*2020年08月03日:流石は安物 [;^.^]
*2020年08月04日:桑田二郎、逝去
*2020年08月05日:レバノン大爆発
*2020年08月06日:幻想美術選「マドンナ」エドヴァルド・ムンク
*2020年08月07日:明日から夏休み
*2020年08月08日:少しだけ頑張った
*2020年08月09日:自転車が帰ってきた
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*2020年08月03日:流石は安物 [;^.^]


 7月11日に、10本198円で買ってきたボールペンのうちの最初の1本が、早くも不調である [;^J^]。インクはまだ1割程度しか減っていないのに、もうかすれていて、書き味がすこぶる悪い [;^.^]。どうも先端の「ボール」が滑らかに回転していないようだ。

 値段相応なので、むしろ安心した。じゃんじゃん使い捨てるのみ。(もちろん中国製だが、それをあげつらうつもりは毛頭ない。そんな態度は、時代遅れもいいところ。中国製品の性能は、文字どおりピンキリなのだ。)

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*2020年08月04日:桑田二郎、逝去


 7月2日に老衰で亡くなったとのこと。享年85歳。

 手前味噌になるが、日本幻想作家事典」(東雅夫、石堂藍編、国書刊行会、2009)に附録として収録されている「怪奇幻想漫画家事典」の、桑田二郎の項は、私が執筆した。以下に一部を抜粋しておく。

桑田二郎(くわた・じろう 1935〜)デビュー直後の一時期を除いて桑田次郎を名乗っていたが、85年にペンネームを本名の桑田二郎に戻した。大阪府吹田市生。北海道様似町で育つ。48年、『奇怪星団』(青雅社)でデビュー。「まぼろし探偵」(57〜61・『少年画報』連載)を大ヒットさせ、川内康範の原作による「月光仮面」(58〜61・『少年クラブ』連載)で、その人気を不動のものとした。原作付きの作品が特に有名で、なかでも平井和正原作の作品は、テレビアニメ化されて爆発的な人気を得た「8マン」(63〜65・『週刊少年マガジン』連載)、正義のロボット犬が活躍する「超犬リープ」(65〜67・『まんが王』連載)、数億年にわたって地球を見守り続けた超生命体によって人類の未来を託された三人のエリートたちの戦いを描く「エリート」(65〜66・『週刊少年キング』連載)、謎の生命体との戦いを異様な迫力で描き出す「デスハンター」と、いずれ劣らぬ名作ぞろいである。その絵柄はクールでシャープ。ロボットやアンドロイドのフォルムは流線的で美しく、ヒーローや悪役のコスチュームデザインのスマートな格好良さでは右に出るものがいない。怪奇幻想漫画の分野でも原作付きの作品に傑作が多く、なかでも、小栗虫太郎原作の「人外魔境」(69・『週刊少年キング』)、江戸川乱歩原作の「地獄風景」(70・同)では、原作の暗鬱で耽美的な幻想世界が、硬質な肌触りの暗い画面に見事に再現されている。(後略)

 ..われながら見事な要約なのだが、実はこのあとに、痛恨のミスがある。[;_ _]

(前略)オリジナルの怪奇幻想漫画にも、インベーダーが人間や動物に憑依する「暗闇の眼」(69・『別冊少年マガジン』)(後略)

 ..謳われてはいなかったが、これにも原作があるのだった [;_ _]。フレドリック・ブラウンの「73光年の妖怪」なのだった [;_ _]。ブラウンの小説を読んだのが25年も前だったので、気が付かなかったんだよぅ..[/_;][/_;][/_;]

 言うまでもないが、この時代の漫画家が、海外(あるいは日本)の作品を下敷きにするのは、少しも珍しいことではなかった。現代の尺度を適用して盗作(剽窃)として指摘するのは、筋違い。「暗闇の眼」は(そしてもちろん「73光年の妖怪」も)、永遠の傑作なのである。

 私の人生を豊かにしてくださり、本当に、ありがとうございました。合掌..

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*2020年08月05日:レバノン大爆発


 驚いた。ベイルートでの大爆発の映像。光が先にきて、音と爆風はその後から襲ってくるのが、よくわかる。最初の(相対的には)小規模な爆発と爆煙のために多くの(スマホの)カメラが録画を開始していたところに大爆発がきたおかげで、衝撃的な映像が、多数記録されたわけだ。

 現時点の報道では、死者78人。そんなものではすまないのでは..

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*2020年08月06日:幻想美術選「マドンナ」エドヴァルド・ムンク


 「幻想美術選」、第207回。「200回以上やってきていまだにこんなビッグネームを採りあげていなかったのか4回ミニシリーズ」第2回は、どなたもご存知、ムンクである。

Picture

「マドンナ」(エドヴァルド・ムンク、1895/1902年)

 もちろん、「叫び」でも全然構わなかったのであるが、私はこの作品が好きでねぇ..制作年が複数併記されているのは、彼の他の代表作の多くがそうであるように、この作品も何度も再制作されているからである。そのなかから選び出したのが、この、胎児が明瞭に描かれているバージョン。

 「マドンナ」、つまり、聖母マリアであるが..これほど不穏な聖母像があるであろうか。「キリスト」を「胎児」として描くとは..しかも外周を泳いでいるのは、あろうことか、「精子」である。「処女懐胎」のはずなのに..それも額縁というよりは、あたかも「ロザリオ」のごとく..まったく、冒涜の極みである。

 冒涜ついでにどんどん書くが、彼女の姿勢と表情は、明らかに性的である。それだけでも少々(どころではなく [;^J^])アレだが、気になるのは、この「落ち窪んだ眼球」である。つまり..まるで「屍体」のように見えるのである。ということは..「ネクロフィリア(屍姦)」(それもマリアを)。屍体に胎児を孕ませたのか..? などなど、不穏な連想があとからあとから(誰か私を止めてくれ..[;^.^])

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*2020年08月07日:明日から夏休み


 ..ではあるのだが、予定が皆無。全然ワクワクしないねぇ..(ちょっと長めの週末かな?みたいな。)とにかくどこにも動かないと、季節感というものが..

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*2020年08月08日:少しだけ頑張った


 完全にキャパオーバーしている書架から、当分(あと3年半は)アクセスする可能性が低いと思われるものを、ゆうパック大ケース1箱に詰め込んで、アクセスしにくいところ(ほかの箱の下)に押し込んだ。

 少しだけ書架が空いた。「焼け石に水」を絵に描いてみた。[;_ _][;^.^]

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*2020年08月09日:自転車が帰ってきた


 ナカノサイクルセンターで、TSマーク点検出ししていた自転車を受け取った。今回、タイヤチューブとかブレーキ回りとかグリップとかバックミラーとかいろいろ交換したので、2万5千円近くかかってしまった。(自転車にかかる費用とレンズにかかる費用については、「高い」と感じるセンスを失ってしまっているのは、われながら問題かとは思う。[;^J^])

 とはいえ、さっそくひとっ走り、というわけにはいかない。暑すぎるんだよ。[;^.^]凸

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Aug 14 2020
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