*2015年01月19日:スピード問題クリアした?
*2015年01月20日:「H」と「8」と「あ」
*2015年01月21日:おろろ?ネットにつながらない?
*2015年01月22日:昔は健脚 [;^J^]
*2015年01月23日:なんだかなの一日
*2015年01月24日:「週刊SFマガジン」
*2015年01月25日:「寄生獣」2回目
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*2015年01月19日:スピード問題クリアした?


 今日は、残業せず。

 VirtualBox への Win95 のインストール、もうひともがきしようにも、「高速なマシンでは起動できない」という Win95 の「欠陥」は、なかなかハードルが高い。まともに起動できるパッチか裏技が見つかるまでは、塩漬けかなぁ..

 ..と、ぼやきながら、ターゲットマシンである Win8.1 ノートの BIOS を眺めていたら、「CPUパフォーマンス」という設定があるではないか。選択肢は「Dynamic Switch/Always Low」の二択。「Dynamic Switch」は、「CPUの消費電力・周波数自動切り換え機能を有効にし、使用状況に応じてCPU周波数を自動的に切り替えます」。「Always Low」は、「CPUの消費電力・周波数自動切り換え機能を無効にし、CPU周波数を低い周波数にしてパソコンのバッテリー駆動時間を優先します」..ダメ元で後者の設定にし、Win8.1 ノートを再起動して VirtualBox から(インストールが完了していない)Win95 を起動したら..なんと、「保護エラー」にならない! 突破した!

 もちろん、スピードを落としたから起動したのであるが..じゃぁ結局、どこまで落としたのかというと、なんとこれが、わからない [;^.^]凸。「低い周波数」の具体的な数字が [;^.^]凸。取扱説明書を見ても、ざっとぐぐっても [;^.^]凸。未来永劫この Win8.1 ノートを使い続けるわけでは(当然)なく、いつかは買い換えるのだから、その際、「どこまでクロックを落とせるPCになら、安心して乗り換えられるのか(VirtualBox で Win95 を走らせることができるのか)」という情報が必要なのだが..まぁいい、そのうちカスタマーサポートに電話して聞きだそう。[;^J^]

 さて、それはそれとして、これで万事OKかというと、もちろんそんな甘いことはなく [;^J^]、壁をひとつ越えただけに過ぎない。この仮想 Win95 から、仮想 FD にアクセスできなくなってしまった。(USB FDD にも。)まぁ、いろいろごちゃごちゃやったから、ここらでいったんリセットして、いちから入れなおしてもいい頃合だ。

 気になるのは、Win95 のセットアップの最終局面で、さまざまな DLL ファイルや VXD ファイルを(仮想 FD からインストールしてるものだから)仮想 FD を入れ替え入れ替え読み取らせるのだが、読み出せなかったファイルが多すぎるのである。70個近くある。これでは(仮にスピードの壁を突破できたとしても)まともに動くはずがない。仮想 FD からの読み取りメカニズムに問題があるのか、この FD セット自体の欠陥なのか..最後の手段として、Win95 が稼動している LIB100 の \Windows フォルダと \Windows\System フォルダからもって来ることはできるが..リスキーではある..

 このあと、ここに書くには煩わしすぎる細々とした試みをいろいろするが、芳しくないので、今日はここまで。続きは後日。

 忘れていたが、昨日が、お年玉つき年賀はがきの当選番号発表日であった。さっそく調べて..もちろん、今年も全滅だよ!\[^O^]/ わざわざ郵便局に行って交換する手間が省けたよ!\[^O^]/ ありがとう! 僕にハズレ番号の年賀状をくれたみんな、ありがとう!\[^O^]/\[^O^]/\[^O^]/(..← だから、ほんとに友だち無くすぞ。[;^.^])

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*2015年01月20日:「H」と「8」と「あ」


 残業を2時間程度してからの帰路、先行車のプレートナンバーが、「な 88-88」であった。もちろん、「なはははは」..としか読めなかったことは、言うまでもない [^J^] ..と、ここでやめておけば、単なる、ほのぼのアジマネタなのだが..実は結構、深刻かつ面白い [;^J^] 話なのである。以前もチラッと書いた記憶があるが、ここで改めて書いておこう。

