*2017年11月13日:名札あるある
*2017年11月14日:幻想美術選「アーサー王が吠える獣を見たこと」オーブリー・ビアズリー
*2017年11月15日:漢方薬を変える
*2017年11月16日:逆テーブルクロス引き [;^J^]
*2017年11月17日:またかよ..[;_ _]
*2017年11月18日:運慶展/川合玉堂展
*2017年11月19日:「怖い絵」展/澁澤龍彦展
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*2017年11月13日:名札あるある


 胸に止める名札なら問題ない。首から下げる名札でも、上辺の(両端付近の)2か所でストラップに止めるタイプなら、問題ない。

 上辺の中央1か所でストラップに止めるタイプ..

 50%を遙かに越える確率で、裏返ってるんだよっ! あんた誰なんだよっ![;^.^][;^.^][;^.^]凸

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*2017年11月14日:幻想美術選「アーサー王が吠える獣を見たこと」オーブリー・ビアズリー


 「幻想美術選」、第90回。ようやく、オーブリー・ビアズリー(1872〜1898、Wikipedia)の登場である![^.^]

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「アーサー王が吠える獣を見たこと」(オーブリー・ビアズリー、1893年)

 サロメが来ると思ったでしょ? [^.^]

 サロメが来ると思ったでしょ? [^.^]

 わざと外したわけではないのである [;^J^]。「サロメ」よりも知名度は間違いなく劣るが、この幻想的情景もまた、ひとめ見たら忘れられないものである。

 「アーサー王の死」(トマス・マロリー)の挿画であるが..これを読んだのは子どもの頃のこととて、内容をほとんど憶えていない [;_ _]。こんなシーン、あったっけ? [;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]。この絵の原題は「How King Arthur Saw the Questing Beast」。この怪物は、アーサー王を追跡してきたのだろうか。獣というよりは怪鳥に見えるが..それにしても、なんという豪奢な造形だろう! あらゆる生物のパーツの合体のようでもあり..ウルトラマンシリーズの怪獣のようにも見える [;^J^]。そう、どこか、和風なのである。

 なんという巧さだ!「余分な線が全くなく」、しかも、「過剰」なのである! なかなかこれらは、両立しないよ [;^J^]。ビアズリーが日本美術の影響を受けたことは言うまでもないが、彼の作品が(逆に)日本の漫画家・イラストレーターたちに及ぼした甚大な影響たるや..

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*2017年11月15日:漢方薬を変える


 有休取得済み。快晴。8:20に徒歩で出て、10分後に浜松医療センター耳鼻科。予約は9:00だが、少し前から検査を開始してもらえた。

 今回はまた、少し異なる検査。口腔から入った音(振動)へのモジュレーション(というか)を測定する。左耳から音楽(バッハの無伴奏バイオリンソナタ)を流し込むと、口腔から右耳への経路に、本来現れるはずのない振動が乗る(..と、理解した)。単なる音の回り込みではないらしい。これが、ゴトゴト現象なのだろうか? いずれにせよ、正体を突き止められたわけではなく、治療方法に直結するわけでもない。今日のところは、まだ試していない漢方薬に替えて、さらに1ヵ月、様子を見る。

 クリーニング出し。図書館。イオン浜松西店でジャケットと折り畳み傘を購入。(先週末、京都で壊れたので。)

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*2017年11月16日:逆テーブルクロス引き [;^J^]


 寒い。ついにコタツを出す(← 今頃!?、と、呆れられるだろうが。[;^J^])コタツを「出す」といっても、実は1年中、座机として使っているのであって、それにコタツ布団をかけるだけのことである。

 かけるだけでは、あるのだが。

 天板の上には、PCやディスプレイをはじめ、大小さまざまなものが、ぎっしりと置かれているのである。これをいったん片づける(どかす)ことを考えるだけで、私の心は深い憂愁に沈み込む..

 なんとか、天板の上を片づけずに(触らずに)、その下にコタツ布団を(安全に)差し込む方法は、ないものだろうか..そう、テーブルクロス引きの秘法の、ちょうど逆方向のトリックが..

