*2016年09月19日:久々にアジマリスト更新
*2016年09月20日:ハイシーズンをナメるな [;^.^]
*2016年09月21日:幻想美術選「迷宮」ロバート・ヴィックリー
*2016年09月22日:休日出勤など
*2016年09月23日:「新編 日本幻想文学集成」
*2016年09月24日:D750 を買う [^J^]
*2016年09月25日:万里の長城の惨劇 [;_ _]
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*2016年09月19日:久々にアジマリスト更新


 今日は降ったりやんだりの不安定な1日とのことだが、7:30の時点では、晴れている。早めに出て、8:10から13:20まで、湯風景しおり。もちろんもっぱら読書。帰宅したのは、13:35頃だったかな。結局曇天どまり..かと思ったら、18:00過ぎ、クリーニングを受け取りに行ったら、小雨だったりして。[;^J^]

 ほとんど3ヶ月ぶりになるが、「吾妻ひでお 著作リスト」を久々に更新した。この間、産直 あづまマガジン:5」(アズママガジン社)通販)と、悶々亭奇譚」(復刊ドットコム)通販)が出ている。前者は作者の公式同人誌。後者は(現在、新刊では入手できない)珠玉の短編を集めたアンソロジー。見事な選択眼で選び抜かれた傑作選なので、未読の向きは、この機会に、是非。

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*2016年09月20日:ハイシーズンをナメるな [;^.^]


 台風16号接近ということで、残業禁止。業務は溜まっているのだが、いかんともし難く、とっとと帰宅。18:30の時点で、雨はいったんやんでいるが、さすがに風は強い。

 来月に2回、上洛するのだが(10月8日(土)〜9日(日)、10月28日(土)〜29日(日))、わはは、普通のビジネスホテルでリーズナブルな物件なんか、全然残っていないぞ [;^.^](楽天トラベル調べ。[;^J^])そりゃまぁ、この時期の京都で、しかもかなり直前近くなってからだもんなぁ..ナメていた私が悪いのです。[;_ _][;^J^]

 もちろん、物件自体は、ある。1泊2万円以上する(倉田視点では [;^.^])高級ホテルか、格安のドミトリータイプかの、両極端..まぁ、懐具合を考えても前者は選択肢として苦しいので [;_ _]、実はまだ利用したことがないのだが、ドミトリータイプを予約した。ドキドキワクワクである..[;^J^]

 それとは別に、10月15日(土)〜16日(日)には上京する予定なので、高速バスのチケットを確保。こちらは楽々。この土日は、都内泊か、横浜の実家泊か、まだ決めていない。

 22:00現在、結局、雨は降らないまま、風は収まり行く..またしても浜松は、台風にスカされた気配である..[;_ _][;^J^]

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*2016年09月21日:幻想美術選「迷宮」ロバート・ヴィックリー


 「幻想美術選」の第30回は、前回に引き続き、もう一発、マイナーな画家をお見舞いしてやる。[;^.^]

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「迷宮」(ロバート・ヴィックリー、制作年不詳)

 正直、私も、この画家(1926〜2011)には不案内である [;^J^]。「Robert Vickrey」で検索すれば、Wikipedia(英文)も読めるし、画像検索もできる。でもこれらは、読者のあなたが今すぐできることなので、そこから書き写すことに意味があるとは思わない。(例えば、「修道女をモチーフにする作品が、しばしば見受けられる」と書いても、それはあなたにもすぐわかることであるし、彼の作家(画家)人生を知らないので、この評言自体が無意味である。)

 こういうときは(迷宮の)妄想を膨らませるのみ。[^.^]

 そりゃやっぱり、まずは「シャイニング」(スティーヴン・キング)だろう。シャイニングには修道女のモチーフは存在しないが、やはりあのクライマックスは圧倒的。但し、雪の中なので、この絵とは、少し違う。

 血の臭いがより明確(濃厚)なのは、「地獄風景」(江戸川乱歩)である。桑田次郎による劇画版も、機会があれば是非とも一読していただきたい。

 同じく乱歩には、「パノラマ島綺譚」がある。私の記憶違いでなければ、この作品の終盤に迷路のシーンがあり、それは「八幡の藪知らず」と形容されていた。(「八幡の藪知らず」を知らない人は、Wikipedia を参照。「入ったら出られない藪や迷路」という意味である。)この「人工楽園」(あるいは「人工地獄」)にも痺れたが..(もしかしたら、乱歩の別の作品と混同しているかもしれないが、その場合はご容赦 [;_ _])しかし、現時点での、マイ・フェイヴァリット・迷宮作品は、カッティング・エッジ」(Dennis Etchison 編、新潮文庫)所収の「手」(ラムジー・キャンベル)である。今でも、思い出すだけで肌に粟立つ..

