*2019年11月18日:Velvet 56 をポチる [;^J^]
*2019年11月19日:「学生時代」を..
*2019年11月20日:またしても Office365 が..[;_ _]
*2019年11月21日:万博記念公園にて
*2019年11月22日:斑鳩/西ノ京
*2019年11月23日:飛鳥サイクリング
*2019年11月24日:春日大社/大阪市立美術館
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*2019年11月18日:Velvet 56 をポチる [;^J^]


 脈絡はないのだが、なんとなくレンズを買いたくなってしまったので、以前から気になっていた「Lensbaby Velvet 56」を、ポチる [;^J^]。作例をご覧いただいてもおわかりのとおり、なかなか極端な [;^.^] レンズと思しい。ひとことで言えば、マクロ撮影ができるソフトフォーカスレンズらしいのだが..今週末は旅に出るので、落手は来週になりそうだ。

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*2019年11月19日:「学生時代」を..


 ..「覚醒時代」と空耳してしまった [;^J^]。ヤバ目のネガティブベクトルとポジティブベクトルが相殺している感があり、気持ちの整理がつかず、自作自演の無駄な混乱。[;_ _][;^.^]

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*2019年11月20日:またしても Office365 が..[;_ _]


 昨日も Outlook がトラブっていたようだが、今朝からまたしても、Office365 の大規模な障害。ったく..[;_ _]

 何よりも腹が立つのは、こういう障害を起こして、社会に大迷惑をかけても、マイクロソフトにはなんのペナルティもないことである。この程度のことでは株価はびくともしないだろうし、仮に「よほどのこと」をしでかして株価が下がっても、すぐに元に戻る。蛙の面に小便である。

 毎年毎年、マイクロソフトもアップルも、品質が下がり続けているような気がする。ある意味、当然だ。失敗に対してペナルティが課せられないような企業体の品質が、向上するわけがない。その必要が、ないからだ。

 われわれ普通の企業(の社員)は、ミスをすれば(あるいはライバル企業の製品に対して有意に優れている製品を作れなければ)会社が傾き、たとえ会社は潰れないとしても、自分は人員整理の対象になるかもしれない、という恐怖感と緊張感の中で仕事をしている。それが、資本主義のモラルなのだ。彼ら独占企業体には、それが欠如しているのである。

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*2019年11月21日:万博記念公園にて


 今日明日と有休を取得して、今週末は4連休とした。今年最後のまとまった遊行である。先日の日記に書いたとおり、当初は四国を考えていたのだが、それは諦め [;_ _][;^.^]、ターゲットを奈良に変えて、宿もゲストハウスを3連泊で確保ずみである。とはいえ奈良に直行はせず、今日はまず大阪。

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 5:50に発つ。晴れ。バスで浜松駅に出て、7:10のこだまで、9:06に新大阪着。地下鉄御堂筋線に乗り換えて、9:44に万博記念公園着。ここに来るのは久しぶりだ。[^J^]



 10:05、国立民族学博物館。「特別展「驚異と怪異」」(〜11月26日(火)まで)である。この展覧会の意義というか趣旨については、リンク先を(暇なら)参照していただきたい。

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 撮影が許可されている作品が2点。「龍舞の燈篭」(中国、チワン族、1990年代)と、「メガロドンの顎歯(復元)」(大阪市)。

 展示作品は古いものとは限らず、非常に新しい、現代のもの、土産物などもある。そこが面白い。写真が撮れなかったし、名称もメモし忘れたのだが、とんでもない形態の「悪魔」像もあった。[;^J^]



 常設展も観た。ここに来るのは2回目か3回目なのだが..またしても迷った [;^J^]。この博物館の常設展は確かに広いとはいえそこまで広大というわけでもないし、要は「一周すればいい」だけという、わかりやすい構造のはずなのだが..なぜか、簡単に、現在地を見失ってしまう [;_ _]。歩いても歩いても、新しい部屋・新しい展示に迷い込んでしまう [;^J^]。そしてそれを「“博物館”としては嬉しい特質である」として、敢えて平面図を憶えようともせず、ただ、部屋から部屋へ、展示から展示へとそぞろ歩いている私に、全ての問題があるのではあるが..[;_ _][;^.^]