 なぜ、「8」を「は」と読んだのか。「そりゃもちろん「はち」の頭だけ発音したんだろう」、と、あなたはおっしゃるだろうが..事態はもっと複雑なのである。つまり..私には、「「H」と「8」と「あ」(及び、これらから派生(というか合成)して「は」)が混乱する」、という、クセ(業病)があるのである。

 例えばミーティング時。ホワイトボードに「あ」という字を書こうとして(本気で)「8」と書いてしまう..もちろんすぐに気が付いて、さりげなく消して「あ」と書き直して何ごとも無かったかのように先を続けるが..ノート(業務日誌)に書くときも同じこと。「h」と書いたはずが「a」と書いてあったりして、この場合は読み返すまで気が付かないことが多いので、推敲と消しゴムが欠かせない。(ちなみに、私の「業務日誌」は、紙のノートに鉛筆書きなのであるが、ボールペンを使えない理由のひとつが、これである。[;^J^])それどころか、PCにタイプする時ですら、間違えることがある..つまり、指先で間違えているのではなく、もう少し上の階層で、混乱が生じているということになる。かつて(もう10年以上前になるか..)業務で「ha」と「h8」を日常的に(もちろん、全く別の意味で)使い分けなければらない日々があり、このときは、毎日結構、神経を使って [;^J^] 疲れたものである..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

 この不思議な「病気」の「原因」は、実は判っている(と、自分では思っている)。アルセーヌ・ルパン・シリーズ(「ルパン三世」じゃないよ、オリジナルの方だよ)の佳品、「八点鐘」(連作短編集)である。

 「八点鐘」(モーリス・ルブラン、堀口大學訳、新潮文庫)所収の「斧を持つ貴婦人」という短編から、引用しよう。推理小説だが、この部分を読んでも「犯人の推測」にはつながらず、また、この作品を読む前にここだけ読んでしまっても、感興を削ぐことはないと判断する。連続殺人の被害者たちの「ある共通点」に「どういう意味があるのか」を、この作品では探偵役(レニーヌと名乗っている)を演じているルパンが喝破するくだりである。これが、恐ろしいのだが..この作品を未読で、読むつもりがあって、かつ、読む前に、いかなる予備知識も目にしたくない、という方は、明日の日記までスキップして欲しい。

 さて..(作品中では)既に6人の女性が殺されているのだが、彼女らのクリスチャン・ネームに、ある特徴があるのである。オノリーヌ(Honorine)、エルベット(Herbette)、オルタンス(Hortense)..(以下、手元の新潮文庫の版では218頁の最後の行から引用する。ちなみに原作は「フランス語」で書かれていることに注意。)

「僕が言うのは」レニーヌが声に力をこめ、一音一音はっきり発音しながら続けた。「僕が言うのは、あなたは目の前に三つのクリスチャン・ネームをごらんになっているが、それは三つながら同じ頭文字で始まっていて、同じ字数でできていることがお調べになれるという意味です。もしまた他方で、あなたがマドモアゼル・コヴロー(倉田注:彼女も犠牲者のひとり)が働いていたクールブヴォワの洗濯屋にお問い合せになるなら、お分りになるでしょう、彼女がイレリー(Hilairie)という名だったことを。ここでもまた同じ頭文字と同じ字数です。もはやこれ以上探しても無駄です、はっきり僕らは知ることができました、犠牲者の全部のクリスチャン・ネームがいずれも同じ特徴を持っていたと。そうお考えになりませんか? そしてこの解釈が絶対に確実に僕らが当面している問題の鍵を与えてくれます。狂女の選択の仕方がこれで説明できます。あの不幸な女たちの相互間のつながりがこれで分りました。間違いのありようはありません。たしかにそれであって、またそれ以外の何物でもありません。またこの選択方法が何と僕の仮説の裏書きをしてくれることか! これこそ狂気の何よりの証拠です! なぜあの女たちを殺して他の女たちを殺さないのか、理由はあの女たちのクリスチャン・ネームがH(アッシ)で始まって、しかも八文字から成っているからです! よくお聞きくださいましたか、総督閣下、文字の数は八つです、頭文字はアルファベットの八つ目の文字です、そしてこの八(Huit)という字も同じくH(アッシ)という字で始まっています。どこまでもH(アッシ)という文字です。しかも責め道具に用いられたのは一丁の斧(アッシ)(Hache)でした。これでもまだあなたはおっしゃるでしょうか、『斧を持つ貴婦人』は狂女ではないと」

