*2019年04月29日:墓参り/急遽休出 [;_ _]
*2019年04月30日:丸岡城/永平寺
*2019年05月01日:恐竜博物館/平泉寺白山神社
*2019年05月02日:金沢21世紀美術館/石川県立美術館/尾山神社/中村堂
*2019年05月03日:兼六園/金沢城公園/主計町茶屋街エリア
*2019年05月04日:五箇山/白川郷/飛弾高山
*2019年05月05日:妙立寺/近江町市場/ひがし茶屋街エリア
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*2019年04月29日:墓参り/急遽休出 [;_ _]


 明るい曇天。妹来る。庭の手入れなどしてもらいつつ、先に退出。鶴ヶ峰の家の前のバス停から10:11のバスで、金沢八景へ。横浜霊園へ、墓参りである。

 12:25に掃除などを終え、12:47、横浜霊園前のバス停からのバスで、金沢八景駅に戻る。14:21、新横浜からひかりに乗り、15:30、浜松駅着。この10連休中、今夜だけ、浜松の自宅に泊まるのである。明日からまた、6泊で北陸旅行なのだが..

 ひかりから下車する前後のタイミングで、勤務先のSさんより、電話。私が担当している某システムが、海外の関連会社にて、不審な動作をしているというのだが..一次情報ではなく(Sさんも現場からの伝聞のようであり)、詳細が掴めない。また、どうも運用ミス(取り扱い手順のミス)のように思われるので、まずはそう返答して、16:10、帰宅。(雨が降り始めた。)

 2日半不在にしていた間の片づけ物をしていたら、再度電話。今度は一次情報にかなり近い、海外の関連会社のKさんからである。大体様子がつかめた。これは現場の運用ミスではなく、(現場ではどうにもならない)システム側の問題である。17:00、急遽、会社まで車を走らせる。

 (以下、業務なので、4時間ほど略す。)

 なんとか対応を終えた。明日から私は6日間浜松を不在にするのだが、まんいちその間に再発した場合に備えて、対応方法を関係者にスキトラして、21:25、帰宅。やれやれ..(それにしてもこのトラブルが、ピンポイントで、たまたま私が浜松にいる今日の午後に発生したのは、不幸中の幸いとしか言いようがない..[;_ _])

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*2019年04月30日:丸岡城/永平寺


 予報通り、大雨 [;_ _][;^.^]。朝いちのこだまに乗るためには、始発バスでは遅く、浜松駅まで1時間弱、歩かなくてはならないのだが、ちょっと無理だと判断して、タクシー会社に電話する..

 ..10社近くに電話したが、全部ダメ [;_ _]。出払ってる [;_ _]。そりゃ、私がタクシーを使おうと思ったぐらいだから、ほかの人も同じことを考えるわけである [;_ _]。出遅れもいいところ [;_ _]。「ちょっと無理」なのだが、仕方がないので、5:25に出て、大雨の中、徒歩で浜松駅へ。6:15着。靴の中、グッチャグチャ。[;_ _](なお、言うまでもないことだが、私が駅についた直後ぐらいから小止みになり、ほとんど傘も不要なほどになった..[;_ _][;_ _][;_ _]凸)

 6:32のこだまで、まず京都へ。8:10京都発のサンダーバード5号で、福井へ。当初の予定では初日はまずここで降りて、恐竜博物館に向かう予定だったのだが、福井駅からえちぜん鉄道に乗り換えて勝山駅、そこからさらにバスで向かうのだから、着くのは昼前になってしまう。旅行中の貴重な半日(初日の午前いっぱい)を移動だけに使ってしまうことになるのは、惜しい。プランを組み替え、恐竜博物館は明日に回し(つまり、明日の早朝に宿を出て、開館時刻に着けるようにしてロスタイムをなくし)、今日は、本来明日に予定していた福井県の別件、丸岡城に向かうことにした。