 館内のレストランで昼食を食べて、出たのは14:00頃だったかな。

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 今日は、奈良に18:00頃に着けばよいので、微妙に時間が余っている。まだ、太陽の塔の中に入ったことが無かったのを思い出し、よい機会なので、入場券を買う。14:30からの回である。

 30分コースらしい。16人ずつ区切って案内される。平日だからか、たいして混んでいない。また、多くがサラリーマンである。大阪に来訪した取引先を接待していると思しきグループもいた。



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 「地底の太陽」は、ご存知の方も多いと思うが、失われ、復元されたもの。プロジェクション・マッピングでそれなりに。こういうのはビデオで撮るべきなんだろうが、私には、どうもそういう習慣が希薄なのである。(写真で済むのなら写真で十分、と、考えがち。)



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 「生命の樹」の足元には、ポリプ、ウミユリ、べんもう虫の群れ。美術的には、ここが一番面白い。また、写真撮影ができるのは、この基底部のみ。16名全員が携帯などをしまうまで観覧ルート(螺旋階段)を案内してくれないのは、理解できる。上からスマホなどを落としかねず、人や展示物を傷つけてしまう可能性があるからである。



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 生命の樹を仰ぎ見る。前記の理由で写真撮影できなかったのたが、この周囲を上っていくと、上から4分の1ぐらいのところに「ゴリラ」がいる。いきものたちの模型の多くが復元されているのに対して、ゴリラは復元されていない。「50年間の時の流れの展示」という趣向らしいが..これがなかなかの迫力である [;^J^]。頭部の「外側(皮膚と肉)」が失われて、内部の可動メカ(の残骸)が露出しているのだ。その類の映画の敵役の「サイボーグゴリラ(あるいはゴリラロボット)」の、最終局面的な怖さというか..[/_;][/_;][/_;][;^.^]



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 15:00に出る。やはり「よい姿」であると、私は思うが..ノスタルジーで目が曇っているので、まともな判断は出来ていないだろう。かつては(数十年前には)、「見るに耐えないほどの醜さ」と評されていたこともあったはずだ。そこには、「岡本太郎憎し」「万博憎し」「日本憎し」などのバイアスもかかっていたと思う。そういう雑念(やノスタルジー)からフリーな人々には、どのように見えるのであろうか。



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 公園を出たのは15:10。まだ時間が余っているので、大観覧車に乗ってみる。「上空123mの特等席」「高さ日本一」とのふれ込みである。「こういうのにひとりで乗るのはどーよ」という幻聴が聞こえたが、まったく、大きなお世話としか言いようがない。[;^.^]凸

 右写真は、高槻市、茨木市方面。



 奈良に向かい、近鉄奈良駅から徒歩10分程度の「高天ゲストハウス」に着いたのが、18:00頃。荷物をおろしてすぐに出て、待ち合わせ場所(近鉄奈良駅東口の行基菩薩像の噴水)に向かう。18:30少し前に、地元のKさん(勤務先の元同僚)と落ち合う。

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 お店はお任せである。少し驚いたのだが..ほんの数分間歩いただけで、いきなり人気(ひとけ)が無くなる。既に暗いとはいえ、まだこの時刻なのに。さらに言えば、今歩いているところは、興福寺の境内なのである [;^J^]。塀が無いのだ。京都ではありえない。これに比べると(京都の)西本願寺などは、城塞である [;^.^]。無論、奈良に来たことは数年前に何度かあるし、興福寺も訪れているのだが、それは昼間のことであって、夜にはこういうありさまであるということに気がついていなかったのである。

 1軒目は、興福寺のすぐ近くの「いづみ」。小さな居酒屋である。



 話した内容を、思い出せる範囲で順不同で書き並べてみると..介護のこと。古本屋のこと。(古本屋の経営は大変。)アマゾンにないと諦めてしまう若い奴ら。倉田は独り身だから、旅先でも、早朝5:00とか、とんでもない時刻から起動できる。時間を有効活用できる。

 お金の話も少し。年金とか再雇用の給料とか。倉田の酒での失敗談の主要なところをいくつか [;^J^]。奈良の地元の人は、興福寺の国宝の山も、2回目からはありがたくもないし見に行かない。日常風景だし。[;^J^]