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*2017年11月17日:またかよ..[;_ _]


 先週末土曜日の朝5:00〜6:30にかけて、浜松ではもっとも強い雨であった。ちょうどその時刻、私は浜松駅まで50分間、歩いていた。

 今週末土曜日の朝5:00〜6:30にかけて、浜松では(またしても)もっとも強い雨となる予報であり、ちょうどその時刻、私は(またしても)浜松駅まで50分間、歩く予定なのである。[;_ _]凸

 先週末土曜日の歩きは、京都に最も早く便、6:32に浜松を発つこだまに乗るため。(浜松駅までの始発バスでは、この便に間に合わない。)

 今週末土曜日の歩きは、浜松駅北口ロータリーを6:30に発つ高速バスで上京するため。(浜松駅までの始発バスでは、以下同文。)普段は、7:00に発つ高速バスで上京するのであり、これなら浜松駅までバスでも間に合うので、雨が降ったとしてもたいしたことは無いのだが..

 どうしてまた、6:30のバスで上京することになったのかというと、ぐずぐずしているうちに、7:00のバスの席が完売してしまったからなのであった。[;_ _](← 自業自得。[;_ _])

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*2017年11月18日:運慶展/川合玉堂展


 早朝、予報どおりの雨である [_ _]。5:15に傘を差して自宅を発ち、6:00に、浜松駅北口バスロータリー。いつも使っている渋谷新宿ライナー浜松2号よりも30分早い便、東名ライナー202号(6:30発)である。東名に乗り、1時間ほどで雨は上がっただろうか。例によって首都高速が混んでいるとのことなので、10:25、用賀PAで臨時降車させてもらう。曇天。

 11:23、上野。雨は再びポツポツと降り始めている。

 当初の予定では、今日は、まず「「怖い絵」展」(@上野の森美術館)を2〜3時間で片づけて、それから恵比寿の山種美術館に回る予定だったのだが、昨夜の「ぶらぶら美術・博物館」の次週予告がこの展覧会であり、館外の長蛇の列の映像が [;^.^]。考えてみれば、この展覧会、開館時間延長が繰り返されているのである。(現時点では、曜日に関わらず毎日9:00〜20:00。)それはつまり、毎日4時間の残業(朝1時間+夜3時間)をしないとこなせないほど、客が殺到している、という意味なのである。

 ようやく昨夜、このことを認識した私は、今日は両にらみの作戦を立てていた。同じ上野公園内のふたつの展覧会、「「怖い絵」展」と「興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」」(@東京国立博物館)の、列の短い方に並ぼう、と。で..上野の森美術館..「怖い絵」展は130分待ち [;^.^]。やめっ![;^.^][;^.^][;^.^] 先週、京都で観てきた「国宝展」(第3期)は、同じぐらいの時刻(10:50)に、30分待ちだったぞ [;^.^] 100分も負けてるじゃないか、国宝展、頑張らんかいっ!..と、思わず理不尽な愛国発言。[;^.^][;^.^][;^.^]

 まだましだろうと向かった「運慶」展は、看板によると、30分待ち。全然オッケー。というわけで、「興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」」(@東京国立博物館)(〜11月26日(日)まで)に転進。(30分待ちどころか、11:40に門内に入り、11:52には入館できた。館内は、それなりに混雑していたが。)

 「第1章 運慶を生んだ系譜 ――康慶から運慶へ――」では、まず、運慶の「大日如来坐像」画像検索結果)で、あがる [^.^]。康慶の「四天王立像」画像検索結果)が、いきなり最初のクライマックス。人混みは「多い方」程度なのだが、この4体の前で、なかなか進まない。多分、10分ぐらいかかったのだが、私のすぐ前にいた、女子大生だかOLだか微妙な2人組の会話に耳を奪われた。四天王はやや高い位置にいるので、どうしても目の高さに近いところにいる(四天王に踏まれている)邪鬼が目に入りやすいのであるが..

