*2019年01月28日:幻想美術選「スフィンクスの謎を解くオイディプス」ギュスターヴ・モロー
*2019年01月29日:宅ふぁいる便、やらかした..[;_ _]凸
*2019年01月30日:夕刊誤配 [;^.^]凸
*2019年01月31日:旅のチェックリスト
*2019年02月01日:智積院/草間彌生展/建仁寺/本法寺/相国寺
*2019年02月02日:善想寺/京都文化博物館/ぽんと
*2019年02月03日:金閣寺/転法輪寺/妙心寺
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*2019年01月28日:幻想美術選「スフィンクスの謎を解くオイディプス」ギュスターヴ・モロー


 「幻想美術選」、第147回。第150回を控えて、今回から3回連続で、スフィンクスとオイディプスの絵をご紹介する。まずは、基本中の基本。

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「スフィンクスの謎を解くオイディプス」(ギュスターヴ・モロー、1864年)

 もちろんこの画題の基本であり、アングルの作品とともに、西洋美術史上、もっとも有名な作例ではあるのだが、珍しい構図でもある。

 スフィンクスがオイディプスにしがみついている..いや、襲いかかった瞬間なのであろう。己がかけた謎にオイディプスが答えられないと見て取って、勝利を確信して殺そうとして..しかしそのスフィンクスの目は、驚愕に見開かれている。オイディプスの口から、解答が発せられたのである。いままで多くの人間を殺してきたスフィンクスが(画面下部には、犠牲者たちの死体や白骨の一部、また、まだ死にきれていないのか、岩を掴んでいる手も見える)、ついに、死ぬのだ。

 しかし、この絵には、さらに多くのレイヤーが重ねられているようだ。オイディプスの瞳を見よ。そこには、スフィンクスの謎に対する、人間の「叡智」の勝利の輝きだけではなく、より深い「憂い」も色濃い。このあとの彼を見舞う、悲惨な運命を暗示するかのごとく..そして、今さら言うまでもないことだが、明らかに「男女の争闘」なのである。

 「人間対神獣」の階層では、人間の勝利と言えようか。しかし、「人間対運命」の階層では、人間は運命に翻弄されるばかり。そして、「男対女」の階層では..

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*2019年01月29日:宅ふぁいる便、やらかした..[;_ _]凸


 例によって無駄に早起き。その少し前に、「宅ふぁいる便」からのメールが届いていた。


このメールは、今回情報漏えいの恐れがあるお客様に
送付させていただいております。

先般ご連絡させていただきました、「宅ふぁいる便」サービスにおける
不正アクセスによるお客さま情報の漏洩につきまして、
新たに判明いたしました事項を下記URLにてお知らせいたしております。
    https://www.filesend.to

<お客さまへの重ねてのお願い>

他のウェブサービスで、「宅ふぁいる便」と同一のユーザーID(メール
アドレス)、ログインパスワードを用いてご利用されているお客さまは、
他のサービスでお使いのログインパスワードを変更いただきますようお
願いいたします。
なお、「宅ふぁいる便」サービスにつきましては、現在サービスを停止中
ですので、パスワードを確認・変更いただくことはできません。

また、「宅ふぁいる便」を装ったフィッシングメールにご注意ください。
以下のようなことはオージス総研では実施しておりません。
・「宅ふぁいる便」に登録された皆様の会員情報の提供
・パスワードの再発行
・口座番号の確認
このような情報を提供・要求するメールが届きましても、絶対に対応
しないでください。

またオージス総研といたしましても、お客様のご本人確認ができませんので、
メールやお電話によるパスワードなどの登録情報についての
問い合わせにはお答えを控えさせていただいております。
何卒ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。

お客さまの大切な情報が漏洩する事態となり、大変なご迷惑、ご心配をおか
けすることになりましたことを重ねてお詫び申し上げます。

以 上

 ..恥ずかしながら、日曜日からニュースにアクセスできていなかった私は、もちろん、まず、このメール自体を疑った。詳述はしないが、いくつかの方法で検証/確認して、これは本物、と、確証を得てから..ようやく、腹が立ってきた。[;_ _]凸