 私のHPについて。書籍の整理、可動書架計画。立花隆の逆説的速読法(速読すべきでない本(小説とか)は、そもそも読まない)。夏オフのこと。シンセの話題。

 私は人並みの苦労をせずに、こんな年齢になってしまった。人生には大きな苦労が3つあり、それは「結婚・育児」「数十年ローンを背負う大きな買い物(マンションなど)」「親の介護」だが、どれも経験しなかった。それに、「遺産「争」続」も。私も妹たちも、そんなめんどくさいこと [;^J^] やってられるかというメンタリティの持ち主だったから..と、ここでKさんより突っ込み。「遺産「争」続」にならなかったのは、私に嫁がいないからだとの指摘 [;^J^]。なるほど、やはり独身でラッキーであったか。[^J^][^J^][^J^][;^J^]

 来年から、Kさん(ビオラ)とOさん(パーカッション)を、夏オフに誘うことになった。[^J^]

 2軒目は、やはり歩いてすぐの「Bar Fiddichi」で、ジントニックなどを飲みながら、日本万国博覧会(1970)のこと。(「日本万国博覧会」なのであって「大阪万博」という呼び方は誤りであること。)東京オリンピックのこと。「いだてん」のこと。「太陽の塔」のこと。堺屋太一も小松左京も、当時はまだ30台だったこと..(1軒目で話した内容と2軒目で話した内容は、もはや脳内で分別できていない。ここに書いた内容は、確度30%程度の記憶である。[;^J^])

 1:10にお開き。1:25、高天ゲストハウスに帰る。

 木内みどり、逝去。急性心臓死とのこと。享年69とは、いかにも早すぎる。合掌..

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*2019年11月22日:斑鳩/西ノ京


 5:50に、宿を出る。今日は(残念ながら)雨が降る予報なのだが、現時点では、まだ晴れである。近鉄奈良駅前のすき家で朝食(TKG)。6:25に出る。

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 三条通り経由で、6:35、JR奈良駅。6:57、法隆寺駅。7:17、南大門に着く。開門は8:00なので、しばし撮影タイム。平日だからか、人は少ない。



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 8:00に入るが..やはり中身が濃いなぁ..玉虫厨子とか、百済観音像とか、当たり前のように存在しているし。五重塔も(個性的な装飾も多少はあるとはいえ)全体としては普通の姿なのに、まったく見飽きない。よく指摘されていることだが、バランスの良さ故か。

 法隆寺秘宝展(〜11月30日まで)も覗く。もっとも興味深かったのは「平成の玉虫厨子」(2008)。色鮮やかな復元である。なるほど、「玉虫厨子」とは、本来こういうものであったのか、と、腑に落ちた。



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 9:50に夢殿を出ると、ほとんど目の前にあるのが中宮寺である。なかなかフォトジェニックなので、しばし撮影タイム。昨日からの万博つながりというわけではないが、日本万国博覧会の松下館と良く似ている..というか、松下館は中宮寺をモデルにしていたのかな? 本尊菩薩半跏像(如意輪観世音菩薩)の美しさは、やはり絶品。「天寿国曼茶羅繍帳」(レプリカ)も面白い。10:20に発つ。



 問題は、ここから。今日はこのあと、法輪寺、法起寺、薬師寺、唐招提寺の順で「片付ける」予定なのだが(← さりげに不敬 [;_ _][;^J^])、ここから法起寺まではいいとして、そこから薬師寺までの移動手段が決まっていなかった。鉄道を使うと非常に大回りになり、タイムロスが看過できないのだ。

 中宮寺の受け付けの人に相談したところ、法起寺前にバス停があるとのこと。ただし、1時間に1本 [;^J^]。毎時10分に始発バス停(法隆寺駅あたり?)を発つとのことなので、おおよその時刻はわかるが、もちろん、法起寺に着いたら、まずバス停で出立時刻を確認しなければならない。(これは、私の習い性になっている。つまり、現場についたら、最初に、そこからの離脱方法と離脱時刻を確認するのである。)

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 ということで、歩けばいいだけである。10:35、法輪寺着。三重の塔(左写真)が美しい。10:40に離脱。

 10:50、法起寺着。バス停で確認したところ、毎時13分にバスが出る。ちょうどいい。

 ここもまた、三重の塔(左から2番目の写真)が見どころ。寺の近く(外側)の畑のコスモスが美しいが、コスモス舐めで法起寺(の塔)を撮るポイントが取れないので、こんなことろでお茶を濁しておく。[;^J^]



 予報によれば、そろそろ雨が降り始める時刻なのだが、まだ降らない。それどころか、空が結構明るい。このまま逃げ切れるかな?