 いわゆる「迷宮」ではないのだが、(確か)教会の中に入って出口がわからなくなるという意味では、まさに「迷宮」。そして主人公は、この教会の中を進んでいくのだが..進むに連れて、それは徐々に“地獄巡り”と化していく。その“ビジュアルな皮膚感覚”のもたらす恐怖たるや、まったく比類がない..

 ヴィックリーの「迷宮」が想起させるのは、この「手」である。似たようなシーンは、まったく、ない。ただ、印象が、極めて近いのだ。いったい、この修道女は、この迷宮の中(あるいは入り口?出口?)で、何をやっているのだ? ..もちろん、なんの回答も説明もなく、それが、微かな恐怖を惹起するのだが..こともあろうに、「手」を引っ張ってきてしまった..ホラー小説としても、幻想小説としても、オールタイムベスト級の、恐怖の傑作を..(このように煽ったからといって、大多数の(未読の)読者は、すぐにポチしたりはしまい。それでいい。倉田がそれほどの恐怖を覚えた作品を、この絵は想起させるのだな..という情報のみ、取り入れた状態である。この状態の不安定さ(不安を呼び起こす効果)を、いずれ速やかに思い知ることになろう..読んでしまえば、楽になるのにね..[^J^])

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*2016年09月22日:休日出勤など


 雨。またしても休日出勤。7:10頃に出るが、本社まで50分以上かかるとは、誤算。自宅から直行するのは久しぶりだったので、勘が狂っていた。(道順の選択も、最適ではなかったかも知れない。)8:00に着くつもりだったのだが、数分間、遅れてしまった..まぁ、8:30頃までに着いていれば十分なので、問題にはならないのだが。

 業務内容は、もちろん秘密である。半日とかからず(すなわち、休日出勤手当はもらえるが、代休はもらえない [;_ _])、11:00に退出。11:45、帰宅。帰宅時には、雨はほぼ上がっていた。

 午後は、遅れに遅れている廃墟通信の更新 [;_ _]。15:00過ぎ、また、雨..不安定な天候が続く..

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*2016年09月23日:「新編 日本幻想文学集成」


 今日もまた、雨模様の一日。

 現在、悩んでいるのが、新編 日本幻想文学集成」(国書刊行会)を、どうするか、である。全9巻に、37作家の幻想短編の精華がまとめられている。

 何を悩んでいるのかというと、1.半分以上、既読の作品であり、2.置き場所を捻出するのが難しい、という点である [;^J^]。1.については、ざっとみたところ、「中井英夫」「澁澤龍彦」「谷崎潤一郎」「夢野久作」「小栗虫太郎」「泉鏡花」「江戸川乱歩」「稲垣足穂」「川端康成」「内田百けん」「芥川龍之介」「中島敦」あたりの収録作は、多分、全て既読。「安部公房」「倉橋由美子」「日影丈吉」「岡本綺堂」「佐藤春夫」「宮沢賢治」「坂口安吾」「石川淳」あたりは、見覚えのないタイトルが1〜2、含まれているが、「既読だが忘れている」[;_ _][;^J^] 可能性も、極めて高いと思われる [;^.^]。その他の作家も、未読の作品のみがラインナップされている例は、ない..

 無論、アンソロジーの魅力の本質は、未読か既読かではない。「編者による作品選択とその配列、及び解説の、面白さ」である。その意味では、むしろ、既読作品のみで構成されているアンソロジーの方が、「編者の視点(腕前)」を楽しめると言えるのだが..それもこれも、(2.の問題である)置き場所に不自由しない人の、贅沢な楽しみといわざるを得ない..[;_ _][;_ _][;_ _][;^J^]

 多分、当分、悩み続けると思う..

