*2014年05月19日:「クラッシャージョウ 11 水の迷宮」
*2014年05月20日:苦しい時の歌詞頼み [;^J^]
*2014年05月21日:「古代の遺物」
*2014年05月22日:「ルネッサンス」
*2014年05月23日:冤罪の埋め合わせ
*2014年05月24日:ミューフェス2014/「テルマエ・ロマエ II」
*2014年05月25日:引きこもって映像系
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*2014年05月19日:「クラッシャージョウ 11 水の迷宮」


 これ、しばらく前に読了していたんだった。クラッシャージョウ [11] 水の迷宮」(高千穂遙、ソノラマ文庫)。前作から実に8年ぶりの新作である。

 この人気シリーズがなぜこれほど寡作なのかは、作者本人が(それこそ10数年前に)語っていた。「シリーズものは、駄作をひとつ書いたら、死ぬ(終わりだ)」..重い言葉である。賛同する人も否定する人もいるだろうが、少なくとも彼は、こういう信念のもとに、「クラッシャージョウ」と「ダーティペア」を書いてきたわけだ。なかには少々「緩い」のではないかと思われる作品が(特に「ダーティペア」には)ないではないと思うが、しかし確かに、駄作はひとつもない。

 さて、本作。スペースオペラとして格別な新味はないが、フォーミュラーストーリーとして、悪くない。まったく、悪くない。途中から崩れる心配が無いので、安心して読める。これは、大変なことであると思う。

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*2014年05月20日:苦しい時の歌詞頼み [;^J^]


 (仕事ばっかでネタ枯れなんだからしょーがねーだろ!(← いい歳こいて逆ギレ [;^.^]))


ジョニィが来たなら伝えてよ
100年待ってたと..

 ..ほ〜ら、インスタントホラーがたちまち1編。[^.^]

 ここで、「50年待ってたと」、とか、中途半端なことをすると、ペール・ギュント系のいい話になってしまうので注意が必要。語呂の面からも「100年」がベストだろう。

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*2014年05月21日:「古代の遺物」


 古代の遺物」(John Crowley、国書刊行会、未来の文学)、読了。

 「古代の遺物」−伝統的なフォーマットに則った、古代の神々の遺物(エジプトの猫のミイラ)を肥料として切り売りした結果もたらされた災厄(疫病)譚。どこかユーモアが漂う。これはいいのだが、つづく「彼女が死者に贈るもの」「訪ねてきた理由」にノれず、これはどうなることかと危惧したところ、「みどりの子」で持ち直して、ひと安心 [;^J^]。合理的な解釈(先住民族説)も可能な、歴史の彼方の妖精譚。悪くない。「雪」−がらっと雰囲気も時代も変わって、近未来の“ライフログ”もの。何千時間も記録してもほとんど無駄(無意味)だという視点と、検索性への着目は、1984年の作品としては鋭い。実際、エディター(あるいは業者あるいは本人)によって徹底的に編集/タグ付けしないと、ライフログなど使い物にならないはずである。

 「メゾロンギ1824年」−死を目前にしたバイロン卿の回顧譚..という設定だけで、十分。(甘過ぎる? [;^J^])彼は、ある“古(いにしえ)”の存在を目撃していたのだ..「異族婚」−異様な雌鳥に見初められた男。「道に迷って、棄てられて」−現代版の(ある意味、普遍的な)ヘンゼルとグレーテル譚に論考を加える..評価に迷う作品。短いのは取り柄 [;^J^]。「消えた」−本当は何を考えているかわからない宇宙人たちに、勝手に自分たちの人生や問題点を投影し解決してくれることを期待し、理解してくれていることを期待し、しかし結局彼らは消えてしまい、人間たちは自身の人生に向き合わなければならない..で、いいのかな [;^J^]。「一人の母がすわって歌う」−これも異類婚の話。人魚姫のしちめんどくさいバリエーション? [;^J^]「客体と主体の戦争」−言語遊戯もの。これも、短いから許す [;^J^]。「シェイクスピアのヒロインたちの少女時代」−うーむ、シェイクスピアは(多分)半分ぐらいしか読んでないから、蘊蓄についてはわからない部分もある。わりとヘビーな物語には、なんとかついていけた。悪くないよ。SFでもファンタジーでもないけれど。

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*2014年05月22日:「ルネッサンス」


 ..髯男爵ではなく。[;^.^]

 最近、Kさんのお薦めで、プログレバンド「ルネッサンス」を聴いている。今でも存続するバンドであるが、私が聴いているのは、もちろん、1970年代のアルバム。昔からバンド名は知っていたのだが、聴いたことはなかったのだ。再発見どころか新発見である。

 とりあえず聴いてみたのは、4枚。「Prologue」(1972)、「ASHES ARE BURNING」(1973)、「Scheherazade and other stories」(1975)、「Novella」(1977)。この範囲内での感想であるが..他のプログレバンドと比較した場合の特色は、オーケストラとの融合の仕方の巧みさである。大体、「プログレ」と言えば「クラシック」を連想し(この連想自体は間違っていない)、その流れで「オーケストラとの共演」を思い浮かべる人も多いだろうが、実は、オーケストラとの共演作品は決して多くない..というか、「オーケストラとの共演が成功した例」は、少ない。(カドが立つので、失敗例を具体的に挙げるのはやめておく ← ヘタレ。[;^.^])

 ルネッサンスの諸作品は、バンドとオーケストラが乖離していない、珍しい例である。おそらくその原因は、ピアノにある。素直なクラシカルなピアノ奏法なのだ。また、ヴォーカルが女性というのも、プログレとしては(意外なことに)珍しい。この女声の透明感も聴きどころである。聴いたことの無い人には、お薦めしておく。

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*2014年05月23日:冤罪の埋め合わせ


 犯してもいないのに犯したと「決定(断罪)」され、その「(不当な)償い」をさせられてしまった「罪」を(改めて)犯しても、ノーカウントとする..完全に正当かつ論理的である..