 11:13のバスは、11:15に来た。斑鳩の里から西ノ京エリアへの移動である。薬師寺まで思ったよりも時間がかかり、11:55に、薬師寺東口バス停。昼食は、「るるぶ」で目をつけていた店が本日閉店だったので、12:05、バス停そばの「無鉄砲しゃばとん」という店へ。 豚そば半熟味玉入。12:35に出る。

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 12:45、薬師寺。以下、観た順に書いておくと..食堂(じきどう)の壁画、大講堂の仏足跡など、金堂の薬師三尊像(素晴らしい)、東塔は解体修復工事が終わって覆屋を取り外している最中(ほとんど終盤である)、西塔(左写真)、東院堂の聖観世音菩薩像..北拝観受け付けから入って、以上の順に観たのだが、どうも「裏口」から入ったっぽく、「順路」が「逆」で、非常に合理的でない経路を辿ることになった。[;^J^]

 玄奘三蔵院伽藍の平山郁夫の壁画は、観たことがあるな。いずれかの展覧会だったかな。あるいは、TVの美術番組だったかもしれない。



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 14:00に離脱。徒歩で、14:10、唐招提寺。

 ..不思議でならないのだが(今回の旅での最大の謎のひとつなのたが)、この「唐招提寺」の記憶が、ほとんど無いのである。写真も、西端の戒壇(左写真)程度で、あとは紅葉を写してお茶を濁している始末。御影堂が修理中だったからだろうか? それでも、鑑真和上お身代わり像は、印象に残っている。いずれにせよ、次回、奈良に来るときには、ここを リベンジ 再訪しなくては..



 15:20に離脱。ここから近いはずなので、「平城宮跡」まで歩いたのだが..

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 15:55、朱雀門が見えてきたが..なんだこりゃ [;^J^]。だだっぴろい広場(野原)である。な〜るほど..何棟か、(それぞれかなり広い)平屋の建物が並んでいる。各棟の間隔が、結構広め。一番手前の棟には、レンタサイクルの受け付けとシャワー室が設置されているのだが?

 まずは、例によってここからの離脱方法を、レンタサイクルの窓口にいたスタッフに訊く。17:22に、ここを発つ最終バスがある。OK。ノー問題。さっそくバス停の場所を確認..遠いな [;^J^]。を? 遣唐使船がある!? 私はこういうのに、目が無いのだ [^J^]。「全然記録が残ってないので本当のところはわからないけど、たぶん、こんなもんだったと思うよ」、というエクスキューズ付き [^.^]。いいね、いいね [^J^]。もちろん、「乗船」する。船室に入れるともっと良かったのだが..(まぁ、何もない、ただのガランドウの空間なのだろうが。[;^J^])



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 16:20、朱雀大路(の復元であるところの、広場)を歩いていたら、ついにポツポツと小雨が降ってきたが..傘が必要なほどではない。カメラのレンズにつく水滴をときどきぬぐいつつ、朱雀門まで歩くが..



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 ..ここに至って、ようやく、「平城宮跡」の広さが、わかってきた。ほぼ南端の遣唐使船の復元から、その北方に点在する各棟、および、広場(朱雀大路)を隔てた朱雀門までを見学してきたのだが..どうやらここまでは、広大な「平城宮跡」の南端に突き出している、ごく一部にすぎない(面積比で、十分の一も無い)のであった [;^.^]。「レンタサイクル」が運営されている理由が(やっと)わかった。シャワー室がある理由も。[;^.^]



 いずれにせよ、今日はそんなに遠くまで足を延ばしている体力も時間もない。次に奈良に来るときまでの楽しみにとっておこう。(私は、こういう、だだっ広いところでゴロゴロしているのが好きなのである。[^J^])17:22の最終バスに乗り、近鉄奈良駅に着いたのが17:38。17:46に、宿。

