2020年02月10日:「SFが読みたい! 2020年版」 2020年02月11日:嵐山散策 2020年02月12日:読むと馬鹿になる [;_ _] 2020年02月13日:幻想美術選「キメラ」ギュスターヴ・モロー 2020年02月14日:もしかして口実? [;^.^] 2020年02月15日:照明交換/ドア不具合 [;_ _] 2020年02月16日:こんな日もあるよ..目次へ戻る 先週へ 次週へ
「SFが読みたい! 2020年版」を読み、買い逃していた本(正確には、いったん見送っていたものの、本書で、これはやはり読むべきだ、と認識を改めた本)を30冊ほどピックアップして、順次発注する..いつ読むんだとか(引っ越して可動書架を設置するまでの)置き場所はどこなんだとか、考えても仕方がない(無意味である)ことはいちいち考えないのがコツである。[_ _][;^.^]
「伴名練インタビュウ」に、面白い一節があった。(19頁)
質問者: ちなみに作品をネット公開する方向性はなかったのでしょうか? 伴名練: 読者として、ネットの小説はある日突然、媒体や著者の都合で読めなくなってしまう経験が多かったので、できるだけ紙にしたかったんです。いつか自分が「この小説はだめだ!」と感じても抹消できないようにしたかった、というのもあります。
伴名練の回答の前半は、よく言われている問題点そのもの。興味深かったのは、後半。そう、私の電子書籍に対する不安感・不信感の根っこは、ここにあるのである。
別に電子書籍に限らずネットの文章の大半はそうなのだが、「最終版であるという保証がない」のだ。ネット上のとある文章に立脚した(それを前提としている)論を書いているうちに、その部分が書き直されている可能性がある。いつの間にかハシゴを外されてしまう。甚だしくは、削除されている。
「ワーク・イン・プログレス」と言えば聞こえはいいが、もっとわかりやすい言葉で言えば「無責任」なのだ。都合が悪くなればいつでも回収できる文章に、そもそも「責任」など負わせようがないではないか。
..ま、著者が既に存命でない(つまり、恣意的に書き換えられる可能性がかなり低い)文章(小説など)については、この限りではありませんが..それでも、書き換えられる可能性はゼロではないし、いつ読めなくなるか、わかったもんじゃありませんしね..手元に置いておくのが一番。この際、紙でなくても、最悪PDFファイルでもいいから。
念のために先に言っておくと(← 変換の第一候補が「逝っておくと」であることに重大な問題を感じるがそれはさておき [;^.^])、廃墟通信のこの文章自体が、もちろん先述した「無責任なネット上の文章」なのであるが、電子書籍との決定的な違いは、これは「無料だ」ということである。
高丘のヤマト営業所で、発注していた「Lensbaby レンズユニット Creative Bokeh optic 50mm F2.2」、ゲット。なんとも楽しい玩具を手に入れたが [^.^]、いつ使うんだ、いつ。[;^.^]
目次へ戻る快晴である。5:15に自宅を発ち、徒歩で浜松駅へ。着いたのは6:10。所要時間55分か..単調増加しているような気がするが、ここでいちいち現実を見つめる必要は、ない。[_ _][;^.^]
6:32のこだまで、西へ。新幹線の車窓から見える白い月が、美しい。7:56、京都着。8:33、嵯峨嵐山着。
友人から紹介されていた「パンとエスプレッソと嵐山庭園」という店が8:00から開いているのは、ネットで確認済み。8:50に着いた。古民家ベースの素敵な店である。満席だったが、少しだけ待って、9:00過ぎに入れた。
せっかくだから、一番高い「ブランティーセット」を注文する。2300円である。これがなかなかの量で、10:00までかけて、ゆっくりといただく。(パン5種、ジャム、生ハム、モルタデッラハム、カマンベールチーズ、ミニサラダ、ケークサレ、抹茶のティラミス、カヌレ、フルーツサンド、ミニジュース、ドリンク。)美味いが、けっこう満腹。[;^.^]
隣接している店舗で、お土産としてクロワッサンなど3点買ってから、福田美術館へ向かう。なぜか、嵯峨嵐山駅から歩き始めて10分程度で iPhone のGPSが機能しなくなっていたので(圏外?)、だいたいこっち方向だろう、と、適当に歩いていたら、3分とかからずに、いきなり着いてしまった。[;^.^]
「美人のすべて 〜初公開、松園の「雪女」」(〜3月8日(日)まで)である。昨秋にオープンしたばかりの比較的小規模な美術館だが、これはまた、なかなかのスポットではないか。[^J^](すぐに知れ渡ってしまうだろうから「穴場」とは言えない。)とにかく、ロケーションがいい。そもそも「嵯峨嵐山駅」自体、京都駅からJRで15分。そこから徒歩15分程度で渡月橋。その、目と鼻の先なのである。そして、ここからの眺めがまた、いいのである。(写真は、館内のカフェなどから。)