 丸岡城への交通手段を確認していなかったので、サンダーバードの車中で調べる..なんだ。このまま福井駅を乗り越して、芦原(あわ)温泉で降りればいいのか。簡単である。

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 9:48、着。をを、人間改札である [^J^]。雨はあがってる。(書き忘れていたが、靴も足も、ほぼ乾いた。)駅前のベンチに、恐竜がいる。[^.^]



 雨があがっているのはいいのだが、丸岡城へのバスの本数が少ない [;_ _]。2時間近く待つことになり、論外なので、タクシーで向かう。

 とにかく初めての土地なので、運転手さんにいろいろと話を伺う。やはりこの連休中、各地は無茶混みらしい [;^J^]。特に、車で移動するのは、よい考えではないようだ。各観光施設で、駐車場に入れない(長蛇の列ができている)とのこと。なるほど。それと近年、やはり雪が少ないという話も。(油断させておいて、たまにドカ雪が降る年もあるらしいが。)

 10:15、丸岡城着。タクシー料金、3370円..先制パンチを食らって、吐血..[;_ _][;_ _][;_ _] いや、もちろん失礼なので、血反吐は飲み込みましたとも。[;^.^]

 とにもかくにも、まずは、ここから離脱するリーズナブルな手段の確保 [;^.^]。時刻表を確認すると、ちょうどいい時刻に発つバスがあるようなので、チケット売り場でチケット購入。10:25、丸岡城。少し傘を差したくなる程度の小雨が、ときおりパラつく程度。

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 日本最古の天守閣であり、まだ「平城」というジャンルの基本設計が確立しておらず、手探りで作られているところが興味深い。石落としの開口部が手前すぎて敵兵まで届かないとか [;^J^]、背伸びしても届かない位置に開けられている鉄砲狭間とか。[;^.^]



 「一筆啓上茶屋」で、越前おろし蕎麦。バスが来るまで、隣接している施設も、時間の許す限り見学する。「丸岡歴史民俗資料館」。「一筆啓上日本一短い手紙の館」には、大変味のある、短い手紙が多数掲示されているのだが、いちいち全部見ている時間がないのが残念である。

 12:10のバスで発つ。永平寺前のバス停に着いたのは、12:45。門前商店街で「御利益だんご」を買い食いするなどして、永平寺に着いたのは、13:00。どうやら完全に、雨上がる。[^J^]

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 やはり印象的なのは、傘松閣の「絵天井の間」である。仏殿、法堂、大庫院などを、ひととおり巡る。「車イス御利用の方の参拝順路」が掲示されているのに感心した。まぁ、数基のエレベーターが設置されているほど、大きな寺だということもあるが。



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 14:45に発ち、隣の寂光苑に寄り、15:00に発つ。歩いてすぐの白山神社にも足を延ばして、15:15に発つ。



 バス停に戻り、15:30のバスで離脱。16:00、福井駅東口。

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 おお、福井駅は(あるいは福井市/福井県は)恐竜推しである [^.^]。芦原温泉駅の外のベンチにも、1頭、座っていたが、福井駅西口にはかなり大きくて動く奴らが3頭いる [^.^]。子どもたちに大人気。足跡化石の模型も地面に埋められており、若いお母さんがそのキャプションを読んで、「..アンキモサウルス?」..うんうん基本に忠実な良いボケだ [^J^]。もちろん、アンキロサウルスである。[^.^]

 明日の恐竜博物館の入館チケットを買うために、すぐ近くのコンビニに入ったら、店員募集のチラシに「恐竜を見ながら仕事ができる珍しいコンビニです(笑)」、とあった [^.^]。駅の外壁にも恐竜が描かれている。



 まずは今夜の宿へ。駅から徒歩5分少々の「ホテルフクイキャッスル」に着いたのは、16:45。17:15に出て、17:25に、駅からすぐ近くの「味処 庄屋」という店へ。

