2018年11月26日:幻想美術選「うるわしのロジーヌ」アントワーヌ・ヴィールツ 2018年11月27日:健康診断前日禁酒 [_ _] 2018年11月28日:健康診断また前日禁酒 [;_ _]凸 2018年11月29日:遥かなる万博 [;^.^] 2018年11月30日:兵糧攻め 2018年12月01日:筒井康隆展/魔夜峰央原画展/忘年会 2018年12月02日:ロシア絵画の至宝展/いちょうホール/忘年会目次へ戻る 先週へ 次週へ
「幻想美術選」、第140回。名高い絵であり、ご存知の読者も多いかと思うが..
..(あなたがこの絵をご存じでなく、この絵のちょっとした「たくらみ」も知らないとして..)西洋美術(あるいは西洋文化)に詳しければ詳しいほど、「ひっかかってしまう」意地悪な作品なのである。
美女と骸骨。「考えるまでもない」。これは、「死と乙女」と呼ばれるタイプの画題である。(「死の舞踏」のバリエーションである。)現生の快楽(享楽)と、万人に襲い来る死を対比させて、「死を想え」と戒める..
..しかし、どうやらこの絵は、違うのである [;^J^]。上述したテーマであれば、「死」と「快楽」は少なくとも対等、多くの場合は「死」を優勢に描くものであるが..ご覧のとおり、豊満な裸体を誇る美女が、バランスを逸してセンターに居る..「死」は、脇に押し込まれている。(骸骨の位置は高く、上から吊り下げられているようであるが、これも、「死」が「女」を「上から目線で見下げている」というよりは、「死」が「女」に「吊るし上げられている」かのごとくである。[;^.^])
この女は、強い。いずれは自分が骸骨になることは百も承知で、しかし、今はこの現生を(この肉体を)存分に楽しむのよ、あんたなんか引っ込んでなさいよ、フフン..という、誇らしげな呟きが聞こえてきそうである。[^.^](ちなみに、「うるわしのロジーヌ」とは、この女のことではない。骸骨のこめかみに「La belle Rosine」と、貼られているのである..)
Antonie Wiertz(1806〜1865、Wikipedia)は、こんにちでは(一発屋とまでは言わないにせよ)本作のほかは、「小説を読む女」「自殺」「生者埋葬」「飢餓・狂気・犯罪」など、ごく少数の作品で名を残しているのみであるが、生前はベルギーでもっとも有名な、もっとも高く評価されていた、国家的大画家であったのだ。生前の名声と死後のそれとの落差は、この作品のテーマに通底するところがあるようにも、思われる。
目次へ戻る明日は、健康診断である。食事は21時まで、水は24時まで。当然、酒は禁止である。つらい..[;_ _] 今夜一晩のことだ、このくらい我慢できなくてどうする。お前はアル中ではないんだから..[;_ _][;_ _][;_ _]
気晴らしに、というわけではないが [;^J^]、蔵書のカウントというか、量の掌握を開始する。いずれリフォームした実家に運び込むことになるのだが、どれだけの(どういうタイプの)書架を用意すればいいのか、決める必要があるからである。あと1〜2年以内に決めればいい話ではあるが..
移動書架がいいことはわかっているのだが、設置が大変だし、数百万円もするし..そもそもリフォームした実家には、20年ぐらいしか住まないうえに、残す相手もいない。設備にあまり金をかけるのも、考え物なのである..
目次へ戻る本日、健康診断の予定だったのだが、その時間帯、緊急事態対応で受診できなかった [;_ _]。明日も受診できるので、それは構わないのだが、我慢ならないのは、今夜も禁酒だということである..[;_ _][;_ _][;_ _]凸
帰宅後、Photoshoop CC を購入しようとして..まずいことに気がついた。私は、お試し版をインストールするときに、メールアドレスを間違えて登録してしまっていたのである。アンインストールしようとすると、まず、そのメアドにメールが飛び、それに記載されている指示に従う必要があるのだが..そのメアドは、存在しないのである..[;_ _] アンインストールできない..[;_ _]
正しいメアドによる AdobeID の再作成はなんとかできたが..とにかくサポートに相談しなくては。こういうドジは日常茶飯事のはずなので、サクッと解決できると期待しているのだが..
勝谷政彦、逝去。享年57歳。3歳も年下だったか..肝不全。合掌..
