2017年02月27日:幻想美術選「サタンの財宝」ジャン・デルヴィル 2017年02月28日:「虐殺器官」 2017年03月01日:温(ぬる)んできたか.. 2017年03月02日:バグだしトランプ 2017年03月03日:最悪な復旧 [;^.^] 2017年03月04日:焼け石に水の電子化 2017年03月05日:久々の佐鳴湖目次へ戻る 先週へ 次週へ
「幻想美術選」の第53回にして、ようやく、この、マイ・フェイバリット・アーティストに順番が回ってきた。
Jean Delville(1867〜1953)は、19世紀末のベルギー象徴主義を代表する画家である(..という説明に毛が生えた程度の記述しかないので、Wikipedia へのリンクは省略する。[;^J^])まぁ、あまり難しい理屈は考えずに、美しくも幻想的な、しばしばこの世ならぬ神秘的な世界を描いた画家である(彼自身、19世紀末の神秘主義に傾倒した)、という程度の認識で、十分である。
さて、この絵は、何を描いたものなのであろうか。一目見たら忘れられないことは確かだが..「サタンの財宝」が、眠る(あるいは死んでいる?)裸女たちというのは、実にわかりやすい。しかし、なぜ海底? サタンのこの姿勢は、何? 舞踏? その表情は、苦悶? あるいは恍惚? まるで巨大な蛸の脚に襲われているように見えるが、そのような神話も逸話も、寡聞にして知らない..それとも、この「蛸の脚」は、サタンの一部なのか? そしてこの「女」たちは、人間なのか精霊なのか、あるいは..
どうやら、文学的な背景(物語)は無いようだ。およそ海底らしからぬ、「青」や「緑」ではなく「赤」と「茶色」が支配する、この異様な空間は、完全に画家の「観念」の世界なのである。
その「観念世界」の創造者は、「悪魔主義」と「天使主義」のあいだを揺れ動く。後者(「天使主義」の作品)は聖性に満ちて光り輝いており、前者(「悪魔主義」の作品、この「サタンの財宝」ももちろん含まれる)にしても、妖しい光芒に包まれている..いずれにせよ、そこに存在するのは、「光」だ。印象派の「光」とはまったく次元の異なる、この世ならぬ、「観念」の「光」..私だけの感想かも知れないが、彼の誇大妄想狂的な作品は、ヴァーグナーのシンフォニックな音楽世界を、強く想起させるのだ。例えば、「ニーベルングの指環」や「トリスタンとイゾルデ」、そして特に「パルシファル」を..
ただひたすらに、純粋に美しい、この夢想世界に彷徨(さまよ)いこんで欲しい。「毒の光」を浴びすぎると危険だって? なに、所詮は「観念世界(絵空事)」である。必ず帰ってこられるから、心配はいらない。
目次へ戻る暖かくなってきた。右膝の痛みは、かなり気にならなくなってきたが、その代わりに私の宿痾(しゅくあ)、右耳のゴトゴト現象は、ここ1週間以上(数週間)は、悪化しているのだが..(特に、チャイムに反応する..)
午後半休。三方原の郵便局で、税金の納付と野暮用1件。その足で(車で)ららぽーと磐田に直行。存外早く、13:00に着いてしまった。久々に「ポムの樹」でオムライス。さらにサラダを食べながら長居して、持参したノートPCで、ひたすら廃墟通信の執筆をする。バッテリーは、2時間半耐えたところで、ブラックアウト [;^J^]。実は、エコモード(画面が暗くなったりする)の存在を思いだして切り替えたのは、1時間半ほど経ってからなので、最初からエコモードにしていれば、3時間半ぐらいは持ったのかな。このノートPC、画面と文字の美しさと引き換えに、バッテリーはあまりもたないのである。まぁ、それを承知の上で購入したのだから、別に文句はないが。
というわけで、まだ時間が余っているので、引き続き読書。
18:20から、ららぽーと磐田の中のTOHOシネマズで「虐殺器官」(Wikipedia)を観る。悪くない。現代アニメの動向や品質に全く疎いので、この絵の美しさや技術が、どの程度評価されるのか(評価に値するものなのか)は、わからない。私は十分楽しめたが、原作を読んでいない一般の観客にとっては、どうだろうか?