 酒は黒龍。越前カレイの煮付け、鯖へシコ焼きなど。(後者はちょっと塩辛かったかな。)21:15に出て、21:30にホテルに帰った。

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*2019年05月01日:恐竜博物館/平泉寺白山神社


 小雨である。ホテルで朝食。7:30に出て、JR福井駅の隣の、えちぜん鉄道福井駅に着いたのが、7:40。をを、ここも、人間改札だ。[^J^]

 8:05に発つ便に乗って、勝山駅に着いたのが、9:01。福井県立恐竜博物館に向かうバスは、9:05発。到着予定は9:17である。開館時刻は9:00なのだが、公共交通機関を使うと、これ以上早く着くことはできない。なんにせよ、9:17着なら、なんの問題もない [^J^]V ..と、余裕をかましていたのだが。[;^J^]

 渋滞につかまる直前に横道にそれ、なにやらとんでもなく細い山道を、脱輪しないように慎重に [;^.^] 進む。これはもしかすると正規の道が混みすぎているが故の、臨時の裏道ではあるまいか?

 到着は9:23で、5分少々の遅れは全然想定内であるが..想定外だったのが、長蛇の列 [;^J^]。既にチケットを確保している人の行列が、広大な駐車場の外周を一周している [;^J^]。雨足が強くなってきたし..[;^.^]凸 入館できたのは、10:15であった。[;_ _][;^J^](入口の傘立ては、鍵のないタイプ。この規模の施設としては、珍しいような気がする。)

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 世界三大恐竜博物館の一角を成す、眷恋の博物館であった!\[^O^]/ とにかく単純に、標本数が多いことに圧倒される。左写真は、有名なティラノロボット。館内、混んでいることは混んでいるが、どの標本もキャプションも、必ず最前列で見る(読む)ことができるし、その意味では問題ない。



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 再現ジオラマも充実している。中写真は、フクイラプトルロボット。

 12:30頃、3Fのレストランに向かったが、整理券を配布していることはしているが、6時間待ちだと [;^.^]。謎なのは、この状態でも整理券を受け取る人々である。並んでいる必要はないのだから、館内の見学を続けて、帰り際に夕食を食べに来よう、という発想自体は理解できないことはない。しかし、閉館時刻は17:00なのである。計算が合わないではないか。[;^.^](その意味ではどちらかと言えば、整理券を配布する側を問い詰めなくてはならない..)

 もちろんパスして、空きっ腹を抱えて、見学続行。[;_ _][;^J^]



 主要展示を見終えたのが、14:45。化石クリーニング室を見学したり、ダイノラボに寄ったり、ミュージアムショップで買い物したりして、15:15。つまり、トータル5時間である。[;^J^]

 出口でトラブル。傘立てのキーが見つからない [;_ _]..あらゆるポケットを何度も捜すが、どうしても出てこない。よくやるんだ、私はこれを..この悪いクセ、なんとかしないと..まだバスが来るまでには時間はあるけど..落としたのかなぁ..と、半べそかきながら [;_ _] 捜索を続ける。この博物館の傘立てには鍵は「なかった」ことを思い出したのは、5分以上経ってからであった..[;_ _][;_ _][;_ _](伏線を張っておいたのだが、気がついた? [;^J^])

 恐竜博物館を15:52に経って平泉寺白山神社に向かうバスがある。着くのは16:08なのだが、その時点で、現地を発つバスは、もはやない。勝山駅にはタクシーで向かうことになるが、仕方がない。(歩くと、多分90分ぐらいかかる..迷わなくても。[;^J^])

 バスが出てしばらくしてから気がついたのだが(15:55頃?)恐竜博物館に向かう車線が、大渋滞 [;^J^]。閉館時刻に間に合うのか、非常に疑問である。[;^J^]

 16:10、平泉寺白山神社着。なんだ、別系統のバスは、まだあるではないか。17:41。これがラストチャンスとなる。

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 時刻が遅いため、人も少なく、ほのぐらくなりつつもあり、まことに素晴らしい雰囲気である。中写真が、有名な御手洗池(みたらしいけ)。