 私のメアドとパスワードを、平文で流出させたとな [;_ _]凸。私がパスワードを使いまわしているかどうかは明言しないが、現時点で150以上のシステムにパスワードを登録している。それらすべてをユニークにすることが現実的かどうかは、想像していただきたい。グルーピングというのは、妥当な解だと思う。

 同一グループのパスワードを、早朝から重要度の高いものから変更開始 [;_ _]凸。この段階で、パスワードの変更が容易ではないシステム/サイトがぼろぼろ見つかったり。[;_ _]凸

 出社して、帰宅してから、作業のつづき。よく似ている=推測されかねないパスワードもついでに変更したので、就寝時刻までかかってしまった。やれやれ..

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*2019年01月30日:夕刊誤配 [;^.^]凸


 帰宅して、新聞受けに入っていた夕刊を読み始めて..どうも、違和感がある。ページの順番が違うような気がする..いつもより、薄いような気がする..見知らぬ四コマ漫画が載っているのを発見して、ようやく気がついた [;^J^]。これは日経じゃない。静岡新聞だ。[;^.^]凸

 ぐぐって、日経のサービスを探し出し、事情を電話。すぐに再配達されたのは、まぁ、感心だ。そもそも間違えないでほしかったけどね。[;^J^]

 (それにしても、私の手書きメモ..「タモリ」と書かれているから何かと思ったら、「夕刊」でした。[;_ _][;^.^])

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*2019年01月31日:旅のチェックリスト


 このようなものを運用している。↓

1.txt
iPhone Set
USB Eneloop
USB Eneloop AC
HDD 交換
イヤフォン
カメラセット
カメラバッテリー充電器
クリアファイル
チケット類
眼鏡
モノキュラー
本
ウィンドブレーカー
Yシャツ/Tシャツ
下着
寝間着代わり
タオル
ポリ袋
サブバッグ
ウェストバッグ
扇子
薬
ひげ剃り
歯ブラシ
傘
靴べら
まっぷる(京都)
マスク

 あらかじめ、このリストのうち今回の旅で必要なものだけを、タブでインデントしておく。(たとえば、今回は冬なので「扇子」はインデントしない。京都に行くとき以外は「まっぷる(京都)」はインデントしない、など。)そして、インデントした物品をリュックに入れながら、タブをデリートしていくのである。

 いくつか、意味不明のものがあると思う。「1.txt」というのは、旅行プランを含めて普段からさまざまな情報を集積しているテキストファイルであり、これを iPhone に入れよ、ということ。(私は、ローカルファイルにこだわっている。いつでもクラウドにアクセスできるとは限らないからである。)また、「HDD 交換」というのは、実家に行くときにだけインデントされる項目である。PC のバックアップ HDD を2セット運用していて浜松の自宅と横浜の実家の両方に配置しているのだが、実家に帰るたびにそれを交換しているのである。

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*2019年02月01日:智積院/草間彌生展/建仁寺/本法寺/相国寺


 今日は有休取得済み。浜松駅の近くで朝食を食べたいので、いつもより早く、5:00に徒歩で発つ。まだ夜である [;^J^]。晴れているが、風が強い。5:50、浜松駅の南のすき家で朝食。

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 6:32のこだまで京都へ。8:20に智積院に着くが、営業開始は9:00である [;^J^]。明るい曇天やや晴天、ではあるものの、雪がちらついていて少々慌てたが、ほどなくやんだ。収蔵庫などは閉まっているが、門前の庭園などは自由に歩けるので、しばし撮影タイム。



 9:00に入る。以前も書いたと思うが、私の知る限り、ここは京都の最大の穴場のひとつなのである。とにかく、収蔵庫に入ると全ての壁面が、重文1点を除いてすべて国宝! 長谷川等伯と息子の久蔵ら、長谷川一門の目がつぶれるほどの傑作群!(「楓図」画像検索結果)、「桜図」画像検索結果)など。)しかも、めっちゃすいているのである!(平日の午前中だから当たり前だ、と言うなかれ。休日でもすいているのである。)それに、国宝障壁画ともなれば、今日びは高精細のデジタルレプリカが展示されているのが当たり前なのだが(それらの品質は極めて高いものではあるが)、ここでは、本物が展示されている。それも、ガラス越しではなく同じ空間で。アクセスも至便なのに(京都国立博物館や三十三間堂の直近である)、この不人気ぶりは、どうよ [;^.^]凸。私にとっては、大好きな等伯を独り占めできる空間なので、嬉しい限りではあるのだが。[;^J^]