登場人物たちの言葉も主張も、わかりやすい。すんなり入ってくる。しかし、映画的なカタルシスが乏しいのではないか。特に、幕切れが曖昧である。原作では..いや、これ以上はスポイラーになるから、書くのはやめよう。とにかく、ある種の逆転があるのだが、そこが濁されている。この措置を是とするか非とするかは、評価がわかれるところであろう。
21:10に帰宅。午後も夜も、コート要らずである。
目次へ戻るもう、出社時にはコートは不要。といっても、ジャケットだけではやはり寒いので、ごく薄手のジャンパーを1枚。これで十分である。
目次へ戻るトランプ大統領は、システムのバグ出しに使える。ああいう、極端な入力(境界条件すれすれ、あるいはそれを外側に越えた「誤入力」)に対して、システムがどうふるまうか。エラーメッセージを表示して正常終了するのか、ハングアップするのか。あるいはまったく意想外の出力を出すのか、暴走するのか。
幸いなことに(というか、幸か不幸か)彼は大変勤勉であり、想定外の入力を、合衆国のシステムに入力しまくっている。
使える。(バグ出しがすんだら、用無しである。)
目次へ戻る早朝というか深夜、メインのノートPCの有線LANがつながらなくなった。あらま [;^.^]。さすがに困るので、ルータ、ハブ、ケーブル、と切り分けていっても、故障しているデバイスが見つからない。あとは疑う先は、PC本体だけである。いやだなぁ..
とはいえ、出さなければならないメールがあるので(こんな深夜に [;^J^])、iPhone でテザリングして、無線LANで発信した。これは通るのだ。してみると、LANコネクタの不良とか、そういう、極めて次元の低い問題かしらん?(次元が高かろうが低かろうが、つながらないという事実にかわりはないが..)
..とかなんとかしているうちに、有線LAN、復活しちゃったよ [;^.^]。直接のトリガーは、無線LANで1回通信したこと? それがなんの関係がある? [;^.^] しかし症状が消えた今となっては、原因の追究も困難。(システムログを読めばヒントぐらいは見つかるだろうが、こんな深夜にそんなモチベーションは、皆無である。[;^J^])
..ま、..いいや。いいことにしよう。(← 最低である。[;_ _][;^J^])
目次へ戻る好天。暖かい。例によって早起きしたので、小物(読了したまま書架に整理せずに机の上に積み上げっぱなしになっている、書籍とか、新聞の切り抜きとか、人間ドックの結果 [;^J^] とか、保険関係の書類 [;^.^] とか)の片づけにかかるが(長年の懸案だったのだ [;^J^])、どこまでできるものやら..
新聞の切り抜きが、とにかく邪魔。どんどんスキャンして電子化して廃棄するが、焼け石に水どころの騒ぎではない。
午前中に一段落つけて(というか、飽きて [;^.^])、11:25に車で発つ。11:35から14:00まで湯風景しおり(で読書)。14:20に帰宅。作業の再開をするモチベーションは、湯に流してきた。[;_ _][;_ _][;_ _][;^J^]
目次へ戻る今日も快晴。暖かい。ついに、今季、初半袖である。
久々に自転車。長期間放置していたので、あちこち錆びていたりするが、必要最低限の手入れだけして、とにかく、乗る。8:15に出発し、無理せず、佐鳴湖一周(7キロ程度)。リハビリだしね。
もちろん、リュックにはカメラを忍ばせておいた。写真撮影の練習である。桜が咲き始めているのだが、まだまだ満開ではなく、花見客もいない。必然的に、クローズアップばかりとなった。[;^J^](レンズは、「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」のみである。)
右の写真が、問題である。ご覧のとおりのド逆光であり、せっかくの青空が少しくすんだ色になってしまったので、帰宅してからRAW現像で「青」を盛って悦に入っていたら、中景の向こう岸まで青くなってしまっていた。遠景の山々ならともかく、この距離でここまで青いのは、不自然である。
そして、よく見ると、少し手ブレしているのである。(シャッター速度1/3200秒でも手ブレするのか、と、改めて驚いたが [;^.^])、要するに撮影中は、この逆光をどうしてくれよう、と、そちらに気を取られてしまって、撮影操作自体が、雑になっていたのだ。つまり、撮影も失敗、仕上げも失敗という、駄作。こういう事例を「無かったこと」にしないよう、自戒のために、晒しておく。[;_ _][;^J^]
10:15、帰宅。今日は、湯風景しおりにはいかず、写真の整理とか画集の整理や確認とか。(結局、BD−BOXには、今週末も着手できなかった。)
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: Mar 9 2017
Copyright (C) 2017 倉田わたる Mail [KurataWataru@gmail.com] Home [http://www.kurata-wataru.com/]