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 苔が美しい。京都の苔寺(西芳寺)を凌ぐ、という言い方は、間違いではない..が、一面的な見方ではある。こちらの方が規模は大きく、おそらく、苔の種類も多いのだが、西芳寺の庭園の方が、繊細な感覚があるように思う。



 17:10頃に見学を終えてバス停へ。待ち時間のあいだに、近くの売店でソフトクリームを買って立ち食い。ちなみにもちろん、この附近にタクシーなど、影も形もない [;^J^]。まぁ、まんいちバスに間に合わなければ、電話で呼び出せばいいんだけどね。

 勝山駅に着いたのが、17:53。18:19の福井行きが福井駅に着いたのが、19:14。19:30にホテルに帰り、10分後に外出。

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 19:50、駅前の「秋吉」という焼き鳥屋へ。地元の名店のようで、結構な行列ができていたが、20分後に座れた。純けい(鶏)、あぶら(豚)、うずら卵、ピートロ(豚)、串カツ(牛)、あげおろし。美味い。これに生中×1と冷酒×2をつけて3600円だから、廉いと思うよ。(写真は、夜の福井駅。)



 22:45に出て、22:55にホテルに戻る。

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*2019年05月02日:金沢21世紀美術館/石川県立美術館/尾山神社/中村堂


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 6:50、チェックアウト。曇天だが、降ってはいない。今朝はホテルの朝食ではなく、福井駅そばのなか卯で卵かけご飯でも食べるつもりだったのだが、開店していなかった [;^J^]。転進して、駅の立ち食い蕎麦。

 この恐竜、もしかして福井県(福井市)の主要駅ごとにいるのか? [;^J^]



 7:45に福井駅を発つ北陸本線で、金沢に向かう。途中で川を越えたが、北に流れていることに気がつき、新鮮な衝撃を受ける [;^J^]。これまでずーっと、太平洋岸(東海地方)にいたので、川が流れる方向が、逆なのである。[;^.^]

 9:05、金沢着。快晴。本日最初の目的地は、金沢21世紀美術館。バスで向かうのだが..混乱した [;^J^]。金沢21世紀美術館を通る路線が、多すぎるのである [;^J^]。バスロータリーには職員が何人も出ていて、丁寧に教えてくれるのだが、回答が条件付きになるのだ。「あそこに到着しているバスが先に出るが、市内を大きく回ってから金沢21世紀美術館に行くので時間がかかる。10分後にこのポールに来るバスの方が早くつく」..とかね。当然、訊くタイミングによって答えが違う。[;^J^]

 まぁなんとかかんとか、9:45に、金沢21世紀美術館に着く..しまった。館内で並んでいるチケット購入待ちの列の長さが、尋常ではない [;_ _][;^.^]。油断してたなー。コンビニで買っておくべきだった。まぁ仕方がない。結局、1時間以上並んだ。

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 展覧会は5つ開催されており、うち3つは無料。購入したチケットで、「大岩オスカール 光をめざす旅」と「アジアの風景」のそれぞれに入れるが、それぞれの入口にまた、長蛇の行列が。結局、後者は諦めた。

 これは、「大岩オスカール 光をめざす旅」の展示作品(以下、一部を除いて撮影自由)。左から「大統領の悪夢 4」「北千住」「救助船」。



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 左写真は、金沢21世紀美術館の象徴とも呼ぶべき、有名な「スイミング・プール」。右写真は、名和晃平の「Foam」。要するに、巨大な泡である。



 館内のカフェレストランは待ち時間が1時間ぐらいかかりそうなので、パス。カフェコーナーで、ハイネケンとバナナパイ。屋外の屋台で、金沢チャンピオンカレー。

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 左写真は、これまた金沢21世紀美術館の象徴として有名な、「カラー・アクティヴィティ・ハウス」..こうも人が多いと、シャッターチャンスもクソもない [;^J^]。中写真と右写真は、「まる」を、外側から見たところと内側からみたところ。