 ..私がこれを読んだのは、1970年(12歳)のときのことだが、まさにこれが悪夢となった。忘れられなくなった。意識下に刻み込まれた..私が、「H」と「8」と「あ(あるいは「a」)」を混同するようになったのは、これが原因であることに、まず間違いはない。(さらに、フランス語では「8」→「Huit」という(「8」と「H」の)つながりがあるのだが、日本語でも、「8(はち)」→「HACHI」なので、同様に、「8」と「H」が結びつけられるのである。「あ」は、おそらく、繰り返される「アッシ」からきているのだろうが、「はち」の「は」の母音も、確実に補強している。)

 ..多分、一生、治らないんだろうなぁ..[;_ _][;^J^]

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*2015年01月21日:おろろ?ネットにつながらない?


 今夜の残業は、21時まで。帰宅したら、メインマシン(Win8.1 ノート)が、ネットにつながらない..[;_ _][;^J^] 別の機材は、普通にネットにつながっているので、その機材に挿さっている LAN ケーブルと挿し換えても同じ。つまり、線から先の問題ではない。本体にしか原因が無い。

 念のため BIOS を調べてみても、設定はおかしくない..と思ったら、症状が消えた。BIOS から抜けたタイミングではない。(抜けてからしばらく経ってからである。)このPC、どこか不安定なのだろうか..[;_ _] 最近弄っている VirtualBox のせいではないだろう。そもそも起動していなかったし..まぁ、いいや。[;^J^]

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*2015年01月22日:昔は健脚 [;^J^]


 ネタが無い日は昔話 [;^J^]。30年前の話でもすっか。[;^.^]

 私が大学を卒業して就職したのは、1984年の春である。当時から、在学中に車の免許を取るのが普通だったと思うが、私は免許を取らずに卒業し、車が無いと通勤も生活もまことに不便な浜松に就職したのである。

 で、仕方がないので、1年目に(仕事をしながら)免許を取ったのだが..朝は、社員寮から同僚の車に同乗させてもらって、出社する。帰社時に「徒歩で」教習所に向かい、これが1時間ほどかかる。夕方(というか夜間)の教習を受けて、教習所から社員寮までは、バスで送ってくれる..(もちろん、残業のある日は、教習所には通えない。)今から考えると、結構、体力(というか暇 [;^J^])があったようである。休日、街中で遊ぶときは、社員寮から駅までバスで出るのが普通の発想だと思うが、私は当たり前のように歩いていたし..2時間以上も。[;^J^](ケチるほどのバス代ではないのである。)今では、到底できないことである。体力の問題というよりは、時間が惜しくて..

 まぁ、若さの特権だったんだろうなぁ..

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*2015年01月23日:なんだかなの一日


 普段勤務している事業所とは別の事業所に設置してあるサブのサーバー群を撤去するために、そのメーカーのサービスマンにデータ消去をしてもらうのだが、それに立ち会う..結構時間がかかる..

 ..時間がかかるどころか、消去ツール(というより消去ツールの稼働環境)が、削除すべきデータを格納しているストレージ群を認識できず、19:30までかかっても、削除スタートできず、今日は断念。月曜日にリトライすることになった。(削除にかかる時間は不明だが、24時間以上かかっても不思議はないと見積もられており、だからこそ、今日(金曜日)削除開始したかったのだが..撤去の日程は来週と決まっているので、結構なタイトロープである..[;_ _])

 で、通常勤務している事業所に戻ったのが、20:10頃。終日、仕事が進まなかったので(こんなに時間がかかるとわかっていたら、当然、端末を持参していたのだが [;_ _])、いくらかでもキャッチアップして、退社したのが22:00。やれやれ..