 特別公開の宸殿も、みどころが多い。堂本印象の「婦女喫茶図」画像検索結果)は、そのモダンな感覚と筆致に驚く。同じく「朝顔茄子に鳶の図」は、朝顔の配置のデザイン性の高さが素晴らしい。ほか、長谷川等伯の「十六羅漢図」など。

 10:00に発ち、祇園の建仁寺に向かったのだが、途上、フォーエバー現代美術館に行き当たった。思い出した。祇園に期間限定で開館し、評判が高いので期間が延長されていたのだった。延長されたとはいえ、今年の2月28日で閉館すると掲示されている。ラストチャンスではないか。「草間彌生 永遠の南瓜展」開催中である。さっそく入館した。(10:20。)以下、写真を載せているのは、もちろんいずれも撮影自由な作品である。

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 最初の展示室に展示されている「黄樹」は代表作のひとつ。このグネグネを壁紙にすべくスマホで撮っている女子、多数。



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 左写真と中写真の「私の魂を運んでゆくボート」は、ぶらぶら美術・博物館で紹介されていた。なかなか面白いオブジェである。

 右写真は、「宇宙にとどけ、水玉かぼちゃ」という、オブジェというか、部屋。



 11:20に発つ。11:30、まっぷるに載っていて気になっていた「権兵衛」という祇園の店へ。親子丼を食う。美味い! 11:55に発つ。

 書き忘れていたが、今回の旅のコンセプトは、「第53回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開」踏破、なのである。(こんなものを「コンセプト」と呼べるとすればだが。[;^J^])

 12:05、建仁寺 両足院。伊藤若冲「雪梅雄鶏図」画像検索結果)、長谷川等伯「竹林七賢図屏風」画像検索結果)、同じく「水辺童子図襖」など。12:40に発つ。

 12:45、同じく建仁寺内の霊源院。狩野山楽「布袋像」など。13:05に発つ。摩利支尊天にも寄って、13:25に建仁寺を発つ。

 四条河原町まで歩き、205系統のバスで、大徳寺へ。ここにも何度か来ているなぁ..ターゲットは、本坊..あ、今日は拝観休止だ [;^.^]。サイトによれば、2月1日は拝観休止日ではなかったはずだが [;^.^]凸、まぁ、仕方がない。それに、日記を読み返してみたら、この本坊は去年の5月に特別公開を観ており、今回もおそらく同じ内容であると思われる。よし、スキップだ。(この時点で、「踏破」というコンセプト(?)すら、なくなった。[;^J^])

 徒歩で移動。15:10、本法寺。以前にも来ているのだが、やはり圧巻は長谷川等伯「佛涅槃図」画像検索結果)(複製)。とにかく、でかいのだ。特別公開中の、狩野山楽の「唐獅子図屏風」画像検索結果)も面白い。15:25に発つ。

 徒歩で移動。15:40、相国寺 慈照院。特別公開されている「朝鮮通信使に関する記録」が、見どころか。様々な資料が展示されているのだが、スクラップブックのような屏風が面白い。散逸を防ぐ工夫である。16:00に発つ。

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 16:50、京都駅から徒歩10分の、馴染みのゲストハウスTにチェックイン。同じ部屋に2連泊。つまり、明日は、この部屋に荷物の一部を置いたまま、多少とも身軽になって動けるということである。ラッキー。また、2人部屋なのだが個室使いである。私は別に相部屋でも全然かまわないのだが、(同宿の人がまだ眠っている)早朝に身支度をするときに極力音を出さないよう気を使うのが、悩みのたね。個室使いだと、それがない。

 テレビが備え付けられているのは、珍しい。(普通は、共用スペースにしか置かれていないものである。)