 パスしたのは、前記「アジアの風景」(及び、この展示会場をとおらないと辿り着けない「スイミング・プール」の「地下」)と、「黄金時代の鉄道展」ぐらい。開放的な滞在型の美術館で、ゴロゴロするのに適している。もう少し近所にあれば、ときどき遊びに来たいのだが..[;^J^]

 13:40に退出して、徒歩で、すぐ近所の石川県立美術館に、13:50。石川県立美術館といえば、野々村仁清の「色絵雉香炉」「色絵雌雉香炉」であるが、いろいろな展覧会をやっている。「前田家の刀剣・甲冑・陣羽織」「春の優品選U」「鳥とりどり」「脇田和と猪熊弦一郎」「春のいろどり」。「春のいろどり」展に、鴨居玲の有名な「私」(画像検索結果)が展示されており、驚いた。ほか、中村静勇の「早春賦」など。

 16:00退出。尾山神社へは、バスを使うよりも歩く方が早い。16:15着。

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 有名な神門。よくもまぁ、こんなフォルムを思いついたもんだ [;^J^]。ちなみに左2点は(門の外側から見た)順光だが、一番右の写真は(門の内側から見た)逆光で、ステンドグラスを抜けた陽光を狙った。なんだかオレンジ色がかってしまったが、実物は、もっと赤い。



 16:45、退出。17:00、これから4日間の金沢での宿、SHAQ BIGHOUSEに着く。近江町市場から157号(百万石通)沿いに200メートルほど南に下りたところ。あとから気がついたのだが、地の利は最高。ほとんど金沢市内のベストポジションではないかと思えるドミトリーであった。

 17:25に外出。Nさんに推薦されていた「バー中村堂」の場所を徒歩で確認に行く。百万石通を犀川手前まで南下するだけ。17:50に着いた。

 開店前だし、食事もせずにいきなりバー、という選択肢はないので、近くで店を探し、17:55、「もりもり寿し片町店」(回転寿司)に行列が出来ていたので、評判がいいのだろう、と、並んでみる [;^J^]。記名リストを見ると、20組以上、40人以上の後である。どれほど待つことになるのか見当がつかないぐらいだが、文庫本を持ち歩いているので、なんの問題もない [;^J^]。じっくり待っていたら、意外に早く、19:30に座れた。なぜなら、私の前に並んでいたのは、全て2人以上の団体客(2人は団体とは言わんか [;^J^])なのだが、カウンターに1人客がいて、彼が抜けたあとに、ただひとりの1人客であった私が、10数組を飛ばして(列の最後尾から)そのあとにはめ込まれたのである [^.^]。こういうことは、しばしばある。おひとりさまの利点である。[^.^]

 なかなか美味く、満足した。20:25に出て、20:30、中村堂。ダイキリ、マティーニ。

 本棚に、「文藝別冊 KAWADE夢ムック」の「総特集 諸星大二郎」と「総特集 高橋葉介」があったので、これを掴みにして、マスターに「高橋葉介本には記事を3本、書いてるんですよ」..と振ってみたら、大ヒット。[^.^]

 諸星、高橋のほか、吾妻ひでお、伊藤潤二、楳図かずお、などがするすると釣れ、しかも、私が言及しようとした作品名が、先手を取って出てくる。(高橋葉介の夢幻紳士の「老夫婦」とか、楳図かずおの「神の左手悪魔の右手」とか「洗礼」とか。)どの作家についても、深掘りが効く。あぁ、時節柄、魔夜峰央の話もすればよかった。[^.^]

 22:50に出て、徒歩で23:15に、宿。

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*2019年05月03日:兼六園/金沢城公園/主計町茶屋街エリア


 快晴。6:30に宿を発つ。コンビニで朝飯代わりのおにぎりを買う等しつつ、徒歩で、7:10、兼六園の蓮池門。(直行すれば、30分はかからない。)