 シャワーを浴びて、18:10に出る。昨日と「同じ時間に、この場所で」("Same Time, Same Place"..マーヴィン・ピークの短編(幻想小説)のタイトルである [^.^])、同じくKさんと待ち合わせである。今日の店は..店名をメモし忘れている。[;_ _]

 日本酒をメインにして、奈良と奈良観光の話。音楽の話も多かった。さまざまな楽曲の版問題とか、某学生オケの指導者の話とか。

 今夜は(そもそも昨夜の睡眠時間が足りていなかったこともあって)体力的に、夜更かしは無理 [_ _]。22:30頃にお開きとし、23:00までには、宿に帰ったはず。

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*2019年11月23日:飛鳥サイクリング


 6:35に宿を出る。今のところ曇天だが、今日は晴れるはず。朝食は昨日どうよう、すき家でTKG。今日は飛鳥の里を、レンタサイクルで巡る予定である。旅行前には、午前中は山野辺の道、午後に飛鳥、などと考えていたのだが、山野辺の道を捨てて飛鳥1本に絞って大正解だった。[;^J^](飛鳥の予定をこなすのに、終日かかってしまったのだ。)また、ほとんど一日中、「超少女明日香」とか「明日香ふたたび」とか「ふたりの明日香」とか「明日香ララバイ」などなどのタイトルが耳の中でガンガン鳴り続けていたことを、予めお伝えしておく。[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

 近鉄奈良駅から、7:25の近鉄奈良線で、8:34、飛鳥駅。駅前のレンタサイクル店(「ひまわり」)の9:00の開店を待って、900円/日で借り出し、出発。快晴である。「るるぶ」の「飛鳥サイクリング」のページの順路に従って、10スポット(オプション含めて11スポット)を巡るのだ。[^J^]

 う〜む..ママチャリに乗るのは、何十年ぶりだろうか..? 結構乗りにくい [;^J^]。重いし、ブレーキの利きが甘いし..それに、借りるときに、「電動アシストにしますか」「いりません」、と、脊髄反射で食い気味に答えてしまったことを、このあと、ひどく後悔することとなる [;_ _]。目的と手段を取り違えるんじゃないよ、運動しにきたんじゃない、点在するスポット群を効率よく(楽に手早く)回るための自転車だろ? ..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

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 9:20、高松塚古墳(スポット1)に着いた。この時点ですでに十分に暑く、ウィンドブレーカーをリュックに押し込む。高松塚壁画館内部には、それなりに詳しい説明があるが、規模的にはささやかなものである。古墳自体を外側から見ても、もちろん、なんの変哲もない [;^J^]、ただの小山である。9:50に、このエリアを発つ。



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 「るるぶ」に「時間があるなら」、と(オプショナルスポットとして)紹介されていたキトラ古墳エリアに向かう。途中、非常に緩やかな(やや長い)上り坂があり、10:00に「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」に着いた頃には、膝が 爆笑 微笑 [;_ _][;^.^]。それに、暑い。ジャケットも脱いで、ワイシャツ姿となる。

 「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」は「高松塚壁画館」とはまったく異なる、かなり大規模な施設であり、楽しめる。また、座れる場所が多く、膝の養生が十分にできたのも、ポイント(極めて)高い。[;_ _][;^J^]



 11:00に発ち、11:15に高松塚に戻る。「るるぶ」のコースではキトラは高松塚からのオプションターゲットなので高松塚に戻ったのだが、次のターゲットは亀石であって、それなら別に高松塚に戻る必要はなかったのだ。ちゃんと地図を見ろよ。[;_ _](高松塚に戻るために、それなりの坂道を登らなければならなかったではないか。[;_ _])

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 ご存知、亀石(スポット2)。可愛いねぇ..[^J^]。確かに、「飛鳥のアイドル」である [^J^]。レンタサイクルの熟年女性トリオがあとからやってきて、「どこが亀なの?(どう見るの?)」、と、迷っていたので、「そこが目ですよ。眠そうに伏せているでしょう」、と教えてあげると、その可愛らしさにテンションが上がっていた [^J^]。こういうのって嬉しいね。頼まれたので、iPhone で写真も撮ってあげた。(彼女ら、自撮り棒を持っていないところが、またいい(← 微妙な偏見。[;^J^]))

