*2019年10月07日:幻想美術選「サトコ」イリヤ・レーピン
*2019年10月08日:NOVA 2019年秋号/芸能人格付けチェック MUSIC
*2019年10月09日:金縛り?
*2019年10月10日:食楽工房で歓送迎会
*2019年10月11日:眼鏡を誂える
*2019年10月12日:台風19号/レオーノフ、逝去
*2019年10月13日:台風一過
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*2019年10月07日:幻想美術選「サトコ」イリヤ・レーピン


 「幻想美術選」、第171回。今回は、ロシア絵画史上最大の画家のひとり、イリヤ・レーピンの、若き日の異色作をご紹介する。

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「サトコ」(イリヤ・レーピン、1876年)

 Ilya Yefimovich Repin(1844〜1930、Wikipedia)の名前を知らない人でも、 画像検索結果中の、「ヴォルガの船曳き」「イワン雷帝と皇子イワン」「作曲家モデスト・ムソルグスキーの肖像」の中のどれかには、見覚えがあるのではあるまいか。19世紀末から20世紀にかけてのロシア画壇を代表する偉人である。

 この「サトコ」は、そんなレーピンの若き日の出世作であり、彼が描いたほとんど唯一の幻想絵画とされている。口承文学「サトコ」は、リムスキー=コルサコフ作曲のオペラ(Wikipedia)としても、よく知られている。これはサトコが、海底で海の帝王と出会い、花嫁候補として、人魚に先導されている世界各国のさまざまな美女たちと引き合わされるシーンである。華やかな民族衣装を着ている彼女らには、民俗的なテーマに取り組んでいた、当時の画家の想い(思想)が反映されているのかも知れない。サトコ自身は、しかし彼女らに見向きもせず、画面の左上に(幻覚として)現れている、地上に残してきた、むしろ地味な姿の妻を、懐かしく見つめている..

 海中の雰囲気が見事に活写された、まさに忘れ得ぬ傑作である。この作品は、「あのレーピンの異色作!」として、(既に3年半を越えた)この連載のきわめて初期の段階から隠し球として暖めていたのだが、なんと、2018年の「ロシア絵画の至宝展」(東京富士美術館)で来日してしまい、そのタイミングで取りあげると、この展覧会に「乗っかった」ように見えてしまうので、やむなく、さらに1年近く、バックヤードに控えさせていたものなのである..[;_ _](つくづく、器の小さい男なんですよ。[;^.^])

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*2019年10月08日:NOVA 2019年秋号/芸能人格付けチェック MUSIC


 NOVA 2019年秋号」(大森望編、河出文庫)、読了。

 「夢見」(谷山浩子)−懲りすぎていない夢オチ(ネタバレというわけでもない)。「浜辺の歌」(高野史緒)−未来の介護風景を、きわめてスマートに、さっぱりと描く。「あざらしが丘」(高山羽根子)−捕鯨アイドルって..[;^J^] こんな切り口があったのか。「宇宙サメ戦争」(田中啓文)−堂に入った地口SF [^.^]。「無積の船」(麦原遼)−軽やかに転がる数学幻想は文句無く楽しめるが、話についていけたわけではない。[;^.^]

 「赤羽二十四時」(アマサワトキオ)−生体加工を施されて飼いならされていた野生のコンビニという豪快な奇想を初期設定として、さらにかっとんだ展開へとドライブしていく。傑作。「破れたリンカーンの肖像」(藤井太洋)−タイムパラドックスものの、こんにち的なバリエーション。「いつでも、どこでも、永遠に。」(草野原々)−AIもののハードSFではあるのだが、まぁ、しゃあない [;^J^]。リミッター外されたら、降参するしかない [;_ _][;^.^]。「戯曲中空のぶどう」(津原泰水)−ムードは、いいと思う。


 「芸能人格付けチェック MUSIC 秋の3時間スペシャル」を観る。ワインや料理の判定には参加できないが、これなら、視聴者も「勝負」できるというもの。とはいえ、自宅のテレビの音声再生システムはプアであり、微妙な音色の聴きわけは難しい..(← もちろん、予防線です [;_ _]。己のガラスのプライドを守るための。[;_ _][;^.^])

 宝塚出身者って(失礼ながら)必ずしも「美人」だとは思わないのだが、雰囲気は、確かに華やかである。(今回は、柚希礼音、陽月華。)音楽の素養も聴く耳も(本来は)持ち合わせているのだろうが..