言うまでもなく、目当ては、上村松園の「雪女」(画像検索結果)だったのであるが、他にも眼福な作品がたくさんあった [^J^]。個人蔵のコレクションがベースになっているので、観たことがない作品が多いのもポイント高い..ネットで画像検索して紹介できる作品が少ないということでもあるが。
そんななかで、伊藤小坡の「製作の前」が 画像検索できた のはよかった。ほか、上村松園の「にじを見る」、「しぐれ」、「四季婦女」、「花のさかづき」。伊東深水の「紅蓮白蓮の雪路」、「夕化粧」、「夕映」、「ささやき(舞の前)」。山川秀峰の「振袖物語」。東燕斎寛志の「雪中美人図」。鏑木清方の「黒髪」、「寮の春雨」、「宇治の蛍かり」。梶原緋佐子の「金屏」など。
展覧会を12:00に見終え、(既に写真をご紹介済みだが)館内のカフェで渡月橋を眺めながら一服。実は、ここに来る前に寄ってきた(すぐ近所の)「パンとエスプレッソ」が出店しているのである。だから今日のところは私はここではカフェラテをいただいただけだが、パンのメニューも美味しいはず。
このカフェは本当に、京都におけるマイフェイバリットスポットのひとつとして指を屈せるところだが [^J^]、さほど席数が多くない上に、時間帯にもよるのだろうが、そこそこ並んでいたりするので、長居しづらいのが残念 [;^J^]。ちなみに、ビールやワインもあります。
12:40に出て、渡月橋を素材にして1時間ほど、レンズをいろいろ試す。
左写真は、レファランスとして「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」で普通に撮ったもの。参考までに、2年前に魚眼レンズで撮った写真も載せておく。(これはなかなか気に入っているのである。[;^J^])右の2枚は、「Lensbaby Velvet 56」で、ふんわりと蕩(とろ)かしたボケ。
そして、「Lensbaby Sweet 80」で、放射状の 凶悪な ボケ。
やはり、Sweet 80 が、一番難しい。効果を強くするために絞りを緩めると、ピントが合わないのだ。ピント位置を画面内で自由に設定できるのだが、中央の場合は、なんとかなる。中央以外の位置にピント位置をずらすと、合わせるのが極めて難しい。ライブビューイングにして液晶で追い込むほかないと思われるが、手持ちでは不可能ではなかろうか? ..もうしばらく、使い方を模索しよう。
13:45に、渡月橋のたもとの「松ケ枝」へ。湯豆腐と日本酒でのんびりだらだら、持参した「パタリロ!」のスピンオフ作品を読んで過ごし [;^J^]、15:00に出る。
「竹林の小径」方面へぶらぶら歩いていたら、驚異的に可愛い人力車の車夫(20代女性)に遭遇した! [*^.^*][*^.^*][*^.^*] 体力はあるに決まっているのだが、決してアスリート体形ではない、普通に健康的な女子である。身長は私より多少低いぐらいだから、160cm前後? すでに他のお客を乗せていなければ、指名したかったところである! [;^,^][;^,^][;^,^] 同じ方向に向かっていたので、10分ほど、彼女がひく人力車と、抜きつ抜かれつしていたのだが..(はい、あなたのご想像どおり、写真を撮らせてくださいと言えない、チキン野郎なのでした..[;_ _][;_ _][;_ _][/_;][/_;][/_;][;^.^])
なんにせよ、ここ、嵐山エリアには3年前と2年前にも来ており、このあたりの観光スポットはひととおり知っている。今日は無理せず早めに帰りたかったので、野宮神社も天龍寺も亀山公園も頂上展望台も再訪せず、15:45に嵯峨嵐山駅に戻り、16:01のJR。16:59に京都を発つひかりで、18:05に浜松駅。18:45、帰宅。
旅(トリップ)というのは、この程度のサイズも、まったく、悪くない。[^J^]
野村克也、逝去。享年84。合掌..
目次へ戻るにわか雨がありうるという予報だったので、自転車はやめて自動車で出勤したのだが、結果、まったく降らなかった。損した。[;^J^]
帰途、高丘のヤマトに寄って、荷物(書籍)を受け取る。
某ネットニュースの見出しを見て、さすがに天を仰いだ(なんと大袈裟な。[;^.^])「ランキング」というジャンルに並んでいる5本の見出しの中に、
「ビックネーム並ぶDAIGOの遠縁」 02月12日 08:22 クランクイン!
..「ビックネーム」..「クランクイン」..[;_ _][;_ _][;_ _] そもそも読む必要のない「記事」であるとはいえ、うっかりクリックした日には、どんなに惨憺たる文字列が並んでいるか、わかったもんじゃない。これは、読んではいけない記事だ。(こんなもんに巻き込まれてしまったDAIGOには、ご愁傷様としかいいようがない..)