 妙に暖かい(ときには暑い)一日だった。

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*2015年01月24日:「週刊SFマガジン」


 快晴である。にも関わらず早朝から引きこもって [;^.^]、Win95 on VirtualBox に小当たり。

 今週の月曜日の日記で、42枚組の FD を仮想化した仮想 FD から、多数の DLL ファイル、VXD ファイルを読み出せていない、と書いたが、これが、FD(イメージ)自体に起因する問題なのか、仮想 FD を読み出すメカニズム側の問題なのか切り分けるために、まず、仮想 FD を使わず、元の FD 自体を使って、改めて(FDD をビルトインしている)XP Desktop にインストールしようとしてみたら..あらま、今日は(起動ディスクはクリアしたが)次の FD を、もう認識しないんでやんの [;^J^]。前回は、するすると42枚、あっけなく読み込んで(仮)インストールできたんだけどなぁ..ま、メカもんはこんなもんだろう。今日は機嫌が良くない日。この件は先送り。

 本命のターゲットマシン(Win8.1 ノート)で、仮想マシンを作るところからやり直してみる。これまでの経験で、ある程度のところまでは進む。(もちろん、BIOS でクロックを下げている。)そして、「〜が必要なので、Disk 3 を入れろ」、で、FD3 のイメージに(仮想 FD を)入れ換えても認識しない..という、前回の壁まで届いたので、ここで試しに、LIB100(Win95 機)から(FD 経由で [;^.^])持ってきたそれらのシステムファイルの一部を収録した FD を仮想 FD 化してみたら..仮想 Win95 からはこれらのファイルが読める(当然である(そういう仕様である))。よし、こうなったら、足りないファイルは、全部 LIB100 の \Windows フォルダと \Windows\System フォルダからもって来ることにしよう。全部がそろっていないことは気になるが、多少のことは気にしないことにしよう。[;^J^](朝の活動をすべき時刻になったので、いったん、ここまで。)

 洗濯。フトン干し。9:55に出て、クリーニング出し。その足で(例によって [;^J^])湯風景しおり。10:15から13:45まで。おやおや、改装休館のお知らせが。2月16日から野天風呂に入れなくなる。(屋内の風呂には入れる。)4月1日から全館休館。7月下旬、リニューアルオープンですか..よし、春の週末のアウトドア活動は(久々に)サイクリング再開だ![^.^]

 13:55に帰宅し、フトンを取り込んでから、チョイうたた寝。16:00頃から Win95 on VirtualBox 再開。[;^J^]

 LIB100 から足りないシステムファイルを(あるだけ)かき集めて、仮想 FD 3枚にまとめ、それを、仮想 Win95 が起動してから、システムフォルダにコピー。再起動したら..をを、ノーエラーで普通に起動した! ここで一応、バックアップをとっておく。

 さて、次は(Win8.1 世界との)共有フォルダーだ。これが実現できなくては、話にならん。(今はなんと、FD 渡しなのである [;^.^]。SD 渡しすらうまくいかないもんで。[;^.^])Win8.1 側で共有フォルダを用意して..なるほど、「VirtualBox Guest Additions」というのが必要なのか。ダウンロードしてインストールしなくては..ではなくて、既にダウンロードされてどこかにスタンバイしているらしい。結構、結構。

 これをインストールすべく、ゲストOS(Win95)の「デバイス」メニューから「Guest Additions のCDイメージを挿入..」を選んだら、あららエラー [;^.^]。「欠落エクスポート KERNEL32.DLL がどーのこーの..」..いささか面倒だな [;^J^]。もちろん、この DLL は存在するし(つまり、そんな単純な問題ではないし)このエラーメッセージは、実にさまざまな原因で現れるからである。これだけでは絞りこめない。

 ぐぐったところ、原因のひとつに、パスワードファイルが不適切であること、とあった。そう言えば、起動時にパスワードを設定しなかったような気がする。「ファイルの検索」で「kurata.pwl」を探し出して削除し、再起動。パスワード設定画面が出てきたので、きちんと設定。(ネットに接続するために)「不明なデバイス」を検出したが、ここでは、ドライバをインストールしない、で、先に進め、さらに再起動..を、D:\ が「Vboxadditio」になっている! 一歩前進か?