 ..誤答を重ね、「映す価値無し」階級に真っ先に転落して行ったのが、爽快である。[;^.^][;^.^][;^.^]

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*2019年10月09日:金縛り?


 帰宅してから、2時間ぐらい経っていたかな、少しうとうとして..

 居眠りから眼が覚めたら、手も足も、体も動かない。声も出ない。なるほどね..

 既に意識はほとんど明晰であり、状況は、完全に把握できている。そういうことか。これで夢見が悪ければ、金縛りということになるわけか。単なる生理現象なんだけどね。

 意識は明晰とはいえ、まだ眠い。このまま眠り直してしまえば、とても楽なのだが、それでは風邪をひく..というところも理解できている。ここは、なんとかして起きるべきだ。動けないけど..

 動かないと..

 腕は、ダメだ。脚も体も、固まってしまっている。強引に声を出そうと試みる。

 ク゛..ゥ゛..ク゛..ク゛ク゛ク゛..ク゛..ゥ゛..

 ..

 ....

 ......突然、左腕が持ち上がったので、それを落とす勢いで、体を捻ることができた。起きあがることができた。やれやれ。きちんとフトンに入って、寝直しだ..

 人によっては、これを、「呪縛が解けた」「脱出できた」と、捉え、表現するのであろうなぁ..まぁ、気持ちはわかる。それを否定することはしない。

 今週末土曜日に高速バスで上京し、月曜日に浜松に戻ってくる、という予定だったのだが..信じがたいほどの規模の超大型台風19号が、12日に関東を直撃する見込みなのである [;_ _][;^J^]。さすがにそろそろ、バスのチケットをキャンセルしとこうかなぁ..

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*2019年10月10日:食楽工房で歓送迎会


 先週、新たな遠近両用眼鏡を発注していたのだが、レンズが届いたという電話が来た。明日、受け取りに行くことにしよう。

 19:00から、会社から車で5〜10分程度のところ(私の帰路途上)にある「食楽工房」で、私が所属しているチームの歓送迎会である。

 みんな酒を飲まないようであるし、明日は平日だし、ここから自宅まではそこそこの距離があり代行運転の料金も高くなるので、今日は酒抜き。コース料理である。

 この店では、数年前に一度だけ、ランチを食べていると記憶する。カニクリームコロッケだったかな。今夜のメニューも、なかなか美味い。料理が出てくる間隔が長いような気がしたが、終わりごろには満腹していたのだから、歓談しながらの食事会には、このぐらいのペースがいいのかもしれない。居酒屋での飲み会では、一気に、テーブルに並べきれないぐらいのメニューを発注してしまうのとは、好対照どころの騒ぎではない。[;^J^]

 21:20頃、お開き。車で帰宅。

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*2019年10月11日:眼鏡を誂える


 明日、高速バスで上京する予定だったのである。台風が直撃するのである。まだ、チケットをキャンセルしていなかったのである。2時間前まではキャンセルできるからね。まぁ、今から状況が好転する(台風がそれる)可能性は、ほぼゼロなのだが..

 ..と、例によってなかなか決めずに「先送り」していたら、バス会社から「運休のお知らせ」というメールが来た [;^J^]。当然、全額、払い戻しである。ラッキー! 自分からキャンセルしていたら、キャンセル料(100円)が発生していたのに対し、この場合は、自己負担額は、なし。先送りにしていたおかげである。[;^.^]

 会社からの帰途、眼鏡屋に車を走らせる。さすがは週末というべきか、想定外に道路が混んでおり、間に合うかどうかやきもきした [;_ _]。まぁなんとか、18:55には着いた。

 ふむ..ふむ..角度によっては「滲む」感じがあるが、眼鏡をかけたまま遠方も見えるし、読書も可能になった。慣れるまで時間がかかりそうだが、とにかくしばらく、使ってみよう。

 晩飯は、眼鏡屋の近所の天下一品で、こってりラーメン。

 自宅への途上、スーパーに立ち寄るが..なるほど [;^J^]。ここまで減りますか [;^J^]。買いたかった牛乳は、1本もなし。(牛乳系の乳酸飲料は、多少はあるが、私はそれを好みませんので..)