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*2016年09月24日:D750 を買う [^J^]


 曇天。7:55に出て、8:10に湯風景しおり。サウナ等に少しだけ入って、あとはほぼ、読書のみ。11:10に出たら、雨。クリーニングとスーパーに寄り、11:50に帰宅。

 夕方まで、おおむね、雨。16:30に、晴れ間..チャンスである。

 浜松駅前のビックカメラへ向かう。(途上、izumoden浜松を解体していたのには驚いた [;^.^]。あとで調べたら、倒産ではなく、建て替えらしい。確かに今どき、普通の人が、結婚式に、300万も500万もかけるわけがない。金は新生活を支えるために使うのが、当たり前である。結婚式場も、ビジネスモデルの大変革を迫られているわけだ。)

 Nikon D750 を買う [^J^]。Facebook と Twitter に報告。(Mixi には、Twitter からの連動で、間接的に。[;^J^])随分前から、何を買うか迷っていたんですけどね。(何しろ、私自身、デジタル一眼レフにたいして何の知識も選択眼も持っていないので、外からの情報にたよる以外、ないわけで。)決め手となったのは、たまたま数日前に購入した入門本が、D750 メインで解説していたこと [;^J^]。こんなもんだよ、きっかけなんて。[;^J^]

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 ちなみに、FB と Twittter には、この写真を掲載したのである。バックが殺風景になるので、(過去、こういう例では、「パルシファル」とか「2001年」とか「サイコ」とかを使ってきたのだが)PCで「ももクロChan」(あーりんとしおりんの、「ラップっぽいバトル」対決の名場面)を流しておいたのだが..(無論、釣りとしてね)

 皆さんからは、「いいね!」や「よかったですね!」というコメントは付くのだが、ももクロに触れる人は、皆無 [;^J^]。痛ましくて、目を逸らされているのだろうか..なま暖かい目でスルーされているのだろうか..(← 一緒か。[;^J^])

 ちなみに、この写真はもちろん、ここに写っている D750 で撮りました(嘘です 。[;^J^] このくだり、必ず書かなくてはならない定型文なんです。スルーしてください。[_ _][;^.^])



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*2016年09月25日:万里の長城の惨劇 [;_ _]


 万里の長城を、「真っ平らに」修復してしまった、という記事(というか見出し)を、テキストベースで読んだときには、まぁ、しゃあないなぁ..あのデコボコ道を、コンクリートかアスファルトで補修しちゃったのか、まぁ、「胸壁」は手つかずなんだろうから、そのくらいは仕方がないか..と、思っていたのである。思っていたのであるが..

 「万里の長城が当局の修復で“まっ平ら”に 日本でも「ばかなんじゃないか」の声」や、「万里の長城、当局の修復で真っ平らに「爆破した方がまし」との声も」を読んで、愕然..何これ? こんなことしていいの? 何をしたのか、わかっているの?

 「被害」を受けた区間は、8キロほど。全長約2400キロの長城全体から見れば、誤差みたいなものであるが..しかし、「もっとも美しい」箇所と言われてきた部分である。声もでない。

 当局にも、言い分は、あろう..とにかく、劣化、倒壊のリスクを減らさなくてはならない..そのためには、崩れやすい部分(美しい胸壁とか)は破壊して取り除いてしまって、コンクリートで固めるのが、一番だ..それにしても、それにしても、なんという..人類の宝だったのに..(中国人に「人類の宝」の管理などさせるな、という、多分に人種差別がかった主張に、同調しそうになってしまうのが、イヤなんだが..)

 雲が多いが好天。カメラ(D750)の登録。いろいろあって、手こずった [;^J^]。取り説チェック、動作確認開始..分厚すぎて、ゲロ吐いた。[;_ _][;^.^]

 「Hirano Art Gallery」に寄り(写真展を開催中)、古書肆の時代舎に寄る。後者では特に収穫無し..というか、即決できない物件がいくつか(価格の問題ではない、いずれも廉価)。ちょっと出直し、考えてみることにする。12:00過ぎ、帰宅。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Sep 29 2016
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