 相変わらず、「デバイス」メニューから「Guest Additions のCDイメージを挿入..」を選んだら、同じく「欠落エクスポート KERNEL32.DLL がどーのこーの..」となるのだが、もしかして既にインストールされている状態ではないか? このCDイメージが..?

 今日はここまでとしよう。バックアップ(クローン)をとっておく。

 「週刊SFマガジン」(厳密に言うと「SFマガジンcakes版」ということになるのかな?)が、スタートした。リンクはこちら。(実はまだ無料会員のままである。あとで有料会員登録しないと。[;^J^])本家「SFマガジン」が隔月刊化したとき、何よりも気に病んだ(胸を痛めた)のが「レビュー系の記事の鮮度」だったのだが(特に映画のレビューなど、隔月刊でやられても、公開が終わってしまっている)、そこらあたりをこちらでカバーする心づもりのようだ。

 まぁ、本当に毎週更新されるのかどうかはわからないし、まだ試行錯誤中だろう。とりあえずは、週末の楽しみが増えた、と、前向きに捉えておくことにする。

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*2015年01月25日:「寄生獣」2回目


 休日の早朝の日課と化している、Win95 on VirtualBox いじり [;^.^]。D:\ に、Guest Additions が見えているように見えるので、KERNEL32.DLL のエラーの問題の解決は回避(先送り)することにして [;^J^]、D:\ の下の「64Bit」フォルダの Readme.txt に従って、DOS 窓で、「VBoxWindowsAdditions-amd64 /extact /D=C:\Drivers」を実行してみる。これで、インストールされたのかしら? もしもそうなら、これで共有フォルダが見えるようになったはずであるが..再起動してみると、うーむ..共有フォルダが見えない(共有していない)。もしかして、ホストOSが 64ビットなので「64Bit」に行ってしまったが、「32Bit」フォルダのインストーラを実行すべきだったのかな?

 8:00になったので、ちょっとここまで。朝の家事をいろいろやって、10:15に湯風景しおり。13:30頃にいったん出て、14:00帰宅。14:50に出て、サンストリート浜北で寄生獣2回目。(15:50から17:50までの回。)映画館で「二度見」した映画は、実に久しぶりである。3回観てもいいと思っている。(さすがにその時間は取れないだろうが。)

 やはり素晴らしい! 原作マンガのファンの方は、言いたいことが沢山あるかも知れないが、この映画単体で観たときに、欠点を探すのが難しいぐらいである。

 何よりも、キャスティングが素晴らしい。「映画は俳優で決まる!」ということを、改めて再認識させられた。特に、田宮良子役の深津絵里が最高である! 彼女が主役である、と、言い切ってしまってもいいぐらいだ! この圧倒的な存在感! 村野里美役の橋本愛も、単に可愛らしいだけではない。主人公の母(泉信子)を演ずる余貴美子の演技も、胸に迫る。平間警部補役の國村隼が適役であることは今さら言うまでもなく、さらに、この「前編」では、まだチラ見せ状態ではあるが、広川剛志に北村一輝、そして、後藤に浅野忠信を抜擢するという、超ファインプレー! 4月25日公開の「完結編」で、彼らが大暴れするのである。今から楽しみで仕方がない。

 唯一の弱点というか疑問点が、主人公・泉新一を演ずる染谷将太である..原作マンガとは比較しない(映画は映画として独立して評価する)主義ではあるが、こと、彼に関しては、どうにも疑問を拭えず、禁を破って(いや、そこまで大げさな話ではありませんが [;^J^])原作をパラ見してしまった..圧倒的に違う。原作の新一とは、魅力が。存在感が..しかし(敢えて擁護するが)パーフェクトなキャスティングなど不可能である。また、彼の場合は「ミギーとワンセットである」という特殊事情があり、つまり、「ミギーの存在感を生かしやすい」キャラクターとして選ばれたのかも知れないのだ。

 なんにせよ、観て、絶対に損をすることはない映画である。強くお薦めする。(いずれ、完結編とセットでBDボックスが発売されるのだろう。当然、購入する。)

 18:35、帰宅。Win95 on VirtualBox いじりの続きは..ちょっと一休み。[;^.^]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jan 30 2015
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