 「牛乳がなければ、お酒を飲めばいいのに」


  ..というわけなので、そのような購買行動をとる。[;^.^]

 和田誠、10月7日に亡くなっていたとのこと。死因は肺炎。享年83歳。合掌..

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*2019年10月12日:台風19号/レオーノフ、逝去


 朝、6:00の時点で、浜松西部地区はときおり風雨が強い程度だが..と思っていたら、6:35、iPhone が「ドソドミソーーー」。「市内全域、警戒レベル3。避難準備・高齢者等避難開始」、である。市内全域というのは、初めて見たような気がする。

 とはいえ、ここは(比較的)高台であるし、まだ高齢者ではないと自覚しているので [;^J^]、避難開始はしない。食糧や水の確認をしつつ、様子を見る。水害の心配はまずない立地条件なのだが、停電は、別。いつ停電になるかわからないので、電気を使う作業(録画の消化やPC作業)を、前倒しにしてガンガン進める。(← なんか、違う? [;^J^])読書は後回し。最悪、読書ならば、蝋燭ででもできるからね。数日(数夜)分は、蝋燭、買い込んであるし。[;^J^]

 8:30、風雨、強し。

 15:30、馬込川の水位上昇。警戒レベル4、避難勧告。近隣エリアは含まれず。その後も次々と、市内の河川の水位上昇に伴う警戒レベルの引き上げ情報が飛び込んでくる。風は普通程度だか、ひたすら大雨が続く..

 ..幸い、夜になるまでには、ほぼ収まった。風害もさほどのことはなかったようだ。停電も(まだ油断はできないにしても)この附近では発生していない。やれやれ..ただし、東日本では、これからが本番である..

 アレクセイ・レオーノフ、逝去。享年85歳。

 もちろん、人類で初めて宇宙遊泳をした元宇宙飛行士であるが、私にとってはそれ以上に、「人類初の、自分の目で宇宙を見てきた“宇宙風景画家”」なのである。彼の作品を数点、ソコロフとの共著画集(「星がわれらを待っている」)からスキャンしておこう。(この画集については、「幻想美術選 第22回:二重星を通過する宇宙船」を参照のこと。)

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 左から、「帰郷」「宇宙での撮影」「軟着陸」。そして、「月の近くにて」。「帰郷」とは、もちろん、地球への帰還のこと。

 注目していただきたいのは、「月の近くにて」である。半年ほど前、廃墟通信でご紹介しているのだが、この構図、「2001年宇宙の旅」の「あのシーン」、そのものでしょう [^J^]。1967年に出版された画集に掲載されているこの作品は、もちろん、あの映画より前に描かれたもの。クラークの「2010年宇宙の旅」で、引用(言及)されている。


 RIP..

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*2019年10月13日:台風一過


 快晴である。午前中は交通機関がロクに動いていないこともあるし、今日は浜松から出ずにすごすことにする。

 朝いちで起動。車で駅前へ。新幹線のチケット(新大阪往復)を購入。ビックカメラでテレビを見繕おうかと思ったのだが、台風の余波で、14:00開店とのこと。今日はパスだな。

 いつも行列が長くて気になっていた、浜松駅メイワンの「石松餃子 JR浜松駅前店」が、まだ開店直後ですいていたので入ってみた..なるほど、このようなものか。もちろん美味しいけれど、私がリピーターになることはなさそうだ。(味は好きずきですからね。)

 昼、帰宅。本を読んだりテレビを(いろいろな姿勢で)観たりして、新しい遠近両用メガネの使いこなしを研究する。昔から遠近両用メガネは使っていたのだが、それは、白内障手術をする前のこと。水晶体を人工眼内レンズに置き換えてからは、今回が初めてなのである。人工眼内レンズは水晶体と異なり調整能力を持たないので、勝手が違うのだ。

 目が疲れる..遠近両用メガネは、上側で遠景を、中央付近で中景を、下側で近景(手元)を見るのだが、どのポイント(どの方向)で、どの距離を見たらいいのか、目が慣れていない。本を読むときなどは、眼鏡を外す方が楽なのだが(そもそも裸眼で30cmに焦点が合うように、眼内レンズを調整したのだから当然なのだが)、ここは敢えて、この遠近両用メガネでしばらく読書をし続けることにしよう。頭は重くなりがちなのだが、その方が、体が馴染むと思うからである。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Oct 17 2019
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