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 左写真は、瓢池(ひさごいけ)。中写真は、栄螺(さざえ)山からの霞ヶ池の眺望。右写真は..どこで撮ったんだ、これ? [;^J^]



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 左写真は、やはり霞ヶ池を、栄螺山の反対側から見たところ。中写真は、撮影場所不明 [;^J^]。右写真は、いわゆる「眺望台」からの眺め。



 7:00過ぎに着いたので園内はすいていたのだが、8:30を回るとさすがに混んできた。早朝スタートのメリットは、ここにある。8:45に桂坂口から退出した時点で、50人以上の列ができている。そのまま石川橋をわたり、8:50、金沢城公園へ。

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 とにかく、白い。姫路城といい勝負である。



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 城内の、玉泉院丸庭園。左写真が、有名な「色紙短冊積み」の石垣である。このスタイリッシュなデザイン感覚に、瞠目していただきたい。中写真は、その少し下にある、この規模の庭園としてはなかなか本格的な滝。右写真は、全景。(中央遠景に色紙短冊積みの石垣、その手前に滝が見える。)



 11:40に退出。徒歩で、浅野川大橋へ向かう。わたれば、ひがし茶屋街。手前には主計町茶屋街がある。今日のところは後者界隈がターゲット。12:05、浅野川大橋の手前の「HATCHI」という店で、カレー。12:55に出る。

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 13:00、泉鏡花記念館(左写真)。1DAYパスポート(金沢市文化施設共通観覧券)がお得なので、購入した。小規模な施設だが、心地よい空間である。13:35、退出。

 13:45、金沢蓄音機館(右写真)。(1DAYパスポート利用。)14:00からの蓄音機実演は、なかなか聴きごたえがあった。蝋管式蓄音機の音を聴くのは、初めてだったかもしれない。大変、しっかりとした音がしており、感心した。

 15:00、退出。



 引き続き、寺島蔵人邸に向かっていたら..15:05、偶然、森八本店に行き当たった [;^.^]。「ぶらぶら美術・博物館」の北陸特集で紹介されていたのでここにも寄らなくちゃいかんな、と、思っていたものの、出発前にあまりに慌ただしく忙しく、十分な準備も下調べも出来ずにいたうちに、この老舗菓子屋を予定に入れ忘れていたのである [;^J^]。超ラッキーである。[^.^]

 ラッキーではあるが、しっかりと混んでおり [;^J^]、菓子と抹茶のセットにありつけたのは、15:35。15:55に食し終わり、別室の「金沢菓子木型美術館」を見学。16:05、退出。(BGMが「ツァラトゥストラ」のイントロのリピート再生であることには、まったく、納得が行かなかったが。[;^.^])

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 16:10、寺島蔵人邸。(1DAYパスポート利用。)どうだんつつじの写真を撮る。小さい白い花の群生であり、かつ、陽光がぎりぎり間に合ったぐらいの時間帯なので(左から2枚目の写真で如実にわかります [;^J^])、なかなか難しかった。右2枚ではフラッシュを炊いているが、当然だが、手前の花だけ明るくなるわけで、バランスを取るのに難渋した。



 16:40、退出。

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 16:50、あかり坂(左写真)。16:55、暗がり坂(左から2枚目の写真)。

 17:00、主計町茶屋街(右2枚)。どうやら一見さんお断りの茶屋街らしい [;^J^]。夜景を撮るのに難渋する。そもそも、店の明かりが少ないのだ。右写真は、19:20頃に撮ったもので、実際にはこれよりだいぶ暗かったのを、RAW現像で明るくしたものであり、そのため、画質が荒れている。三脚はなかったのだが、手持ちで構わないから、現場で強引に、スローシャッターで撮るべきだったかも知れない。

 ちなみに右手に見えているのは「中の橋」。泉鏡花の「化鳥」の舞台である。



 19:35に離脱し、徒歩で駅前に向かう。まっぷるで目を付けていた2店は、いずれも満員。20:30、「とと屋」。何を食べたのか(これを書いているのは9日後なのだが)いまいち記憶にない。[;_ _]

 iPhone に、「USB出力付リチウムイオンバッテリー」から充電出来なくなっている。あらま [;^J^]。42%で止まっている。悪いのはケーブルか、USB出力付バッテリーか?