目次へ戻る勤務先の朝礼で、次回の大阪万博の話となり、前回の万博を見たことがある人の挙手が求められ..30人ほどの部署で手を挙げたのが、私だけ..[;^.^] そりゃそーか。1970年だ。48年前だ。50歳の人の記憶にはない。55歳でかろうじてなんとか、というレベル。なんとなく、「万博」は、日本人の共有体験みたいな思い込みがあったのだが、それは、リタイア世代だけのことか。[;^.^]
ちなみに、われわれの世代が「万博」という場合、一意に、1970年の「日本万国博覧会」を指す。さらに言うと、若い世代(50代以前)は、この万博を「大阪万博」ということがあるが、これは誤り。あれは、「日本万国博覧会」だったのである。そもそも「パリ博」「ロンドン博」「モントリオール博」などの名称を想起すれば明らかなように、「万博」は「都市博」であるのだが、1970年当時の(準備期間についていえば1960年代の)日本は、まだ「先進国」になりきっていない「追いつけ追い越せ」の「後進国」だったのであって、だから、先進国各国では、ひとつの都市でまかなう程度の「万国博覧会」に、「国をあげて」りきんで取り組んだのである。亡父は「後進国根性だ」と苦笑していたが、今となっては、可愛いな、とも思う。[;^J^]
iPhone のバッテリー残量が、昼休みに、ACを挿しているにも関わらず、30%から19%まで、みるみるうちに急減し、恐怖 [;_ _]。その後、なんとか持ち直したが..[;_ _] 「減りが早い」だけなら、今もそうしているようにUSBエネループを持ち歩けば対応できるのだが、「充電できない」ようになったら、最期である。もう、年内のバッテリー交換は、不可能に近いのだが..[;_ _][;_ _][;_ _]
目次へ戻る喪中ハガキの手配を忘れていたことを思いだし、アマノ書店に急遽発注。納品は来月7日になる。即日投函して、まぁなんとか間に合うか..[;_ _]
「ピエール瀧のしょんないTV」という、静岡ローカルの(テレしずの)深夜番組のファンである。ピエール瀧とコンビを組んでいる(ボケ担当 [;^.^] の)広瀬麻知子アナの言動がみものなのであるが..今夜(「静岡のお城めぐり」)も、クリーンヒットを放ってくれた [^.^]。「兵糧攻め」を知らなかった広瀬アナに、ピエール瀧が説明するのだが..
ピエール瀧「(周りを囲まれて)食べ物がなくなったら、どうします?」
広瀬アナ「仲間を殺す?」
..いや、理に適ってはいますけどね [;^.^][;^.^][;^.^]。「仲間を殺して喰う」と答えなくて、本当に、よかった..[;^.^][;^.^][;^.^]
目次へ戻る明るい曇天。6:15に自宅を発ち、バスで浜松駅へ。7:19のひかりで上京。京王線の芦花公園駅に着いたのが、9:31。9:45、世田谷文学館。「筒井康隆展」(〜12月9日(日)まで)である。開場は10:00。
この展覧会にこなくては得られない情報、というのは、さほどはない。手書き原稿は、かなりの量展示されており、見る人が見れば、それはそれは興味深いものであろうが(文字は比較的読みやすく、また、1話全部とか1章全部とか、意味のあるまとまりで展示されているので)、私はあまり生原稿に惹かれないタイプでしてね。[_ _]
もっとも感心したのは、作品マップ(力作)である。筒井康隆がどれほど厖大な仕事をしたか、また、どれほど多彩なジャンルに挑戦し、そしてそのほとんど全てにおいて、意味のある成果をあげたかが、一望のもとに眺められる。時間があまりとれなかったので、一部だけ見てスルーした映像展示も、充実している。総体的には、お薦めできる展覧会である。
11:55に発ち、渋谷に、12:26着。12:35にまんだらけ。多少の売却。13:00に出て、13:40に、米沢嘉博記念図書館。「魔夜峰央原画展」(〜2月11日(月・祝)まで)である。
全4期。12月3日までは「第2期:短編怪奇マンガ特集」であり、ここに一番興味があったので、このタイミングで来れて良かった。懐かしい作品たち。私以外に10人ほどの客がいたが、ほぼ全員が、私よりは若い [;^J^](← 婉曲表現 [;^.^])女性である。[;^J^]
14:05に発ち、15:00、東神奈川駅。喫茶店でコーヒーで時間調整。15:30、改札附近で集合。中学時代の級友たちと恩師である。(開口一番、痩せた?と言われた [;^J^]。私の顔、一年前からそんなに変わった? 変わったとしたら、それは痩せたのではなく、窶(やつ)れたのであろうが..)年に一度の恒例の墓参りと忘年会。