 17:40に出て、つじや京都駅前店に17:50に着いた。(移動中、18:00から予約しておいたのだった。)少し早かったが、入れてもらえた。鶏料理メインの店。唐揚げが気に入っている。20:00に出て、宿に戻る。

 写真の整理などしつつ、しばらくゴロゴロしてからテレビをつけたら、「ローグワン」を放映していた。映画館では観ていない。(私が「スター・ウォーズ」シリーズに距離を置いている理由は以前も書いたし、今回は省略する。)もう終盤のようだが、BGV的に流しながら、ところどころツマミ観する。

 う〜む、この密集艦隊は、リアリティがないなぁ..昔のSF映画なら全然許容できるのだが、21世紀のSF映画としては、いかがなものか。海上の艦隊戦のアナロジーなのだろうが..それとも、超低速航行をしているのだろうか? それならいいか..航空機のアニメ的な急制動も、いまいち。アニメならまったく問題ないのだが、実写でこれをされてしまうと、その「あり得なさ」に興醒めしてしまう..なるほど、ここで終わるのか..物語としての出来不出来は、一部しか観なかったので、評価できない。(軽くぐぐってみたら、国内外とも、高評価が多数派のようである。)

 明日と明後日のプランを練る。仁和寺(金堂・経蔵)も、去年の11月に特別公開を観たばかりだし、大徳寺とあわせて、こちらもスキップしよう。とすると..結構、時間が余るな。金閣寺/転法輪寺/妙心寺は近接しているので、明後日にまとめて片付けることにして(明日ではだめなのだ、明後日(2月3日)に、金閣寺の石不動明王が御開帳されるのである)、ひとつだけやや離れている善想寺のみ、明日にしよう..

 ..明日は、ほかに行くところがない。[;^J^](17:00に先斗町の居酒屋で待ち合わせているのみである。)さて、どこで遊ぼう。[^.^](← 旅先における、最高に贅沢な時間である。[^.^][^.^][^.^])久しぶりに、京都国際マンガミュージアムにでも行こうかなぁ..

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*2019年02月02日:善想寺/京都文化博物館/ぽんと


 結局、今日は、主として三条通でゴロゴロすることにしたのだった。7:15に宿を発つ。明るい曇天。7:35、(ついうっかり)京都駅前地下のポルタのスタバ..

 ..私は、これといった理由もなく、スタバに微かな敵意を抱いているのである [;^.^]。だから「ついうっかり」なのだ。たまには気分転換にいいか、と血迷ったのだが..案の定だ。モーニングセットがない喫茶店なんて..[;^.^]凸 仕方がないので、こじゃれたアボガドのサンドイッチとコーヒー。たいして腹にたまらないのに、これで980円..すき家/松屋/なか卯なら、三分の一以下の価格で、腹いっぱい卵かけご飯を食べられるぞ。[;^.^]凸

 読書で時間調整。9:10に発ち、9:15のバスで、9:35に善想寺。快晴。さほど寒くない。10:00開門なので、門前で読書。(そんなことならあと20分、スタバで読書してればよかったじゃないか、て? どうしても早め早めに動いてしまうという業病の持ち主なのである。[;^.^])

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 10:00に入る。左写真は、「泥足地蔵」(「汗かき地蔵」とも)。右写真は、「石仏阿弥陀如来」

 円山応挙「七難図」は、有名な「七難七福図巻」とは別物だが、ほとんどマンガ的に解りやすく、布教効果は絶大だったと思われる。



 10:35に発って、徒歩で移動。京都国際マンガミュージアムに寄るつもりだったのだが、割ける時間が中途半端になるので、スルー。三条通に直行する。

 このあと15時過ぎまで京都文化博物館で過ごすつもりであり、つまり、少し早いが、先に昼食をすませておく必要がある。三条通をぶらぶらしていたら、なにやら行列ができている。「手づくりハンバーグの店 とくら 京都三条店」である。行列ができていれば信頼し迎合する、というのが、日本人の基本 [^.^]。11:00から並ぶ。

 ちょうど営業開始時刻だったが、これは少々並ぶかな..と覚悟していたら、案外早く、11:10に入れた。カウンターに案内されたのだが、ちょうど私までで、いったん満席となった。ラッキー。私のすぐ前に並んでいた女性二人組は(席がひとつしか空いていなかったので)私に飛ばされ、40分待ちなのである。おひとり様の得なところである。[^J^](常に得なわけではない。ひとりでは入れてもらえない店は、珍しくない..)