目次へ戻る「幻想美術選」、第183回。この画家は6回目の登場で、目下、単独首位である。[;^J^](ちなみに2番手グループは、エルンスト、ダリ、ルドンで、いずれも登場回数は5回。)
..この絵を「キメラ(キマイラ)」と言われても、困るのだが [;^J^]。「ライオンの頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持ち、口からは火炎を吐く」..どこが [;^.^]。ケンタウロスの胴体とペガサスの翼、しかもイケメン..(「ケンタウロス」と「ペガサス」の「キメラ」とは言えるか..今、気がついた。[;^.^])モローは、よくこういう勝手な設定変更をする。「ひとつ目巨人」であるはずのポリュペモスを、「額にひとつ目を持つ、三つ目のイケメン巨人」にしたりとか。[;^J^](「第129回:ガラテイア」)それに、この裸女は誰よ。もしかしてこいつも「合体」した「キメラ」の一部なのか?
この作品を語る画家自身の言葉を引こう。
猛り狂うキマイラに運ばれる情熱的な性質を、私は描くだろう。他のあるものは、それぞれが抱えるキマイラにさいなまれることになる。それは身を滅ぼす晴熱の象徴だ。またあるものは、虚空に投げ出され、けっして捉えることのできないキマイラを追いかけるだろう。(中略)
この作品は悪魔的な一枚の「デカメロン」だ。そこには、古代以来、中世を通ってルネサンスに至るまでの、〈それは人間の持つ三つの側面を混合させることになったのだと思う〉女性が持っている悪魔的な側面という観点から捉えられた女の夢想のあらゆるニユアンスが表現されている。
..つまり、主役は、この「女」なのだ。女の夢と憧憬、女の本質(と、彼が考えたもの)を描いているのだ。「..そりゃ、結婚できるはずないわ (^_^;)」などと不粋なことを言わずに、この、素晴らしい色彩の輝きにつつまれた、モロー自身の「憧憬」と「恐怖」を見つめやる、視覚の享楽に身を委ねようではないか。
目次へ戻る帰宅時に雨になるという予報なので、自動車通勤。結局、今週の通勤は、全部自動車と相成った。
2月2日に、東京・中野の「ケンコー・トキナー」のサービスショップで、「Lensbaby Sweet 80」のレンズ蓋(ボディ側)をサービスパーツとして取り寄せられないか、確認をお願いしていたのだが、その後の連絡がないので、電話を入れた。
既にメーカーに発注済みなのだが物流が動いていないために遅れている、とのこと。なるほどねぇ..新型肺炎騒ぎが、ついに私にも影響を及ぼしてきたか..
..本当に? [;^.^] メイドインチャイナかどうか、レンズ本体にも取り説(小冊子)にも製造国の記載が無いのだが..どこでどう滞っているのだろうか? [;^.^]
目次へ戻る曇天。9:30に車で出て、高丘のヤマト営業所で書籍を受け取る。スーパーに寄って10:30に帰宅したら、11:00にアポしていたI建設さんが駐車場で待っていた [;^J^]。この30分で室内を片付けて取り繕うというプランが瓦解した..[;_ _][;_ _][;_ _]
それはともかく [;^.^]、慌ただしく片付けてDKに入っていただき、照明を交換してもらった。今時だから、LED電球である。ランタン生活にも大概慣れてきたところだが [;^J^]、もちろん、壁スイッチで天井の照明がつくに越したことはない。
10:45頃にいったん撤収。改めて11:00に、これも以前からの懸案だった、不具合を抱えている玄関ドアノブの交換のために来訪され、こちらの交換は、11:15に終了。
LED照明(自宅で使うのは初めてである)をオンオフしていて、面白いことに気がついた。スイッチを入れてから点くまでに、一瞬のタイムラグがあるのである。そういうもんなの?
16:00過ぎに出て、ザザシティのエルに修理出ししていたスラックス2本、アオキに裾上げを依頼していたスラックス2本、合計4本回収。
夜、玄関のドアが閉まりにくいことを発見 [;_ _]。どうやら「歪んでいる」らしく、鍵を操作するためには、思い切り押し付けなくてはならない。16:00には、なんの問題もなかったのに..I建設に電話。明日は日曜日なので、来週の平日、早めに帰宅してみてもらうことにした。(これだけのために半休をとるわけにもいきませんのでね..)
目次へ戻る朝からしとしと雨。
車で湯風景しおり。汝 何時に行って、何時に出てきたのか、忘れた。
帰途、湯風景しおり直近のハードオフで、車に積んでおいた(もう長年使っていなかった)21インチぐらいのディスプレイを売却。1000円。全然OK。
帰宅してから以降の記憶がない..
..
...
....(確定申告..[;_ _][;_ _][;_ _])
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: Feb 21 2020
Copyright (C) 2020 倉田わたる Mail [KurataWataru@gmail.com] Home [http://www.kurata-wataru.com/]