*2020年02月03日:幻想美術選「屍衣」ファブリツィオ・クレリチ
*2020年02月04日:新型コロナウイルスをめぐって..
*2020年02月05日:2月〜3月の展覧会観覧予定
*2020年02月06日:カーク・ダグラス、逝去
*2020年02月07日:ホースを買う [;^J^]
*2020年02月08日:雑件いろいろ片付ける
*2020年02月09日:いろいろ発注/自転車整備
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*2020年02月03日:幻想美術選「屍衣」ファブリツィオ・クレリチ


 「幻想美術選」、第182回。

Picture

「屍衣」(ファブリツィオ・クレリチ、1955年)

 Fabrizio Clerici(1913〜1993)については、Wikipedia(英文) を参照のこと..だけでは不親切だな、いくらなんでも [;^J^]。ミラノ出身のこの画家の画風自体は、広義のシュルレアリスムに含めてよかろう。画像検索結果 を参照していただきたい。まさに、夢のような幻想絵画である。(「幻想絵画」と「シュルレアリスム」の関係性(無関係性)についての議論は、ここではおいておこう。)

 目立つのは、軽やかに浮遊しているイメージの多さであり、それが「夢と幻想」の雰囲気を強めている。また、形態のはっきりしない(不定形である)「流体」のモチーフも繰り返されているが、多くの場合、それは「水」というよりも「砂粒(さりゅう)」である。

 今回、ご紹介する「屍衣」もまた、ある意味「粒子(極微の砂)」の物語なのである。原話は、殉教聖者フェリチタスの秘蹟物語だが、画家はそれを独自に脚色して、以下のような物語として再話したのである。(「みづゑ」1985年 春号、p24より引用する。)


 ある伝道僧が夢のなかで姿の見えない目撃者の声を聞く。声の主は一人の女性がむごたらしい迫害の末に殺戮されて、その死体がどこか見知らぬ場所に遺棄されたのに立ち会ったというのだ。伝道僧は女殉教者の亡骸を弔うべく旅に立つ。シリアの砂漠をさまよい、アフリカの荒地を訪れ、小アジアやユーフラテス河に沿って旅を続けた。

 出立の日には壮年だった僧も、いまはいつしか白髪の老人となり果てている。そしてまさに命も尽きようとしているある日のこと、彼は突然、自分がかつて夢のなかで見たのと寸分違わない風景のなかに立っているのに気がつく。屍体はあった。だが見れば、「最小の骨片すらも、極微の塵のかけらさえも残っておらず、ただ彼女のいまは化石した屍衣のみを眼前にしている」のであった。生涯を捧げた使命はもはや満たされ得ないと悟ると、彼はその場に倒れて絶命する。今度は消滅した屍衣の主に代って、彼が次の伝道者の到来を待つのである。


 ..まことに哀切極まりない、無常観ただよう物語であるが、(私は、「人生の全てを虚しく費やしてしまった」系の話に、弱いのだ..(「ペールギュント」とか..))必ずしも、ウェットな印象は受けない。むしろ、ドライだ。そこに涙はなく、ただ、乾いた砂粒が、風に乗って飛び去って行く..

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*2020年02月04日:新型コロナウイルスをめぐって..


 ..スルーしていたわけではないのだが(気持ちの)タイミングをみはからっているうちに、2月になってしまった。実は今でも、まだためらいがあるのだが..

 日本のSF者がこのような事態に遭遇するとき、必ず想起するのが「復活の日」(小松左京)である。しかし、新型コロナウイルスは、MM−88(復活の日に登場する猛毒ウィルス..厳密にはこれ自体はウィルスではないが)では、ない。比較にならないほど(桁外れに)穏やかな存在にすぎない。ここで「復活の日」に言及するのは、SFファンの(よい面も悪い面もある)「軽薄さ」を露呈することにほかならない..

 ..しかし、MM−88とは比較にならないとはいえ、新型コロナウイルスによる死者/感染者の数は、スルーできる水準ではない。しっかりと「恐れる」べき存在であるのだが..

 ..しかし、どう考えても、今の報道は、煽りすぎだ。手洗いと咳エチケットの遵守がもっとも(極めて)有効であるというのは、普通の風邪/インフルエンザと「なんら変わるところはなく」、持病を抱えていると重症化しやすいというのも、それらと同じ。致死率はSARSよりも、遙かに低い..

 ..しかし..

 ..このように、「しかし」「しかし」の連鎖になってしまうのだ。まともな文章として成立せず、他人に読ませられるような「論」にならない。軸足がぶれてしまっているのだ。こんな有り様では、語るだけ迷惑。口をつぐんでいるべきだ..

 ..しかし、それでは、真摯に発言している人々を、間接的にでも揶揄することになってしまうのではなかろうか..またしても、「しかし」だ。ここまでくると、メタだ..

 ..という自縄自縛に陥ってしまい、「語れない」のである。

 いっそ、このようなことを何も考えず、無機質に無感動に、「本日までの感染者総数は..累計死者数は..」と、記録していくことの方に、意味があるのかもしれないのだが..

 ..しかし..

