。それを囃方が囃すのぢや。それぢやけに地謡は、いつも囃方に斯様打てと押へ付けて行くだけの力が無くては勤まらぬものぢや。力のある囃方は時々自分の思ふ通りに位を取直さうとするものぢやが、そげな事をされるやうな地謡は舞台の上で腹を切らねばならぬ。間違うても囃方の尻に付いてはならぬ」(375頁)、「生中な喜多流を残すよりはタタキ潰した方が天意に叶ふと思つてゐたらしい精進ぶりであった。(中略)「絶後の悲哀を覚悟していゝ加減な相伝者を残さぬ」」(377頁)。「能界万華鏡」−「道成寺の流行がシテ方の無気力を裏書きしてはゐないか。田村、羽衣、猩々の三番で満天下を唸らせるのが能楽の素志、本懐では無かつたのか。能楽界の道成寺流行は、歌舞伎の忠臣蔵流行よりも数百倍か、数千倍の悲惨事では無いか。お能がダンダン型の抜け殻みたいになつて行つてやしないか」(393頁)。

 探偵小説論からは。「チャンバラ」「江戸川乱歩氏に対する私の感想」「涙香・ポー・それから」−「で、経典以外のものには心を打たれなくなつてしまひました。/私は信心に凝つてゐるうちに、今まで見た事も聞いた事もない怪奇な世界を数限りなく発見しました。それは自分の心の中の邪悪と、倒錯観念の交響世界で実に不可思議な苦痛深刻を極めたものでした」(421頁)。「書けない探偵小説」「我もし我なりせば」「やっつけられる」

 「探偵小説の真使命」−「鶏の人類に対する真実の使命はその変種に在る。食用鶏は卵が少く、採卵用鶏は肉が美味くない。それでいゝのだ。/同様に探偵小説の真の使命は、その変格に在る。謎々もトリックも、名探偵も名犯人も不必要なら捨てゝよろしい。神秘、怪奇、冒険、変態心理、等々々の何でもよろしい。吾々はもはや太陽の白光だけでは満足し得ないのだ。スペクトルの七色光だけでも既に満足し得なくなつて居るのだ。紫外、赤外線は勿論のこと、その中に横たはる暗黒線の内容までも分析して、何かしら戦慄的な、絶大恐るべき毒線を作る原案の潜在を確保しなければ、良心的に生き甲斐を感じなくなつてゐるのだ。どこまでも探偵し、暴露して行かなければ本能的に満足が出来なくなつてゐるのだ」(452頁)。「甲賀三郎氏に答ふ」−「この故に探偵小説は人類の思想傾向が、囚はれる唯心文化から囚はれざる唯物文化に進化し、更に又、囚はれたる唯物文化から、囚はれざる唯心文化へ反転して行く過渡時代の痛々しい内省心理の産物でなければならぬ。だから此の意味から見て、私が述べた「人類の趣味の低下」は、取りも直さずその向上の前提となつて来なければならぬ事になるのである」(457頁)。

 ほか、「恐ろしい東京」「顔」「外人の見たる日本及日本青年」「鼻の表現」(夢野久作とはいえ饒舌が過ぎる [;^.^])、「琵琶座頭」「極端な個人主義」「女性と服装」、など。

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*2020年09月20日:ギャラリー銀乃鈴/CD劣化掴まえた


 時々小雨。午前中、車で「ギャラリー銀乃鈴」へ。いつもどおり半袖で出ようとしたところ肌寒いのに気がつき、今シーズン、初長袖である。

 硲さんの陶芸展。「練り込み」技法についての話をいろいろ伺った。なかなか面白い模様(文様)が現れている。

Picture Picture

 昨年から始めている、劣化調査も兼ねてのCDの虫干し。もっぱら通勤時のカーステでのみ行っているため、「隔日テレワークになってしまった」「天候の条件がよければ自転車に乗ってしまう」という悪条件が重なり、まったくもって捗っていないのだが [;^J^]、数百枚も確認してきて、ついに見つけた! 再生不能になってしまったCD!

 これを購入したのは、おそらく1988年か89年ではないかと思う。30年越え。同時期(あるいはさらに数年早く)購入したCDも大量に虫干ししているのだが、今のところ見つかっているのは、これのみ。しかもこれは2枚組なのだが、もう1枚は、まったく問題ないのだ。



 まぁ、仕方がない。それでは、リッピングを始めるか..タグ付けを考えると、結局、PCで作業するのが一番いいのだろうか。多分、1日5枚がいいところだろう。2年はかかるなぁ..

 指の炎症は、だいぶ治まってきた。やれやれ..[;^J^]

 斎藤洋介、逝去。享年69歳。合掌..

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Sep 24 2020
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