「この人たち(四天王のこと)結構腹出てるやん(笑)」
「踏まれている人(邪鬼のこと)の方が気になる(笑)」
「そっちばかり見てる(笑)」
「面白いかおー!」
「かなしそー!」
「凄い踏まれかたしてる」
「あ、あのひとの踏まれ方、あり得ないんだけどー!」
「首の向きがやばい!」
「折れてるんじゃない?」
「あ!(反対側からみたら)肩肘ついてるやん!」
「余裕ぶっこいてるじゃん!」
「踏まれちゃいまして、困ってます、ぐらいの感じ?」
「心配して損したー!」

 ..あんまり面白すぎて、神経が耳に取られて、目から情報が入ってこない [;^.^]。このふたりの(音声ガイドよりも面白い [;^.^])会話を聞いていたくて、後ろから付けて行こうかと思ったのだが(← あ、そーゆーのダメだから [;^.^])、人混みの中で、たちまち見失ってしまいました。残念。[_ _][;^J^]

 康慶の「法相六祖坐像」画像検索結果)のリアリティは、まじパねぇ。特に、「善珠」画像検索結果)! 生きているようにしか、見えないのだ..まるで蝋人形..いますぐ、瞬きしたり、首を動かしたりしても、全く不自然ではない。ハナ肇の銅像コントの大先達である(のか? [;^.^])

 運慶の「八大童子立像」画像検索結果)、「無著菩薩立像」画像検索結果)、運慶の「世親菩薩立像」画像検索結果)。康弁の「天燈鬼立像」「龍燈鬼立像」画像検索結果)は、奈良の興福寺で観ているが、あそこでは360度全方向からは観られなかったしね、確か。

 13:40、退出。面倒なので昼食は抜いて、14:40、恵比寿の山種美術館へ。「没後60年記念 川合玉堂 ―四季・人々・自然―」(前期:〜11月26日(日)まで、後期:11月28日(火)〜 12月24日(日)まで)である。

 「第1章 若き日の玉堂 ―修学の時代―」では、「鵜飼」画像検索結果)..絞り込めていないな。「渓山秋趣」画像検索結果)。

 「第2章 玉堂とめぐる日本の原風景 ―四季・人々・自然―」では、「紅白梅」画像検索結果)、「秋山帰樵」画像検索結果)、「渡所春暁」画像検索結果)、「渓山四時図」画像検索結果)。

 「早乙女」画像検索結果)は、有名な作品。「雨後山月」画像検索結果)、「高原入冬」画像検索結果)、「水声雨声」画像検索結果)、「高原帰駄」画像検索結果)。

 「第3章 素顔の玉堂」では、「虎」画像検索結果)が素敵だ。

 15:50、退出。17:40、横浜・鶴ヶ峰の実家。(途中、コンビニで「北斎とジャポニスム―HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」(@国立西洋美術館)のチケットを買っておいた。)

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*2017年11月19日:「怖い絵」展/澁澤龍彦展


 寒い。実家前のバス停から7:01のバスで発つ。8:20、上野。

 今日も、両にらみの作戦である。もしも現時点で「「怖い絵」展」(9:00開場)の行列が100人以下なら、こちらに並ぶ。500人以上なら、今日も諦めて、隣の「北斎とジャポニスム展」(@国立西洋美術館)に行く。(この場合、「「怖い絵」展」は、12月10日(日)に先送りする。12月9日(土)に日帰りで上京する予定があるのだが、その日は浜松に帰らず都内泊することにすれば、上野に7:00前に来ることは、いともたやすい。)

 結果、行列の長さは200人。問題ない。「「怖い絵」展」(@上野の森美術館)(〜12月17日(日)まで)に、並ぶ。9:00開場で9:30過ぎには入れたので、たいした待ち時間ではなかった。(200人目が、30分目である。)

 それにしても、この展覧会には、参った..[;_ _] ラインナップが、豪華過ぎてさ..[;_ _](美術史上の超メジャー作品ばかり、という意味ではない。マイナー作品の方が多いのだが、それらマイナー作品にしても、その筋というかこの世界というか [;^J^] の住人からみれば、超ドメジャー作品が多数..)会場を出てみれば、作品リストに鉛筆でマークした作品が33作品。どの展覧会でも、マークした作品は、スキャン画像、または画像検索結果のいずれかをご紹介することにしているのだが、今回は、なんと33作品..気力も時間も、足りないよ..[;_ _][;_ _][;_ _]