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*2020年02月05日:2月〜3月の展覧会観覧予定


 現時点では、かなり少なくなっております。(あくまでも、現時点では、ね。[;^J^])

*森ビルデジタルアートミュージアム - teamLab Borderless

*福田美術館
 「美人のすべて 〜初公開、松園の「雪女」
 〜3月8日(日)まで

*森アーツセンターギャラリー
 「特別展 天空ノ鉄道物語
 〜3月22日(日)まで

*東京都美術館
 「ハマスホイとデンマーク絵画
 〜3月26日(木)まで

*Bunkamuraザ・ミュージアム
 「超写実絵画の襲来
 3月18日(水)〜5月11日(月)まで

*国立西洋美術館
 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
 3月3日(火)〜6月14日(日)まで

*福田美術館
 「若冲誕生 〜葛藤の向こうがわ〜
 3月20日(金)〜6月21日(日)まで

 「森ビルデジタルアートミュージアム」については、「常設展示」なのだろう、と、延々と先送りし続けているのだが、大丈夫だろうな..ときどきウォッチしておかないと、いつの間にか終演というか、コンテンツが変わっているかも知れないぞ..

 3月20日(金・祝)〜22日(日)の3連休(のうち少なくとも2日間)東京にいられれば、京都の福田美術館以外の4展覧会をいっきに片付けられるんだが..そこまで「効率」にこだわらなくてもいいか [;^J^]。そこまで引っ張っていると、まんがいち、この3連休の間際になって別件が飛び込んでしまうと、「天空ノ鉄道物語」と「ハマスホイとデンマーク絵画」を見損ねてしまう可能性もあるのだし..

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*2020年02月06日:カーク・ダグラス、逝去


 ..やはり、「OK牧場の決斗」だ。ドク・ホリデーは、私の永遠のヒーローだった(..いや、過去形ではなく、現在形だ)。あんな生き方はできないし、するべきでもないのだが、しかし、夢の中では、それは自由なのだ。

 R.I.P..

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*2020年02月07日:ホースを買う [;^J^]


 朝、少し雨が残っていたし、にわか雨があるらしいので、自転車はやめて久々に自動車通勤である。

 帰途、都田のカインズに寄って、霧吹きとホースを購入する。霧吹きは、先日買ってきた(苔の)テラリウムに、月いちで水分を供給するため。ホースは、自転車整備(というか錆落とし [;_ _])のため。先日、一度、溶剤(サビ取り職人)を使って第1回の錆落としを(アパートの玄関前のスペースで)行ったのだが、そのときは、台所から雪平鍋 [;^.^] で水を運んできては、ちまちまと洗い落としており、効率も悪いし水流も吹き付けられないしで、話にならなかったのでね..

 ..ここで違和感を感じたあなたは、鋭い。私は浜松に来てから36年間、このアパートに棲み着いてから34年間、ただの一度も(自宅で)「洗車」をしたことがなかったのであった。[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

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*2020年02月08日:雑件いろいろ片付ける


 好天。自動車で起動。まず、7:10に大坂内科医院。読書をしつつ8:30の診察開始を待つ。月いちの検診である。9:30に出る。

 9:40、きとう歯科医院。ここではハミガキ(2種類)を購入(補給)したのみ。10:15、浜松西郵便局で、年賀状の処理など。10:35、浜松市立中央図書館で、雑誌のチェック。

 10:50、ザザシティのエルで、ズボンの修理出しを2件。いずれも左膝の損傷である。11:30、志都呂イオン。スラックスを購入しにきたのだが..なんと、これだけ店があるのに、手頃なスラックスがみつからない。デニムとかはいくらでも売っているのだが、私はもう少し普通の、通勤にも普段着にも使える、気軽なものを探しているのだが..探し方が悪いんだろうな、もちろん。適当に食事をして、13:05に発つ。

 結局、13:20に着いた新雄踏街道沿いのアオキで2本、購入した。13:35に退出して、13:55、帰宅。

 帰宅したら帰宅したで、さらに雑件(というか片付け)山盛り..

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*2020年02月09日:いろいろ発注/自転車整備


 「手塚治虫アーリーワークス」は今日から予約受け付け開始である。早朝、予約メールを送ったのだが、返信されてきたメールによると、既に284番であった。限定1000部。この内容ならば2万円は高くない..というか、買わなくてはならないのだ。たとえ20万円であろうとも..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

 快晴である。ホースを設置。玄関の外には使える蛇口などないので、バストイレ(シャワー室)の蛇口からDKをつっきって、玄関を通って外まで引っ張ったのである。(室内を濡らしたり汚したりしないか心配したのだが、幸いそれは杞憂であった。)サビ取り職人ステンレス製サビ取りブラシ不織布研磨材、それに、古着を切り裂いて作った布を駆使し、ホースで水をぶっかけて、自転車の再度の錆落とし。まだまだ落としきれていないのだが、かなりマシになってきた。あとはまた、来週以降にやろう。(毎回、「サビ取り職人」を1本使い切ってしまうので、金銭的負担が多少はあるのである。[;_ _][;^J^])

 「Lensbaby レンズユニット Creative Bokeh optic 50mm F2.2」、発注。(参考リンク:「ケンコー・トキナー チーフデモンストレーターによるデモ」、「Lensbaby Lovers によるデモ」)カメラマンとして どんどん、ダメ人間になっていく..[;_ _][;^.^]

 急遽、福田美術館 に2月11日(明後日である)に、行くことにした。「美人のすべて 〜初公開、松園の「雪女」」(〜3月8日(日)まで)のためである。どうせ京都にいくなら、交通費を節約する(というか効率よく使う)ためにも、せめて1泊して、1往復で、できるだけ多くのスポットを回りたいところなのだが、この展覧会が終わる3月8日までには、連続2日、京都にいられるタイミングが存在しないことが、明らかになったからである。

 ネットでチケットを購入。(オンラインチケットにも、ようやく慣れてきました。[;^J^])友人からの情報で、昼食の店も決めた..というか、逆に言うと、ほかはほとんど何も決めていない。[;^.^]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Feb 14 2020
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