 ..すみません、今夜もネタが無かったので、盗作(多分、シェクリイあたりから)です..[;_ _][;_ _][;_ _][;^J^]

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*2014年05月24日:ミューフェス2014/「テルマエ・ロマエ II」


 快晴。ここんとこ毎週(2日ほど)遅れている廃墟通信の更新が終わったのが、ようやく朝の9:00。勤務先の社内行事である「ミューフェス2014」は9:30からだったかな。久々に自転車でいくつもりだったので、片道(コンビニに寄り道するとして)1時間近くかかる。遅刻確定だなぁ..どうしよう、パスしようかなぁ..自宅で片付けなきゃならんこと、山積しているしなぁ..

 ..と、少しだけ迷ったが、いやいや、やはりもったいなさ過ぎる。だって、「祭り」なんだぜ!? [^.^][^.^][^.^] ..というわけで、簡単に朝食をすませて、9:40に自転車で出動。コンビニに寄り、10:40、会場の本社工場着。

 会場は屋外。ライブ19組(最初の数組は遅刻で観られず)のほか、食べ物屋台、ミニSL、てづくり楽器展(これは屋内)。全て素晴らしい。ちなみに「屋台」と「ミニSL」は社員の「手作り」ではなく、招聘した「業者」(「ミニSL」はプロではなくボランティア団体(アマチュア)なのかな?)によるものである。

 懐かしい人々に大勢会えたのも、大きな収穫。これが最大の楽しみだったといっても良い。最近退職されたばかりの人や、10年ぶりの人。みな、元気そうである(..というか、元気だから来られたのだろうが。[;^J^])

 一番驚いたのは、ミニSLである。つまり、本物なのである。石炭を燃やし、ペットボトルで補給した水を沸かした蒸気で、子ども(と大人)5〜6人を乗せて走る..どれだけ観ていても見飽きることがない。「てづくり楽器展」で素晴らしいと思ったのは、「ディスクオルゴール加工機」。入力はSMF。そのまま(オルゴールの音色で)PCで鳴らせばいいものを、わざわざ(系列会社のローランドDGの)モデリングマシンで、ディスクオルゴールのメディアである「穴あき円盤」を切削し、これをオルゴールに読み込ませる、という発想がいい。

 せっかくだから、写真も載せておくか。個人情報入りの写真だとモザイクかけたり目線を入れたりの加工が面倒なので、メカもんと動物だけ。[;^J^]

Picture Picture Picture


 17時過ぎに、予定通り終了。自転車で帰宅。久々に本社から帰るときの祝田の1キロメートルの坂をよじ登り [;_ _][;^J^]、書店に寄って、18:20、帰宅。

 スーパーで購入した弁当で夕食を済ませ、今度は車で19:30に出発。サンストリート浜北で、20:25からの回で「テルマエ・ロマエ II」を観る。

 傑作。とにかく、セットの壮大さとエキストラの人数に驚く。ネタバレでもないとは思うものの一応ぼかすが、まさか、アレを!? CGも使っているとはいえ!? 前半は小ネタの接続で、まぁこんなものかと余裕かまして観ていたのだが、後半は、もう..しかもあくまでもコメディなのである。関取衆を、シリアスにもギャグにも存分に使い切っている。これは必見! Iを観ていなくても、十分楽しめる。23:00、帰宅。

 今日は幸せな1日だった。明日も幸せでありますように..

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*2014年05月25日:引きこもって映像系


 曇天ベース。十分外出可能だが、花博はやめておく。前回からまだ日数が経っていないので、見頃の花が十分に入れ替わっていないと予想されるからである。睡蓮狙いなのだが、大概の人は同じことを考えているであろうし、だとすると最終日の6月15日がメチャ混みになるので、1週間前の6月8日かな..(..と、大概の人は同じことを考えているので、結局6月8日もメチャ混みであろうが。[;^J^])また、直射日光は射していないので、湯風景しおりでの日光浴も、無しである。(いい歳こいて日焼けはやめとけっつーの。誰に見せるわけでもないというのに。[;^J^])また、ほどほどの陽気ということで、実は浜名湖一周サイクリング日和でもあるのだが、これまたやめておく方が身のためである。昨日久々に本社に自転車往復(26キロ)したのだが、今の脚のなまり具合では、このぐらいが丁度いい。100キロ超は、無理だ。[;^J^]

 ..というわけで、消去法で引きこもりである。これはこれで、極楽っちゃー極楽 [;^J^]。本来は読書に没頭すべきところであるが、そこまで時間が回らず映像系の積みモノの片付け(録画を観てすぐ消去、または内容次第ではBD落とし、及び積み上げてあるパッケージメディアの消化)で一日が終わる。極楽である。極楽なのである。けっして地獄ではなく。[;^.^]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: May 29 2014
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