16:20から、「わんこそば たちばな」。ここには一度来ているな。もちろん昔話メインだが、(定番の)健康ネタ/病気ネタも。年金の話も振りました [;^J^]。「カメラを止めるな!」の話になり、私とK君以外誰も見ていなかったので、「絶対に見ろ!」、と、ふたりで厳命 [;^J^]。また、なんと、K君のご子息が、この映画の配給の関係者だったことがわかり、吃驚仰天。(上田監督らと舞台でゾンビポーズしている写真を見せていただきました。[;^.^])
もしもあなたが未見だったら、なんとしてでも見ること。絶対に面白いから! 私の言葉を疑うことは、許さない。
19:55にお開き。20:00に二次会で、21:05に散会、と、メモには書いてあるが、店の名前がわからない [;^J^]。確か以前にも来たことがある店だったような気がする。
「鶴ヶ峰 22:05 実家」というメモで、この日は終わっているが、「22:05」が、どちらにかかっているのかわからないなぁ..まぁ、いいや。[;^J^]
目次へ戻る曇天。寒い。実家前のバス停から7:31のバスで、鶴ヶ峰駅へ。例によって駅前の松屋で朝食。8:06、鶴ヶ峰駅を発ち、9:15、JR八王子駅。9:27のバスで、9:50、東京富士美術館。「国立ロシア美術館所蔵 ロシア絵画の至宝展 夢、希望、愛─アイヴァゾフスキーからレーピンまで」(〜12月24日(月)まで)である。ここに来るのは初めて。創価学会系だったのか..開場は10:00のはずだが、おや、もう開いている。
言うまでもなく、目玉は、イワン・アイヴァゾフスキーの「第九の怒涛」(画像検索結果)である。これには、時間をかけて見入って(魅入られて)しまった。同じくアイヴァゾフスキーの「大洪水」(画像検索結果)も、素晴らしい。同じく「海辺の朝、スダック」は、画像検索できなくて残念。カルル・ヴィリゲルム・ラーブス の「モスクワのスパスキー門」も、同様。
私の好きなアルヒープ・クインジ作品は、「虹」(画像検索結果)が来ている。フョードル・ワシリーエフの「雪解け」(画像検索結果)を見ると、「農奴解放」は、希望と同じだけの(あるいはそれ以上の)「不安」をももたらしたのではないか、と、想像されてしまう。グリゴリー・ミャソエードフの「魔法円を鋤で掘る」(画像検索結果)は、題材が面白い。風景画で特に気に入ったのは、ワシーリー・ポレーノフの「草花の生い茂る池」(画像検索結果)である。
「第九の怒涛」と並ぶ、もうひとつの目玉が、イリヤ・レーピンの「サトコ」(画像検索結果)である! こんなに大きな作品だったのか..これは、いずれ「幻想美術選」でとりあげる..というより、とりあげるべくスタンバイさせていたら、本物が来日してしまって、実は少し、イライラしているのである..[;^.^][;^.^][;^.^]凸
11:30に退出。美術館前のバス停から11:45のバスに乗り、12:00にJR八王子駅。なんだ、それほど不便ではなく遠くもないじゃん [^J^]。徒歩で、12:15、いちょうホールへ。「第25回“癒し”としての自己表現展」である。13:00から、ギャラリートーク。今年は、吾妻ひでお作品の出展はないにも関わらず、Tさん、Iさん、Oさん、Kさんと、古老(長老)クラスの吾妻ファンたちが集まってくる。
15:00に退出し、15:10、去年も利用した「山桜」という店で、昼間っから、忘年会開始 [;^J^]。もちろん、昨日の別件の忘年会どうよう、健康ネタ/病気ネタ/年金ネタも多く話されたが、それ以上に、今年は例年にまして、絶対オフレコ話が多い。ここには書けない。どこにも書けない。
わりとどうでもいい [;^J^] 話をひとつ思いだしたので、それを書いておこう。昨日見てきた魔夜峰央原画展からのネタ振りであるが..あの「平面性」「装飾性」「様式美」は、実は日本画なのではないかと..(これ以上、ふくらませませんでした。[;^J^])
19:30、散会。ほかの4人は二次会に向かうのだが、私は明日の仕事があるので、ここで離脱すると告げたら、「定年になったのだから、仕事はやめなさい」、と、全くの正論を。[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]
19:37に八王子を発つJR。20:52に新横浜を発つひかりで、21:53、浜松着。22:30、帰宅。
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: Dec 6 2018
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