 引き続き(道を間違えつつ [;^.^])橘寺に向かうが..橘寺のふもとで、お爺さんの自転車転倒出血事故の現場に遭遇した。[;*.*]



 車道で倒れて出血しており、彼の手前(私から見て向こう側)に小型車が止まっていたので、ドキッとしたのだが、どうやら接触事故ではなく、歩道を(?)走っていて、車道に転倒落下したようだ。そこに車が来あわせて止まり、運転者が降りて介抱していたところ。幸い、意識はあるし、額からの流血もほぼ止まっているのだが、とにかく頭部に打撃を受けたわけで、病院に行かないと危ない。私も含めてバックパッカー、5〜6人で対応。既に救急車が呼ばれている。(私は、車道から歩道に引き上げるときに肩を貸す程度だったが。[_ _])ほどなく救急車が来たので、あとはプロの仕事。現場から離脱して、橘寺へ向かうが..それにしても、道路の反対側から、一部始終をビデオで撮影していた人がいたなぁ..[;_ _]凸

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 12:05、橘寺(スポット3)。われながら意外にも動揺していたらしく、20分以上いたにも関わらず、正直、二面石ぐらいしか印象がない [_ _]。いずれ再訪しなくては [_ _]。12:30、離脱。



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 12:40、石舞台古墳(スポット4)。まさに「飛鳥のシンボル」である。さほど巨大な遺跡ではないのだが、そこがまたいい。



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 内部に入るほうが、全体のスケール感を掴めるようだ。



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 13:00、離脱。

 13:15、飛鳥宮跡(スポット5)..何もないな [;^J^]。石畳と、柱の痕跡のみ。こういううら寂しさは、好物である。[^J^]



 13:30少し前に離脱。すぐに奈良県立万葉文化館(スポット6)に着いた。まず食事。ミールス フルセット(カレー4種がけ)。

 結構広い。全部観ている時間は無いので、館内B1Fの無料エリアだけ見学する。

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 14:25、すぐ近所の、亀型石造物。



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 14:40、酒船石遺跡。「三つ目がとおる」(手塚治虫)によると、確かこれは、毒薬か何かの調合装置だったはずである [^.^]。14:50、離脱。



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 15:00、飛鳥寺(スポット7)。日本最古の仏像という、飛鳥大仏。15:30、離脱。



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 15:40、甘樫丘(スポット8)の展望台の下の駐輪場に着く。ここからは徒歩で長い階段をのぼって、15:45、頂上着。(この高低差を、自転車で登らされなくて、本当に、よかった..[;_ _][;^.^])

 左写真に面白い形の山が写り込んだので、改めて撮影したのが、中写真。星の王子様の、象を飲み込んだ「うわばみ」的な。(あとで、畝傍山(うねびやま)という名前を知った。)

 15:50、頂上から下り、15:55、駐輪場に戻った。



 このあと少々、時刻のメモが抜けているが、まぁたいしたことはない。どうせ5分以下で刻んでいる [;^J^]。

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 鬼の雪隠と、鬼の俎(まないた)(スポット9)。田舎道の途中(というか、脇)に、いきなりある。あやうく見落とすところだった。



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 猿石(スポット10)。ここもわかりにくかった [;^J^]。すぐ近くまでは看板が出ているのだが、最後の肝心なところに看板がなく、ほとんど、隠しているも同然である。[;^J^](隠しているのかも知れないが。[;^.^])

 柵で囲われた向こう側にあり、 柵の間にカメラのレンズを挿し込んでの撮影となるので、アングルの自由度が、ほぼ無い。なんとか、それなりに風情のある写真が撮れましたが。[;^J^]



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 さらにアップ。



 16:35に離脱して、16:40、飛鳥駅前に戻り、レンタサイクルを返す。17:00までだったのだ。「るるぶ」の「飛鳥サイクリング」のコース(10スポット+オプションのキトラ古墳)をこなすのに、まるまる1日かかりました。[;^J^]