 22:50、退出。23:15、宿に戻った。コンセントからは充電できる。ケーブルには問題なし。すると、USB出力付バッテリーか。たまたまエンプティだったのか、故障してしまったのか? とにかく、バッテリーへの充電を行っておく。

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*2019年05月04日:五箇山/白川郷/飛弾高山


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 快晴。早すぎるのだが、宿を7:00に発つ。徒歩で7:20に、金沢駅。朝食は、立ち食いうどん。

 9:10に、バスツアー(西日本JRパス「3つ星街道バス」)出発。目的地は、五箇山/白川郷/飛弾高山である。



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 10:15、五箇山(ごかやま)の村上家(左写真)。ここで、こきりこの実演を観賞する。また、五箇山は、加賀藩の流刑地であった。右から2枚目は、流刑小屋の復元である。

 11:05に発つ。右写真は、バスの車窓から。



 白川郷附近では、大渋滞が発生しているらしい [;^J^]。そりゃそうだろう。仕方がない。バスはコースを変更するなどして、それでもなんとか30分遅れで、白川郷に着いてくれた。

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 確かに、雪に沈むと、素晴らしく幻想的な光景になるのだろうと思う。今回は春に来たのだが、冬にここを訪れる人は、当然それを期待するであろうが..近年は(ここにすら)雪が降らない年が多く、観光客を失望させることも多いとのこと。

 それにしても、大多数が日本人てある。「白川郷では、日本語なんかほとんど聞こえないよ」、という話を聞いていたのだが、あれはガセか?、と、地元の人に聞いてみたら..「日本人で混雑するのもあと3日。連休が終われば、また外国人の天下です(苦笑)」とのことであった [;^J^]。そりゃそーか。日程を選ぶ余裕のある外国人観光客ならば、そもそも、日本の10連休中になんか来ないわな。[;^.^]



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 14:15に白川郷を発つ。右写真は、バスの車窓から。



 最後の目的地は、飛弾高山。15:20に着く。1時間半しかないので、時間のかかりかねない観光スポット(民芸館など)を回っている余裕はない。街の雰囲気を楽しむ作戦をとる。

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 飛騨国分寺。このあと、一夢庵という店に行き当たり、飛弾牛の立ち食いにぎりを食う..気がついたのだが、この町、飛弾牛押しが、半端無い [;^.^]。にぎり、コロッケ、ステーキと..[;^.^]

 日下部民芸館と吉島家住宅は、中に入っている時間がなく、外から見ただけ。



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 観光パンフに「古い町並み」とある。「早朝などの散策に好評です」とあるが、その通り [;^J^]。人が多すぎて、建物が見えない [;^.^]。とはいえ、何かのはずみに人がサーッといなくなったエアポケットのような時間帯に撮った写真は、それはそれで、なんだか寂しいのである [;^J^]。難しいものだ。

 右写真は、橋の欄干の上にいた奴。



 バスは、16:55に発つ。

 iPhone に、USB出力付バッテリーから充電出来ている。(4時間充電したバッテリーから、2時間かけて40%チャージできた。正常と判断すべきだろう。)

 18:55、バスは金沢駅に戻った。

 19:30、駅前の「さかなや道場」。「のど黒の刺身」「海老玉うにソース」「ホタルイカ天ぷら」「炙り牡蠣ポン酢」「まぐろのユッケ」など。22:00に出る。

 22:30前に、徒歩で宿に戻る。1Fのカウンターで、他の客としばらくおしゃべり。明日行く予定の妙立寺は、予約がいるとのこと。(当日でも構わない。)見落としてた。[;^J^]