 もっとも標準的と思われる「オリジナルハンバーグランチ」を注文したら..驚いた。なんだなんだ、この肉汁は! 美味いし! そうか..(静岡の)さわやか以外にも、美味しいハンバーグの店ってあるんだ..(← 炎上狙いではありません。軽く原理主義入ってるだけです。[^.^][;^.^])

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 11:50、京都文化博物館。「京都府新鋭選抜展」が、面白そうである。(撮影自由である。)



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 左写真は、「遥かなる音色 時空を翔る」(入澤あづさ)、右写真は、「あっちの料理」(蛭田美保子)。



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 左写真は、「POST-in Bloom」(村田彩)、右写真は、「流れ」(柞磨祥子)。



 別のフロアで開催されている「小牧源太郎展」も、覗いてみた。「民族系譜学」画像検索結果)、「多義図形」「エスピリト・サント No.7- 11」など。

 フィルムシアターでは、「【没後30年記念特集】作曲家・芥川也寸志の映画音楽世界」という、シリーズ企画が開催されていた。今日は「大阪の宿」(五所平之助監督、新東宝、1954)。初見である。主演は佐野周二だが、乙羽信子、左幸子、川崎弘子、水戸光子ら、女優陣の演技が素晴らしい。負け組視点の暗い物語なのだが、微かな光芒も垣間見える。それを端的に表しているのが、最後の送別会での、佐野演じるところの三田のセリフ、「頼もしいじゃないか。僕たち、みんな自分の不幸を笑えるんだぜ」、である。いい映画だ。

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 別館ホールでは、「京都府新鋭選抜展」への特別出品、藤浩志の「ジュラ紀から受け継ぐ」が展示されていた。(別館ホールだけでなく、別館にいたる通路のあちこちに、恐竜どもがいたが。[;^J^])



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 アップにすると、結構、怖い。



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 「廃プラスチック玩具」で「恐竜」が作られている意味は、作者の言葉を参照していただきたい。重要なことは、作品の造形がコンセプトに負けていないことである。



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 15:50に退館し、先斗町を目指して、三条通を東にぶらぶらと歩く。寺町通に入って北上。以前から不思議なのだが、どうしてここには、画廊がこんなに密集しているのだろう? 古本屋も少なくとも3軒あるが、うち2軒が仏教書専門なのは、土地柄か。なんにせよ、素敵な通りである。

 御池通にぶつかって東へ。河原町通と木屋町通のどちらを通ったのかは忘れたが [;^J^]、最終的に先斗町の北端に入ったのが、16:30。



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 営業前の先斗町。この路地の狭さが素敵。右写真は、先斗町公園から鴨川にかかる四条大橋方向を臨む。南座が見える。

 16:50に、先斗町の南側出口にほど近い「居酒屋 ぽんと」。17:00開店かと思っていたが、もう開いていた。別に予約もしていないが、いつものカウンター席で、待ち合わせである。



 17:00に、Kさん来店。

 いつもの四方山話である。ここ数日間の京都観光の話。リフォームの話、書籍の量の話、移動書架の話。

 智積院がすいているというネタから、長谷川等伯がさらにブレイクするには、という話 [;^J^]。息子・久蔵が狩野派に殺された(かも知れない)という、おいしい「物語」があるのだから、あと一押しではないか。(倉田視点では、長谷川等伯=拝一刀、狩野派=裏柳生である。[^.^][^.^][^.^][;^.^])

 プロポーズの際の「108本の薔薇」の花束とは、何事だ、という話 [;^J^]。「108=とわ」とかいう無理目の語呂合わせなどどうでもいいが、「108」とくれば「煩悩の数」だろう。そんな数を「プロポーズ」という行事に適用していいのか、誰も疑問に思わないのか、今どきの(花卉業界の)関係者もプロポーズの当事者も、誰も「108=煩悩の数」という常識を持ち合わせていないのか。

 倉田の健康の話。心房細動とか白内障とか。

 「ボヘミアン・ラプソディ」も「カメラを止めるな!」もご覧になっていなかったので、これらは必見! という話。などなど..