 近鉄で、18:05までに宿に戻り。手早くシャワーを浴びて、18:20に出る。(駅から徒歩10分かからないという好立地で、24時間シャワーが使えることのメリットは、この旅を通じて、実に大きかった。)今夜も、「同じ時間に、この場所で」("Same Time, Same Place"..それはもういいから [;^J^])、同じくKさんと待ち合わせ。

 今夜は、沖縄料理の「がじゅまるの木」。無論、泡盛や、泡盛ベースのカクテル。豆腐ように、海ほたる。心行くまで沖縄する [^.^]。音楽の話。奈良観光の話。カメラ趣味と楽器趣味の違い。カメラは投資がすぐに結果に反映するが、楽器はそうとは限らないこと。

 23:05にお開き。結局、奈良泊の3日とも、Kさんにお付き合いいただきました。どうもありがとうございました。[_ _][^J^]

 23:15に、宿。

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*2019年11月24日:春日大社/大阪市立美術館


 7:20、ゲストハウスをチェックアウト(といっても、やることは何もなく、退出するだけだが [;^J^])。快晴。近鉄奈良駅前のすき家で、TKG。

 すき家を出て、近鉄には乗らずにそのまま東に歩き、8:00、春日大社の参道入り口。8:15、春日大社本殿。特別参拝受付は9:00からなので、しばし読書で時間調整..(今さらなので、鹿の写真は載せてやんないよ。[^.^])

 ..おや、8:45頃に、朝拝(参加無料)の入場が始まった。もちろん、参加する。2〜30分だったかな。終わってから、巡拝にも参加する。

 巡拝がすんでから、あらためて500円払って、特別参拝である。別に受け付けに列ができているわけではないが、今日は七五三らしく、境内が大混雑なのであった。[;^.^]

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 右2枚は、「藤浪之屋」の内部。ここは非常に暗い。目が慣れないと、よく見えないほど暗いのだが、「暗いところで撮影すると、必要以上に露出アンダーにしてしまう(なぜなら液晶モニタでは相対的に明るく見えるので、錯覚して暗く調整してしまうから)」という、私の悪い癖は、なんとか矯正できつつあるようである。暗い現場では、「明るすぎるのではないか」と危惧する程度に調整すると、ちょうどいいのだ。



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 多数の石燈籠。鹿のご神体に人が群れていたので、これも撮っておく。



 境内の国宝殿で、「特別展「神獣―かわいい、神の使いたち」」(〜12月13日(金)まで)という展示をやっていたので、覗いていく。小規模な展示で、好感が持てる。展示内容については、リンク先を参照していただきたい。

 11:40に国宝殿を退出。そのまま参道を下り、11:50に参道を離脱。三条通りをJR奈良駅へ向かう。途上、CoCo壱で昼食。

 13:02にJR奈良駅を発ち、13:35、天王寺駅着。13:55、大阪市立美術館 着。「特別展 仏像 中国・日本」(〜12月8日(日)まで)である。奈良で11月22日にKさんと訪れた店で、招待券をいただいていたのである。

 画像検索はできそうもないので(できても絞り込めそうにないので..「観音菩薩立像」「観音菩薩坐像」みたいな名称ばっかだし [;^J^])、「銀製 男子立像」(戦国時代 東京・永青文庫)、「白磁 観音菩薩童子像 [マリア観音]」(戦国時代 東京・永青文庫)などの優品については、この展覧会へのリンクからご覧いただきたい。

 驚いたのは、「木造 迦楼羅立像[烏将軍]」(元〜明時代 福井県立若狭歴史博物館)の“来歴”である。作品としても素晴らしい鳥頭人身像なのだが..「1990年、小浜市矢代の浜辺に赤い布で包まれた状態で打ち上げられた漂着仏」..い、今どき、漂着仏!? いや、さすがの私も、元〜明時代から時を越えて流れ着いたのか..などとは飛躍しませんが [;^J^](たぶん、すっごく散文的な理由で「漂着」したのだろうし)、それにしても、しばし諸星大二郎的妄想世界に遊ぶことができたであることよ。[^.^]

 14:55、退出。15:08、天王寺を発ち、15:43に新大阪を発つひかりで、17:05、浜松着。17:40、帰宅。

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*解説


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Last Updated: Nov 30 2019
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