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*2019年05月05日:妙立寺/近江町市場/ひがし茶屋街エリア


 快晴。宿の玄関前のテラスで、コンビニで買ってきたサンドイッチで朝食。8:00過ぎ、妙立寺に電話。9:00からの回に予約できた。集合時刻は8:50。

 8:10に徒歩で発ち、8:40、妙立寺。

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 俗に「忍者寺」とも呼ばれるが、伊賀とも甲賀とも関係ない。金沢城の出城としての性格があり、公儀隠密や外敵の目を欺くための仕掛けが数多く装備されており、迷路のような構造を持っている。

 予約者はどうやら1回100人で、14人ずつ7グループ(最終グループは16人)にわけて、案内される。私は最終グループで、9:10から9:45まで。

 個々の仕掛けについては、公式HPWikipedia などをご参照いただきたい。個人的に特に興味を惹かれたのは、「井戸」「仕掛け賽銭箱」「茶室」「明かり取り階段」「落とし穴階段」「本堂裏隠し階段」「切腹の間」などである。



 9:50に退出。徒歩で10:20、近江町市場。ふぐの串焼きを立ち食い。10:30に「刺身屋」という店の列に並び、11:15に座れた。海鮮丼。11:35、離脱。

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 ひがし茶屋街に徒歩で向かう。途中、11:45に町民文化館。11:50に尾張町老舗交流館に寄る。

 こんなポスターをみつけた。加賀藩には、護身用の刃物の持ち歩きを奨励する伝統があったのか? と、3秒ほど、本気で黙考してしまった。[;^.^]



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 12:25、ひがし茶屋街..人が多い [;^.^]。まずはひがしやま酒楽で、飲みくらべセット。[;^J^]

 13:10、ギャラリーエッジ。噂の「カブトムシ」(400万円)は、さすがに見応えがある。黒漆の胴と、螺鈿の羽。漆の腕時計がなかなかクールで、物欲をそそられる..3万円なので、買える値段であるが..我慢した。[;_ _][;^J^](15万円のデビルマンもあったが、これは別に、いらないや。[;^.^])

 13:35、お茶屋美術館。



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 茶房 素心 で、抹茶のブランマンジェをいただきつつ、ひと休み。美味い。眠気覚ましのため [;^J^]、素心ブレンドも追加。

 箔座ひかり蔵で、黄金の蔵を見学(左写真、中写真)。さすがは金沢。黄金推しである。[^.^]

 15:55、懐華樓。まぁ、この黄金の茶室をご覧なさい [;^J^]。黄金の畳は、金箔の水引きで織られているのであるが..しかし、黄金推しにもほどがある。[;^.^]

 16:25、福光屋で冷やし甘酒。

 17:10に、ひがし茶屋街を発つ。



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 左写真は浅野川。右写真は、川沿いの「鏡花のみち」に設置されている、瀧の白糸像。鏡花の出世作「義血侠血」の主人公の水芸人である。センサーに手かざしすると水芸をするというので操作してみたら、いきなり水が降ってきて、慌てた(当たり前だ。[;^J^])



 17:30頃、卯辰山山麓寺院群あたりに着くが..あまりの数に萎える [;^J^]。50近くあるんじゃあるまいか。有象無象の神社仏閣にいちいちつきあってるほど暇ではないのでめぼしいところだけつまんであとはガン無視(← いっそ爽やかなほどの罰当たり。[;^.^])

 というわけで、宝泉寺や西養寺に足を運んだだけで、あとは勘弁してもらう [_ _]。金沢駅まで徒歩。明日のサンダーバード6号のチケットを買う。

 19:20、駅前の塚田農場。全国チェーン店は、廉い [^J^]。可愛い女店員がかまってくれるのも、嬉しい [^J^]。「しっとり胸肉 よだれ鶏」「炙り鶏皮ポン酢」「丸餃子」「かつおたたき」「地鶏チャーハン」。

 23:00に出て、23:20に、宿に帰る。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: May 12 2019
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