 20:20、散会。いつもお付き合い下さり、ありがとうございます。[_ _][^J^]

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 酔い覚ましに、祇園方面へ散歩。左写真は、四条大橋から西側(祇園じゃない方)の、出雲屋ビルを振り返ったところ。右写真は、もう一度振り返って、南座。

 このあたりで、1軒、寄り道したはずだが、詳細は憶えていない。[;^.^]



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 京都駅まで帰ってきた。お約束の京都タワー。緑色の宇宙怪物に襲われているところ。



 ここからは徒歩10分。23:15、ゲストハウスTに帰る。

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*2019年02月03日:金閣寺/転法輪寺/妙心寺


 6:45、チェックアウト。快晴である。なか卯で朝食(TKG=卵かけご飯)。うむうむ。これが正しい日本の朝食だ。スタバなんぞの

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 8:40、鹿苑寺(金閣寺)。9:00、開門。朝は確かに晴れていたのに、ご覧のとおりである。ここには何度も来ているが、常に曇天なのである [;^J^]。青空のもとで輝く金色を撮りたいというのに。[;^.^]凸

 ちなみに、金閣寺のキンキラキンを指して、「侘び寂び(という日本の美意識)にそぐわず、(外国人に観られて)恥ずかしい」などという人々が(おそらく大勢)いるのだが、半可通もほどほどにしていただきたい。もともと日本人は、昔からキンキラキンが大好き。日光東照宮だけではない。仏像にせよ建築にせよ「かつての色彩が微かに残っている」事例がしばしばあるが、それらを復元すれば、驚くほどに煌びやかな配色となることが珍しくない。「1000年も経てば、極彩色も、そりゃくすむよ」というだけの話だ。侘び寂びの美意識/色彩は、もちろん、実在する。しかし、それが全てではないのである。

 私は、ここに来るたびに、感動する。京都でもっとも美しい建築のひとつだと思う。日本人の美意識がこれほどのものを生み出したことを、誇りに思う。

 ここに来たのは、「秘仏石不動明王御開帳」のためである。秘仏自体もだが、記念展観も、興味深い内容であった。9:30に離脱。



 徒歩で、9:55、転法輪寺。開門は、10:00。なんと見事に無駄のない時間の使い方であろうか [;^.^]。ここは撮影自由である。

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 とにかく巨大な、「阿弥陀如来坐像」。坐像でありながら、高さ7.5メートルである。極彩色の光背が特徴的。

 この裏側には、「阿弥陀如来立像」が祀られている。裸形というのは、大変珍しい。

 10:50、退出。



 すぐ隣の仁和寺はスルーして [;^J^]、徒歩で妙心寺へ。11:00、塔中(たっちゅう)のひとつ、天球院。狩野山楽・山雪の障壁画の高精細デジタルレプリカが見どころである。「竹虎図」画像検索結果)、「梅に遊禽図」画像検索結果)。11:20、退出。

 11:25、同じく塔中のひとつ、麟祥院。「百椿図屏風」春日局坐像など。11:40、退出。

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 11:50、龍泉菴。ここでは、由里本出(ゆりもといずる)による極めて多数の障壁画がみもの。ご紹介するのは「水到渠成の間」の、左から、「釧路湿原」「層雲峡」「根室半島 野付」



 12:15に妙心寺を発つ。12:20、妙心寺の南門を出た先にある花園会館で、お茶とお菓子。(「京の冬の旅」のスタンプラリーの景品である。)12:30に発って、京都駅へ。

 京都から、13:19ののぞみ。名古屋で乗り換え、14:47、浜松。沼津魚がし鮨で昼食を食べ、16:30、帰宅。

 今回、初めて、京都旅行の経費を測ってみた。交通費・宿泊費込みで、5万3千円(二泊三日)。交通費・宿泊費別で、ざっくり、1万円/日..そりゃ、この頻度で上洛していれば、財布へのダメージが大きいわけだ..(..て、これだけ通ってから、今さら把握する? [;^.^])

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Feb 10 2019
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