 そこで今回は、全6章の各章から1作品だけ選んでスキャンして、その他の作品については、画像検索結果のご紹介もしないことにした。この展覧会の公式サイト(リンクしてある)の「作品紹介」のページで、およそどんな展覧会であるのか、感じ取っていただければ、と思う。

 それと、ついでながら、「幻想美術選」とのネタかぶりが多くてさ..[;_ _] まるで、こちらがパクッたかのように見えるのが、業腹である [;_ _]。時系列を考えれば、こちらがパクることなどあり得ないことがおわかりになるはずだ。むしろ向こうが.. ← すみません..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

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 「第1章 神話と聖書」からは、ヘンリー・フューズリの「オイディプスの死」。いきなりこれだから、まいっちゃう [^.^]。彼の作品は、「幻想美術選」では、「夢魔」という究極の1枚をご紹介しているが、この作品も、けっして力負けしていない。オイディプスはまるで魔道士のごとく..そしてそのロマンティックな誇張(変容)を支え、逆に強化する完璧な(完璧すぎる)安定した構図。



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 「第2章 悪魔、地獄、怪物」からは、アンリ・ファンタン=ラトゥールの「聖アントニウスの誘惑」。この画題については、もういちいち説明しないよ [;^J^]。聖者を誘惑する悪魔たちは、ここでは官能的な女たち。キャバクラ状態といいますか。[;^.^]



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 「第3章 異界と幻視」からは、ジョセフ・ライトの「老人と死」。実は、この絵の別バージョンが、「幻想美術選」のバックヤードでスタンバイしているのである(スキャン済み)..むかつく..[;_ _][;_ _][;_ _] 今から幻想美術選でとりあげると、まるで私がパクッたみたいではないか..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]



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 「第4章 現実」からは、ポール・セザンヌの「殺人」。これがセザンヌ!?、と、誰もが驚く作品。若い頃にはこういう作品を描いていたこと自体は、驚くべきことではない。それよりも、その事実が長年にわたって、美術評論家たちから(黒歴史として)黙殺されてきた=結果として美術史を捏造してきたことこそ、「怖い」、という、中野京子の卓見。



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 「第5章 崇高の風景」からは、ギュスターヴ・モローの「ソドムの天使」。焼き滅ぼされた、堕落した町の廃墟の上空に、超然と浮遊する天使たち。飛躍した連想かも知れないが、「魔獣戦線」(石川賢)的なイメージである..いやもちろん、永井豪でも構いませんが。[;^J^]



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 「第6章 歴史」からは、ジャン=ポール・ローランスの「フォルモススの審判」。この絵を観るのは、初めてである。というか、この画家の作品自体、ほとんど観たことがないような気がする。憎い死者の死体を、墓を暴いて被告席に引きずり出すという、発想の「怖さ」。



 12:10に出たら、140分待ちであった [;^J^]。芦花公園へ。サン・マローというレストランでドライカレー。14:15、世田谷文学館。「SF・再始動」(〜4月8日(日)まで)と、「澁澤龍彦 ドラコニアの地平」(〜12月17日(日)まで)である。

 すみません、ここは略式の紹介で [;_ _]。「澁澤龍彦展」は、とにかく、生原稿の展示が多い。そして彼の字は綺麗ではないが読みやすいので、推敲(厖大な量に及ぶ直し)のあとを追って読んでいく楽しみは、確実にある。十分に楽しむためには、ある程度、時間に余裕をもって、ゆったりと見て回りたいところである。全体として、澁澤龍彦ワールド(ドラコニア)が、コンパクトながらも、手際よくまとめられているという印象。遠隔地から行くほどの価値があるかどうかは、生原稿を読むのが好きかどうかで決まる。

 「SF・再始動展」は、ごくささやかな規模。これこそ、わざわざこれを目的に、遠隔地から来るほどのものではない。何か(たとえば「澁澤龍彦展」)のついで立ち寄るのは、悪い考えではない。

 15:45、退出。東京駅に出て、17:03発のひかりで、18:31、浜松着。バスで、19:15、帰宅。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Nov 23 2017
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